秋田県小坂町「康楽館」は明治時代の芝居小屋!日本最古の劇場を満喫!

明治時代「東洋一の鉱山」と言われた秋田県小坂町にある芝居小屋の「康楽館」、当時においては非常に珍しい贅を尽くした造りで、21世紀の現代まで風貌を変えずに佇み、今も現役稼働している日本最古の劇場と呼ばれている「康楽館」、その美しすぎる芸術的な劇場を満喫ください。

秋田県小坂町「康楽館」は明治時代の芝居小屋!日本最古の劇場を満喫!のイメージ

目次

  1. 1康楽館とは
  2. 2康楽館の特徴
  3. 3康楽館の内装の魅力
  4. 4康楽館の見所
  5. 5康楽館のある小坂町のおすすめお土産
  6. 6康楽館で歴史を感じよう!

康楽館とは

康楽館の位置する秋田県小坂町は、明治時代「東洋一の鉱山」と呼ばれ、その鉱山で働く従業員の福利厚生施設として建てられたのが創設の理由で、当時は国内外から多くの人々が小坂町を訪れ、テレビなどの娯楽が無かった時代に、人々を楽しませた芝居小屋です。

しかし、戦後鉱山が閉鎖したことにより、来場者は激減し廃館も騒がれましたが、小坂町の人々の努力と情熱や、芸能筋の要望もあり存続することとなり、現在でも年間200公演からの開催で復興し、芝居や歌舞伎公演などが観覧でき、国の重要文化財にも指定される劇場となり、秋田で有名な観光スポットになっている劇場です。

秋田県小坂町にある日本最古の芝居小屋

今から100年以上も前の1910年に建てられた「康楽館」、秋田県小坂町が町おこしのために約2億円をかけて改修し1986年再開、香川県の「金丸座」兵庫県の「永楽館」と並ぶ、日本最古級の重要文化財でもある芝居小屋の「康楽館」です。
 
又、現在の「康楽館」は2010年に100年を迎えた事により、市川團十郎、松本幸四郎などの歌舞伎や新劇、結婚式、ファッションショーなど、各種イベントでも利用されているアクセスの良い「康楽館」です。

康楽館の基本情報

康楽館へのアクセスもよく、芝居小屋の舞台装置や楽屋、歴史など、定期公演・歌舞伎公演を観覧しなくても「黒子の案内付き」で館内見学のみも可能となっています。以下「康楽館」のアクセス詳細及び料金内訳になります。又、詳しい内容に関しましては、公式HPをご確認ください。

アクセス方法&料金

【名称】 康楽館(コウラクカン)
【住所】 秋田県鹿角郡小坂町小坂鉱山字松ノ下2
【電話番号①】 0186-29-3732
【アクセス】 十和田南駅からバスで25分(小坂行き)
※小坂小学校下車から徒歩で3分
小坂ICから車で3分
【営業時間】 9:00~17:00
【定休日】 年末年始
【料金】 大人料金2100円常設公演料金と施設見学料金
※施設見学のみ料金600円
子供料金1050円 常設公演料金と施設見学料金
※施設見学のみ料金330円
【公式HP】 http://kosaka-mco.com/index.php
 

康楽館の特徴

明治時代に「東洋一の鉱山」と呼ばれるほど世界にまで名を轟かせた「康楽館」、秋田県小坂町に誕生した芝居小屋の「康楽館」、現在まで修復を繰り返し明治時代からの風貌を変えない「康楽館」、その日本最古の木造建築は、日本の貴重な重要文化財にも指定されました。
 
又、「康楽館」は生誕100年を迎え、歌舞伎公演も招致するなど、精力的な活動により当時の勢い取り戻した「康楽館」、その芝居小屋の特徴や内部見学まで、下記に「康楽館」の劇場詳細をご紹介します。

特徴①明治時代の芝居小屋

鉱山資源で栄えた秋田県小坂町の常設劇場として、鉱山労働者、町民、日本全国、世界から訪れる者たちの娯楽施設として重宝された明治時代の芝居小屋で、「康楽館」は現在も変わらず観る者を魅了しています。
 
又、小坂町エリアは、「明治百年通り」と言われる明治を再現した町が存在し、鉱山で繁栄した町の壮大さを身体に感じながら、当時を生き抜いた小坂町や、「康楽館」に訪れた人々の雰囲気を味わうことができる重要文化財でもあるアクセスの良い劇場です。

特徴②日本最古の木造建築劇場

1910年に小坂鉱山を経営していた「合名会社藤田組」が建築、平面規模は正面約28.2メートル、奥行約38.2メートルの木造2階建で、切妻造妻入り、屋根は銅板葺で造られている洋館風の明治時代の建築物です。

又、移築や復元を行われていない日本最古の和洋折衷造りの重要文化財でもある芝居小屋でもあります。

特徴③現役の国重要文化財

1910年に建築された「康楽館」は、優れた洋風意匠を取り入れ伝統的な形式を踏襲している歴史的価値のある日本最古の木造建築であることから、「康楽館」は「国重要文化財」に指定されている劇場です。

「康楽館」の内装は、「玄関ホール」「客席」「舞台」「楽屋」「廻り舞台」、外壁から縁の細かなところまでの装飾関係は洋風意匠が見られ、日本では数か所しか見られない、とても貴重な造りになっており中々お目にかかることのできない「国重要文化財」は一見の価値ありです。

特徴④歌舞伎を公演

英華を極めた小坂鉱山は、第二次世界大戦直後に採掘が中断され、1960年代に入り新鉱脈発見により採掘再開、1990年まで存続したが、後に鉱山が閉鎖したことにより「康楽館」を訪れる観客は激減、それこそ奈落の底に落とされた状態になった。
 
しかし、小沢昭一(俳優)など、多くの著名人や歌舞伎関係者から「康楽館は遺すべき」との声が上がり、小坂町の人々の努力と情熱が届き、康楽館は存続、それを聞きつけた「芝居の原点を大切にする歌舞伎役者」が中心となり、康楽館での「襲名披露公演」や毎年7月に開催される「康楽館歌舞伎大芝居」などが盛況で、康楽館は当時の英華を取り戻しました。

特徴⑤劇場内部を見学できる

「康楽館」は、定期公演や歌舞伎公演を観覧できるだけではなく歴史的建造物である「康楽館」の建物や、芝居小屋楽屋(明治からの役者が落書きした跡なども)役者をせり上げる装置である「切穴(すっぽん)」舞台中央が人力で動く「回り舞台」等があります。

「康楽館」の各舞台装置や歴史など、「黒子の案内付き(料金含む)」で、「康楽館」館内を見学するだけでも可能となっている重要文化財でもある芝居小屋です。

康楽館の内装の魅力

東洋一の芝居小屋と言われた「康楽館」の魅力は外観だけではなく、内装の隅々にまで及び、芝居小屋中央の風情ある「座布団客席」や、美しい木材八角形の天井にあるチューリップ型の「天井電灯」「江戸時代の芝居小屋様式を使用」している観客席・舞台装飾品などが圧巻で、以下「康楽館」の4つの魅力ポイントをご紹介します。

内装の魅力①東洋一の芝居小屋と言われる美しさ

東洋一の芝居小屋と言われた「康楽館」、木戸をくぐり、芝居小屋に入り、土間から靴を脱いで上がる日本ならではのエキゾチックなスタイル、座布団客席と椅子席があり、そこに花道と仮花道通るロケーション、「康楽館」の西陣織で仕立てた高級品の緞帳は圧巻で、芝居小屋の隅々まで明治の匂いが漂う美しすぎる「康楽館」の姿に魅了されます。

内装の魅力②座布団を敷いて座るスタイルの客席

「康楽館」の芝居小屋中央には、座布団を敷いて座る客席と、両サイドに椅子席があり、「花道」「仮花道」「渡道」があり、渡道では売り子がコーヒーやお菓子などを販売し、明治時代の雰囲気に包まれ、まるでタイムトラベラーになった錯覚を覚える重要文化財でもある芝居小屋です。

内装の魅力③電灯は明治時代から使用

東北地方に電気が引かれていない明治時代、英華を極めた小坂鉱山には、1897年日本で2番目に造られた水力発電所(大湯川銚子発電所)があり、最先端の設備を整えた電気の灯る芝居小屋としても有名で、「康楽館」の天井にあるチューリップ型の照明が煌々と輝き人々を魅了し、「康楽館」の中で今も明治時代から姿変わらず稼働しています。

内装の魅力④江戸時代の芝居小屋様式

誰もが目を奪われる洋風の美しすぎる建物日本で2番目に造られた水力発電所で灯りを灯す最先端技術の天井電灯、その中にある江戸時代の芝居小屋様式を使用している舞台の床の一部を四角に切り抜いた穴は「切穴(すっぽん)」と呼ばれ、登場人物が舞台地下から出入りが出来るようになっており、「康楽館」のこの和洋のギャップが見所でもあります。

康楽館の見所

時代劇の中にいるような歴史感じる「楽屋」や、人力で引き上げるレトロなエレベーターの「切穴(すっぽん)」4人の人力で舞台を回転させる「回り舞台」は、役者はじめ、「康楽館」に関わる関係者の熱き心が身体に伝わります。

又、明治時代の芝居小屋で唯一灯りを灯していた洋風の電灯がある「天井」2階に設置した上等席の「向う桟敷」江戸時代の典型的な様式の「花道・仮花道」など、明治時代からその美しい姿を今に残す「康楽館」の見所を以下にご紹介します。

見所①楽屋

「康楽館」の楽屋の雰囲気は、まるでTVで見る時代劇の中に登場するシーンの様な構造で、明治時代に「康楽館」が創設されてから現在まで公演した役者が書いた落書きがあり見る者を楽しませています。又、「康楽館」1階には大部屋が2部屋、2階には個室が5部屋の構成となっています(見学可能)。

見所②切穴

「切穴(すっぽん)」とは、奈落と呼ばれる地下から舞台に役者を引き上げる装置で、木材の滑車を使用し人力で引き上げるレトロなエレベーターで、その光景を見た者は、表舞台で活躍する者、裏舞台で活躍する者の一体となった芸の熱さと努力に言葉を失います(見学可能)。

見所③回り舞台

「回り舞台」とは、歌舞伎舞台で発生したと言われており、舞台中央の円形部分が回転する機能をもった舞台のことです。康楽館の「回り舞台」は毎日の使用されており、こちらも「切穴(すっぽん) 」同様で、床下で「ろくろ」仕掛けを4人の人力で稼働させており、直径9.73m、日本最大級の大きさと言われています(見学可能)。

見所④天井

「康楽館」の芝居小屋の天井中央には、洋風造りの美しい八角形を描いた木材に囲まれた「チューリップ型の電灯」があります(見学可能)。
 
舞台前の座布団座席から見上げる天井の美しさは圧巻で、東北地方に電気が引かれていない明治時代の芝居小屋に電気が灯っていたのは「康楽館」だけだったことをしみじみ考えさせられる光景で、明治時代を知らない世代の人々も各々に思いを馳せます。

見所⑤向う桟敷

「向う桟敷」とは、江戸時代の劇場で平土間の左右の2階に設置した見物席(上等席)のことで、その後方奥席は「大向こう」と呼ばれ、役者の屋号を呼ぶ方々が座る席と言われています(見学可能)。

見所⑥仮花道

「仮花道」とは、本花道の上手にある花道で、本花道より狭く、東の歩み、仮花とも呼ばれている江戸時代の典型的な様式だそうです。「康楽館」の舞台、向かって右側の役者通路のことです(見学可能)。

見所⑦本花道

「本花道」とは、舞台に向かって左の方にあり、舞台の延長で重要な演技が行われる場所のことです。歌舞伎劇場の舞台では、舞台中央の土間の見物席を貫いて設けられていましたが、いつの間にか左により、仮花道を設置し使用することが多くなったことから、花見道を区別して呼ぶようです(見学可能)。

康楽館のある小坂町のおすすめお土産

鉱山で栄えた「小坂町」には、1905年に建築された「小坂鉱山事務所」があり、1997年まで事務所として長きに渡り使用され、現在は小坂町産業課観光商工班(小坂鉱山事務所内)が入居しており、建設当時から明治のオフィスを代表する建築物として注目を集めた建物で、こちらも「康楽館」同様に必見です。
 
「小坂鉱山事務所」の目の前に「康楽館」があり、「康楽館」の売店や、明治の雰囲気を再現している「明治百年通り」には小坂町の人気特産品を数多く販売しておりますので、「康楽館」からのアクセスも良い代表的な4つのお土産を以下にご紹介します。

おすすめお土産①菜々の油

休耕田を利用した菜の花畑も有名な「小坂町」、一面黄色に輝く景色は圧巻で、訪れる多くの観光客を魅了しています。アクセスも良いそんな美しい小坂町に「菜々の油」と言う特産品があり、上質の一番搾りだけを使用した完全無添加製法の「菜の花油」で、お土産屋が並ぶ「明治百年通り」で購入可能です。

おすすめお土産②山葡萄と私

「山葡萄と私(小坂ワイン)」は、小坂町南東部の鴇(ときと)地区のワイナリーで造られ、「小公子」という品種のブドウで醸造された地元ワインです(画像真ん中)。山葡萄ジュースと共に観光客に大人気のお土産で、「康楽館」の売店や、アクセスの良いお土産屋が並ぶ「明治百年通り」で購入可能です。

おすすめお土産③アカシアはちみつ

春の「菜の花」で有名な小坂町は、6月になると「アカシア」が一面覆いつくします。そのアカシアから作られる蜂蜜が、透明で酸味が少なく、あっさりとした良質な蜂蜜で有名で、観光客に大人気のお土産で、「康楽館」の売店や、アクセスが良いお土産屋が並ぶ「明治百年通り」で購入可能です。

おすすめお土産④ 銅製品

小坂鉱山閉山後は、120億円を投じてリサイクル施設を整備し、「金」「銀」「銅」「レアメタル」など、20種類以上の金属を再生利用する事業を現在もおこなっています。観光お土産用の銅製品の開発にも積極的で、「銅製タンブラー」「銅製ぐい呑み」など、観光客に大人気のお土産で、アクセスが良いお土産屋が並ぶ「明治百年通り」で購入可能です。

康楽館で歴史を感じよう!

今から100年以上も前に建てられた日本最古の木造建築で、日本の貴重な重要文化財の
「康楽館」はいかがでしたでしょうか。近代化が進んだ今の日本において、明治時代から変わらぬ風貌の貫禄ある建物は必見で、21世紀を生きる子供達に、日本の古き良き時代を伝承するにも最適なプレイスでもあります。
 
アクセスも良いこともあり、定期公演・歌舞伎公演を鑑賞しなくとも「黒子の案内付き」で館内見学のみだけでも立ち寄る価値ありです。又、鉱山で栄えた「小坂町」の街並みと、鉱山町の娯楽を支えた「康楽館」も含め、明治時代の重要文化財でもある芝居小屋の雰囲気をご堪能下さい。

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この記事のライター
Jpark
旅行好きで、国内外問わず1年中飛び回っているフリーマンです。

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