「最上義光歴史館」で戦国時代の歴史・資料に触れよう!施設情報まとめ!

最上義光歴史館は、山形県山形市にある戦国武将最上義光の資料を展示している博物館です。最上義光歴史館のそばにある最上義光騎馬像は、馬が二本足で立ち上がる勇壮で貴重なデザインです。無料で見学できる最上義光歴史館の駐車場やみどころなど、詳しくご紹介します。

「最上義光歴史館」で戦国時代の歴史・資料に触れよう!施設情報まとめ!のイメージ

目次

  1. 1「最上義光歴史館」を紹介!
  2. 2「最上義光歴史館」の見どころ
  3. 3「最上義光歴史館」のちょっと得する楽しみ方
  4. 4「最上義光歴史館」の関連情報
  5. 5「最上義光歴史館」で魅力的な歴史に触れよう

「最上義光歴史館」を紹介!

「最上義光歴史館(もがみよしあきれきしかん)」は、山形県山形市にあります。戦国武将最上義光は、山形繁栄の基礎を築きました。最上義光歴史館は、最上家関係の資料を保管、収集、展示し最上義光を顕彰するために、平成元年に開館しました。

最上義光資料館は、最上家の菩提寺光明寺後に建設されました。最上義光資料館は、最上義光が居城とした山形状の二の丸に位置していて、山形の市街地歴史文化ゾーンの中心として、山形の歴史や文化の発信地となっています

そもそも最上義光とは

最上義光資料館は、最上義光の資料を保管、展示しています。最上義光は、戦国時代から江戸時代の初期までに活躍した戦国武将です。伊達政宗の伯父にあたります。関ヶ原の戦いでは、東軍につき最上家は57万石の大大名となりました。

幼少期から背が高く力も強かったと言われています。戦略家な反面、大変情に厚く、男気もある人だと伝えられ、民衆にも優しく、義光の時代には一揆などの反乱はほとんどありませんでした。文学や美術にも長けた文武両道の戦国武将でした。

山形繁栄の基礎を築いた戦国武将

最上義光は、戦国時代には数々の戦をくぐり抜け、関ヶ原の戦いでは東軍につきました。合戦後、57万石を得て大大名となり、この後の山形繁栄の基礎を築きました。江戸時代には、城下町の整備、港や街道の回収し、物流を整えるなど積極的に取り組んでいきました。

鉄製指揮棒を武器とした

最上義光は鉄製の指揮棒を刀と共に、武器として使用していました。この指揮棒は、約1.8kgと、通常の刀の約2倍の重さがあったと言われています。この指揮棒を使用していたとすると、かなりの力持ちと言えるでしょう。最上義光歴史館で見ることが出来ます。

山形城址には義光の騎馬像

最上義光歴史館そばの、山形城址には最上義光の騎馬像が建っています。この騎馬像は馬が後ろ二本足で立ち上がっている、大変珍しい騎馬像となっています。寄贈者である、でん六の創業者、鈴木傳六さんの強い要望で作られた、高難度技術を駆使した騎馬像です。

貴重な資料や遺品・刀など多数展示

最上義光歴史館では、最上義光を始め最上家の人々、最上家にまるわる様々な資料や遺品、刀などを展示しています。無料とは思えない、充実した見ごたえのある展示資料の数々です。最上義光歴史館そばの騎馬像も見どころのひとつです。

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「最上義光歴史館」の見どころ

戦国時代から江戸時代初期に活躍し、山形の基礎を築いた戦国武将最上義光。最上義光歴史館では、たっぷり最上義光の魅力を堪能することが出来ます。最上義光歴史館、展示物の見どころをご紹介します

見どころ①義光の兜

最上義光歴史館、最初の展示資料は「義光の兜」です。最上義光が愛用した兜で、織田信長から拝領したと伝わっています。慶長5年の通称長谷堂合戦(関ヶ原の戦いの地方戦)の際、敵の鉄砲隊からの弾が命中しましたが、兜のおかげで助かりました。

最上義光歴史館所蔵のこの兜には、その時の弾痕が残されていて、激戦の様子を今に伝えています。利剣(兜の前中央に立っている飾り)と鍬形(利剣の左右の飾り)は平成20年に復元されました。

見どころ②長谷堂合戦の屏風

最上義光歴史館、次の見どころ展示資料は「長谷堂合戦の屏風」です。長谷堂合戦は慶長出羽合戦ともいわれ、慶長5年(1600年)、天下分け目の戦いと言われる関ヶ原の戦いの地方戦です。北の関ヶ原の戦いともいわれています

現在の山形、出羽の国で、西軍の上杉景勝の重臣直江兼続の軍と東軍の最上義光が戦い、東軍が勝利しました。長谷堂合戦の屏風には、有名な武将の名前がしっかりと書きこまれています。最上義光歴史館を代表する資料です。

見どころ③駒姫辞世和歌懐紙

最上義光歴史館、見どころ展示資料次は「駒姫辞世和歌懐紙」です。駒姫は最上義光の次女で伊達政宗の従妹にあたります。東国一美しいと言われた15歳の姫君で、当時の関白豊臣秀次から強引に要求され側室となるべく京都へ行きますが、非業の死を遂げる事となります。

駒姫は、秀次の失脚により、他の側室や子供と共に京都の三条河原で処刑されてしまいます。最上義光歴史館では、駒姫の辞世の和歌が書かれた懐紙(複製)を展示しています。これは後に供養を行なった僧が書いたもので、表具は駒姫の打掛布だと言われています。

悲運の姫君

駒姫は15歳の若さで関白秀次の側室となるべく、京都へ行きますが、なんとその一月後、豊臣秀吉の怒りをかった秀次は自害してしまいます。秀吉の怒りは収まらず、秀次の関係者を子供を含め30人以上を斬首しました。駒姫はまだ正式な側室にもなっていない状況でした。

駒姫は秀次の顔も見ていないというのに、この事件に巻き込まれ、15歳という若さでこの世を去ります。最上義光はこの後、食事も水も喉を通らない状態が続いたそうです。駒姫の母は、駒姫の死後すぐに亡くなっていて、後を追ったのではないかと言われています。

見どころ④復元された義光の指揮棒

最上義光は約1.8㎏もある鉄製の指揮棒を愛用していました。これは武士たちを指揮するためのものですが、武器としても使用されたと言われています。最上義光は相当腕力があった人物だったことが伺えます。実物は最上義光歴史館で見ることが出来ます。

最上義光歴史館では、最上義光歴史館開館30周年を記念して、指揮棒の復元を山形県内唯一の刀匠、上林恒平さんに依頼し製作しました。表面に彫られている文字や指揮棒の色形もそっくりに作られ、長さ86.5㎝、重さは日本刀の倍、1.75㎏となっています。展示は4月5日までとなりますのでお見逃しなく。

「最上義光歴史館」のちょっと得する楽しみ方

最上義光歴史館では、最上義光歴史館をもっと楽しめるように、ちょっとだけお得なサービスがあります。事前にチェックして、最上義光歴史館を満喫しましょう。
 

楽しみ方①無料で単眼鏡が借りられる

最上義光歴史館の楽しみ方、一つ目は「単眼鏡」です。最上義光歴史館では、展示資料を拡大してもっと詳しく見ることが出来る、単眼鏡を無料で貸し出しています。単眼鏡を使えば、細かい文字や、兜の飾り、刀の文字や刃の様子など、細かく観察することが出来ます。

楽しみ方②「義光クイズ」で商品ゲット

最上義光歴史館の楽しみ方、次は「義光クイズ」です。最上義光歴史館では小中学生を対象に、義光クイズを行っています。全問正解すると、最上義光歴史館オリジナルの景品がもらえます。是非チャレンジしてみましょう。

楽しみ方③受付に3種類のスタンプ

最上義光歴史館の楽しみ方、最後は「三種類のスタンプ」です。最上義光歴史館には記念スタンプがあります。義光の鼎方のハンコスタンプ(黒)、ヨシアキくんスタンプ(赤)、虎将ヨシアキくんスタンプ(緑)の3種類です。受付脇に置かれていますので入館記念に押して帰りましょう。

「最上義光歴史館」の関連情報

最上義光歴史館は、戦国の武将最上義光とその周囲の人たちを深く知ることが出来る資料館です。刀や兜、指揮棒など、見ごたえのある資料が展示されています。最上義光の勇壮な騎馬像は一見の価値ありです。最上義光歴史館の関連情報をご紹介します。

開館時間・入館料

最上義光歴史館の開館時間は、午前9時から午後5時まで 、入館受付は午後4時30分までです。休館日は月曜日、国民の祝日と重なる場合はその翌日となります。入館料は無料です。

アクセス

最上義光歴史館は山形県山形市にあります。アクセス方法は、電車、車、バスなどがあります。最上義光歴史館へのアクセス方法や駐車場情報をご紹介します。

電車で行く

最上義光歴史館は山形県山形市にあります。JR山形駅から歩いて12分です。JR山形駅へのアクセスは、東京から山形新幹線で2時間45分、仙台から仙山線で1時間5分です。

バスで行く

最上義光歴史館へバスでアクセスする方法は、東京から長距離バス利用で、山形まで約7時間です。または、東京から仙台まで長距離バスで約6時間、仙台から乗り換えて山形までバスで約1時間10分というアクセスルートもあります。

車で行く

最上義光歴史館へ車でアクセスする場合は、東京から東北自動車道経由で約4時間35分です。東北自動車村田JCTから山形自動車道へ入り、山形蔵王ICで下車、約20分で到着します。仙台からのアクセスは東北自動車、山形自動車道利用で約1時間です。

駐車場情報

駐車場

最上義光歴史館へ車でアクセスした場合に気になるのは駐車場です。最上義光歴史館には専用駐車場がありません。隣接の山形大手町駐車場(有料)、または霞城公園駐車場を利用しましょう。

基本情報

住所 〒990-0046 山形県山形市大手町1-53
電話番号 023-625-7101
営業時間 9:00~17:00 入館は16:30まで
休館日 月曜日(国民の祝日と重なる場合はその翌日)
アクセス 鉄道  JR山形駅より徒歩約15分
バス  霞城公園前バス停留所(大手町バス停)より徒歩1分
自動車 山形自動車道山形蔵王I.Cより約20分
駐車場 なし
公式サイト http://mogamiyoshiaki.jp/?p=top

「最上義光歴史館」で魅力的な歴史に触れよう

最上義光歴史館は戦国武将最上義光に関する資料や展示品がたくさんあり、無料で入館することが出来ます。最上義光歴史館で最上義光の魅力を感じ、最上義光の人生のドラマや歴史に触れる貴重な体験をしましょう。

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ORANGE77
旅行大好きです。特に博物館や神社仏閣巡りが好きです。歴女というほどではありませんが、日本史、世界史にとても興味があ...

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