古きノスタルジックな港町！柳井のおすすめ観光スポット12選！

日本有数の日照時間を誇る山口県柳井市は、気候が温暖で自然も豊かな恵まれた環境です。古くは室町時代から海上交通の要所として栄えた街で、「白壁の町並み」と呼ばれる地区を中心に観光スポットや特産品が多くあり、魅力ある街として人気観光スポットになっています。

柳井を良く知らない方、知っていても行ったことがない方におすすめの名所観光スポットをご紹介します。最後までお付き合い下さい。

柳井の街を散策していると歴史を感じさせる建物やスポットがたくさんあります。それもそのはず、柳井は海上交通の要所として室町時代から多くの商人たちが行き交う商都として栄えて来たのです。

また、国の重要伝統的建造物群保存地区にもなっている柳井川北部の古市金屋地区に残る町並みは室町時代からのもので約200ｍに渡り、白壁と格子窓の家並みが続いています。

国指定重要文化財「国森家住宅」や明治の文豪、国木田独歩旧宅など名所も豊富で、柳井の街は歴史と文化に彩られた街なのです。こうしたおすすめスポットがたくさんある柳井の街をみなさんと見て行きましょう。

白壁の街並みがひときわ目を引く柳井の街は古い歴史と文化、伝統をはぐくんで来た街です。観光スポットも数多くあり、どれも人気が高いものばかりです。今回は厳選して柳井の歴史的名所、人気のおすすめ観光スポットを12選紹介します。

高台にある観光スポット、地元の人からは「わんわん寺」と呼ばれ親しまれている名所「光台寺」は、その山門が中国明朝様式で造られ竜宮城を思わせます。この下で手をたたくと「ワンワン」と反響することから「わんわん寺」と呼ばれています。

国木田独歩は、22才から24才のころ、この光台寺近くに住んでいて、ここからよく景色を見ていたそうです。光台寺の境内は現在は幼稚園になっているため中には入れませんが、山門までは行くことができます。春は桜の名所として有名です。

「やない西蔵」は、大正時代末期に建築された木造平屋建・白壁土蔵造りの建物で、昭和55年頃までは醤油蔵として使用されていました。平成10年に所有者から市に寄贈されて、改修工事後の平成13年4月にギャラリー及び体験工房として、複合型観光施設に生まれ変わっています。

体験工房では、 金魚ちょうちん製作体験(30分900円)、柳井縞製作体験(30分400円)、染色体験(1時間400円から)などが体験できて、観光客に人気があります。

柳井市は古くから瀬戸内海海上の交通の要所で、江戸時代、白壁の町並みがあるあたりは岩国吉川家の領地として｢岩国吉川領の御納戸｣とも呼ばれ、急速に発展しました。現在も当時の面影を残していて、約200ｍの街路に面した両側に江戸時代の商家の家並みが続いています。

白壁の町並みは、昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。白壁の町並みを散策していると名所「町並み資料館」や「白壁ふれあい広場」などに出くわします。

創業天保元年（1830年）の佐川醤油では、醤油蔵の一部を「甘露醤油資料館・観光醤油蔵」として公開していて、杉桶で醸成される甘露醤油の製造工程と、醤油造りに使われる道具類を見学することができます。甘露醤油は柳井の特産品で古くから親しまれて来ました。

昔ながらの手造りの減塩でまろやかな味の甘露醤油を製造するのは、佐川醤油のほか柳井では1軒だけになりました。貴重な日本人の食の文化と歴史に触れてみませんか。

「商家博物館むろやの園」は、江戸時代(1868-1603)に油商だった小田家の住まいを利用、公開している博物館です。小田家は九州から大阪まで西日本全域で商売を行っていた商人一家で、当時の生活用品なども見ることができます。

屋敷面積約800坪は国内に現存する町家の中でも最大級のもので、当時の豪商の勢いを感じさせてくれるおすすめのスポットです。

大畠瀬戸は、昔から海上交通の要衝として知られ、干潮の急流で発生する渦潮は、日本3大潮流にも数えられています。 大島大橋がかかっており、橋の歩道からは、眼下に渦潮の激流を眺める事ができます。大畠瀬戸のうず潮は、万葉集にも詠われています。

人気の「月でひろった卵」や「鳩子の海」「魅惑のザッハトルテ」など、果子乃季の人気のお菓子は全て柳井市の本社工場で生産されています。山口県を代表するお菓子の数々を作っているので、お土産を買うなら覗いてみることをおすすめします。

果子乃季の工場見学は観光客には人気の一つですが、土日はケーキ工場以外全て工場が休みのため平日の見学となります。見学ツアーは所要時間15分程度で、開催時間は9時から16時まで。参加費用は無料となっていますので、お気軽に参加して下さい。

周防大島の玄関口であり、島と本州（柳井市）をつなぐ人気観光スポット、大島大橋は5年の歳月と99億円を投じて昭和55年に完成した悲願の橋です。足元の潮流は波の抵抗が大きく世界初多柱式基礎の上に連続トラスで構成されています。また橋の歩道から眼下に渦潮を見ることができます。

山口県柳井市余田にある「ANN」のいちご畑は、いちご作りには欠かせない日照時間・気温・土質等の条件に恵まれたところにあり、35年もの歴史があるいちご農家です。ANNのいちご狩りは予約制で駐車場やトイレも完備しています。特に土日の予約は直ぐにいっぱいになるので早めに予約をして下さい。

料金ですが、90分食べ放題で中学生以上1512～1728円、小学生1080～1296円、2歳～小学生未満756～864円(時期により異なる)です。

柳井天満宮は菅原神社とも呼ばれ、学問の神様である菅原道真公を祀る県下三大天神のひとつで、「天神さん」の名称で親しまれています。

歴史を遡ること約300年前、柳井の豪商　貞末宗故（さだすえそうこ）が公用で大阪へ上った時、大阪にある北野天満宮にお参りをしました。その時に履いていた木履（ぼくり）の歯にはさまった天神様の像を持ち帰って、元禄10年（1697年）に祀ったのが始まりとされています。

境内に植えられているソテツは、寛政5年に植えられ柳井市の天然記念物に指定されています。毎年4月25日直前の日曜日には、大名行列が街を彩る柳井天神春のお祭りが開催されます。

「神護寺」は、千手観音を本尊とする真言宗の古刹で、石城山の頂上にあり、開山は高麗の僧恵慈、開基は琳聖太子と伝えられます。戒律五戒で殺生が禁じられている仏教の教えに沿って作られる、野菜や豆腐、穀類などを使った精進料理が有名で観光客も食べることができます。完全予約制で昼食3500円から提供してくれます。

柳井が一望できる高台に建つ「柳井ウェルネスパーク」は、多目的公園で各種スポーツ大会、運動会などにも利用されています。子供から年配の方まで楽しめる「ウォーキングコース」や「大型遊具」などもあり健康促進にも役立っています。

公園内の屋内施設「アクアヒルやない」では、水泳、水中運動、マシンを使った筋力トレーニングや温浴施設でのリラクゼーションが楽しめます。

白壁の街、歴史と文化が育んだ柳井の観光スポットをご紹介して来ました。おすすめの名所巡りの魅力伝わりましたか？柳井の街は散策すればするほど発見がある町です。是非、柳井にお越し下さい。