広島〜福岡間の移動手段まとめ!交通機関別に料金や所要時間を徹底解説!
中国地方最大の都市「広島市」と九州最大の都市「福岡市」を結ぶ交通手段といえば鉄道、バス、飛行機、車(自家用車、レンタカーなど)。様々な方法が考えられが、それぞれの特徴別に広島~福岡間の料金、所要時間を比較してどの移動手段が便利なのかを探っていきます。
目次
広島~福岡間の移動手段を解説
広島~福岡間の大都市間移動をするにあたっては、「鉄道」「高速道路」「飛行機」と様々な交通網が発達しており、選択に迷うところです。
そのなかでも、料金や所要時間はどうなのか?何が最適な移動手段なのかをこのページでは探っていきます。
広島〜福岡間の移動はスムーズ
広島から福岡まで移動距離は約280km前後と比較的移動しやすい距離です。移動手段としては新幹線、バス、飛行機、車などが挙げられます。
ここではそれぞれの所要時間をもとに比較していきます。意外とスムーズに移動可能なことがわかると思います。
新幹線利用時の所要時間
まずは代表的な移動手段である新幹線利用の場合はどうでしょうか。
新幹線は10分程度の間隔で運行されており、ひかり号、さくら号、のぞみ号、みずほ号の利用でおよそ1時間8分ほど。こだま号でも1時間30分程度です。
その他の移動手段の所要時間
高速バスでは、およそ4時間40~4時間45分。車でも山陽道の広島ICから九州道の福岡ICまで3時間10分ほど。休憩を入れても3時間30分程度で行けます。
飛行機はというと最短コースは羽田経由となるものの、乗り継ぎがうまくいけば最短で4時間弱で移動が可能です。
新幹線で広島〜博多間を移動する
新幹線で移動する場合の出発駅は広島駅、福岡は博多駅となります。
およそ10分間隔で出発する新幹線の利便性はイメージできると思いますが、気になるのはその料金と所要時間です。
ここでは、料金と所要時間に分けて詳しく検証していきます。
料金はどのくらいかかる?
新幹線利用の場合、乗車距離によって運賃に新幹線特急料金が加算されます。更には利用する列車、座席、乗車日によって変わってきます。
費用は通常期で8,570円~12,970円となります。またJRには「トクトクきっぷ」というお得に乗れる割引切符があります。別表を参照ください。
新幹線利用費用比較
・広島~博多間の新幹線利用費用(片道)
利用座席 / 列車名 | のぞみ / みずほ | ひかり / さくら/ こだま |
普通車自由席利用 | 8,570円 | 8,570円 |
普通車指定席利用 | 9,310円 | 9,100円 |
グリーン車指定席利用 | 12,970円 | 12,760円 |
きっぷのルールはコチラから
・広島~博多間で利用可能なトクトクきっぷ
切符の種類 | こだま指定切符 | e特急券 | 新幹線直前割 |
金額 | 5,910円/人 | 普通車 3,290円 グリーン 6,950円 |
5,800円 |
利用人数 | 2名以上 | 1名 | 1名 |
発売締切 | 出発前日 | 出発当日 | 出発前日 |
備考 | こだま号のみ利用 | 会員限定サービス | のぞみ号・みずほ号除く |
トクトクきっぷはコチラ
時間はどのくらいかかる?
広島~博多間の新幹線利用の所要時間は列車タイプによって違いますが、最速タイプの「のぞみ号」「みずほ号」を使えば1時間程度、「ひかり号」「さくら号」で1時間8分程度でさほど差異はありません。「こだま号」でも1時間45分~1時間50分ほどで結んでいます。
・広島~博多間の列車別所要時間(8時30分~15時30分)
列車名 / 所要時間 | 所要時間 |
のぞみ / みずほ | 1時間01分~1時間07分 |
ひかり / さくら | 1時間04分~1時間09分 |
こだま | 1時間36分~1時間52分 |
バスで広島~福岡間を移動する
広島~福岡間をバスで移動する場合は、長距離を快適に走る高速バスの利用が有効です。
起点は広島バスセンターと博多バスターミナルとなります。
どちらの起点も出発便は午前便、夕方便に分かれます。夜行便は1便設定されていますが、2022年2月現在運休中となっています。
高速バスを利用する場合の運賃は?
広島~福岡(博多)まで利用する場合の運賃は、通常料金のほか「発車オーライネット」から予約すると片道運賃が割引になる「WEB割1」という制度があります。
こちらは繁忙日と閑散日で料金が分かれますので確認が必要です。
では以下に比較してみましょう。
・広島バスセンター~博多バスターミナル間の片道運賃(昼行便)
種 別 | 運 賃 |
通常運賃 | 4,250円 |
Web割1(繁忙日) | 3,600円 |
web割1(閑散日) | 2,600円 |
また、2022年2月現在運行休止中です。
広島~福岡間の所要時間はどのくらいかかる?
昼行便の所要時間
広島バスセンター~博多バスターミナルまでの高速バス利用時の所要時間は昼行便下りで4時間32分、上りが4時間34分です。
普段、自家用車では味わうことのできない高い視線からの高速道路から見る風景を楽しみなが移動するのもいいですね。
夜行便の所要時間
寝ている間に目的地へ到着!とっても便利な夜行便ですが、残念ながら2022年2月現在運休中です。運行が再開された場合、上り下りそれぞれ1便のみで所要時間は下りが7時間16分、上りが7時間21分となっています。
広島〜福岡間を飛行機で移動する場合
広島~福岡間を飛行機で移動するのは現実的ではない
広島~福岡間を飛行機で移動しようとする場合、残念ながら直行便はありません。羽田経由で向かうというのが一般的な方法になります。
しかも、所要時間は最短で4時間前後、料金も最安値で福岡発が82,000円強、広島発が15万円強と利用するには現実的ではありません。
広島〜福岡間を車で移動する場合
広島~福岡間は距離にして270kmあまり。車で移動するには、高速道路を利用する方法と、一般道を利用していく方法があります。
ここでは山陽自動車道広島IC~九州自動車道福岡IC間を利用した場合の高速料金と所要時間、一般道を利用した場合の所要時間を検証していきます。
高速道路料金はどのくらいかかるのか
高速道路の料金は鉄道と同じく利用距離によって設定されており、大きく通常料金とETC料金に分けられます。平日利用の場合は両者とも6,940円、休前日に限りETC料金は割引となり4,520円となります(一部期間を除く)。
高速道路利用と一般道利用の所要時間を比較
高速道路利用時の所要時間
高速道路利用の場合、広島IC~福岡IC間の所要時間は約3時間10分。一般的には高速道路運転時時には2時間に一度10~20分の休憩を入れるのが良いとされていますから休憩を含めても3時30分位といったところでしょうか。
一般道利用時の所要時間
両都市の中心である広島市役所から福岡市役所までとする距離は278km。所要時間は約7時間10分程度です。休憩を3度とるとして、8時間程度と考えるのが妥当といえます。
しかも、燃料代を除けば関門トンネルの通行料160円がかかるのみです。
・高速利用と一般道利用の比較
所 要 時 間 (休憩時間除く) |
通常料金 | ETC料金 (通常) |
ETC料金 (休日割) |
通行料 | |
高速道路 | 約3時間10分 | 6,940円 | 6,940円 | 4,520円 | |
一 般 道 | 約7時間10分 | 160円 |
参考:ドラぷら NAVITAIME
広島〜福岡間の移動でおすすめの手段は?
これまで料金と所要時間からおすすめの手段を検証をしてきましたが、ではどの交通手段がおすすめでしょうか。結論からいうとコストを優先するなら「高速バス」、移動時間を優先するなら「新幹線」がおすすめの移動手段です。以下にその理由を説明しましょう。
高速バスと新幹線の利点は
高速バスは2,600円~4,250円と安価ですが移動に約4時間30分を要します。一方、新幹線は普通車指定席利用で5,800円~9,310円と高速バスの約2倍のコストがかかりますが約1時間で移動が可能です。
・各利用交通機関の所要時間と費用比較
所 要 時 間 | 費 用 | |
新幹線(普通車) | 約1時間 | 5,800円~9,310円 |
高速バス | 約4時間40分 | 2,600円~4,250円 |
飛行機 | 4時間前後~ | 82,000円強~15万円強 |
車(高速利用) | 約3時間10分 | 4,520円~6,940円 |
車(一般道) | 約7時間10分 | 160円 |
広島〜福岡間の移動は予算や都合に合わせて選ぼう!
両都市間約280kmの距離を移動する手段はそれぞれ特徴がありますが、例えば鉄道も在来線で「青春18きっぷ」を使ってのんびり安価な旅を楽しみたいなど、個々によって理由は様々です。
個々の予算や都合に合わせて移動手段を選べば移動の楽しみもきっと増えることでしょう。