有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

有馬温泉には異なる2種類の泉質、金泉と銀泉があることをご存じでしょうか。共同浴場の金の湯と銀の湯では、金泉と銀泉を日帰りで気軽に楽しむことができます。今回は有馬温泉の金泉・銀泉の特徴から金の湯・銀の湯、周辺の観光スポットなどについて詳しくご紹介します。

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットものイメージ

目次

  1. 1有馬温泉「金の湯」「銀の湯」に行ってみよう!
  2. 2金泉と銀泉を楽しめる日帰り温泉「金の湯・銀の湯」
  3. 3有馬温泉「金の湯・銀の湯」をもっと楽しめるスポットも
  4. 4有馬温泉「金の湯・銀の湯」付近のおすすめスポット
  5. 5金の湯・銀の湯で有馬温泉を堪能しよう

有馬温泉「金の湯」「銀の湯」に行ってみよう!

1400年の歴史を持ち、日本三古泉の一つとも言われている兵庫県の有馬温泉。保温や保温効果の高い泉質で、かの太閤秀吉をはじめ多くの歴史上の人物や文人たちを魅了してきた温泉として知られています。

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

有馬温泉の泉質は、塩分と鉄分が豊富で濁った赤褐色のお湯が特徴的な金泉と、炭酸泉とラジウム泉が混ざった無色透明の銀泉の2種類があります。それぞれに効能がありますが、特に金泉の筋肉痛や関節痛の改善効果は日本一とも言われています。

これらの温泉は旅館やホテルで入ることができますが、今回ご紹介します共同浴場の金の湯銀の湯ならば、日帰りでも気軽に2種類の温泉を楽しむことができますよ。太閤秀吉も愛した悠久の歴史を誇る有馬温泉で、金泉銀泉をゆっくりと堪能して下さいね。

有馬温泉の泉源である「金泉」「銀泉」の違いとは

有馬温泉の泉源には、泉質が全く違う金泉銀泉があります。同じ有馬温泉ありながら、泉質も違いますが見た目も効能も違います。

金泉鉄分塩分が多く含まれた泉質で、その塩分濃度は海水の1.5倍。湧出時は無色透明ですが、空気に触れて赤褐色の独特な色に変化します。他の温泉と違い保温効果がずば抜けており、筋肉痛・関節痛などへの改善効果は日本一とも言われています。

またその高い保温性から、女性に嬉しい子宝の湯としても人気となっています。さらに金泉にはカルシムイオンが含まれており、アレルギー性の皮膚疾患蕁麻疹などにも効果があるとそうです。金の湯のすぐそばには金泉の泉源のひとつ御所泉源があり、必見ですよ。

銀泉は金泉と全く違い炭酸泉とラジウム泉の混合で、無色透明でサラサラした肌触りのお湯です。血行を促進し循環が良くなるので、高血圧や循環障害などの症状に効果があると言われています。

また、銀泉は金泉と違い、飲むこともできます。飲んだ方の感想としてはあまり美味しくないそうですが、胃液の分泌を促進し食欲増進の効果もあるそうですよ。

金泉と銀泉を楽しめる日帰り温泉「金の湯・銀の湯」

有馬温泉の中心部にある金の湯銀の湯は、金泉銀泉それぞれの温泉を日帰りで楽しめる共同温泉施設です。徒歩で5分程の距離にありますので、せっかくなら両方入って、温泉の違いを楽しむのもおすすめですよ。

お湯の濃さが金色「金の湯」

金の湯は、有馬温泉の特産竹細工から竹をイメージした一の湯、そして瑞宝公園の紅葉をイメージした二のゆがあります。お湯の色はオレンジに近い濁った赤褐色で、初めて見た方は驚くほど。

それぞれ44度の熱めの湯と42度のぬるめの湯が用意されています。体の芯から温まり、あまりの気持ちよさからついついゆっくりつかりたくなりますが、成分の濃度が濃く湯あたりしやすいので、長湯は禁物だそうです。くれぐれもご注意を。

『金の湯』の基本情報

【名称】 金の湯
【住所】 兵庫県神戸市北区有馬町833
【URL】 公式サイト
【お問い合わせ先】    078-904-0680
【営業時間】 8:00~22:00(最終受付21:30)
【定休日】 第2・4火曜日(祝日の場合は翌日休)
1月1日
【料金】 大人650円/小学生340円/幼児無料
2館券(金の湯・銀の湯)850円
【アクセス】 車:阪神高速7号北神戸線有馬出口から約10分
電車:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩5分
【駐車場】 なし(近くの有料駐車場利用)

お湯がすっきりと透明「銀の湯」

金の湯から少し山の手に向かって5分ほど歩くと、銀の湯があります。金の湯とは違い温泉街から少し外れた場所にあってあまり混雑しないので、のんびりと温泉を堪能することができます。

岩風呂をイメージしたお風呂は、無色透明の天然炭酸泉。さっぱりしたお湯なのに保温効果が高く、ポカポカと芯から体が温まります。さらに美肌効果も抜群で、入った後は肌がつるつるすべすべになると女性からの人気も高い温泉です。

他にも浴槽内に気泡が吹き出すバイブラバスや、秀吉が当時入っていた蒸し風呂をイメージして造られた蒸気式サウナうたせ湯などがあり、いろいろなお風呂を楽しめますよ。

『銀の湯』の基本情報

【名称】 銀の湯
【住所】 兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
【URL】 公式サイト
【お問い合わせ先】    078-904-0256
【営業時間】 9:00~21:00(最終受付20:30)
【定休日】 第1・3火曜日(祝日の場合は翌日休)
1月1日
【料金】 大人550円/小学生290円/幼児無料
2館券(金の湯・銀の湯)850円
【アクセス】 車:阪神高速7号北神戸線有馬出口から約10分
電車:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩10分
【駐車場】 なし(近くの有料駐車場利用)

有馬温泉「金の湯・銀の湯」をもっと楽しめるスポットも

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

金の湯、銀の湯の周りには、日帰りでも金泉や銀泉を直接楽しめるスポットがあります。無料の足湯や温泉水を飲める飲泉所をご紹介しましょう。

金の湯前の無料足湯スポット

金の湯のそばには無料で利用できる金泉足湯が併設されており、観光客に喜ばれています。温泉を楽しみたいけど、日帰りなので時間がないという方にもおすすめの足湯スポットです。

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

横長の足湯は、場所によって温度が違うので、自分の好みの場所を見つけてゆっくりと浸かりましょう。15分ほど足を温泉につければ、体がポカポカして足の疲れもとれますよ。

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

また金の湯の玄関横には、太閤の飲泉場があります。金泉は飲めませんので、流れているお湯は銀泉のナトリウム塩化物泉ですが、秀吉の馬印であるひょうたん型をモチーフにした珍しい湯口をしていますよ。

銀の湯に含まれる炭酸泉が味わえる「炭酸泉源公園」

温泉街から少し高台に上った見晴らしの良い場所に、炭酸泉源公園はあります。奥に進むと飲泉所があり、驚くことに蛇口をひねると天然の炭酸水が出てきます。昔は砂糖を混ぜてサイダーとして飲んでいたそうですよ。

実際に飲んでみると炭酸の独特の苦みに加えて鉄の味がしてお世辞にも美味しいとは言えませんが、土産話に一度飲んでみてはいかがでしょうか。

飲泉所の奥、神社のお社のような建物の中には炭酸泉源があり、丸い石の中からこんこんと炭酸泉が湧き出ている様子を見ることができます。水温は18.6度と低いため熱くはありません。

また園内には、温泉がボコボコと湧き出しているもあります。有馬温泉のサイダーや名物炭酸せんべいの発祥にもなった場所ですが、訪れる人はまばらなのでのんびりと過ごすことができますよ。

有馬温泉「金の湯・銀の湯」付近のおすすめスポット

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

金の湯と銀の湯の周囲には、おすすめの観光スポットがあります。食べ歩きやお買い物が楽しめる坂道や紅葉が美しい公園、そして有馬温泉名物のお菓子をご紹介します。

①湯本坂

600mほどのゆるやかな坂道沿いに土産物店飲食店和雑貨店など、さまざまなお店が軒を連ねている有馬温泉のメインストリート湯本坂

狭い路地裏のような雰囲気の湯本坂では、格子戸の古民家や古い石の道しるべや看板、赤いポストなど、昔懐かしい雰囲気の中で食べ歩きやお買い物を楽しむことができます。

室町時代創業の佃煮屋川上商店、手焼きの名物炭酸せんべいを売っている見津森本舗、絶品ビーフコロッケに行列ができる竹中肉店などの歴史ある老舗店をはじめ、ジェラードや豆乳ソフトクリーム、和雑貨のお店など、若者にも人気のお店も。

風情を感じながらゆっくりと散策やお買い物を楽しんで下さいね。日帰り入浴や足湯ができる金の湯湯本坂沿いにありますよ。

『湯本坂』の基本情報

【名称】 湯本坂(有馬本街道)
【住所】 兵庫県神戸市北区有馬町
【URL】 じゃらん
【お問い合わせ先】    078-904-0708(有馬温泉観光案内所)
【営業時間】 店舗により異なります
【定休日】 店舗により異なります
【アクセス】 車:阪神高速7号北神戸線有馬出口から約10分
電車:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩5分
【駐車場】 なし(近くの有料駐車場利用)

②瑞宝寺公園

有馬温泉で一番の紅葉の名所と知られている瑞宝時公園金の湯からは車で5分、歩いて15分程の場所にあります。毎年11月には2500本のカエデが鮮やかに色づき、多くの観光客の目を楽しませてくれます。

園内では、秀吉が愛用した石の碁盤や紫式部の娘、大弐三位(だいにのさんみ)が詠んだ歌「ありま山 ゐなの篠原 かぜ吹けば いでそよ人を 忘れやはする」(小倉百人一首)を刻んだ歌碑を見ることもできますよ。

『瑞宝寺公園』の基本情報

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

【名称】 瑞宝時公園
【住所】 兵庫県神戸市北区有馬町
【URL】 じゃらん
【お問い合わせ先】    078-904-0708(有馬温泉観光案内所)
【料金】 無料
【アクセス】 車:阪神高速7号北神戸線有馬出口から11分
電車:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩15分
【駐車場】 なし(近くの有料駐車場利用)

③湯之花堂本舗 太閤通り店

金の湯から歩いて2分。太閤通りにある湯の花堂本舗では、焼き立てでモチモチ食感のなま炭酸せんべいを味わえます。

その賞味期限はわずか5秒。5秒過ぎると、よく知る軽いパリパリ食感の炭酸せんべいに変わってしまいますが、あえて食感の変化を楽しむのも良いかもしれませんね。

バターと卵を使わず、昔ながらの味を守り続けている優しい味は、老若何女問わず多くの方に愛されています。チョコや抹茶などのクリームをサンドした商品もあり、お土産におすすめです。

『湯之花堂本舗 太閤通り店』の基本情報

【名称】 湯之花堂本舗 太閤通り店
【住所】 兵庫県神戸市北区有馬町1645
【URL】 公式サイト
【お問い合わせ先】    078-904-1405
【営業時間】 9:00~18:00
【定休日】 不定休
【アクセス】 車:阪神高速7号北神戸線有馬出口から7分
電車:神戸電鉄有馬線 有馬温泉駅から徒歩4分
【駐車場】 なし(近くの有料駐車場利用)

金の湯・銀の湯で有馬温泉を堪能しよう

有馬温泉「金の湯・銀の湯」を浸かり比べ!それぞれの違いやおすすめスポットも

今回は有馬温泉の金の湯、銀の湯の魅力や、周りの観光スポットなどについてご紹介してきました。全く異なる泉質の温泉、金湯と銀湯を堪能できる有馬温泉。共同浴場の金の湯、銀の湯なら日帰りでも十分に2種類の泉質の温泉を楽しめますよ。

有馬温泉に行ったら是非、金の湯、銀の湯を訪れて、金泉、銀泉の魅力を存分に堪能して下さいね。

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ryosyuma

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