【2022年版】三重のおすすめ紅葉スポット27選!人気の名所や穴場、見頃やライトアップ情報を徹底解説!

東海地方に位置する三重県は伊勢志摩、熊野など観光名所も多く年間を通じて賑わいを見せています。これから訪れる紅葉シーズンに向けて、三重県への観光を検討している方もいるでしょう。ここでは、この秋訪れてみたい三重県のおススメ紅葉スポットをエリア別に紹介していきます。

【2022年版】三重のおすすめ紅葉スポット27選!人気の名所や穴場、見頃やライトアップ情報を徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1三重のおすすめ紅葉スポット27選を徹底解説!
  2. 2三重のおすすめ紅葉スポット【四日市エリア】5選
  3. 3三重のおすすめ紅葉スポット【桑名~いなべエリア】5選
  4. 4三重のおすすめ紅葉スポット【伊勢志摩エリア】2選
  5. 5三重のおすすめ紅葉スポット【紀勢東紀州エリア】4選
  6. 6ドライブや観光にピッタリ!秋は三重の紅葉を楽しもう!

三重のおすすめ紅葉スポット27選を徹底解説!

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紅葉は、その年によって最盛期が前後します。それだけに過去の情報だけではちょっぴり不安を感じますね。お出かけ前にはSNSや関係機関に問い合わせれば安心です。ここからは三重県の紅葉スポットについてエリア別にアクセス情報やHPサイトなど、情報収集に必要な情報を含めおススメする27カ所の紅葉名所について説明していきます。

例年の見頃の時期は?

三重県における例年の紅葉の見頃は山岳部で10月中旬~10月下旬、平野部で11月中旬~12月中旬と幅広い時期で紅葉を楽しむことができます。エリアによっても時期が異なるため、お出かけ前のチェックを忘れないようにしましょう。

三重のおすすめ紅葉スポット【四日市エリア】5選

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三重県四日市エリアには、百人一首に詠まれた「宮妻峡」、歴代藩主が守り続けてきた「もみじ谷」、ロープウェイからの眺望が美しい「御在所岳」、開湯1300年の「湯の山温泉」、城跡を利用した「亀山公園」といった有名紅葉スポットが点在します。ここではそれぞれの場所の魅力についてご紹介していきます。

四日市エリア① 宮妻峡

鈴鹿国定公園に位置する「宮妻峡」は百人一首に詠まれた紅葉の名所で、モミジやカエデが多く自生し、秋ともなれば葉を真っ赤に染め上げます。毎年「紅葉まつり」が開催され(2021年は中止)ており、人々が集まる人気の場所となっています。近くにある「宮妻峡ヒュッテ」では写生大会やライトアップも行われています。

『宮妻峡』の基本情報

名称 宮妻峡
住所 三重県四日市市水沢町山の坊
TEL 059-357-0381 (四日市観光協会、10:00~19:00)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【電車】JR関西本線、近鉄 四日市駅からバス(約50分)で宮妻口下車すぐ
【自動車】東名阪国道四日市ICから約25分
駐車場 無料駐車場あり(20台)
紅葉の見頃 11月下旬~12月上旬

四日市エリア② もみじ谷景勝地

「もみじ谷景勝地」は江戸時代から菰野藩主が歴代に渡り保護に努めてきた四日市市内随一の紅葉の名所です。先に紹介した「宮妻峡」の入り口にあり、モミジやイチョウなどの紅葉が200mほどの谷間を埋め尽くすほどの絶景が見られます。

古来、文人墨客が多く訪れているほどの名所で数々の歌が詠まれているところでもあります。特に百人一首に登場する「奥山に もみじ踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」の歌は有名です。シーズンの夜間にはライトアップも行われ、山に照らされたランプの灯りに浮かび上がる紅葉は幻想的な美しさを魅せてくれます。

「もみじ谷」の端には学業成就の御利益がある「那無地蔵菩薩」があり、日本のお寺や神社に見かける「おもかる石」がありますので、気になる方は試してみましょう。紅葉に包まれた山道からは一転、緑の絶景「銘茶 伊勢茶のお茶畑」から四日市市街と伊勢湾が一望でき、紅葉とセットで楽しめる場所となっています。

『もみじ谷景勝地』の基本情報

名称 もみじ谷景勝地
住所 〒512-1105 三重県四日市市水沢町169
TEL 059-329-2001(水沢地区市民センター)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【電車】JR関西本線 四日市駅からバス(約50分)
                 宮妻口下車 徒歩5分
【自動車】東名阪国道「四日市IC」から20分、
                 新名神「鈴鹿PA」から15分
駐車場 無料駐車場あり(20台)
紅葉の見頃 11月下旬~12月上旬

四日市エリア③ 御在所岳ロープウェイ

「御在所岳ロープウェイ」は、開湯1300年の歴史を持つ湯の山温泉から鈴鹿山脈の主峰御在所岳の山上まで約12分で結んでいます。御在所岳ロープウェイからは遠くに伊勢湾が一望でき紅葉シーズンともなれば眼下に広がる御在所岳の紅葉とその向こうに青く光り輝く伊勢湾とのコラボレーションを楽しむことができます。

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御在所岳ロープウェイの車窓からは山肌に現れる奇岩怪石の数々、さらには運が良ければ特別天然記念物のニホンカモシカが眼下に見られることもあるそうです。また、ロープウェイの途中にある「白鉄柱(6号支柱」は高さが61m、基礎部分が85畳分と、ロープウェイの鉄塔では日本一の高さを誇っています。

御在所岳山上一帯は公園となっており、ロープウェイを降りてから更にリフトで山頂を目指すこともできます。御在所岳の山頂は三重県と滋賀県の県境となっており、ちょっとした人気の撮影ポイントです。御在所岳山上には、伊勢湾と伊勢平野が一望できる「朝陽台広場」、富士山を眺められる「富士見岩展望台」、琵琶湖を望む「望湖台」などがあります。

ロープウェイを降りた御在所岳山上には、整備された遊歩道を歩くハイキングコースもあり気軽にスニーカーでも散策できるコースになっています。御在所岳の紅葉は10月中旬頃に山頂から始まり1ヵ月ほどかけて麓の湯の山温泉まで降りていきますので山上、中腹、温泉街のエリアごとに紅葉を楽しむことができます。

御在所ロープウェイの山上公園駅にはレストラン「ナチュール」、山上公園駅と山麓駅にはお土産ショップ「ベルフォレ」が併設されているので食事や休憩、お土産選びなど帰りに立ち寄るのもいいでしょう。また、ロープウェイ切符売り場窓口では「ロープウェイカード」の配布も行っています。

表にはロープウェイのゴンドラの写真、裏面にはロープウェイに関するデータが記載されており、ちょっとしたお土産にも最適です。ご希望の方は窓口へお申し出てください。

ロープウェイカードのほかに、御在所ロープウェイをはじめとした中部地方のロープウェイ8社のスタンプをすべて集めるとナント、次回のロープウェイ8社いずれかの乗車料金が5名まで無料となる「スタンプカード」も貰えます。ぜひ興味ある方は乗車券購入時に窓口へ申し出てみてください。

『御在所岳ロープウェイ』の基本情報

名称 御在所岳ロープウェイ
住所 〒510-1233 三重県三重郡菰野町湯の山温泉
TEL 059-392-2261
URL 公式HP
アクセス 【電車】近鉄 湯の山温泉駅からバス10分
【バス】名鉄バスセンターから直行便60分
【自動車】新名神道「菰野IC」から10分
駐車場 有料駐車場あり
営業時間 【ロープウェイ】
 4/1~11/30:9:00~17:20(上り線終了17:00 下り線終了17:20)
 12/1~3/31:9:00~16:20(上り線終了16:00 下り線終了16:20)
【観光リフト】
 4/1~11/30:9:30~17:00(上り線終了16:40 下り線終了17:00)
 12/1~3/31:9:30~16:00(上り線終了15:40 下り線終了16:00)
※その他売店等の営業時間はコチラ
料金 大人(中学生以上):往復2,450円 片道1,500円
小人(4歳~小学生):往復1,220円 片道750円
障がい者割引・大人:往復1,300円 片道740円
障がい者割引・小人:往復650円 片道380円
※その他、各種条件についてはコチラ
紅葉の見頃 山上エリア    10月中旬~10月下旬    中腹エリア  10月下旬~11月中旬 
温泉街エリア 11月中旬~11月下旬    

四日市エリア④ 湯の山温泉街

開湯1300年と歴史のある「湯の山温泉」は御在所岳の山麓に位置する温泉です。10月中旬頃から始まった御在所岳の紅葉が徐々に麓へと移ろう様子が楽しめます。御在所岳山頂から約1か月ほどかけて降りてきた紅葉は温泉街周辺の木々を彩り針葉樹の緑と合わせて見事な調和を魅せてくれます。

近くにある日本一大きいといわれる御影石のある「大石公園」巨岩・奇岩と渓流が見事な公園です。紅葉の時期ともなると、温泉街を流れる三滝川の渓流に色づいた木々が絶妙の美しさを演出してくれます。また、温泉街近くにある「中之島公園」は渓流に囲まれた公園で、紅葉の森の中を散策するのにおススメの場所です。

『湯の山温泉街』の基本情報

名称 湯の山温泉街
住所 〒510-1233 三重県三重郡菰野町菰野8522
TEL TEL:059-392-2115(湯の山温泉協会)
URL 公式HP
アクセス 【電車】近鉄 湯の山温泉駅からバス10分
【バス】名鉄バスセンターから直行便60分
【自動車】新名神道「菰野IC」から約10分
駐車場 有料駐車場あり
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬    

四日市エリア⑤ 亀山公園

四日市エリアの最後に紹介するのは「亀山公園」です。三重県亀山市の市街地に中心部に位置する「亀山公園」は、伊勢亀山城跡に開設された公園で、石垣や塀などが当時のまま現存されています。

亀山公園の中央近く「わんぱく広場」にあるローラースライダーは、長さ73m、高さ12mと県内屈指の大きさを誇ります。そのほかにも子供向けの遊具や、芝生広場などファミリーでのピクニックや近隣の散歩に訪れる人が絶えない人気のスポットです。ぜひ、お弁当を持ってピクニック気分で亀山公園へ出かけてみませんか。

約100品種1万2千株が咲き誇る県内屈指の「花しょうぶ園」は亀山公園の人気のある場所で6月上旬に満開シーズンを迎えます。一方、紅葉スポットとして人気なのが亀山公園の中にある北公園です。常緑樹のなかに真っ赤に染まったカエデ等の木々が混ざり合い自然の芸術作品を作り出しています。

亀山公園にはいろいろな施設が存在しています。そのうち「ますみ児童公園」にはSLが展示されており、子供たちの人気の的となっています。かつて国内鉄道輸送の柱であったSLに郷愁を感じながら園内の紅葉を観るのも一興です。少し変わった角度からの楽しみ方があるのも亀山公園の魅力ではないでしょう。

亀山公園において忘れてならないのが、かつての亀山城跡であるということです。今も威厳を保ち存在感を示しているのは「多門櫓」です。秋には周囲の紅葉と白壁が何とも言えない美しさを作り出しています。三重県唯一の城郭建築が残る紅葉の亀山公園を散策すれば、往時の栄華を偲ぶことが来ます。

亀山公園にある「亀山神社」の境内も紅葉スポットのひとつです。鳥居を覆いつくさんばかりのモミジの色付の見事さは、ぜひ写真に収めたいところです。静寂な境内を散策すれば時が経つのも忘れてしまうほど。ぜひカメラを片手に亀山公園の紅葉撮影へ出かけてみましょう。

亀山公園は春の桜、初夏の花菖蒲、秋の紅葉と季節により様々な表情や見どころがいっぱいの公園です。紹介してきた通り、子供が楽しめる広場、散策に最適なコース、文化施設などあらゆる場面に適応しています。この秋気が向くままに、いにしえの城跡公園「亀山公園」へ出かけてみましょう。

『亀山公園』の基本情報

名称 亀山公園
住所 〒519-0159 三重県亀山市西丸町・若山町地内
TEL TEL:0595-97-8877 (亀山市観光協会)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【電車】JR関西本線 亀山駅から徒歩20分
【バス】名鉄バスセンターから直行便60分
【自動車】東名阪国道 亀山ICから約5分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月上旬~12月下旬  

三重のおすすめ紅葉スポット【桑名~いなべエリア】5選

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ここからは「桑名~いなべエリア」のおすすめ紅葉スポットの紹介をします。イルミネーションで有名な「なばなの里」紅葉でも人気のスポットです。ほかにも「諸戸氏庭園」「鳴谷山 聖宝寺」、竜ヶ岳周辺の「宇賀渓」「竜ヶ岳」の5カ所を選びました。どの場所も美しい紅葉が見られるスポットですので、お出かけの参考にしてみてください。

桑名~いなべエリア① なばなの里

ナガシマリゾートの一角にある、東海隋一のイルミネーションスポットとして有名な「なばなの里」は、紅葉の名所としても知られています。園内は約30万㎡と広大な敷地を持ち、日本最大の敷地面積を誇る「花ひろば」では四季を通じて美しい花々を愛でることができます。

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また、食事施設や温泉、cafeなども充実しており一日では遊びつくせないほど見所が多く存在するスポットです。小高い丘の上に建っている展望台からは花ひろばを一望できまる場所で人気を得ています。

宇宙ステーションを思わせるような「アイランド富士」は、展望台に座ると地上45mの高さまで上昇し、頂上で360度回転する展望塔です。南にナガシマスパーランド、中部国際空港(セントレア)、東に名古屋市内、周囲の山並みなど、雄大な景色が眼下に広がる花々と一緒に眺望することができます。

なばなの里の紅葉は11月下旬から12月中旬頃までピークを迎えます。300本以上の紅葉木が次々と黄や赤に染まる様子は東海一ともいわれる絶景です。この時期は「ダリアまつり」「秋のバラまつり」も開催されていますので、季節の花々と紅葉が一緒に楽しむことができます。

また日没後はライトアップも行われ、特に紅葉が水面に映りこむ「鏡池」はおすすめの絶景スポットです。同時期から始まるイルミネーションと合わせて紅葉を楽しめるのはここだけです。もう一つのおすすめである温泉施設「湯あみの島」の露天風呂から眺める約800本のモミジ紅葉は、ぜひ眺めたい絶景です。

『なばなの里』の基本情報

名称 なばなの里
住所 〒511-1144 三重県桑名市長島町駒江漆畑270
TEL 0594-41-0787
URL 公式HP
アクセス 【電車】JR関西本線・近鉄名古屋線「桑名」駅下車。
               東口出口から三重交通直通バス 約10分
【バス】名鉄バスセンターより直通バス(三重交通・名鉄バス) 約30分
【自動車】東名阪国道 長島ICから10分/
                  伊勢湾岸道 伊勢長島ICから15分
駐車場 無料駐車場あり
営業時間 10:00~21:00(10/21~11/30は22:00まで)
※その他、売店レストラン等の営業時間はコチラ
料金  1,600円(1,000円分金券付) ※小学生未満無料
紅葉の見頃 11月中旬〜12月下旬

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桑名~いなべエリア② 諸戸氏庭園

桑名市にある「諸戸氏庭園」春と秋に期間限定で公開される地方の豪商が造り上げた庭園です。庭園は菖蒲池を中心とした回遊式庭園と御殿とその池庭に二つに分かれています。回遊式庭園はこの庭園の中で最も古い歴史を持ち、菖蒲池を中心として推敲亭(草庵)、藤茶屋、蘇鉄山と稲荷祠が見ることができます。

秋の紅葉シーズンになるとドウダンツツジやモミジなどが紅葉し、これらの建物と見事な調和をとっています。水田を埋め立てて造られた池庭と御殿の庭は、松と石が配され幽玄な雰囲気を醸し出し周囲の木々の紅葉と見事なまでにマッチングを魅せています。今年の秋は令和4年11月5日~12月4日まで公開予定となっています。

『諸戸氏庭園』の基本情報

名称 諸戸氏庭園
住所 〒511-0005 三重県桑名市太一丸18番地
TEL 0594-25-1004
URL 公式HP
アクセス 【電車】JR関西線又は近鉄線で桑名駅下車 
    桑名駅より徒歩15分/市バス『市内循環』 寺町下車 徒歩6分
【自動車】東名阪国道 桑名ICから10分
駐車場 有料駐車場あり
公開日 公開日 令和4年11月5日(土)~12月4日(日) 
※月曜休園 (月曜が祝祭日の場合は翌日休園)
公開時間 10時から17時(入園16時まで)
紅葉の見頃 11月中旬〜12月下旬

桑名~いなべエリア③ 鳴谷山 聖宝寺

臨済宗妙心寺派の寺院「鳴谷山聖宝寺(めいこくさん しょうぼうじ)」は、、いなべ市きっての紅葉スポットとして人気を集めいています。聖宝寺へは300段ある石段を登っていきます。その階段の手前にある鳴谷神社の鳥居の前には神猿(まさる)が鎮座しています。(狛)犬ではなく猿は珍しい光景です。

さて階段を途中休憩をはさみながら登っていくと鮮やかに色づいた「血のモミジ」が出迎えてくれます。「血のモミジ」とは何やら物騒な感じもしますが、「戦国時代にこの地で亡くなった僧侶たちの思いがこの木に宿り、燃えさかるような真っ赤な色に紅葉するのだ」とある方が言ったのに由来すると云われています。

鮮やかな境内の紅葉は、先代住職が寺院の紅葉を楽しんでもらおうと、それまで自生したツゲやイチョウがあるのみだったものを、カエデの木を植えて現在に至ったものです。そのおかげで、今では回遊式庭園に様々な色が織りなす絶景が訪れる人たちの目を楽しませてくれています。

境内には「首無し地蔵」「縁結び地蔵」「長寿の水」「弁天堂」「玉広稲荷」「池守地蔵」「山口誓子句碑」などぜひ見ておきたいスポットが多く存在します。また、寺の敷地には苔が自生しており、その景観は趣のある風情を醸し出しています。

寺院から少し下ったところにある「鳴谷(なるたに)の滝」の前には黄色に染まるイチョウがあり、周囲に溶け込んだ黄葉の絶景は寺院の中でも人気の撮影スポットとなっています。また近年、滝行の場であった思われる石段が見つかりました。いにしえの山伏たちが修行する姿が目に浮かぶようです。

ー『鳴谷山 聖宝寺』の基本情報

名称 鳴谷山 聖宝寺
住所 〒511-0518 三重県いなべ市藤原町坂本981
TEL 0594-46-8101
URL 公式HP
拝観料 無料  
アクセス 【電車】三岐鉄道 西藤原駅下車 徒歩20分
【自動車】東海環状道東員ICより30分
駐車場 有料駐車場あり(1回300円)
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

桑名~いなべエリア④ 宇賀渓

三重県と滋賀県境に位置する鈴鹿国定公園内にある宇賀渓は、竜ヶ岳に源を発する「宇賀川」が作り出した渓谷です。宇賀渓は大小6つの滝があり、秋が深まるとカエデやクヌギなどの木々が色づき、滝を巡りながら紅葉散策ができるスポットとなっています。

展望台までは紅葉を眺めながらおよそ1時間ほどで到着します。展望台からは、はるか伊勢湾まで眺めることができ、その壮大な景色は遊歩道の紅葉とともに人々の心を癒してくれます。また、宇賀溪は竜ヶ岳登山へのアクセス口ともなっており、竜ヶ岳を目指す登山家たちでも賑わいを見せています。

『宇賀渓』の基本情報

名称 宇賀渓
住所 〒511-0266 三重県いなべ市大安町石榑南2999-5
TEL 0594-72-2727(宇賀渓キャンプ場)
URL 公式HP
アクセス 【電車】三岐鉄道 西藤原駅下車 徒歩20分
【自動車】東海環状大安インターより9km/
               新名神菰野インターより16km
     東名阪桑名インターより20km/
               名神八日市インターより28km
駐車場 大型バス(要予約) : 4000円/小型バス : 2000円/
普通車 : 500円/二輪車 : 200円
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

桑名~いなべエリア⑤ 竜ヶ岳

これまで「桑名~いなべエリア」の4つの情報を紹介してきました。最後に紹介するのは標高1,099mの東海地方日帰り登山で人気のある「竜ヶ岳」の紹介です。登山ルートはいくつかありますが、宇賀渓登山口からの登山が人気です。では、竜ヶ岳の魅力について詳しく紹介していきましょう。

竜ヶ岳は鈴鹿山脈の一角をなす三重県と滋賀県にまたがる山で、松尾川の中流部にある腕(かいな)山の腕南西側斜面にあり数百mの断崖が約200mに渡って続いています。竜ヶ岳への登山ルートのうち宇賀溪から入るルートでは、渓流と紅葉を眺めながらの登山となります。
 

宇賀溪については先述べている通りなので割愛しますが、竜ヶ岳は山頂一帯に平原が広がるスマートな姿の山です。尾根道は「遠足尾根」と呼ばれ整備が行き届いて歩きやすく、熊笹に覆われた稜線は見晴らしが良く、竜ヶ岳山頂を目指す人々の目をも癒してくれます。

竜ヶ岳山頂手前に登ることも可能な「重ね岩」があります。ここからは360度の大パノラマが展開され紅葉の時期は山々を覆うような錦に染まった絶景が広がります。竜ヶ岳の山頂からは「赤い羊」とが眺められ登山客の目を楽しませてくれます。次項では「赤い羊」について説明していきましょう。

竜ヶ岳の紅葉のハイライトの「赤い羊」とは、シロヤシオの葉が真っ赤に紅葉する様子を羊の体毛に見立てて表現したものです。山頂から見ると、まるで赤い毛の羊が草原に身体を休めているように見えます。ある程度樹高もあるので、木の下から見上げるのもまた違った紅葉の楽しみ方になるでしょう。
 

春は白い花が一面に咲くことから「白い羊」ともいわれています。この秋はぜひ、竜ヶ岳へ赤い羊を見に登ってみませんか。

『竜ヶ岳』の基本情報

名称 竜ヶ岳
住所 〒511-0266 いなべ市大安町石榑南2999番地5
TEL 0594-78-3737(宇賀渓観光案内所)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【自動車】東海環状自動車道「大安IC」から約15分
     東名阪国道「桑名IC」から約35分
     名神高速道路「八日市IC」から約40分
駐車場 <駐車料金(1日あたり)>
大型バス(要予約):4,000円/小型バス:2,000円
普通車:500円/輪車:200円
紅葉の見頃 10月中旬~11月中旬

三重のおすすめ紅葉スポット【伊賀~名張エリア】4選

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次にご紹介するのは、忍者の里で有名な伊賀から名張にかけての紅葉スポットです。なんといってもこのエリアは、滝がいくつにも表れ四季を通じて人気の「赤目四十八滝」に代表されます。ほかにも渓谷、神社、寺院の紅葉をいくつか紹介していきましょう。

伊賀~名張エリア① 赤目四十八滝

三重県名張市の山間部にある「赤目四十八滝」は、三重県となら県境を流れる滝川によって形成された渓谷美が堪能できる紅葉の名所です。約4kmにわたって整備されている回遊路の遊歩道からは変化に富んだ景観を見せてくれます。

渓谷には多くのモミジが自生しておりカエデ、ブナ、イチョウの紅葉と渓流の清らかな白とのコラボ息をのむほどの絶景です。特に「不動滝」「千手滝」「布曳滝」「荷担滝」「琵琶滝」の趣ある5つの滝は紅葉との相性も抜群の景色で見逃せないポイントの一つです。

紅葉の最盛期を迎える10月下旬からは1500本あまりの竹灯りで渓谷を映し出す幻想的なライトアップも行われています。滝の入り口には日本でも珍しい「日本サンショウウオセンター」では9種50匹あまりのオオサンショウウオが飼育展示されている、ぜひ訪れてみたいスポットです。

また、赤目は忍者修行の地としても知られ、「赤目四十八滝ふもと隠れの里」では忍者修行体験も行っています。この秋、マイナスイオンを浴びながら絶景の赤目四十滝を散策しに出かけてみませんか。

名称 赤目四十八滝
住所 〒518-0469 三重県名張市赤目町長坂861-1
TEL 0595-63-3004(赤目四十八滝管理センター)
URL 公式HP
アクセス 【鉄 道】近鉄大阪線赤目口駅よりバスで約10分赤目滝下車
【自動車】東名阪国道 針IC・上野ICから約40分
駐車場 周辺の有料駐車場利用(800円/1日)
紅葉の見頃 11月初旬〜11月中旬
入山料 大人500円、小人250円
入山時間 夏季営業時間(3月第二金曜~11月30日) 8:30~17:00
冬季営業時間(12月1日~3月第二水曜)   9:00~16:30
年末と1月~3月第二木曜までの毎週木曜 定休日
※ライトアップ期間中は 16:00まで。16:30 pm ~ 20:00までライトアップエリアのみ
※1月1日~1月2日は 9:00 ~ 15:00 
※注 渓谷内は外灯がありません。

伊賀~名張エリア② 香落渓

三重県名張市にある「香落渓(かおちだに)」“関西の耶馬渓"と称されます。名張川の支流でる正蓮寺川に沿って約8kmに渡って峡谷と渓流、柱状節理の岩が続いています。秋の紅葉シーズンになると全山が錦色に染まり渓谷が覆われる自然の優美さは多くの人々の目を楽しませてくれます。

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特に柱状節理が並ぶ「屏風岩」、無料駐車場のある写真撮影ポイントで有名な「紅葉谷」、幅約700m、高さ約200mの圧倒されるほどの大絶壁「小太郎岩」は香落渓はおすすめのビュースポットです。

『香落渓』の基本情報

名称 香落渓
住所 〒518-0443 三重県名張市青蓮寺
TEL 0595-63-7648(名張市観光交流室)
URL 名張市観光協会HP
アクセス 【鉄 道】近鉄名張駅からバス30分 落合下車
【自動車】名阪国道上野ICから国道368号・165号経由 約45分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月上旬~11月下旬

伊賀~名張エリア③ 積田神社

三重県名張市の「積田神社(せきたじんじゃ)」大イチョウと紅葉が美しい神社として人気のスポットです。特に美しいと評判なのがイチョウの落葉が敷き詰められた黄色い絨毯と、周囲の紅葉が見事なまでのマッチングを見せる直線的な参道で、11月下旬から12月上旬になると自然が作り出したアートを見に多くの人々が訪れます。

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参道の奥には拝殿があり約1250年前に鹿島大神(かhしまおおかみ)が常陸の国から大和国の春日大社に遷幸する途中に立ち寄り鎮座された宮です。本殿裏には「神柿」(かみがき)といわれる巨木、境内には落ち葉の絨毯に佇む鹿の像に囲まれた自然石の「寄せ灯篭」などの見所もあります。

また「鏡池社」の鳥居の向こう岸にある「鏡池が濁ると奈良の猿沢池も濁る」といわれる不思議な言い伝えもある神社です。

『積田神社』の基本情報

名称 積田神社
住所 〒5180441 名張市夏見2162
TEL 0595-64-0735
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【鉄 道】近鉄名張駅からバス4分
【自動車】名阪国道上野ICから25分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月上旬~11月下旬

伊賀~名張エリア④ 新大仏寺

伊賀~名張エリアで最後に紹介する三重県伊賀市にある真言宗智山派「新大仏寺」は、1196年後鳥羽上皇の勅願で源頼朝公の協力を得て「東大寺別院」として建立された寺院です。また全国でも数少ない「菊の御紋」を有する三重県唯一の寺院でもあります。

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この新大仏寺は高さ約5mある、地元では「阿波の大仏さん」と親しまれている木彫りの大仏様をご本尊としており、東大寺の大仏殿復興の際にモデルになったと云われています。ここは紅葉の穴場スポットで落ち着いた雰囲気のなかでゆったりと散策ができます。

境内に入ると樹齢200年を超えるモミジの紅葉と常緑樹との絶妙なコンビネーションは至る所に輝きを見せています。また、周囲の建物とともに見事に調和された姿は訪れる人の心を癒してくれます。

『新大仏寺』の基本情報

名称 新大仏寺
住所 〒518-1417 三重県伊賀市富永1238
TEL 0595-48-0211
URL 公式HP
アクセス 【鉄 道】JR関西本線「新堂駅」下車 車で約35分
【自動車】伊勢自動車道「津IC」から約40分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 10月中旬~11月上旬
拝観時間 午前9時~午後4時
拝観料 300円(宝物特別拝観の場合)

三重のおすすめ紅葉スポット【津~松阪エリア】7選

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津市は県庁所在地で沿岸部から山間部まで広がる県内最大の面積を持つ都市です。
また、松阪市は高級和牛の産地でも知られている三重県の経済拠点の地となっています。ここではこのエリアの紅葉おすすめスポット7選を解説していきます。

津~松阪エリア① 河内渓谷

安濃ダムのほとりにある「河内渓谷(こうちけいこく)」三重県津市の紅葉名所です。渓谷を流れる透き通りような水しぶきと紅葉が相まって美しさを際立たせています。例年ライトアップも行われており、その優美な姿を幻想的に浮かび上がらせ、訪れる人々を魅了ています。

『河内渓谷』の基本情報

名称 河内渓谷
住所 三重県津市芸濃町雲林院107 (長徳寺)
TEL 059-266-2516  (芸濃総合支所地域振興課)
URL 津市観光協会HP
アクセス 【自動車】伊勢自動車道 芸濃ICから20分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

津~松阪エリア② 北畠氏館跡園

野性味あふれる素朴な名園として知られる日本三大武将庭園の一つである「北畠氏館跡園」は国指定名勝に指定されており、紅葉のスポットしても人気の場所です。庭園は、初代伊勢国司北畠顕能公を主祭神とする「北畠神社」の神苑にある武家書院庭園となっています。

庭園の中を散策すると木漏れ日の中から色づいた木々たちと、苔むした築山に立ち並ぶ樹齢400年という杉の緑が相まって絶妙の情景を表現しています。また、神社境内にある大イチョウもぜひ眺めたい圧巻の光景です。

『北畠氏館跡園』の基本情報

名称 北畠氏館跡庭園
住所 三重県津市美杉町上多気1148
TEL 059-275-0615(北畠神社)
URL 津市観光協会HP
アクセス 【鉄道】JR名松線 伊勢竹原駅下車 
     丹生俣行き市営バス 「北畠神社前」下車(約40分)
【自動車】伊勢自動車道久居ICから約60分
駐車場 無料駐車場あり
開園時間 9時~17時
入園料 300円
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

津~松阪エリア③ レッドヒルヒーサーの森

三重県津市の北部に新しくできた栽培見本農場、赤塚植物園の里山「レッドヒルヒーサーの森」圧倒的な数の木々が紅葉するスポットして人気を得ています。園内は1000種1万本の花木や草花を四季を通して楽しむことができます。

1周3kmの遊歩道の途中にはベンチも設置されていて、ベンチに座って紅葉を眺めることができます。いつもと違う視点で大切な人と木々の彩りを眺めながら時間を過ごすのもいいでしょう。ぜひ家族連れやカップルで訪れたい癒しのスポットです。

『レッドヒルヒーサーの森』の基本情報

名称 レッドヒルヒーサーの森
住所 〒514-2221 三重県津市高野尾町2877
TEL 059‐230‐7789
URL 公式HP
アクセス 【鉄道】JR関西本線・近畿日本鉄道 津駅下車 
    東口4番乗り場より
   「豊里ネオポリス」行き乗車・・・「北山」降車 徒歩5分
   「椋本」行き乗車・・・「高野尾クラブ前」降車 徒歩約8分
【自動車】伊勢自動車道 芸濃ICから約5分
駐車場 高野尾花街道「朝津味」の駐車場利用(無料)
開園時間 9:30 ~ 16:00(最終入場は15:30)
入園料 800円
※季節により変動します。
1,200円(4月~6月、10月)、800円(7月~9月、11月~3月)
休園日 毎週木曜日
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

津~松阪エリア④ 円光寺

伊勢上野城主分部氏の菩提寺、津市にある室町時代初期の創建とされる、臨済宗東福寺派の寺院「円光寺」は古木に囲まれた趣のある寺院です。秋の紅葉シーズンになると山門にかかる紅葉がものの見事な風情を醸し出しています。

『円光寺』の基本情報

名称 円光寺
住所 〒510-0304 三重県津市河芸町上野2861
TEL 059-245-4132
URL 津市観光協会HP
アクセス 【鉄道】近鉄「豊津上野駅」から徒歩約20分
【自動車】伊勢自動車道津ICより約25分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月中旬~12月上旬

津~松阪エリア⑤ 泰運寺

子授け観音様として信仰を集めている三重県松阪市にある「天開山 泰雲寺」の境内は大自然に恵まれ、紅葉の名所としても人気の場所です。境内にある八角形の銅鐘「八角銅鐘」県の有形文化財に指定されています。この銅鐘を囲むように映える紅葉は木造の鐘楼とのコンビネーションが素晴らしく、写真映えする上品な秋模様と評判です。

参道は、大イチョウとモミジの色調が見事なまでにマッチングし、落葉した紅葉が埋め尽くす赤い絨毯の優美な光景を見せてくれます。本堂へ向かう130段ほどの石段からも、色づいた木々の大自然が広がり、疲れを感じさせないほどです。

石段を登り本殿近くの池には錦鯉が泳いでおり池の中の落葉と、その近くにある手水舎に浮かんだ落葉とともに小さな錦絵の世界を演出しています。自然と一体化した境内は飽くことのない自然美があふれています。

『泰運寺』の基本情報

名称 泰雲寺
住所 〒515-1725 三重県松阪市飯高町波瀬631
TEL 0598-47-0361
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【自動車】伊勢自動車道 松阪ICから車で1時間
     ※途中、狭路のため通行注意
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月中旬~12月上旬

津~松阪エリア⑥ 松阪公園(松坂城跡)

蒲生氏郷がわずか3年で完成させた「松坂城跡」は公園として整備され、「松阪公園」として市民に四季を通じて親しまれている場所です。お城は現存しておらず往時の姿をしのばせる石垣が残っています。

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城下町松阪の町並みを一望できる松坂城跡は、国指定史跡、日本100名城に選ばれた名城で、紅葉の時期ともなるとイチョウやモミジが黄や赤に葉を染め、石垣を彩り訪れる人々の目を楽しませてくれます。

『松阪公園(松坂城跡)』の基本情報

名称 松阪公園(松坂城跡)
住所 〒515-0073 三重県松阪市殿町
TEL 0598-23-7771(松阪駅観光情報センター)
URL 松阪市観光協会HP
アクセス 【鉄 道】JR・近鉄松阪駅から三重交通バス、
          鈴の音バス「市役所前」下車徒歩5分
【自動車】伊勢自動車道 松阪ICから車で15分
     ※途中、狭路のため通行注意
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月中旬~11月下旬

津~松阪エリア⑦ 宮の谷渓谷

古くは参宮や巡礼の道として栄えたといわれる松阪の奥座敷で温泉もある「香肌峡」を代表する渓谷「宮の谷渓谷」は、中央構造線沿いに流れ伊勢湾に注ぐ櫛田川の源流部に近い蓮川の上流に位置する渓谷です。

「犬飛岩」「六曲屏風岩」「鷲岩」などの奇岩や絶壁、落差60mの「高滝」、更に未整備の登山道を行く先にある、風にあおられ“く”の字に曲がって流れる「風折滝」などの手つかずの大自然がそのまま残っている秘境的な雰囲気のある所です。

さらに上流部の奥香肌湖、蓮川へと続く「宮の谷渓谷」は、11月の紅葉シーズンにはそれらの奇岩、滝とともに山々を彩る木々の姿が、渓谷を流れる清流と合わせて自然を満喫できる人気の紅葉スポットとして多くの人々が訪れています。

『宮の谷渓谷』の基本情報

名称 宮の谷渓谷
住所 〒515-1618 三重県松阪市飯高町蓮
※高滝から先は本格的な登山道となります。
TEL 0598-46-7111(松阪市飯高地域振興局地域振興課)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【鉄 道】JR紀勢本線松阪駅からスメール行きバス90分終点下車
           宮の谷登山道入口まで約10㎞、徒歩約2時間
【自動車】伊勢自動車道松阪ICから約60分
駐車場 無料駐車場あり
紅葉の見頃 11月上旬~11月下旬  

三重のおすすめ紅葉スポット【伊勢志摩エリア】2選

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「一生に一度はお伊勢参り」といわれるほど、古来から日本人の「こころのふるさと」として信仰を集めている伊勢神宮のある伊勢から風光明媚なリアス式海岸や島々の美しい志摩エリアまでの紅葉スポットをここからは紹介していきます。

伊勢志摩エリア① 伊勢神宮

伊勢神宮は正式には、ご存じの通り「神宮」といいます。神宮は天照大神をお祀りする皇大神宮(内宮)と豊受大神をお祀りする豊受大神宮(外宮)をはじめとして14所の別宮と43所の摂社、24所の末社、42所の所管社の計125社すべての宮社をもって神宮といわれます。

外宮については広葉樹があるものの紅葉する樹木がさほど多くない為、紅葉スポットとして名高い内宮についてここではご紹介していきます。神宮は海に近く、平野部に位置するため紅葉の時期は都市部とさほど変わりません。

まずは、宇治橋の上から眺める五十鈴川の両岸に彩りを見せる木々が、参拝客を出迎えてくれます。御手洗場に下りていけば、赤や緑の樹木が相まった様子が間近に見られ、水面に映りこむ様子は神宮きっての紅葉スポットとして有名です。

ほかにも、風を司る神、級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)を祀る別宮「風日祈宮(かざひのみのみや)」に架かる「風日祈宮橋」周辺も見所の一つです。

正宮を中心とした内宮域参道は、自然美あふれる紅葉に囲まれます。各宮を紅葉や大イチョウの黄葉や落葉をを愛でながら参拝すれば、どこか御利益が多く受けられそうな不思議な感覚に陥るほどの絶景が広がります。

『伊勢神宮』の基本情報

名称 伊勢神宮
住所 〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1
TEL 0596-24-1111
URL 公式HP
アクセス 【鉄 道】JR参宮線・近鉄伊勢市駅からバス約20分  内宮前下車/
     近鉄宇治山田駅からバス約15分  内宮前下車/徒歩5分 
【自動車】伊勢自動車道伊勢西ICから約8分
駐車場 あり/1時間未満無料/1~2時間500円/2時間以上 30分毎 100円ずつ加算
紅葉の見頃 11月下旬~12月上旬  
参拝時間 1~4月・9月  5:00~18:00/5~8月  5:00~19:00/
10~12月 5:00~17:00

伊勢志摩エリア② 滝山渓谷 白藤の滝

滝山渓谷は伊賀市にあり、「白藤の滝」「二位の滝」「三寶の滝」と三つの滝が約500mの間隔で続いている景勝地となっています。なかでも武勇者がオオトカゲを討ったという伝説がある、落差15mの「白藤の滝」を中心とした紅葉の名所です。毎年11月3日には「紅葉まつり」が開催されます。

白藤の滝近くにあるモミジは赤に染まるではなく黄色く紅葉し散っていくという、少し珍しくもある光景が見られます。滝までは石段が続き急な下りの山道の為、散策の際には歩きやすい靴をお勧めします。

『滝山渓谷 白藤の滝』の基本情報

名称 滝山渓谷 白藤の滝
住所 〒519-1421 三重県伊賀市山畑
TEL 0595-45-9111(伊賀市伊賀支所)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【鉄道】JR関西本線「新堂駅」から車約10分
【自動車】名阪国道「「下柘植IC」10分
駐車場

あり(無料)/数台分
紅葉祭り時は臨時駐車場(山畑農事集会所)を利用/シャトルバス利用

紅葉の見頃 11月中旬〜下旬

三重のおすすめ紅葉スポット【紀勢東紀州エリア】4選

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三重のおすすめ紅葉スポットの最後は、三重県東部に位置する「紀勢・紀州エリア」で代表される「瀞峡」をはじめ、「紅葉の里公園」「網掛山 もみじ谷」「種まき権兵衛4カ所の紅葉名所についてご紹介していきます。

紀勢東紀州エリア① 瀞峡

熊野川水系の北山川の流れが造り出した断崖絶壁が続く「瀞峡」は、三重、和歌山、奈良の三県にまたがる峡谷で上流から「奥瀞」「上瀞」「下瀞」と呼ばれ吉野熊野国立公園に指定されている名勝です。特に約1.2kmに渡って巨岩奇岩が続く下瀞は「瀞八丁」の名で知られています。

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峡谷の周囲にある日本で最も残されているという原生林は、11月上旬から色を染めはじめ、コバルトブルーに輝く川面と峡谷を彩る紅葉とのコラボレーションはぜひ訪れてみたい絶景です。

峡谷にある高さ45mの「天柱岩」「亀岩」「こま犬岩」などの巨岩奇岩、奈良県と三重県に架かる吊り橋「山彦橋」などの見所も多く、この秋ぜひ訪れたい絶景スポットです。なお、ウォータージェット船は2022年8月現在運航休止中ですが、完全予約制の川舟での瀞峡めぐりが楽しめます。

『瀞峡』の基本情報

名称 瀞峡
住所 〒519-5417 三重県熊野市紀和町小川口
TEL 0597-89-4111(熊野市観光スポーツ交流課)
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 川舟センターアクセス
駐車場

あり(無料)

紅葉の見頃 11月上旬から12月上旬
遊覧船 川舟センター

紀勢東紀州エリア② もみじの里公園

「もみじの里公園」は大台町にある奥伊勢湖(三瀬谷ダム湖)畔にある公園でバス釣りやカヤック、SUPなどのアクティビティも豊富な紅葉の名所です。ダム湖へ流れる宮川沿いに赤や黄に彩られた木々はまるで絵画の世界を見ているような美景が広がります。

もみじの里公園から少し足を延ばし、車で15分ほど走ると宮川の渓谷を一望することができる「領内橋」(歩行者、二輪車のみ通行可)と「新領内橋」があります。宮川沿いにはイチョウ並木が続いており、黄葉の中を走れる絶好のドライブコースともなっています。

また道の駅「奥伊勢おおだい」の屋台で販売している「おいしかばーがー」は、道の駅グルメの祭典「道-1グランプリ」で入賞した逸品。訪れた際にはぜひ味わいたいご当地グルメです。

『もみじの里公園』の基本情報

名称 もみじの里公園
住所 〒519-2501 三重県多気郡大台町下真手17
TEL 0598-76-1277(大台町観光協会)
URL 大台町観光協会HP
アクセス 【鉄道】JR紀勢本線三瀬谷駅下車  車で5分
【自動車】紀勢自動車道大宮大台ICから車で約10分
駐車場

あり(無料)

紅葉の見頃 11月下旬から12月上旬

紀勢東紀州エリア③ 網掛山 もみじ谷

山全体に自然林が残る標高544mの「網掛山」は登山道が整備され、登山客やハイカーで賑わう山で、秋の紅葉シーズンになると地元の登山愛好家により発見されたという、数百本のモミジが約1kmに渡り群生している「もみじ谷」が真っ赤に谷を染める様子は圧倒されるほどの美しさです。

『網掛山 もみじ谷』の基本情報

名称 網掛山・もみじ谷
住所 〒519-2704 三重県度会郡大紀町阿曽
TEL 0598-86-2243(大紀町商工観光課)
URLr 三重県観光連盟HP
アクセス 【鉄道】JR紀勢本線阿曽駅下車  車で15分
【自動車】紀勢自動車道大宮大台ICから車で約50分
駐車場

あり(無料)

紅葉の見頃 11月下旬から12月上旬

紀勢東紀州エリア④ 種まき権兵衛の里

紀北町に伝わる俗謡「ゴンベさん」はご存じでしょうか。「権兵衛が種まきゃ、カラスがほぜくる・・・」という歌い出しで知られている武勇権兵衛をテーマに、ゆかりの品や紀北町海山地区の民俗資料が展示されている「権兵衛屋敷」、築山林泉回遊式の日本庭園などがある「花と緑と水」に親しめる施設です。

三重県最大級である回遊式庭園の池の周囲には自然のままに常緑樹と広葉樹が広がり、秋の紅葉時期になると、紅葉と緑が混在する見事なまでの調和がとれた秋景色が広がり、散策する人々の目を楽しませてくれます。

『種まき権兵衛の里』の基本情報

名称 種まき権兵衛の里
住所 〒519-3408 三重県北牟婁郡紀北町便ノ山768
TEL 0597-32-3288
URL 三重県観光連盟HP
アクセス 【鉄道】JR紀勢本線相賀駅下車徒歩20分
【自動車】紀勢自動車道海山ICから車で約10分
駐車場

あり(無料)

営業時間 9:00~17:00
休園日 月曜日、国民の祝日、12月29日~1月3日
入園料 無料
紅葉の見頃 11月下旬から12月上旬

ドライブや観光にピッタリ!秋は三重の紅葉を楽しもう!

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いかがでしたでしょうか。三重県の紅葉は10月下旬から12月上旬まで紅葉が楽しめます。有名観光地から知る人ぞ知る穴場的な場所まで幅広いエリアで「紅葉の三重路」を楽しむことができます。移動手段もロープウェイあり、自動車、登山と様々なバリエーションでも楽しめる「三重県の紅葉との出逢い」を求めて、ぜひ出かけてみませんか。

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この記事のライター
kachiboshi
皆さんの旅のお手伝いができるよう、わかりやすく解説していきます。

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