「川西ダリヤ園」は10万本のダリヤが咲き誇る!開花時期や見頃は?

山形県川西町にある「川西ダリヤ園」は、日本最大級のダリヤ園で、4ヘクタールの敷地に600品種を超える10万本のダリヤが咲き誇る光景は圧巻で、見頃となる8月から11月にかけては多くのダリヤ愛好家や観光客が訪れます。今回は「川西ダリヤ園」の魅力を徹底解説します。

 「川西ダリヤ園」は10万本のダリヤが咲き誇る!開花時期や見頃は?のイメージ

目次

  1. 1日本最大のダリヤ専門園「川西ダリヤ園」
  2. 2川西ダリヤ園で誕生した品種に注目!
  3. 3ダリヤ園で開催されるイベント
  4. 4川西ダリヤ園の人気グルメ&お土産
  5. 5「川西ダリヤ園」の施設詳細情報
  6. 610万本のダリヤが咲き誇る光景は圧巻!

日本最大のダリヤ専門園「川西ダリヤ園」

川西ダリヤ園

出典:https://www.flickr.com/photos/gecko1999/77646395/sizes/o/

山形県南部に位置する川西町は、戦後になってから1町5村の合併によってできた町で、その町をシンボライズした取り組みをしようという町民の動きが一つになって、昭和初期から栽培されていたダリヤをテーマに公園整備が始まりました。

そして、その公園は「川西ダリヤ園」と名付けられ、継続した整備・拡張によって今では日本最大のダリヤ専門園として知られるようになり、品種の多さと毎年新しい品種が発表されるなど、「川西ダリヤ園」は花の愛好家を中心に人気があります。

10万本600種のダリヤが咲き誇る

1960年に開園した「川西ダリヤ園」は、当初は47アールの小さな公園でしたが、関係者の努力によって今では4ヘクタールの広さまで拡大され、その敷地には6月中旬に開花した10万本600種を超えるダリヤが咲き誇り、11月には収穫の時期を迎えます。

川西町の町の花「ダリヤ」

川西町では昭和初期から愛好家によってダリヤの栽培が始まっていたようですが、昭和30年の置賜地区の1町5村の合併によってできた川西町の町民たちによって、自分たちの新しい町をシンボライズしたものが欲しい考えるようになりました。

そして、このダリヤをテーマにした公園づくりが始まり「川西ダリヤ園」が開園し、ダリヤが川西町の町の花になっています。また、日本ではこの花の呼び方が昭和になってから「ダリア」なっていましたが、江戸時代の天竺牡丹の呼称から明治になって「ダリヤ」とした、その呼び方をこの町では継承しています。

ダリヤの開花・見頃の時期

ダリヤは元々は中央アメリカのメキシコから南アメリカのグアテマラ辺りにかけての地域が原産で、江戸時代に長崎から国内に広まった花ですが、その開花時期は6月中旬から11月にかけてで、「川西ダリヤ園」では8月から11月の時期が見頃で、9月中旬から10月中旬が見頃の最盛時期となり、11月初旬に収穫の時期を迎えます。

「川西ダリヤ園」の開園時期

「川西ダリヤ園」では、ダリヤの見頃の時期となる8月1日から11月初旬にかけてが開園時期となっていて、4ヘクタールの園内には10万本、600種類を超える品種のダリヤが園内一面を覆いつくします。

川西ダリヤ園で誕生した品種に注目!

川西ダリヤ園

出典:https://www.flickr.com/photos/60400229@N05/24984652037/sizes/l/

「川西ダリヤ園」には600種の品種を超えるダリヤが咲き誇りますが、年々、新しい品種が発表され、まだ名前がない新しいダリヤには名前を公募するイベントも行っていて、自分の命名したダリヤが、この先「川西ダリヤ園」に咲き続けるとしたら嬉しい限りです。

品種①スノースター

スノースター

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「川西ダリヤ園」の「スノースター」は、元々天竺牡丹と呼ばれていたような牡丹の花の丸みを帯びた様相とはちょっと異なり、花弁の先が尖っていてそれぞれに波をうつような可憐さを感じることができる真っ白なダリヤです。

品種②チアダンス

チアダンス

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「チアダンス」は2017年に「川西ダリヤ園」のオリジナル品種となったダリヤで、フットボールの応援などで見られるチアリーダーが手に持って踊りながら振るボンボンに似た、濃いピンクが可愛らしいダリヤです。

品種③魔女

魔女

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「魔女」も2017年に「川西ダリヤ園」のオリジナル品種となったダリヤで、周りから中心に向かって濃くなっていく赤のグラデュエーションの色彩は、まさに魔女を思い起こさせる妖艶さを見せています。

品種④魅せる青春 夢舞台

魅せる青春 夢舞台

出典:https://www.flickr.com/photos/60400229@N05/24984652037/sizes/l/

「川西ダリヤ園」の「魅せる青春 夢舞台」は、2017年に南東北地方で開かれるインターハイを記念して名付けられてダリヤで、スポーツに汗するはつらつとした高校生のイメージにピッタリのオレンジとピンクの中間色のようなダリヤです。

ダリヤ園で開催されるイベント

川西ダリヤ園

出典:https://www.flickr.com/photos/gecko1999/77646394/sizes/o/

例年ダリヤの見頃となる8月1日に開園される「川西ダリヤ園」では、11月初旬までの開花の期間中に、さまざまなイベントが開催され、花の愛好家をはじめ、沢山の観光客が訪れます。

開園前の5月には「川西ダリヤ園」の球根直売会、開花の見頃を迎える9月には「地酒と黒べこまつり」、歴史ある「東北ダリヤ名花展」、そして、見頃の最盛期迎える10月には「かわにし秋まつり」が開催され、「川西ダリヤ園」の開園最終日には「ダリヤ切り花収穫デー」が行われます。

イベント①東北ダリヤ名花展

「川西ダリヤ園」では開花の見頃を迎える9月下旬に、開催60年を超える「東北ダリヤ名花展」が開催され、ダリヤの愛好家によるダリヤの鉢植えや切り花などが展示されています。

開催時間は9:00~17:00で、初日のみ13:00からとなっており、料金は「「川西ダリヤ園」の入園料(大人540円、小人(小学生)210円)が必要です。

イベント②かわにし秋まつり

「川西ダリヤ園」では、見頃の最盛期迎える10月初旬の3日間に「かわにし秋まつり」が園内の園内の特設ステージと遊具周辺で、コンサートや、1分間でどれだけ玉こんにゃくを串に刺せるかを競う「全国たまこんにゃく選手権」、「ダリヤアレンジ体験」(料金:1,000円)などが開催されます。

また、期間中は、米沢の牛すじ煮込みや、牛こんなどのグルメや、川西町特産品などが販売され、そして最終日には、「川西産新品種ダリヤ命名発表&表彰式」や、「マイガーデンコンテスト表彰式」が執り行われます。

イベント②ダリヤ切り花収穫デー

「川西ダリヤ園」では、ダリアの開花の見頃が終わりを迎える11月初旬の開園最終日が「ダリヤ切り花収穫デー」になっていて、この日に来園した方は、園内に咲いているダリヤで自分が気に入ったものを切って持ち帰ることができます。

そして、この日は入場料金の540円が無料となっている代わりに、切り花収穫デー参加料金として500円が必要で、1人10本までダリヤを収穫でき、開催時間は9:00から日没までとなっています。

川西ダリヤ園の人気グルメ&お土産

「川西ダリヤ園」では、園内でダリヤ鑑賞をしながら散策を楽しむことができますが、途中、小腹が空いたときなどは、ご当地グルメを味わったり、ダリヤにちなんだスイーツを楽しむことができます。

人気グルメ①牛こん

「川西ダリヤ園」の「牛こん」(200円)は、ピリ辛にした玉こんにゃくと甘辛く煮込んだ牛すね肉を串に刺した「川西ダリヤ園」の名物として人気があり、園内を散策しながらダリヤを観賞して、ちょっと小腹が空いたときなどにおすすめで、「川西ダリヤ園」の中心付近にある茶屋で販売しています。

人気グルメ②米沢牛コロッケ

「川西ダリヤ園」の「米沢牛コロッケ」(270円)は、日本三大和牛の一つとされている米沢牛を贅沢に使ったコロッケで、さっくりとした衣にほっくりとしたじゃがいもとジュワっとした米沢牛の味わいが人気です。

人気グルメ③紅大豆ソフト

「川西ダリヤ園」の「紅大豆ソフト」(300円)は、古くから川西町で栽培されていた栄養価の高い紅大豆が練りまれたソフトクリームで、トッピングとして紅大豆が1個ちょこんと載っていて、甘すぎず豆の風味が香ばしいと評判です。

人気グルメ④ダリヤアイス

「川西ダリヤ園」ではソフトクリームとして「紅大豆ソフト」のほかに、ダリヤの花をイメージしたダリアソフトもありますが、ここで紹介するのはカップに入った「ダリヤアイス」でダリヤの花びらが入っている甘さ控えめのアイスです。

お土産にはクリスタルダリヤが人気!

「川西ダリヤ園」では、お土産用としてダリヤの花を切り取って、そのまま生の状態でアクリル樹脂で固め保存できるようにした「クリスタルダリヤ」が人気です。

これは「川西ダリヤ園」オリジナルの商品で、世の中に二つとない自分だけのダリヤをそのまま自宅に持ち帰ることができると評判です。料金は1個1,188円~12,600円で、半四角形、四角形、そして、ピラミッド型のかたちが用意されています。

園内では球根の販売も

「川西ダリヤ園」では、例年5月中旬の3日間、「川西ダリヤ園」で栽培されたダリヤの球根販売を行っています。この球根は、11月の「川西ダリヤ園」閉園後にすべて掘り出され、冬の期間しっかり大事に管理されていたものです。

そして、販売の際には、直ぐに植え付けできるように、ちょっと目が出始めた状態の球根が並び、1個500円、700円、900円と種類に応じた料金で販売しています。

「川西ダリヤ園」の施設詳細情報

「川西ダリヤ園」には、子供連れのファミリー向けに子供が楽しめる遊具が用意されているほか、すぐ隣には温泉施設もあります。ここでは、ここまで紹介しきれていない他の施設やアクセス情報について紹介します。

園内には子供向けの遊具も!

「川西ダリヤ園」には、子供が楽しめる沢山の遊具が用意されています。丸くまとめられたコンクリート製の高さが異なる跳び箱が連なったような遊具や、ちょっとしたターザン気分を味わえる遊具。

そして、動物を模した揺れる乗り物、ちょっとしたジャングルジムのような遊具、シンプルな土管、そして一番人気の滑り台など、沢山の遊具があり子供も満足です。

川西ダリヤ園の詳細情報

「川西ダリヤ園」には、4ヘクタールの敷地に600品種を超える10万本のダリヤが咲き誇り、その隣には、子供が楽しめる遊具広場、売店、レストランなどが併設されています。また、すぐ隣には温泉施設もありますので、子供から大人まで1日中楽しめる施設です。

住所 山形県東置賜郡川西町大字上小松5095-11
営業時間 例年8月1日~11月4日
9:00~18:00(10月以降は日没で閉園)
定休日 期間中無休
入場料金 大人540円、小学生210円
※20名以上の団体は大人430円、子供170円に割引
アクセス 東北中央自動車道米沢北ICより車で国道13号線、国道287号線経由で約20分
山形市より国道13号線経由で約60分
JR羽前小松駅より車で5分
駐車場 有り(無料:乗用車150台、大型バス10台)
公式HP http://www.town.kawanishi.yamagata.jp/dariya/index.html

アクセスの詳細

「川西ダリヤ園」へアクセスするには、車を利用するのが一般的です。そして、東北中央自動車道米沢北ICより国道13号線、国道287号線経由で約20分、山形市より国道13号線経由で約60分、JR羽前小松駅より車で5分のところにあります。

なお、「川西ダリヤ園」の園内には専用の無料駐車場(乗用車150台、大型バス10台)が用意されていますので安心して車でアクセスできます。

隣接する温泉「川西町浴浴センター まどか」

「川西ダリヤ園」でダリヤ鑑賞をしながら散策をしてちょっと疲れたり、遊具で存分に遊んで汗まみれになった子供も一緒に、隣の「「川西町浴浴センター まどか」でゆったりと温泉を味わうことができます。

この温泉施設は、「川西ダリヤ園」を見下ろすことができる丘の上にありますので、温泉から出た後に、休憩できる大広間からは「川西ダリヤ園」を一望でき、色とりどりのダリヤを違った目線で2度楽しむことができます。

川西町浴浴センター まどかの料金情報

「川西ダリヤ園」の隣にある「川西町浴浴センター まどか」の温泉は日帰りで利用することができ、入浴料金は大人(中学生以上)300円、小人(小学生)150円で、営業時間は、7:00~22:00(最終受付21:30)で、サウナは13:00~20:00に利用できます。

休館日は毎月第4月曜日で、男女別の温泉施設があるほか、無料で休憩できる約30畳の大広間、レストラン、そして、宿泊施設も併設されています。

ダリヤ園と温泉の共通券あり!

「川西ダリヤ園」の入場料金は通常大人540円、「川西町浴浴センター まどか」の日帰り入浴料金は通常大人300円で、それぞれ利用すると840円の料金ですが、実は両施設の共通券があり、「まどかとダリヤの共通券」として大人600円とお得に利用できますのでおすすめです。

10万本のダリヤが咲き誇る光景は圧巻!

山形県川西町にある「川西ダリヤ園」は、日本最大級のダリヤ園として、ダリヤ愛好家はもとより一般の観光客にも人気があり、4ヘクタールの敷地に600品種を超える10万本のダリヤが咲き誇る光景は圧巻で、開花と収穫の時期には、是非一度は訪ねてみたい観光スポットです。

そして、「川西ダリヤ園」を訪ねたら、次は、山形駅周辺の観光スポットを巡ったり、上山市の上山城を訪ねたり、山形県一高さと迫力の玉簾の滝を見学してみることをおすすめします。

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この記事のライター
Yoshi
お仕着せの旅行ではなく、自分でプランを立てて歩き回るのが好きです。趣味は、温泉・ゴルフ・徘徊・お酒・料理・妄想・音...

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