尾道の向島でしか味わえない幻のサイダーとは?マツコも絶賛した一品!
広島県尾道の向島には、幻のサイダーと呼ばれているサイダーがあります。向島でしか味わえないといわれる絶品の地サイダーで、TV番組でマツコさんにも絶賛された一品です。本記事では、後藤鉱泉所が製造しているこの幻のサイダーの秘密をご紹介していきます。
向島の幻のサイダーの販売店や特徴を解説!
尾道へ。気になってた向島のサイダー飲みに来た。 pic.twitter.com/MtkauYPWsx
— いまの (@Imano_73) June 8, 2019
広島県尾道にある向島は瀬戸内海に浮かぶ島の1つで、尾道水道の渡り船や高見山からの展望が絶景スポットとなっている他、花や果物の島としても有名です。また、朝ドラの舞台となったことでも知られています。
そんな向島には、「幻のサイダー」と呼ばれる懐かしのご当地サイダーがあることをご存知でしょうか。本記事では、テレビ番組でマツコさんが紹介されたこちらの地サイダーの販売店や特徴をご紹介していきます。
向島で大注目のご当地サイダー
向島で「幻のサイダー」と呼ばれるご当地サイダーは、後藤鉱泉所というお店で製造されている地サイダーになります。ヤポネドリンクの最後の砦、とも呼ばれているこちらのお店ですが、昭和から続く飲み物の伝統を大切につなぎ続けておられます。
レトロな瓶入りのジュースや昔懐かしの味、それから懐かしい昭和の雰囲気を求めてここに立ち寄られる方が多いようです。テレビ番組で紹介されてからは、特に賑わいを見せているとのことです。
向島「後藤鉱泉所」の幻のサイダーとは?
後藤鉱泉所寄れたから本州に戻ろ pic.twitter.com/HBAxtO3HEN
— かなた🇮🇹 (@gigio_donchan99) April 20, 2019
サイクリングやツーリングの途中で休憩がてら立ち寄れるスポットとしても人気の後藤鉱泉所。観光客だけでなく、地元の人にも愛されているといいます。そんな後藤鉱泉所が製造している幻のご当地サイダーとは一体どのような飲み物なのでしょうか。
それでは、気になるお店の歴史や絶品の地サイダーの正体に加えて、これらが話題となった理由などについてご紹介していきます。
昭和5年創業「後藤鉱泉所」が製造
噂の後藤鉱泉所
— ちゃりこ@YBRer (@YBR_Bike) March 25, 2020
サイダーおいちい pic.twitter.com/afGOMGbinw
後藤鉱泉所は、昭和5年に創業したお店です。90年近く営業を続ける老舗で、昔懐かしの瓶入りのサイダーやラムネといったジュースを販売しています。「鉱泉所」とは、日本の炭酸飲料の製造を担ってきた場所になります。後藤鉱泉所は今では数少ない鉱泉所の1つです。
手書きの看板が出迎えてくれる入口から店内に入ると、板張りの天井をはじめとして、レトロな雰囲気を醸し出す懐かしの風景が目に入ります。店内には、「マツコの知らない世界」で紹介されたことを記念するアイテムもあります。
レトロな雰囲気も魅力的
ジュースを入れている箱も昔懐かしのレトロな木箱なうえ、ドリンクの販売機もおそらく創業当時から使われているのでしょう。昭和の懐かしさを感じさせるレトロな販売機となっています。
工場に隣接した店内にはラムネの看板や写真、今では見かけなくなった碍子と呼ばれる絶縁器具などもあり、こちらもレトロな雰囲気を感じさせてくれます。
商品名は「マルゴサイダー」
向島の⑤サイダーも美味しかった(*´罒`*) pic.twitter.com/1HYXwkDO7E
— kaz (@kaz32tiger) April 4, 2017
幻のサイダーと呼ばれている人気のご当地サイダーの正体は、「マルゴサイダー」というものです。ラベルにある赤い丸の中に5と描かれていることから「マルゴサイダー」と呼ばれるようになったということです。昭和5年創業であることにちなんで「5」という数字が出てきたともいわれています。
通販や持ち帰り不可の幻のサイダー
サイダーに使われているガラス瓶は製造が既に終了してしまっているため、飲み終わった瓶をその場で回収して再利用することで製造を続けています。そのため、瓶を持ち出す形になってしまう通販や持ち帰りはできません。
有名な飲み物ではあるが現地に行かなければ手に入らない、ということで幻のサイダーと呼ばれているのです。
TV番組「マツコの知らない世界」で紹介されて話題に!
先々週、TBS系「マツコの知らない世界」で紹介された後藤鉱泉所のマルゴサイダーを飲むことが出来ました。 pic.twitter.com/s6EL73y9ex
— もしかして、ひらたいらさん。 (@hiramachy) September 6, 2016
TV番組「マツコの知らない世界」で2016年8月23日に放送された「地サイダーの世界」の中で、後藤鉱泉所のマルゴサイダーが紹介され、話題となりました。「マツコも飲んだサイダー」ということでご当地サイダー求めてやってくるお客さんの数も増えたようです。
ご当地サイダーで有名な場所は他にもありますが、手ごろな価格やノスタルジックな店内、フェリーで渡らなければ飲めないという三大要素が、より人気となった秘訣でもあります。
向島「後藤鉱泉所」の商品紹介
広島の方ならおなじみの、
— オダブツのジョー (@odanii0414) October 30, 2017
後藤鉱泉所のドリンク類あれこれ。
ヤポネソーダー美味しそう。 pic.twitter.com/WomJqtvMOQ
後藤鉱泉所では、いまや代表格となったマルゴサイダーの他にも、ラムネ、クリームソーダ、ミルクセーキ、コーヒー、オレンジジュースといった飲み物が売られています。どのジュースも懐かしい味わいで飲みやすく、お手頃な価格の飲み物となっています。
ガラス瓶入りのジュースはペットボトル飲料と違って味わいも変わってきます。昔懐かしの味を、ぜひお店で味わってみてください。これらの飲料はすべて1本150円で購入できます。
①マルゴサイダー
後藤鉱泉所のマルゴサイダーを飲みにきた pic.twitter.com/QSw8k3ZsEf
— くずら (@uzuratech) March 28, 2017
お店の看板ともいえるマルゴサイダー。すっきりとした味わいで、口の中で強い炭酸がシュワっと広がり、ほのかな甘みを残します。伝統のレシピをもとに、向島の新鮮な湧水と砂糖のみで味付けをされているこだわりの一品。内容量は340mlとなっています。
②ラムネ
後藤鉱泉所さんにてラムネで一休み(まだ全然走ってない) pic.twitter.com/WeOhF70vQr
— ayukichi (@ayukichi_mint) September 21, 2017
飲み口までガラスでできた昔ながらのレトロ瓶で、ラムネを味わうことができます。夏祭りを思い出させる、美味しく飲みやすい1品です。こちらのガラス瓶はもう生産されていない瓶なので、飲み終わったら瓶を必ずお返しするようにしましょう。
③クリームソーダ
ラムネ後藤鉱泉所にて、クリームソーダで休憩♪( ´▽`) pic.twitter.com/D5sEeXl8
— リョウタ (@ryotasanfre) January 7, 2013
こちらは緑色の瓶に入ったヤポネのクリームソーダです。カルピスやホワイトサワーに少し似ている味ともいわれ、ほのかな香りと甘くて懐かしい味が魅力的な一品です。瓶のパッケージの種類は何種類かありますが、中身はすべて同じです。
④ミルクセーキ
ミルクセーキのむよー@後藤鉱泉所 pic.twitter.com/heUKAqR69n
— キタヲカフミヒト (@kitaoka231) December 23, 2016
ミルクセーキも、子供から大人まで愛されているジュースです。非常に飲みやすいうえに、しっかりと甘さも感じる一品となっていて、美味しいと評判です。別名をヤポネセーキとも言われていますが、瓶に入ったこちらのミルクセーキはこちらのお店でしか頂けない幻のジュースです。
⑤コーヒー
FRIEND (フレンドCアップ)
— 昭和レトロドリンク👈👉ひかり (@old_drink) May 21, 2019
柳川飲料
中身は後藤鉱泉所製のコーヒー牛乳です。
#コーヒー牛乳 pic.twitter.com/3DlGmDmG0a
こちらはガラス瓶に入ったミルクコーヒーです。近年はペットボトルの台頭で瓶入りコーヒーは数が少なくなったこともあり、珍しい品となっています。ミルクとコーヒーが丁度よく、甘みもしつこくない一品となっています。
⑥オレンジジュース
テレビで見た向島の後藤鉱泉所にサイダー飲みに行ってきた!瓶は返さないといけないのでその場でしかいただけない品物。友達はオレンジジュース!尾道から渡り船を渡ってすぐ! pic.twitter.com/5Eo5QtD6Yt
— おおとり✩Oboro-Lab✩ (@ootori_oboro) November 13, 2018
こちらは「ビタヤポネ」とも呼ばれるオレンジジュースです。みかんをたっぷり含んでいるため、まさに本物のみかんジュースといってよいでしょう。こちらもすっきりした味わいで好評の一品です。ビタヤポネも今やこちらのお店でしか頂くことができない一品となっています。
「後藤鉱泉所」へのアクセス&駐車場情報
しまなみ海道に来たぞー!これから船で向島へ行きます! pic.twitter.com/KYTRtGioXo
— Merci@crash-endo (@Merci8976) August 20, 2017
ご当地サイダーを販売している後藤鉱泉所は向島にあります。向島へは、渡り船を使うことで尾道市街からスムーズにアクセスすることができ、おすすめです。尾道市街地から向島に渡る航路は「駅前渡船」「福本渡船」「尾道渡船」の3社が提供しています。
移動時間は、5分程度となっています。出航間隔は5~10分なので、乗り遅れても大丈夫です。乗船時には、乗船手続きや切符の購入は不要で、料金は後で(乗船前の場合もあり)小銭で支払うことになりますので小銭の用意を忘れないようにしましょう。
アクセス情報
後藤鉱泉所へのアクセスとしておすすめするのは、「尾道渡船」(兼吉渡し・公営渡船) の利用です。バイクや自転車の乗り込みは10円程度の追加料金がかかりますが、向島でフェリーを下船した後、車道を進んでいくことができます。船賃は1人100円となっています。
そのほか、「福本渡船」や「尾道駅前渡船」を利用して向島へ行くことももちろん可能です。福本渡船なら乗船料60円の最安値で渡ることができます。
尾道駅前渡船はJR尾道駅からすぐなので、移動が面倒だという場合はこちらを利用することもできます。自動車は不可ですが、大人100円で乗船できます。
駐車場は?
後藤鉱泉所には駐車場はありません。したがって、近隣にある駐車場を利用していただくことになります。JR尾道駅付近にはたくさんの有料パーキングがありますので、そちらに車を停めて乗船し、向島では徒歩で移動する方法があります。
あるいは、後藤鉱泉所の近くには有料のタイムズのBの駐車場があり、車が停められますのでそちらを利用する方法もあります。
後藤鉱泉所の基本情報
住所 | 広島県尾道市向島町兼吉755-2 |
電話番号 | 0848-44-1768 |
料金 | 150円~ |
営業時間 | 8:30~17:00頃 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | なし |
アクセス | 尾道市街から渡船乗り場まで10分 フェリー乗船後船で5分 向島で下船後徒歩約7分 |
URL | 食べログ |
幻のご当地サイダーを求めて尾道・向島へ!
テレビ番組でのマツコさんの紹介によって更に人気が加速したご当地サイダー。しまなみ海道を巡るドライブやツーリングの途中、あるいは観光の途中に、休憩がてらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。昔懐かしのドリンクと、昔から変わらないレトロなお店が出迎えてくれるはずです。