【2022年版】大阪のおすすめ紅葉スポット25選！名所から穴場まで、見頃の時期やライトアップ情報を徹底解説

大阪には全国的に有名な紅葉スポットはもちろん、なんと吊り橋から見られるハラハラドキドキの穴場的な紅葉スポットなどもあります。他にも勝尾寺をはじめとするお寺の紅葉、皆に親しまれている公園の紅葉などもありますよ。穴場的なスポットの数々もご紹介していきますので、今年の紅葉狩りの参考にしてみてください。

大阪の紅葉は場所や気候によっても変わりますが、例年ですと11月中旬〜12月上旬ごろに見ごろを迎えるところが多いようです。秋真っ盛りの時期ですね。今年は猛暑の続いた夏となりました。その影響などで色付き始めに変化があるかもしれませんのでお出かけ前には確認してください。

まずご紹介するのが北大阪エリアです。大阪のベッドタウンのイメージのある北大阪ですが、紅葉スポットもあります。人気の勝尾寺もこの地域になりますので、勝尾寺やその周辺のスポットにも注目です。また、北大阪にも吊り橋と紅葉を楽しめるスポットがありますよ。

摂津峡は高槻市に流れる芥川に沿って広がる渓谷で、ハイキングコース、自然歩道、展望台などがある自然公園となっています。公園内のほとんどが山林地帯になっていて、あきには「もみじ谷」「くぬぎ谷」を中心に渓谷の全体が紅葉します。
 

行者岩や八畳岩などの奇岩や滝が見られる自然歩道もあり、頂上を目指すハイキングコースでは紅葉狩りをしながら片道2kmのハイキングを楽しめます。

北大阪、高槻市にある「摂津峡」は北摂津でも随一の景勝地と言われています。心安らぐ自然の中に身をおいていると、とても清々しい気持ちになってきます。

日本最初の毘沙門天安置の霊場としても知られ、1300年以上の歴史を持つ古刹です『神峯山』とかいて『かぶさん』と読み、厄除け毘沙門不動護摩行、山岳修験者、新緑の名所、初詣の名所そして紅葉の名所としても有名です。

この神峯山寺の紅葉は、一気に色づくというよりも木の種類ごとに色づきのペースが違い、時期ごとに景色が移りゆく様子が楽しめます。しっとりとした大人の紅葉の趣があります。

境内には20種もの木々が300本もあり、それぞれが発する紅葉の彩りが見事です。そして秋には大祭も行われて賑わいます。新型コロナウィルスの影響もあるかと思いますので、計画を立てるときにはぜひ問い合わせて確認してみてください。

服部緑地は甲子園33個分とも言われる広大な敷地に、緑豊かな自然と点在する数々の池が見どころの緑地です。他にも「こどもの楽園」「梅林」「野球部」「テニスコート」「乗馬センター」などなどたくさんの魅力的な施設があります。
 

秋になるとその中の西中央広場・第三駐車場横のケヤキ並木など、人気の紅葉スポットではトウカエデ・タイワンカエデ・アメリカカエデ・ケヤキ・イロハモミジなどが色付き始めます。複数の色が幾重に重なったコントラストが楽しめます。池に映る紅葉も見応えがあります。

公式のYou Tubeのページも随時更新されていて、スタッフさんの手作り感満載の新しい情報が発信されています。おでかけの際にはチェックしてみてくださいね。

1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)跡地を整備してできた有名な公園です。大阪日本民芸館などの文化施設、アメフト競技場などのスポーツ施設、バーベキューコーナー、吊り橋などのレジャー施設が設置されており、太陽の塔の周りにはいろいろな樹木や草花が植えられています。
 

秋には自然文化園と日本庭園を合わせて計約1万本の樹木が紅葉し、その種類は20種にもおよびます。およそ11月上旬頃からモミジやカエデが色づき始め、赤・黄・オレンジといろいろな樹木が園内で一斉に紅葉し始めるその様子は実に壮観です。その景観は吊り橋からも楽しめます。

万博公園内にも「ソラードの吊り橋」という吊り橋があります。この吊り橋からも紅葉を存分に楽しめることができます。紅葉にぐるりと囲まれて圧巻ですね。

箕面滝を中心に修行道場として発展した箕面山は、日本における最も古い修行地の一つです。658年に箕面滝で修行中の役行者が弁財天の導きで真理を悟り宗教家となり、その行者は感謝の気持ちで弁財天の像を作製した。それを滝の傍らに祀ったのがこの寺の始まりと言われています。

 

龍安寺は現行の宝くじ発祥の地ともいわれておりもともとは箕面富と称しました。そも歴史は400年前からいまに至るまで続いており、今でも毎年10月10日に行われています。この古刹の周辺も自然いっぱいの紅葉スポットになっています。

ここ大阪の「瀧安寺」は京都の「龍安寺」と似ていますが、大阪は「瀧」の文字で「りゅうあんじ」京都は「龍」の文字で「りょうあんじ」とよみます。検索時に間違えないようにご注意ください。紅葉シーズンの予定については、箕面市のHPにて改めて発信されるそうです。

落差33mの大滝は「日本の滝百選」に選ばれている名滝でもあります。流れ落ちる滝の姿が農具の「箕」に似ていることから箕面大滝と呼ばれるようになりました。駅前から滝道が続いているのでここを散策しながら紅葉を楽しむことができます。

 

箕面公園は滝の紅葉は有名で面積は83.8ha、明治の森箕面国定公園の一角に位置しています。大阪市内からのアクセスもよく、年間を通じて多くの人々に親しまれています。1986年「森林浴の森100選」に選ばれました。
 

見事な紅葉はもちろんの事、立派な滝の入り込んだ紅葉の景色は更に見ごたえがあります。滝の周りにはマイナスイオンが発すると言われていますので、リラックス効果も得られます。

勝尾寺の草創は奈良末期に遡ります。古流記によると善仲、善算という双子兄弟が草庵を構え修業をし始めたのが創建は727年、それが勝尾寺の始まりと言われています。勝尾寺の山門を抜けると見えてくる「赤」「黃」「橙」「紫」の見事な紅葉と背景になる山々の深い緑とが織りなすコントラストが完成した一枚の絵画のような絶景が広がります。

またシーズンになると、勝尾寺本堂へと続く参道を色づいた紅葉たちが覆い、まるでもみじのトンネルのようになります。その様子が大変人気で勝尾寺の人気スポットの一つとなります。

更に夜の勝尾寺は昼の勝尾寺の紅葉とはガラリと趣が変わり、ライトアップされ一気に幻想的で神秘的な雰囲気へと移り変わります。光に照らされた勝尾寺の紅葉たちは息を呑むほど美しく、全国各地から勝尾寺の紅葉を見に人々が訪れます。

池田城址公園は室町時代から戦国時代にかけて、池田市域一帯などを支配していた地方豪族池田氏の居城跡地を公園として整備し2000年4月にオープンしました。園内にあるやぐら風展望休憩舎からの眺めは、池田市街地や阪神高速道路の新猪名川大橋（通称ビッグハープ）が見えます。


 

そして展望休憩舎から五月山の方面を見る事ができ、のびのびと広がる五月山が秋色に色づいてきている様子が楽しめます。また園内の木々も赤や黄色に色づいていてのんびりと過ごすことができます。
 

静かに時間の流れるとても落ち着いた良い場所です。桜や百合、蓮の花など景色が季節ごとにお花見も楽しむめます。展望休憩舎と周りの景色とのバランスも絶妙ですよ。

つづいては大阪市内エリアです。人々が行き交う都会でも大阪城をはじめとする紅葉を楽しめるところがあるのです。なかなか遠方まで紅葉狩りに行く機会のない方でも、おでかけついでに足を伸ばして今年は市内エリアの紅葉を楽しんで見てください。

大阪のシンボル大阪城天守閣を取り囲む「大阪城公園」。大手門をはじめ、焔硝蔵、千貫櫓など数多くの重要文化財が大阪城には保存されています。そして西の丸庭園や市民の森など四季折々の自然も豊かに感じられる。大阪城公園とはそんな素敵な場所です。


 

この大阪城公園の紅葉のいちばんの見どころスポットは園内を1km以上続くイチョウ並木です。黄色く色づいたイチョウのトンネルが長く続く様子は大阪城名物の人気スポットです。大都会の真ん中にある大阪城のイチョウ並木にはホッとさせてもらえます。

そして大阪城天守閣前には、樹齢300年とも言われる大イチョウの木もあります。この大阪城の大イチョウが色づく姿が圧巻です。また大阪の高層ビルの灯りを背景にし、ライトアップされた大阪城公園の紅葉の美しさはとにかく艶やかです。

御堂筋は大阪を代表する美しい幹線街路です。御堂筋に4列の街路樹を植えるにあたり大阪駅前から大江橋まではプラタナス、大江橋から南方面はイチョウときまりました。そのイチョウが成長し現在も紅葉シーズンになると人気スポットとなっています。


　

大阪のメインストリートを黄金色に染める見事なイチョウ並木は、大都市の中心で約900本のイチョウが4㎞にわたって続き、街道を染めるイチョウには堂々とした風格さえ感じられます。

明治24年にできた大阪初の公園です。堂島川と土佐掘川にはさまれた延長約1.5ｋｍ、面積11.3haの広々とした敷地には、レトロで重厚な中央公会堂や府立中之島図書館、日本銀行大阪支店旧館などの建築物が並びます。その建物がケヤキやイチョウ並木などの赤や黄色の木々に包まれる様子は紅葉シーズンならではの絶景です。

次は大阪東部の紅葉名所のなかから3か所をご紹介いたします。いよいよここには万博公園の吊り橋に続いての新たな吊り橋が登場しますよ。吊り橋から見える紅葉の景色はそんな様子なのでしょうか。参考にしてみてください。

この公園は京都の東福寺方丈庭園や光明院庭園などを手がけた作庭家の重森三玲氏が作った公園です。池泉回遊式（ちせんかいゆうしき）という様式で、中央の自然の湧水による苑池を囲み四方に春夏秋冬を表現した平安式の日本庭園になります。

通常は入園できないのですが春と秋の年2回一般開放日があり美しい日本庭園を散策できます。春には桜が秋には紅葉が大変美しいことでも知られています。

 

以楽公園は住宅地の中にひっそりと佇んでいます。駐車場やトイレはありませんので公共交通機関の利用をおすすめします。

生駒山麓の豊かな緑に囲まれた寝屋川公園はソフトボール広場、テニスコート、陸上競技場、野球場などがそろう大阪府営の総合運動公園です。またバーベキュー広場や大きな噴水などもあります。

秋になると園内の木々が色づきはじめ赤や黄色のトンネルが園内各所にできます。落ち葉やどんぐり拾い、虫とりなどお子様も楽しめます。

公園内には竹林もあります。そして「寝屋古墳」という古墳も点在していて、紅葉以外にも大人も子どもも楽しめるポイントがところがたくさんあります。秋の課外学習にどうでしょうか。

いよいよ吊り橋スポットの登場です『ほしだ園地大吊り橋」は府内に数個ある大阪府民の森の一つ「ほしだの森」にあります。この吊り橋は全長280m、高さ50mの巨大吊り橋で「星のブランコ」と呼ばれています。

その他にも本格的なクライミングウォールがあり大自然の中でおもいきりアクティビティを楽しめます。もちろん森の中を散策することもできるので散策路から、そして吊り橋からと各スポットで紅葉を見ることができます。

森全体が紅葉し、森の奥深さが感じ取れます。この大きな吊り橋を渡るのもスリル満点でハラハラドキドキのアクティビティですね。毎年、秋の紅葉シーズンは多くの人が訪れて賑わいます。

最後にご紹介するのは泉州エリアの紅葉スポット5選です。泉州エリアは関西国際空港のある方面ですね。この方面にもお寺や山などの紅葉のスポットがあります。

大仙公園は世界最大の墳墓といわれる大仙陵古墳(仁徳天皇陵)に隣接してあります。そんなかでの紅葉の見どころは、園内の日本庭園にあります。中央図書館、博物館、茶室、都市緑化センターなど堺市のシンボル的な公園です。

紅葉シーズンは夜間特別開園される紅葉の大人気スポットで、美しい築山林泉回遊式の庭の紅葉が、幻想的に池に映り込み息をのむほどのうつくしさです。

ライトアップされた園内と紅葉は本当に素敵です。その年の気候によっては12月でも紅葉を楽しむことができます。日本庭園で見る紅葉はひときわ粋に感じます。

大泉緑地は約200種32万本もの樹木が植えられている大きな森林地帯です。花壇・大泉池・大芝生広場などのんびりと過ごせる憩いのゾーンと、野球場・テニスコート・スケート広場などのスポーツゾーンなどがあります。

園内の3つの池は鳥たちの水飲み場や遊び場となっており、バードウォッチングにも最適。そして紅葉は10月下旬から見ごろを迎え園内各所で3000本のケヤキなどが美しく色づくき園内の各所で見ることができます。

ケヤキだけでなく、黄金色に輝くイチョウの並木も見事に紅葉します。ケヤキ・もみじ・イチョウと、色合いも赤・オレンジ・黃と様々で見応えがあります。

見ごたえのある数々の滝をはじめとする豊かな自然あふれる大威徳寺は有名な紅葉スポットの一つです。江戸時代に造られ、山道に1丁（約109メートル）ごとに置かれたお地蔵様は「丁石地蔵」と呼ばれ、歴史を感じることができるハイキングコースが人気です。
 

多少の急な山道もありますが、比較的登りやすく途中では川原で遊べたり、吊り橋を渡ったりそして滝を鑑賞できたりと自然を満喫しながら紅葉を楽しめます。

 

所々で遭遇するお地蔵さんも歴史を感じられ、紅葉の景色に馴染んでいます。岸和田市内とは思えないほどの深い自然の中の散策路です。

秘境ムード漂う温泉犬鳴山温泉は「関西国際空港」から一番近い温泉として、そして知る人ぞ知るパワースポットとしてその名が世界に広がっています。銀杏黄葉などを始め落葉樹の種類が豊富なため、その色合いの深さが魅力です。
 

しっとりとした秘境の温泉ならではの光景やその雰囲気が、日本国内のみならず海外の方にも人気が広がっています。車窓からもハイキングをしながら、またサイクリングでも紅葉を楽しめます。

赤黄色に色づいた紅葉を滝のコラボレーションは絶景です。ハイキングやサイクリングで身体を動かしたあとは温泉に入って、のんびりしてから帰路につくのも良いですね。

斉明天皇7年（661）役行者が開基された真言宗犬鳴派の大本山である「七宝龍時」は「しっぽうりゅうじ」と読みます。代表的な七つの滝に弘法大師が金銀などの七宝を祭祀され、淳和天皇が七宝瀧寺と名付けられました。
 

犬鳴山温泉から七宝瀧寺に向かう途中には、「行者が滝」を始めとする大小様々な滝が点在しておりその滝では実際に修行をしている方の姿も見られます。

七宝瀧寺の境内はもちろんのこと、その参道でももみじ・イチョウをはじめとする紅葉が見られます。美しい滝とコラボレーションされた自然の作品が訪れる人を楽しませてくれています。

最後のエリアは南河内エリアです。ここにも魅力的な紅葉スポットが点在しています。このエリアからは5つの紅葉スポットをご紹介いたします。

弘川寺は西行法師終えんの地と言われています。薬師如来像が本尊として祀られており、天武朝期に勅願寺となり行基や空海もここで修行したと伝えられています。自然豊かなこの弘川寺では秋には美しい紅葉が楽しめます。
 

メディアなどでも紹介される人気のあるスポットですが、比較的すいているために、ゆっくりと静かに紅葉を鑑賞することができます。穴場的な大人の紅葉スポットとも言えそうです。本坊庭園は有料となりますが、見事な紅葉をゆっくりと楽しめます

境内には多くのモミジやドウダンツツジが植えられ、秋になるとお寺全体が紅葉に包まれます。特に人気の本堂西側の庭園では赤や黄に染まるモミジがトンネルのようになります。また本堂後方の山々やもみじ谷と呼ばれる場所にももみじが植えられていて紅葉すると見ることができます。

延命寺周辺は昔、鬼住村と呼ばれていて鬼伝説が残っています。泉の父鬼（現 和泉市父鬼町）に男鬼が住み、この延命寺付近にその妻が住んでいたのですが、勇敢な男が弓矢を武器に鬼を退治したといいます。そしてその鬼退治の時に使われたという弓矢が寺宝としてあるそうです。
　

周りの木々や景色と調和している山門が、紅葉シーズンには更に美しい存在となります。そして山門の手前左側に一本の道が伸びています。ここからの景観もぜひ御覧ください。

延命寺周辺は小高い山になっていて、この山では秋になるとモミジやイチョウが紅葉します。晩秋には山全体が紅葉し、夕暮れ時には夕日にモミジの紅色が照らされて、より一層鮮やかな紅葉がみられます。

長野地区、河合寺地区、観心寺・丸山地区、天野山地区、延命寺地区など、金剛山系の裾野に点在する5つのエリアからなる公園です。それぞれのエリアでは由緒ある寺院をお参りしたり、四季折々の自然を楽しむことができます。

モミジをはじめとする木々たちが色づきはじめると、紅葉を楽しみに多くの人々が訪れて賑わう人気スポットです。最寄りの駅からも歩いて10分程度でこのスポットに到着できます。

観音寺は大阪・奈良・和歌山の三県の境に位置しています。701年修験道の開祖である役行者が開創し、 後に弘法大師空海が真言宗の道場とした寺院です。ここは交通の便がよいとは言えませんが、穴場的な紅葉スポットであり、人混みの苦手な方にはおすすめです。静かに紅葉を鑑賞できます。

自然いっぱいの山中にある河内長野市の滝畑ダムは、多くの渡り鳥がやってくるダムとしても知られています。湖畔の遊歩道の木々も周辺の山々の木々も色づき、水量豊かな滝畑ダムに映り込む景色はスケールのおおきな紅葉スポットです。大自然の中に身をおいて紅葉を楽しめます。

ご紹介してきたように、大阪の紅葉はスケールの大きさも、場所も多種多様です。ライトアップされ雰囲気抜群のスポットはデートにもおすすめです。また車窓から楽しめるスポットではドライブデートも楽しめてしまいます。

秋の紅葉シーズンが楽しみになってきました。少し本気のハイキングコースからの紅葉狩りや、古刹でのしっとりとした紅葉などなど、老若男女それぞれの楽しみ方で選んでみてください。