「瀬見温泉」で歴史ある温泉旅館と観光を味わう旅！日帰り観光にも！

温泉好きにはたまらない、風情あふれる「瀬見温泉」。「瀬見温泉」は、昔より新庄の奥座敷として栄えその形を守ってきました。昔ながらの街を上げての温泉郷である「瀬見温泉は」様々な観光スポットや宿泊施設、日帰り温泉から風情あふれる露天風呂まで、温泉旅行好きにはたまらない温泉街です。

さらに、詳細は後述いたしますが、なんと天皇陛下も宿泊された宿があります。複数回にわたりこの地を訪問された天皇家。天皇陛下が訪問されるほど魅力的な温泉街となっております。さらにさらに天然露天風呂もあるのでぜひご覧になってみてください。

前述もしていますが、「瀬見温泉は」頼朝の追手から義経が、弁慶などの少数の家来とともに逃げてきたこの地域で発見したとされております。「せみ」温泉の名前の由来は数多くありますがその1つとして、弁慶の持っていたなぎなた「せみ丸」で、岩を砕いたところから温泉が出てきたという由来から瀬見温泉となったとされています。

街の至るところにその伝説の片鱗が残されています。昔ながらの風情あふれる旅館で、鎌倉時代の歴史を感じながら入る「瀬見温泉」は格別なものとなります。
 

前述の通り、源義経で有名な「瀬見温泉」ですが、源義経といえば、外せないのが弁慶の存在です。弁慶と牛若丸の言い伝えの通り弁慶にまつわるスポットも多数あります。

順を追ってご紹介いたしますが、弁慶がなぎなたで岩を砕いた場所や、義経の子に命名する際に使用した硯、弁慶が投げたとされる松など様々なスポットが存在します。温泉郷をゆっくり観光しながら探してみてはいかがでしょうか？

後ほど旅館に関しては、詳しくお伝えいたしますが、見出しの通り、瀬見温泉の旅館の中に天皇陛下が宿泊された宿があります。良質な温泉が評判となっており、昭和47年には皇太子殿下、どう妃殿下が平成14年には天皇、皇后両陛下、平成16年には秋篠宮殿下、妃殿下が宿泊された天皇家ゆかりの宿もあります。

都心からのアクセスはとてもいい、とは言い難いこの地に天皇陛下がわざわざ立ち寄るということでもこの「瀬見温泉」の素晴らしさが伝わると思います。天皇ゆかりのこの地へ観光旅行にいらっしゃってはいかがでしょうか？

「瀬見温泉」には、その源泉、天然露天風呂などお湯に関する観光スポットがいくつか存在します。「瀬見温泉」を大いに楽しんでいただけると思いますので、ぜひ旅のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか？では、温泉観光スポットを4つ紹介していきます。

まず1つ目の瀬見温泉の温泉観光スポットは、「湯前神社」です。「湯前神社」は、弁慶が岩を砕いて発見したとされる温泉の守り神です。こちらの神社の目の前では、後述しますが産湯と呼ばれる飲泉も可能な温泉が湧き出ています。体の中からも温泉を楽しめるスポットとなっています。非常に小さな神社ですが歴史あるスポットです。

つづいて2つ目の瀬見温泉の温泉観光スポットは、「せみの湯」です。日帰り温泉施設で、4種類の温泉を楽しむことができる施設となっています。併設されている足湯は無料で入ることができるので、気軽に立ち寄れるのも人気の要因となっています。せみの湯の4種類の温泉ですが、内湯に高温と低温の温泉がありこちらは好みでお選びいただけます。

更に露天風呂があり寒い東北地方のその寒暖の差がとても気持ちよくスッキリと温泉に入ることができます。更に珍しい温泉としてふかし湯があります。その名の通り直接お湯に入るのではなくふかされます。木の上に寝っ転がり木のいい香りとともにふかされればリラックスできます。温泉を出たあとは温泉卵を作るスペースがあるのでぜひ作ってみてください。

つづいて3つ目の瀬見温泉の温泉観光スポットは、「産湯」です。「産湯」は、湯前神社の目の前にあり、後述する、弁慶が岩を砕いて発見したとされている、天然露天風呂「薬研湯」のモニュメントがあるスポットです。こちらのモニュメントにある湯が飲泉可能で体にいいとされる温泉となっております。

最後4つ目の瀬見温泉の温泉観光スポットは、天然露天風呂「薬研湯」です。前述していますが、天然露天風呂「薬研湯」は義経の妻が亀割山で男の子を出産した際に、弁慶がうぶ湯につからせようと谷に降りた際に、岩の間から霧のような湯気が立っていたためその岩をなぎなた「せみ丸」で、砕いたところそこから温泉が吹き出たとされている場所です。

源泉は50度を超える温度がありそのままでは触ることも難しいですが、川の水と混じり合うポイントではちょうどいい温度になっています。やけどに気をつけて近づいてみてください。

つづいては、瀬見温泉の観光スポットや、イベントをご紹介いたします。旅行計画に活用いただければと思います。瀬見温泉は温泉だけではなく様々楽しめる観光スポットやお祭りなど様々なイベントがあるのでそちらも体験、体感いただければと思います。

瀬見温泉の観光スポット＆イベントの1つ目は、「三吉山自然公園」です。「三吉山自然公園」は欅を中心としカツラ、トチノキ、ブナ、ミズナラなど数多くの樹木がある自然に近い形で保存されている自然公園です。三吉山の北の傾斜地にあり、ハイキング、トレッキングコースとして人気の高いスポットです。

瀬見温泉の観光スポット＆イベントの2つ目は、「瀬見発電所」です。「瀬見発電所」はかなり古くから、稼働しており明治45年1月25日に使用開始となった山形県内で2番目に古い発電所です。小国川渓谷にある人気の観光スポットの一つです。対岸の国道47号線からその全貌を見ることができ、特に冬の雪景色の中で見る瀬見発電所は別格となっております。

瀬見温泉の観光スポット＆イベントの3つ目は、「日曜朝市」です。「日曜朝市」はその名の通り、日曜日6時から地元民である最上町・東法田地区の農家さんによる朝市が実施されます。朝早くから採れたて新鮮な野菜や地元の方の作るお惣菜を農家さんから直接購入することができる人気の朝市です。

時期にもよりますが特におすすめなのは「最上町・特産物のアスパラガス」です。シャキシャキとしたみずみずしい食感が人気の特産物です。他にもとれたての山菜やわらびなど美味しい食材が揃っているのでぜひお立ち寄りください。

瀬見温泉の観光スポット＆イベントの4つ目は、「瀬見まつり」です。「瀬見まつり」は毎年8月31日、9月1日に瀬見温泉街の中心にある湯前神社で行われるおまつりです。おまつりの中では、瀬見温泉にちなんだ「義経弁慶太鼓」「瀬見小唄」などが披露されます。弁慶に仮装したり、温泉街を練り歩いたりと街を巻き込んだとても盛り上がる人気のイベントです。

瀬見温泉には、前述の通り数多くの、義経、弁慶の歴史伝説を感じられるスポットが数多く存在します。代表的なものをいくつかご紹介いたします。ゆったりとした時間の中で義経、弁慶の歴史を感じていただければと思います。

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの1つ目は、「弁慶の硯石」です。「弁慶の硯石」は、ここ瀬見の地で源義経の妻が産んだ「亀若丸」の名前をつける際、命名の書を作成するのに弁慶が硯として墨をするのに使ったとされる岩です。

同様に弁慶の硯石は全国にいくつか伝説が残っています。様々な歴史を持っていますのでそちらもぜひご覧になってみてください。
 

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの2つ目は、「弁慶の投げ松」です。前述の弁慶の硯石の隣にあり、弁慶が亀若丸の誕生を祝って峠のから松を投げて、瀬見温泉に根付いたとされる伝説の松です。伝説は眉唾ものではありますが、その松の出で立ちはとても立派なので一見の価値ありです。

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの3つ目は、「奥の院」です。「奥の院」の伝説は峠の途中で義経の妻がお産をしてしまい、水をほしがる義経の妻のために弁慶が法螺貝を大地につきさして祈り、霊水を得たとされる。その時使用された法螺貝は「子安貝」となって、今も岩の間から時折発見されることがある。そんな伝説を感じることができる峠です。

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの4つ目は、「亀割子安観音」です。「亀割子安観音」は前述の奥の院の近くにあり、義経の妻が「亀若丸」をお産した際に、加護のあった観音様と伝えられています。子授かりと安産の神様として人気のスポットです。
 

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの5つ目は、「山神社」です。「山神社」は義経の妻が「亀若丸」をお産したあとしばらく養生した場所で、後に村人が山神社の祠を建てた場所です。小さいながらもとてもきれいに管理されており、地元の方の信仰が感じられる由緒あるスポットです。

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの6つ目は、「判官楯」です。ほうがんだてとよみます。「判官楯」は、義経の妻が「亀若丸」をお産し肥立ちまでの間、義経が見張りをしていた場所とされています。見晴らしがよく瀬見全体を見渡すことができるので追手の確認などに使っていたようです。

【弁慶＆義経】歴史を感じる観光スポットの最後7つ目は、「義経大橋」です。こちらの「義経大橋」は、瀬見温泉に古くから伝わる義経の伝説を伝えていくために平成5年に作られた橋です。この橋の両端には、横笛を吹く義経像が立っておりさらに欄干には“開湯の祖”弁慶も描かれています。

「義経大橋」は、瀬見温泉の中でも非常に開けた場所にあり、周りにそびえ立つ山々の風景が素晴らしいのも人気の1つです。秋の紅葉から、冬の雪化粧、春の新緑など様々な顔が見られます。

温泉旅行といえばやはり美味しいものとお土産が必要です。もちろん瀬見温泉にも数多くのお食事処やお土産店があります。いくつかご紹介いたしますので、旅のご参考にしてみてください。地元の食材を使用した食事処でぜひ瀬見温泉をご堪能ください。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の1つ目は「寿し庄内館」さんです。「寿し庄内館」さんは、瀬見温泉では数少ないお寿司屋さんで、山の中なので地元の魚とは言えませんが、地元の方にとても人気で特徴は大きなネタです。リーズナブルで大きなネタの食事を温泉街でお楽しみください。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の2つ目は「やまや食堂」さんです。「やまや食堂」さんの特徴は、まさに旅の雰囲気満載というところです。メニューは、ラーメン、カツ丼などよくある食堂ですが、瀬見温泉に古くからあるこの食堂の女将さんの人柄によって人気となっているお店です。言葉では伝わりにくいですがぜひ一度訪店してみてください。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の3つ目は「川の駅 ヤナ茶屋」さんです。「川の駅 ヤナ茶屋」さんは、清流最上小国川の水辺にある、いわゆる道の駅で、こちらでは川の駅と呼ばれています。大自然の雰囲気を感じながら、鮎の塩焼きや十割そばなど地元の味を楽しめる、観光にもおすすめのスポットです。お土産の購入もできます。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の4つ目は「大黒屋商店」さんです。「大黒屋商店」は、日本酒好きの店主が、地元の選りすぐりのお酒を厳選して販売しています。更に瀬見温泉の名物である「しそ巻」の取り扱いもあるので、お土産にもピッタリのお店です。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の5つ目は「おく山菓子舗」さんです。「おく山菓子舗」さんは、瀬見温泉で語り継がれる「義経・弁慶伝説」にちなんだ、饅頭や最中、どら焼きなどの取り扱いがあります。弁慶のどらやきのデザインは、地元の小学生がデザインしたもので瀬見温泉を感じられる名物となっております。

瀬見温泉のお食事＆お土産店の6つ目は「佐藤酒造店」さんです。「佐藤酒造店」さんは、享保元年から営業されている、瀬見温泉の入り口にある作り酒屋さんです。銘柄としては、「このきみ大吟醸」、「純吟最上の夢」の二種類を取り扱いしています。

いよいよ瀬見温泉のメインでもある温泉旅館のご紹介です。前述の通り天皇陛下も宿泊された由緒正しき旅館から、リーズナブルな旅館までございます。値段の高低はありますが、天皇家がいらっしゃった瀬見温泉外は風情もありどの旅館でも楽しめますので旅行費用とご相談の上お越しください。日帰り温泉もあるのでそちらもご利用ください。

歴史ある旅館が多いので、歴史情緒あふれる大浴場や、風情あふれる露天風呂もたくさんあるのでぜひご堪能ください。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館1つ目は、「喜至楼」さんです。「喜至楼」さん山形県に現存する最古の旅館と言われており、玄関から始まりその厳かな雰囲気は歴史を感じることができます。宿泊棟である別館は昭和後半に建築されたものなので、客室は快適に過ごすことができますのでご安心ください。

特にお風呂が特徴的です。大浴場の数がたくさんあり1度の宿泊ですべて入るのは大変だと思います。複数回来ても楽しめます。特にオランダ風呂、ローマ式千人風呂、露天風呂にはぜひ入っていただきたいと思います。近代的なホテルにある便利さこそありませんが、長く滞在しゆっくりとした空間を感じるにはピッタリの旅館です。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館2つ目は、「ほてい屋」さんです。「ほてい屋」さんの特徴としてはそのホスピタリティです。旅館の雰囲気も清潔感もさることながら宿泊された方の殆どがその接客を褒め称えるほどの心地よさです。

こじんまりとした空間ではありますが広々とした露天風呂があるので癒やしの空間を求めるならば「ほてい屋」さんでの宿泊をおすすめします。食事もボリュームが有り人気です。特に鮎の田楽は絶品で様々な口コミサイトでも評判になっている逸品です。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館3つ目は、「旅館 小川屋」さんです。「旅館 小川屋」さんは、源泉かけ流しの温泉が特徴で、貸切風呂や大浴場、露天風呂など様々なお風呂がありゆったりと過ごすことができます。料理も地元の食材を活かした旬の味わいを堪能できます。

「旅館 小川屋」さんの目の前には前述した、公衆浴場のせみの湯があるので、旅館だけでなくそちらを楽しむこともできます。ぜひふかし湯とともにお楽しみください。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館4つ目は、「四季の宿 まごろく」さんです。「四季の宿 まごろく」さんの特徴としては、四季折々の地元の食材を使用した料理です。料理以外にも女将のおもてなしの心が随所に感じられるアットホームな宿です。露天風呂も人気の1つです。

前述の地元の食材での料理も格別ですが、宿泊状況にもよりますが持ち込みでの料理も料金無料でしていただけます。瀬見の朝市や、川での釣り、山菜採りなど楽しんで頂いたあとにプロの腕で美味しく仕上げていただけます。ぜひご相談してみてください。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館5つ目は、「松葉館」さんです。「松葉館」さんは、川のほとりにある小さな温泉宿です。家庭的な雰囲気の旅館で値段もリーズナブルな為、ビジネスから家族旅行、合宿などでも活用できる宿です。日帰り温泉利用も可能なのでぜひ露天風呂もご堪能ください。

瀬見温泉のおすすめ温泉旅館6つ目は、「ゆめみの宿 観松館」さんです。「ゆめみの宿 観松館」さんは前述しましたが、天皇陛下が宿泊された宿として有名な宿です。天皇陛下が宿泊されたということもあり、部屋のグレードもよく上品な宿です。価格はリーズナブルなのでぜひ一度は天皇陛下と同じ宿を堪能しにいらっしゃってください。露天風呂も素敵です。

瀬見温泉のご紹介いかがだったでしょうか？瀬見温泉には、天皇陛下が宿泊した宿があったり、義経、弁慶の伝説があったりなど歴史を感じることができる温泉街です。天皇陛下が宿泊した宿に泊まるもよし、宿の予算を抑えて観光や料理に予算をかけても楽しめる温泉街です。

瀬見温泉は、日帰り温泉を使える施設も多数ありますし、風情ある露天風呂があったりなど温泉そのものを楽しむこともできます。心も体も瀬見温泉で癒やしてみてください。