「南洲神社」は西郷軍の戦死者が眠る場所!御朱印や境内のカフェを紹介!

鹿児島にある南洲神社は西郷隆盛やともに戦った西郷軍の亡くなった人々が眠る場所です。御朱印や限定のお守りを頂けることから、地元の人のみならず観光客からも人気があります。そんな南洲神社の魅力や境内にあるカフェ、そして駐車場などのアクセスについて紹介します。

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目次

  1. 1「南洲神社」とは
  2. 2「南洲神社」の見どころ
  3. 3「南洲神社」の御朱印やお守り情報
  4. 4「南洲神社」の境内にあるカフェ「境内茶屋なんしゅう」
  5. 5「南洲神社」のアクセスや基本情報
  6. 6「南洲神社」に行ってみよう!

「南洲神社」とは

鹿児島県にある南洲神社は西郷隆盛を祀っています。西郷隆盛は鹿児島の出身であり、明治維新の時代に大政奉還や明治政府の設立で活躍した人物です。また鹿児島に戻り学校を設立するなどの貢献をしてきたため、鹿児島の人々からも愛されています。

南洲神社には西郷隆盛の墓地があるほか、西郷隆盛像や歌碑を見学できます。これらは歴史が好きな方にはたまらない資料となっています。さらに神社巡りをしている方には嬉しい御朱印やオリジナルのお守りを販売しています。

その他にも南洲神社だけのメニューを扱ったカフェや六月灯というお祭りもあるので、歴史や神社にあまり興味がない人でも楽しめます。南洲神社で見ておきたいスポットやアクセス、駐車場の情報についてまとめて紹介していきます。

西郷隆盛と西南戦争で戦った志士たちを祀った神社

南洲神社で祀られているのは西郷隆盛だけではありません。彼が命を落とした西南戦争で共に戦った西郷軍の兵士たちも、南洲神社で眠っています。その数は2000名以上になります。軍の総司令を務めた桐野利秋や、大隊長と呼ばれた篠原国幹などのお墓もあります。

この南洲神社は西南戦争が終わった直後からあったわけはありません。西南戦争で亡くなった人々の墓地は元々鹿児島市内の数か所に分けられていました。現在の南洲墓地に当初から埋葬されていたのは、西郷隆盛と他の40名程でした。

西南戦争の終結から二年後に南洲墓地へ200人の遺骨を移し、さらに4年後には宮崎県外で亡くなった西南軍2000人分の遺骨が改葬され現在に至ります。そうするとお墓参りをする人が増えてきたことから現在のような参拝所が建てられました。

「南洲神社」の見どころ

南洲神社は墓地を訪れて終わりではありません。西郷隆盛の像や勝海舟の歌石は彼の人物像について知るうえで重要なスポットです。また夏には灯篭の飾りつけや屋台を楽しめるお祭りの六月灯も開かれます。そんな南洲神社の見どころについてまとめて紹介します。

見どころ①南洲墓地

南洲神社でまず名前が挙がる見どころはやはり南洲墓地です。南洲墓地には西郷隆盛に加え、西南戦争で共に戦った2000人の兵士の魂が眠っています。墓地の中央に構えた西郷隆盛のお墓は他の兵士のお墓よりとりわけ大きく、存在感があります。

ここには西郷隆盛と縁のある有名な人物のお墓もあります。西南戦争で重要な役割を担った桐野利秋や、西郷隆盛が設立した私学校に携わった村田新八などです。西郷隆盛という人物を知るために彼らのお墓も見ていかれてはいかがでしょうか。

見どころ②六月灯

鹿児島県の夏祭りである六月灯も見どころの1つです。六月灯は7月に鹿児島各地の神社で開かれる祭りですが、南洲神社でも開催されます。南洲神社の祭りは鹿児島でも特別な三大六月灯の一つです。南洲神社では155段の石段全体に灯篭が取り付けられています。

六月灯は薩摩藩の藩主である島津光久が観音堂完成の記念に灯篭を飾り付けたのがきっかけでした。影響を受けた大衆が疫病や害虫の防止を祈るため、灯篭をつけたのが当初の六月灯でした。現在では単に豊作や健康を祈願する祭りと受け取られることも多いようです。

六月灯は灯篭だけではなく出店やステージ、花火などの見どころが盛りだくさんになっています。西郷隆盛や彼に関わる歴史に触れた後は、六月灯を思いきり楽しんではいかがでしょうか。南洲神社の六月灯は例年7月の17日と18日に行われています。

見どころ③西郷隆盛の像

西郷隆盛の像は南州神社のすぐ前にあります。こちらの像は南洲神社に辿り着けば必ず目にするので、像そのものを探す必要はありません。この像は2人の人物が座った状態で向かい合っているという少し変わった形をしています。

南洲神社では拝殿の中にも像があり、こちらは西郷隆盛が立った姿になっています。拝殿の中にある像は西郷隆盛が犬を連れているのが印象的です。それぞれ違った味わいがあるので、しっかりと鑑賞していきましょう。

見どころ④勝海舟の歌碑

花棚石でできた勝海舟の歌碑も南洲神社における見どころの一つです。勝海舟とは日本海軍を創設した人物で西郷隆盛と交流がありました。歌碑には「ぬれぎぬを 干そうともせず 子供らが なすがまにまに 果てし君かな」という歌が刻まれています。

この歌には西郷隆盛の死に対する勝海舟の思いが表されています。西南戦争は西郷隆盛が設立した学校の生徒が引き起こしものであり、西郷隆盛の本意ではありませんでした。しかしそんな弁解をすることもなく、学生の意思に身を委ね亡くなった彼を想う歌なのです。

西郷隆盛と勝海舟は江戸城の無血開城に大きく貢献した人物です。そのため歌碑の隣には感謝の気持ちから東京が贈った常夜燈が残されています。どちらも西郷隆盛と縁の深い資料のため、よく見ていくことをおすすめします。

「南洲神社」の御朱印やお守り情報

神社巡りをしている方によってはどんな御朱印やお守りがあるか気になる方もいらっしゃるかもしれません。南州神社では御朱印を頂けます。御朱印の初穂料から種類、おすすめのお守りについて紹介します。南州神社を参拝した記念にぜひ頂いてはいかがでしょうか。なお御朱印の授与所は南洲神社の入口から右にあります。

昔は写経を納めなければならなかった

昔は御朱印を頂くためには写経を納める必要がありました。しかし現在では参拝の記念として御朱印を求める人が増加しています。そのため参拝客であれば、初穂料を支払うだけで御朱印を頂けるようになりました。

初穂料は?

現在御朱印を頂くには、写経の奉納ではなく御朱印の初穂料が必要です。南洲神社では御朱印の初穂料は300円になります。お手頃な料金で南洲神社で参拝した記録が残せるため、授与所で御朱印を頂いてはいかがでしょうか。

種類は?

南洲神社の御朱印は一種類のみとなっています。そのためどの御朱印を頂くか迷うといったことは特にありません。御朱印の上に南洲神社の文字が書かれています。御朱印には日付けが書かれるので、西郷隆盛の命日である9月24日に御朱印を頂く人もいるようです。

西郷隆盛が描かれた御朱印帳も

南州神社では西郷隆盛が描かれた御朱印帳を頂けます。また西郷隆盛の「命もいらず 名もいらず」という名言も書かれています。これは国を困難から救うような大きなことを成し遂げるには、命や名誉に執着しない心が必要であるという西郷隆盛の思想が現れた言葉です、

西郷隆盛が好きな方にはぜひ買ってもらいたい御朱印帳です。また普段神社で御朱印をもらうことがなく、御朱印帳がない方にもおすすめです。御朱印帳と御朱印の両方を南洲神社で揃えれば、特別な記念になるでしょう。初穂料は1200円です。

ここでしか買えない限定のお守りも

南洲神社の授与所では、御朱印の他に限定のお守りを買えます。例えば「英雄札」というお守りには西郷隆盛の名前が書かれています。また西郷隆盛の肖像画に見える刺繍がついたお守りもあります。

通常のお守りとは別に年末年始は、干支の形をした限定のお守りも頂けるそうです。これらのお守りは朱印状と同様に南洲神社へ参拝した証になるので、おすすめです。ご利益にあやかりたい方はぜひお守りを探してみてください。

「南洲神社」の境内にあるカフェ「境内茶屋なんしゅう」

南洲神社の境内には「境内茶屋なんしゅう」というカフェがあります。境内茶屋なんしゅうは大河ドラマ「西郷どん」にまつわるメニューを扱っています。その他にもここでしか買えないグッズを販売しています。

もし休憩をするのであれば、せっかくなので「境内茶屋なんしゅう」でお茶をしたり、お土産にグッズを買いましょう。かわいいカフェラテはインスタ映えするカフェを探している方に最適です。またキッズスペースがあるので、子供連れの方にもおすすめです。

大河ドラマ「西郷どん」の撮影にさきがけてオープン

南洲神社にある境内茶屋なんしゅうは西郷隆盛を題材にした大河ドラマの「西郷どん」より先行でオープンしました。西郷どんが2018年の初頭から一年間放送したのに対し、なんしゅうは2017年の秋頃に開いた新しいお店です。

西郷どんのファンに喜ばれるメニューやお土産が特徴です。また入口の看板にもかわいいイラストの西郷隆盛が描かれています。そのため特に西郷どんが放送された2018年はドラマのファンが数多くこのお店に訪れ、SNSに写真を投稿しました。

西郷どんにちなんだカフェラテや和菓子を楽しめる

境内茶屋なんしゅうのメニューで最も特徴的なのが、西郷どんをモデルにしたカフェラテです。このカフェラテは可愛らしい西郷どんがラテアートで描かれています。ラテアートのデザインは他に西郷どんが大切にしていた言葉である「敬天愛人」の文字や、彼と縁深い桜島などもあります。ラテは抹茶ラテも注文できます。

カフェラテ以外では主に和菓子を食べられます。冬に出されるぜんざいは参拝で冷えた体を暖めてくれます。甘未に添えられる鹿児島市の加治屋町で作られた塩せんもおすすめです。お菓子はイートインとお持ち帰りの両方があるため、お土産に持ち帰っても良いでしょう。もちろんあんこやチーズが乗ったトーストのような洋食のメニューもあります。

お土産品などオリジナルグッズの販売も

メニューだけでなくお土産もオリジナルグッズを扱っています。お土産は主に西郷どんや彼の愛犬であるつんをモデルにしています。西郷どんやつんの見た目をしたティーパックは南洲神社の境内にあり、なおかつカフェの「なんしゅう」ならではのお土産です。

また境内のカフェらしく絵馬やおみくじも販売していますが、こちらも西郷どんにちなんでいます。絵馬は南洲神社の紋が描かれています。おみくじはさらにユニークで、結ぶと愛犬つんの絵ができあがるのです。ぜひ参拝の記念となるお土産を買って帰りましょう。

境内茶屋なんしゅうの基本情報

名称 境内茶屋なんしゅう
住所 鹿児島市上竜尾2-1南洲神社内
アクセス 市営場バス「竪馬場」から徒歩で7分
まち巡りバス「南洲公園入口」から徒歩で6分
カゴシマシティビュー
中央駅から車で約20分
鹿児島空港から車で約40分
桜島フェリー桟橋から車で約10分
営業時間 平日は10:30~15:30
日曜日・祝日は10:30~16:30
料金 メニュー・雑貨による
参考サイト https://tabelog.com/kagoshima/A4601/A460101/46012299/

「南洲神社」のアクセスや基本情報

ここまでは南州神社の魅力について紹介してきました。次は南洲神社へこれから行く方のためにアクセス方法や営業時間などの情報を紹介していきます。公共交通機関を使う方はもちろん、車でアクセスする方にとって重要な駐車場の情報についてもまとめました。参拝の当日に慌てなくて良いように、事前にアクセスや駐車場情報を必ず押さえておきましょう。

アクセスの詳細

南洲神社まで交通機関でアクセスする場合は、3種類のバスのいずれかを利用します。対応するバスには市営バスとまち巡りバス、カゴシマシティビューの三種類があります。市営バスなら停留所「竪馬場」から徒歩で約7分すると到着します。まち巡りバスの場合は停留所「南洲公園入口」で下車し、徒歩6分で到着です。

車でのアクセス方法ですが、鹿児島中央駅から南洲神社までは車で20分かかります。東京から飛行機で行く方は鹿児島空港でレンタカーを使い、40分走行すると到着します。桜島フェリー桟橋からのアクセスだと車で10分と近いので、桜島の観光に続けて参拝するのもおすすめです。なおカーナビには「西郷南洲顕彰館」と検索するのが望ましいです。

駐車場は?

南洲神社へ車でアクセスするときに気になるのが駐車場です。南洲神社では鹿児島市営の駐車場があるので、車で来た方も心配は要りません。なお駐車場は50台まで収容でき、無料で利用できます。また周辺には有料の時間駐車場が多数あります。もし市営の駐車場が満車の場合は、そちらを利用してください。

南洲神社の基本情報

名称 南洲神社
住所 鹿児島市上竜尾町2-1
営業時間 9:00~16:00
アクセス 市営場バス「竪馬場」から徒歩で7分
まち巡りバス「南洲公園入口」から徒歩で6分
カゴシマシティビュー
中央駅から車で約20分
鹿児島空港から車で約40分
桜島フェリー桟橋から車で約10分
料金 入場:無料
御朱印:300円
御朱印帳:1200円
公式HP http://nansyu.starfree.jp/index.html

「南洲神社」に行ってみよう!

南洲神社は西郷隆盛を始めとした西郷軍の人々を祀っています。西郷隆盛について知るうえでは欠かせない見どころがいくつもあります。ただ参拝をするだけでなく記念に御朱印やオリジナルのお守りも頂けます。そして夏になれば、六月灯のようなイベントもあります。

境内には参拝の休憩にぴったりにカフェがあります。カフェではドラマ「西郷どん」のファンには嬉しいここだけのメニューやお土産があります。魅力で溢れた南洲神社ですので、駐車場や基本情報をチェックしたら、ぜひ行ってみてください。

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この記事のライター
清純
食べることが好きで、旅行の際は観光よりも各地の美味しい飲食店巡りをよくしています。

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