山形の名産「尾花沢スイカ」の特徴や美味しさの秘密は?直売所も紹介!

山形県・尾花沢市の名産「尾花沢スイカ」は、尾花沢市と、その周辺でしか収穫できない特別なスイカです。尾花沢スイカは糖度が高く極上の甘さと食感は日本一だと絶賛される程。そんな尾花沢スイカの特徴や美味しさの秘密に迫ります。尾花沢スイカを使った特産品も紹介します。

山形の名産「尾花沢スイカ」の特徴や美味しさの秘密は?直売所も紹介!のイメージ

目次

  1. 1「尾花沢スイカ」とは
  2. 2「尾花沢スイカ」の特徴
  3. 3「尾花沢スイカ」の美味しさの秘密
  4. 4「尾花沢スイカ」が購入できる直売所
  5. 5美味しい「尾花沢スイカ」の選び方
  6. 6「尾花沢スイカ」を使った特産品
  7. 7甘くて美味しい「尾花沢スイカ」を味わおう

「尾花沢スイカ」とは

山形県には日本一と言われている「尾花沢スイカ」がある事をご存じでしょうか?尾花沢スイカとは山形県の北東部に位置する尾花沢市で生産されているスイカの総称で、ここで生産されたスイカは風味も甘さ抜群で日本一と絶賛されています。

この記事では、そんな尾花沢スイカの魅力に迫ります。尾花沢スイの品種、糖度、特徴、さらには購入できる直売所まで紹介します。

尾花沢市や周辺で生産されたスイカ

尾花沢スイカと呼ばれるのは山形県の北東部に位置する尾花沢市と、その周辺で生産されたスイカに限ります。周辺地域には村山市や大石田町があげられます。尾花沢市を含む、この地域は1年と通じて厳しい気候で、この厳しい気候だからこそ尾花沢スイカができると言われています。

「尾花沢スイカ」の品種

尾花沢スイカは品種もこだわっています。尾花沢スイカと一言で言っても品種は生産されている場所によって異なります。それでも貴重な品種を使っており、その中には「サマーオレンジ」「縞無双」といった品種があります。

尾花沢スイカの品種の1つ「サマーオレンジ」は幻の品種と言われる程に貴重な品種で、黄色いオレンジの様な果肉をしており、糖度がとても高い事が特徴です。もう「縞無双」も貴重な品種で、JAでも取り扱っていない程です。他にも「祭りばやし777」「富士光」といった品種が使われています。

「尾花沢スイカ」の特徴

日本一と呼ばれる程の尾花沢スイカには、尾花沢スイカだけの特徴があります。どんな特徴があるのか代表的な2つの特徴を紹介します。

特徴①皮の近くまで甘い

尾花沢スイカの特徴の1つ目は「皮の近くまで甘い」事です。普通のスイカは中心が甘く、皮に近づく程、甘味は薄れていきます。尾花沢スイカは中心と皮の近くの糖度の差が少ないので、最後まで美味しく食べる事ができるのが特徴です。

その甘さも甘ったるいものではなくて、とてもみずみずしく尾花沢スイカは最後まで水を飲まずに食べる事ができると言われています。

特徴②シャリシャリ食感そのまま

尾花沢スイカの2つ目の特徴は「シャリシャリ食感そのまま」という点です。尾花沢スイカは「歯で味わうスイカ」とも言われており、とても爽快なシャリシャリとした歯ごたえをしています。この特別な歯ごたえは尾花沢スイカでしか体験する事ができません。尾花沢市の土が特別な食感を生み出しているそうです。

「尾花沢スイカ」の美味しさの秘密

尾花沢スイカは貴重な品種が使われている事や、他のスイカにはない特徴がある事が分かりました。日本一と言われる程の尾花沢スイカには、美味しさの秘密があります。どんな秘密が尾花沢スイカに隠されているのか調査しました。

秘密①尾花沢の厳しい環境で育てられる

尾花沢スイカの美味しさの秘密の1つ目は「尾花沢の厳しい環境で育てられている」事です。尾花沢は1年と通して厳しい気候の地域である事で知られています。尾花沢は豪雪地帯で雪国と言われる山形県の中でも特に雪が激しい地域です。1年の約3分の1は雪に覆われているような場所です。

夏はとても暑い地域ですが、盆地なので朝と晩は涼しく過ごすことができます。この冬の厳しさと夏の寒暖差が尾花沢スイカが美味しくなる理由と言われています。特に「夏は暑ければ熱い程スイカが美味しくなる」と生産者は話しています。寒さと暑さを繰り返す事でスイカの糖度が増していきます。

秘密②糖度11~13度以上のものだけ出荷

尾花沢スイカの美味しさの秘密の2つ目は「糖度」です。尾花沢スイカは基準となる糖度をクリアしているものしか出棺する事ができません。その基準となる糖度は「11~13」と言われています。スイカで、それほどの糖度をクリアしているものは1級品で「秀品」とも呼ばれます。

しかし、たんに糖度が高ければ良いという事ではなくて、糖度の基準をクリアしていても見た目がよくないもの、果肉が詰まっていないもの、水分が少ないものは出荷を認められません。糖度だけでなく、全てに妥協しないからこそ尾花沢スイカブランドは守られています。

秘密③土壌づくりや農薬にもこだわり

尾花沢スイカの美味しさの秘密の3つ目は「土壌づくりや農薬にもこだわる」事です。尾花沢市はスイカ栽培に適した火山灰土壌をしています。自然の恵みに加えて各農家では、さらに良い土壌にする為の努力がされています。

ある農家は肥料は高額な有機肥料を使用し、土壌に浸透する硝酸態の肥料は、なつべく使わない様にしています。スイカは病害虫に弱い性質があるので、農薬は天然のものを使用しています。コストはかかりますが、それでも美味しい尾花沢スイカを作る為に妥協していません。

「尾花沢スイカ」が購入できる直売所

尾花沢スイカを購入する事ができる直売所を紹介します。直売所には道の駅やスイカ狩りができる場所もあります。山形県尾花沢市に訪れた時には直売所に寄ってみるのはいかがでしょうか?

有限会社あべ農園

最初に紹介する直売所は「あべ農園」です。この直売所では他の直売所にはない特別な体験をする事ができます。こちらの直売所では「スイカ狩り」を実施している時期があり、自分で尾花沢スイカを収穫する事ができます。他にも、こちらの直売所では尾花沢スイカを発送する事もできるので、プレゼントとして贈る事もできます。

さらに、この直売所はホームページからのネット販売も行っており、訳あり品は比較的安価で購入する事ができます。

【住所】 山形県尾花沢市名木沢1787‐3
【営業時間】 7月~8月
8:00~19:00
9月
8:00~17:00
不定休
【アクセス】 大石田駅から車で15分
【駐車場】 あり
【公式HP】 https://www.abenouen.com/

スイカ狩りもできる

あべ農園では毎年7月下旬から8月上旬の期間に「スイカ狩り」を実施しています。スイカ狩りができるのは本店だけなので注意してください。スイカ狩りは予約制で、事前に0237-25-3785から電話予約する事でスイカ狩りができます。スイカ狩りの定員は約20名で、定員になり次第締め切りです。

スイカ狩りの値段は収穫したスイカの大きさにより変わりますが、相場は1500円~3000円です。スイカ狩りに参加する条件は「小学生以上は1人1個収穫する事」となっています。スイカ狩りに参加する際には汚れてもいい服装にして暑さ対策の為に帽子を被っていきましょう。

JAみちのく村山

JAみちのく村山」では尾花沢スイカを含む特産品が販売されています。中でも尾花沢スイカは一押しの商品で、JAみちのく村山は尾花沢スイカの7月中旬から8月にかけての出荷量が日本一です。

【住所】 山形県村山市楯岡北町1丁目1-1
【アクセス】 山形空港から車で約20分
【公式HP】 http://www.mitinoku.or.jp/

道の駅尾花沢 産直ねまる

道の駅尾花沢 産直ねまる」でも尾花沢スイカを購入できます。この道の駅は季節によって、季節ごとの新鮮な品物が置かれているのが特徴です。秋には道の駅で収穫祭というイベントが開催されています。道の駅の中には食事処やお土産コーナーもあります。

道の駅のお土産コーナーにはお菓子やお酒、伝統民芸品などが販売されています。この道の駅のお土産の品数は当地最多とされています。道の駅の食事処では尾花沢スイカ使った「尾花沢スイカ辛冷麺」をいただけます。こちらの道の駅ではお土産用も販売されています。

【住所】 山形県尾花沢市芦沢1195‐1
【営業時間】 9:00~18:00
【公式HP】 http://www.mitinoku.or.jp/nemaru/

尾花沢スイカの値段の相場

道の駅やJAで販売されている尾花沢スイカですが、値段の相場はいくらになるのでしょうか?尾花沢スイカはM玉~3L玉があり、相場は2000円~3000円とされています。希少な品種になると5000円するものもあります。

美味しい「尾花沢スイカ」の選び方

尾花沢市は道の駅やJAで購入する事ができ直売所の中にはスイカ狩りができる場所もありました。実際に尾花沢スイカを購入する時に、せっかくなら美味しいのを買いたいとい思うのではないでしょうか?そんな時に役立つ尾花沢スイカの選び方を紹介します。

「尾花沢スイカ」の旬の時期

まずは大切なのは時期です。旬の時期が最も美味しい尾花沢スイカが出荷されます。尾花沢スイカの旬の時期は7月末~8月上旬とされています。この時期には尾花沢市に沢山の尾花沢スイカが並びます。

甘いスイカの見分け方

時期の次は甘いスイカの見分け方です。旬の時期には、どれでも糖度が高く甘く美味しい尾花沢スイカですが、その中でも特に甘いスイカを見分ける方法があります。スイカのシマ模様は緑と黒の2色ですが、その境目がハッキリしており黒の主張が強いものが甘いそうです。逆に甘いのが苦手という方は境目がぼけているものを選ぶのがおすすめです。

食べ頃の判断方法

旬の時期が特に美味しい尾花沢スイカですが、さらに完熟の時に食べると抜群です。食べごろの判断方法はスイカの下の部分のケツの穴と呼ばれる白い場所がポイントです。このケツの穴が大きいものほど食べごろです。買ってからいつ食べるかを考えて逆算して購入すると、時期も完熟具合も1番良い時に尾花沢スイカを堪能できます。

「尾花沢スイカ」を使った特産品

尾花沢スイカは、そのまま食べても抜群ですが、今では尾花沢スイカを使った数々の特産品が生み出されています。その中にはサイダーやカレーなどの幅広いジャンルがあります。どんな特産品があるのか最後にまとめました。

特産品①尾花沢スイカサイダー

尾花沢スイカを使った特産品の1つが「尾花沢スイカサイダー」です。このサイダーは全国的にに初めての試みとなるスイカの高果汁を使った飲料という事で話題になりました。このサイダーの中には尾花沢スイカの高い糖度の果汁が40%も使用されています。サイダーのしゅわしゅわと尾花沢スイカの果汁が、他の飲料にはない爽やかさを演出しています。

このサイダーは尾花沢市とJAみちのく村山が共同開発した商品で、数量限定でサイダーとゼリーが発売されました。「尾花沢スイカサイダー」は大好評で、30本で3900円という値段でしたが完売しています。

特産品②尾花沢スイカゼリー

「尾花沢スイカサイダー」と同時期に発売されたのは「尾花沢スイカゼリー」です。ゼリーの中には尾花沢スイカの果汁が50%も使用されており、高級なスイーツに負けない贅沢な1品に仕上がっています。30本で4200円で発売されましたが、同時期に発売されたサイダーと同じく完売しました。

特産品③尾花沢スイカカレー

尾花沢スイカと使った特産品の中には「尾花沢スイカカレー」があります。カレーと一緒にするのは意外に感じるかもしれませんが、このカレーが美味しいと絶賛されています。カレーはお土産屋で販売されており価格は864円です。レトルトカレーで、この値段は決して安くはありませんがリピーターがいる程の人気カレーです。

このカレーは尾花沢スイカやトマトペースト、野菜が入っており水は一切使用されていない無カレーです。カレーの量は220gもあり、中には肉がゴロゴロ入っているので食べ応え十分のレトルトカレーです。レトルトカレーの中は屈指の美味しさと評判です。

特産品④尾花沢すいかそうめん

尾花沢スイカの果汁を使った「尾花沢すいかそうめん」も特産品として販売されています。麺の色は薄いスイカの色をしているのが特徴です。味は実際に食べた人の感想を見てみると「美味しいそうめん」という意見が多く、スイカ感は強くはないそうです。値段は1188円で4人前入っています。見た目のインパクトがあるのでお土産品として大人気です。

甘くて美味しい「尾花沢スイカ」を味わおう

山形県・尾花沢市の名産品「尾花沢スイカ」の魅力や特徴をまとめました。尾花沢スイカは尾花沢市の厳しい気候でのみ育つ特別なスイカで糖度が高く最後まで美味しくいただけると評判です。尾花沢市内には直売所があり、直接購入できることに加えて、今ではネット販売も行っているので尾花沢市まで行かなくても尾花沢スイカを購入する事ができます。

尾花沢スイカを使った特産品も販売されておりサイダーやカレーなど豊富な種類がありました。どれもインパクトがあるのでお土産におすすめです。尾花沢スイカは日本一とも言われている極上の逸品です。1度甘くて美味しい尾花沢スイカを味わってみるのはいかがでしょうか?

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この記事のライター
かかし
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