岩手・花巻温泉の奥にある「釜淵の滝」を訪れよう!紅葉の絶景は圧巻!

岩手県花巻市の釜淵の滝は、花巻温泉から歩いて15分!一風変わった形状の滝は、あの宮沢賢治の作品にも登場しています。国指定名勝の「イーハトーブ風景地」にも指定されている釜淵の滝について、周辺情報や観光時の注意点などをご紹介します。

岩手・花巻温泉の奥にある「釜淵の滝」を訪れよう!紅葉の絶景は圧巻!のイメージ

目次

  1. 1「釜淵の滝」は岩手の名観光スポット
  2. 2「釜淵の滝」の観光の前に知りたい詳細情報!
  3. 3釜淵の滝のスポット情報
  4. 4「釜淵の滝」へ珍しい形の滝を見に行こう!

「釜淵の滝」は岩手の名観光スポット

花巻温泉からすぐ近く、遊歩道を歩いて15分のところに大自然に囲まれた雄大な滝が現れます。それが今回ご紹介する釜淵の滝です。日本で有名な栃木の華厳の滝や静岡の白糸の滝とは違い、滑らかに岩肌を滑り落ちてくるたっぷりの水は、眺めているだけでも心が穏やかになる岩手の名観光スポットです。

花巻温泉から近い観光スポット

花巻温泉から近いので、旅館からお散歩ついでに眺めに行くのもいいかもしれません。釜淵の滝へ向かう遊歩道にも木々が多く、思わず深呼吸したくなります。温泉で体を暖めて、釜淵の滝で心を癒しに行ってみてはいかがでしょうか。

1周15分程の遊歩道あり

釜淵の滝へ向かう道は一周15分程の遊歩道となっており、季節折々の自然の風景を楽しむことができます。与謝野晶子夫妻の句碑などを眺めながら、のんびり歩ける散歩道です。季節のいい時期には、旅館の浴衣姿で歩く方の姿も見られるとか。

ゲンジボタルの生息地でもある

釜淵の滝周辺では、6月から7月ごろをピークにゲンジボタルが舞う様子を見ることができます。都会では絶対に見られない景色です。たくさんのホタルが乱舞する風景は圧巻で、疲れた心がじんわり満たされます。

紅葉スポットとしても人気!

釜淵の滝へ向かう遊歩道は、秋になると鮮やかな紅葉でいっぱいになります。紅葉のトンネルを潜って釜淵の滝を目指します。色づいた木々たちを眺めながらの散歩は気持ち良さそうですね。

また、秋には釜淵の滝の背景も綺麗な紅葉色に染まります。滝と紅葉のコントラストは最高にSNS映えしそうです。

見頃は 10月中旬~11月上旬頃

紅葉に彩られた釜淵の滝が見てみたい場合は、10月中旬から11月上旬ごろに訪れてみたらいいと思います。東北地方は関東より紅葉の時期が少し早めなので注意が必要です。この時期、朝晩は肌寒いので一枚羽織って出かけるのがいいでしょう。

「釜淵の滝」の観光の前に知りたい詳細情報!

ここからは、釜淵の滝に行く前にぜひ知っておきたいとっておきの情報をお伝えします。これを知っていれば釜淵の滝をさらに楽しめること間違いなしです。

詳細情報①宮沢賢治の詩碑がある!

釜淵の滝には、宮沢賢治の詩碑が設置されています。農学校の教師をしていた宮沢賢治は、生徒を連れて釜淵の滝のあたりの地形や岩石等を調べにきていたとのことです。何年も前から、釜淵の滝の風景は人の心を魅了していたのかもしれません。

宮沢賢治「台川」に登場

宮沢賢治の「台川」という作品には、この釜淵の滝が登場することで有名なのです。台川の中には「さうだ、釜淵まで行くといふのを知らないものもあるんだな。(中略)苔がきれいにはえてゐる。実に円く柔らかに水がこの瀑のところを削ったもんだ。」と記されています。

詳細情報②「イーハトーブ風景地」に指定

イーハトーブとは、宮沢賢治の作品の源泉となった岩手県内の自然景観を日本の文化財保護法に基づき名勝として指定したものです。釜淵の滝は、このイーハトーブ風景地に選出されています。

「花巻八景」にも選定

花巻市は周辺の3町(石鳥谷町、大迫町、東和町)と合併し現在の花巻市になりましたが、合併前の旧花巻市の時に市民によって選ばれた8か所の「名所」があり、それを花巻八景と呼んでいます。釜淵の滝は、その花巻八景にも選出されています。花巻八景には、他にも平良木の立岩、大空滝、大沢の曲がり橋風景などが選出されています。

詳細情報③由来は「炊飯釜」から

釜淵の滝の名前の由来は2つあり、深く大きな滝壷の形から付いたという説、あるいは岩盤が伏せた炊飯釜のような形をしているところから名付けられたという説があります。天橋立で有名な「またのぞき」をしてみると、お米を炊いているお釜のふちからお湯が流れ出ているかのようにも見えます。

釜淵の滝のスポット情報

釜淵の滝へのアクセスや駐車場情報、また観光に行く際のポイントをお伝えします。季節によってはいくつか気をつけておきたいこともあるので、チェックしてから出かけることをお勧めします。

釜淵の滝の基本情報

住所 岩手県花巻市湯本
電話番号 0198-24-2111(花巻市観光課)
営業時間 散策自由
定休日 散策自由
料金 見学自由 無料
アクセス 花咲温泉から徒歩10分
駐車場 5台
HP 花巻観光協会公式サイト

アクセスの詳細

公共交通機関 JR花巻駅→岩手県交通バス花巻温泉行き22分→バス停花巻温泉下車後、徒歩10分
東北道花巻ICから剣道37号経由4km 10分

駐車場情報

釜淵の滝の駐車場は5台分ありますが、紅葉の時期などは満車になる可能性もあります。その場合は、手前にある花巻温泉郷の温泉観光やバラ園観光のための大きな駐車場を利用するといいでしょう。

「釜淵の滝」の絶景ポイント

ここでは、釜淵の滝で注目すべき絶景ポイントについてお伝えします。事前にポイントを押さえて釜淵の滝を一番素敵な場所から楽しみましょう!

ポイント①滝手前のデッキ&あずま屋

あずま屋やデッキにはベンチが設置されており、いい場所から座ってゆっくりと滝を楽しむことができます。雄大な滝の流れを見ながら、落ち着いてのんびりゆったり楽しむのもいいですね。

ポイント②滝見橋

流れ落ちる滝を下側から見ることのできる橋です。デッキやあずま屋とは違った視点からも釜淵の滝を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「釜淵の滝」観光の注意点

釜淵の滝に行く際は、季節や時期によっては注意しておきたいことがあります。事前に確認して万全の体制で絶景を楽しみましょう。

遊歩道では熊除け対策を!

釜淵の滝に向かう途中には、いくつか数カ所に熊よけの鈴が設置されています。この辺りでは時折熊の目撃情報があるため、観光に訪れた人が熊に遭遇しないよう所々で鈴を鳴らして歩くように注意書きが置かれています。

冬の観光は雪の対策必須

冬になると、釜淵の滝や途中の遊歩道は雪に覆われています。遊歩道には階段など滑りやすい箇所もあるので、冬の時期には雪靴や長靴を履いて行くことをお勧めします。しっかりと冬の装備をして、雪景色の中の幻想的な滝を見に行くのも素敵ですね。

「釜淵の滝」へ珍しい形の滝を見に行こう!

岩手県花巻市のパワースポット、釜淵の滝はいかがでしたか?花巻温泉からのアクセスも良く、お散歩ついでにも寄りやすい絶景スポットです。冬は雪景色、秋は紅葉と季節ごとにいろんな表情を見せてくれる釜淵の滝へ、癒しとパワーをもらいに行ってみてはいかがでしょうか。

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