【決定版】広島で必食の名物グルメランキングTOP20！地元民が厳選！

瀬戸内海から中国山地にまで広がる県域を持ち、豊かな自然に恵まれた広島県。農業や漁業のみならず、江戸時代にはたたら製鉄による日本有数の鉄の産地として栄え、近代以降も呉の海軍工廠を始め、造船・鉄鋼・自動車産業が栄えるなど瀬戸内工業地域の中核として発展してきました。

その為、広島県は「日本国の縮図」とも言われています。大いに栄え、人が集まれば当然食文化も豊かに花開きます。この記事では定番からB級まで、そんな広島県の見逃す事の出来ないご当地グルメを特集致します。

広島グルメの定番と言えばやはりお好み焼きや牡蠣グルメを欠かす事はできません。お好み焼きはまさに広島県民のソウルフードであり、牡蠣は県の魚にも指定されるなど県民にとっては非常に身近な存在です。

しかし、広島グルメは何もお好み焼きや牡蠣グルメだけではありません。美味しいご当地ラーメンやインスタ映えするスイーツ、ご当地ならではのB級グルメなど多くの魅力的なグルメがあります。この記事では、そんな数ある広島のグルメの中から特に厳選した20店舗をランキング形式でご紹介致しますので、広島旅行の参考に是非ご覧ください。

それでは早速、広島で必食の名物グルメランキングをご紹介して参ります。まずは20位から4位までの登場です。有名な定番グルメからご当地B級グルメまで、現地に足を運んで食べたくなるような名店ばかりが登場しますので、どうぞご期待ください。

広島で必食の名物グルメランキング、第20位は「ホルモン料理専門處 利根屋」です。広島市中区の繁華街・銀山町にある1958年創業の老舗で、人気のグルメ番組『吉田類の酒場放浪記』でも紹介された有名店です。

おすすめは牛の肩バラの一部である「コウネ」で、コラーゲンが豊富な事から女性にも人気です。全国的には珍しい部位ですが、広島では定番のB級メニューです。こちらのお店ではホルモンを大きな鉄板で焼くスタイルで、やや酸味の効いた特製みそダレとの相性が抜群です。

広島で必食の名物グルメランキング、第19位は「天よし」です。広島市中区吉島に店舗を構え、フランスの有名グルメガイド『ゴ・エ・ミョ』にも掲載されています。こちらでは広島最高とも言われる至極の天ぷらを味わう事が可能です。

有名天ぷら店と聞くと敷居が高い印象を受けますが、こちらは洋楽POPがBGMとして流れるなど気楽に訪れる事ができます。特におすすめはランチの「天ぷら定食」で、リーズナブルな価格で本格的な天ぷらを堪能できます。30代の店主ご夫妻もとても気さくで、居心地のいいお店と評判です。

広島で必食の名物グルメランキング、第18位は「魚信旅館」です。尾道市の海沿いに建つ料亭旅館で、部屋の窓からは尾道水道を行き交う船を眺める事もできます。数寄屋造りの趣ある建物の一部は明治時代に建てられたもので、和の雰囲気に満ちた個室でゆったりと寛ぎながら、本格的な懐石料理を堪能する事が可能です。

おすすめは目の前の尾道の海で獲れた新鮮な魚を味わえる「オコゼ料理」です。オコゼは漢字で鬼虎魚と書き、「鬼のように醜い魚」が名前の由来となっています。しかし、その名前に反して美味しい魚であり、高級魚としても有名です。魚信旅館ではそんなオコゼを定番の薄造りだけでなく唐揚げやしゃぶしゃぶなど様々な調理法で堪能する事ができます。

広島で必食の名物グルメランキング、第17位は「バターケーキの長崎堂」です。終戦直後、長崎出身のカステラ職人・小川次男氏がバラックでカステラを売り出した事を起源とし、1955年に中町に店舗を構えたお店で、現在では行列ができるご当地スイーツ店として老若男女問わず、多くの広島県民に愛されています。

店名にもなっているおすすめの「バターケーキ」は1961年により滋養のあるケーキをとカステラをアレンジして開発されたご当地B級スイーツで、しっとりとした食感と濃厚なバターの風味が好評を博しています。

広島で必食の名物グルメランキング、第16位は「からさわ」です。風情ある坂の風景が人々の郷愁を誘い、ドラマや映画のロケ地として度々用いられる尾道。からさわはそんな風景に溶け込むように建っている喫茶店で、創業は戦前の1935年に遡る老舗です。

1950年代に発明されたたまごアイスや黒ゴマの香ばしい風味が新しいごまアイスなどが定番で、尾道になくてはならないご当地B級アイスとして愛されています。中でもおすすめなのが「アイスモナカ」で、パリパリサクサクの食感とインスタ映えする可愛らしい見た目が支持されています。

広島で必食の名物グルメランキング、第15位は「尾道ラーメン 壱番館」です。尾道ラーメンは尾道で80年以上に亘って愛されているご当地ラーメンで、鶏ガラと瀬戸内の小魚で取ったダシに醤油を合わせたスープ、中細平打ち麺、表面に浮く背脂が特徴的です。

壱番館はそんな尾道ラーメンの有名店ですが、元々は通販専門だったという変わった経歴を持っています。通販にも関わらず、本格的なラーメン店にも負けないと評判になり、実店舗を持つに至りました。おすすめは定番の「尾道角煮ラーメン」で、脂の旨さがやみつきになると好評です。

広島で必食の名物グルメランキング、第14位は「麺処 いつか」です。呉を代表する有名ラーメン店で、一滴も残さずに飲み干したくなると言われる絶品スープを求めて行列ができている事も珍しくありません。

そのスープは安芸高田市高宮町で飼育されている広島熟成鶏から抽出したコラーゲンにふんだんに野菜を加えて作った鶏コラーゲンスープで、化学調味料などは一切用いず、素材の味を活かした仕上がりとなっています。おすすめは「琥珀醤油の鰹鶏そば」で、鶏や野菜の旨味と店主のこだわりが詰まった至極の一杯です。

広島で必食の名物グルメランキング、第13位は「蕎麦きり吟」です。広島市南区段原の住宅街にあるお蕎麦屋さんで、BGMとしてジャズが流れるなど大人の隠れ家的雰囲気のお店です。

玄蕎麦と呼ばれる殻付きの蕎麦の実を仕入れ、石臼で粉に挽くところからお店で作っているこだわりの手打ち蕎麦は多くの蕎麦好きに高く評価されています。お蕎麦だけでなく天ぷらも美味しいと評判で、お昼に味わえる「穴子天セット」がおすすめです。

広島で必食の名物グルメランキング、第12位は「そらや」です。広島市中区八丁堀に2012年に開店した立ち飲みのお店で、広島ののん兵衛達にとってはまさに「聖地」と言った存在です。店主は島根県出身で、大阪で和食の修業を積んだ後に独立しました。

「自分が行きたい店を作る」と言う信念で作られた店内は木目調を基調とした落ち着いた雰囲気で、立ち飲みながら女性客でも入りやすいと支持されています。おすすめは半数以上を島根県から仕入れているという鮮魚を用いた「魚料理」の数々で、定番からB級のメニューまで、どのメニューもお酒との相性が抜群です。

広島で必食の名物グルメランキング、第11位は「郷土味 かけはし」です。尾道駅のほど近くにある2009年開業のお店で、予約を取る事が難しい和食の名店として知られています。

メニューは昼・夜ともにコースのみで、瀬戸内の新鮮な魚介をふんだんに用いた料理がおいしいのは勿論の事、盛り付けや器の美しさ、上質の落ち着いた雰囲気、細部まで行き届いたサービスなど和の真髄を五感で感じられる点も人気の理由です。

広島で必食の名物グルメランキング、第10位は「岩村もみじ屋」です。宮島にある明治期創業の老舗和菓子店で、広島定番の銘菓であるつぶあん入りもみじ饅頭の元祖とされています。

もみじ饅頭を販売しているお店は広島県内に数多くありますが、その中でも一、二を争う人気で、すべて手作りで作られている焼き立てのもみじ饅頭を店先で堪能する事ができます。お土産としても定番で、行列が絶えない人気店です。

広島で必食の名物グルメランキング、第9位は「らーめん与壱」です。広島市西区三條に店舗を構える広島ラーメンのお店で、ラーメン好きの中には「広島で一番うまいラーメン屋」と太鼓判を押す方も少なくありません。

広島ラーメンの特徴は白濁した豚骨スープと魚介のダシを用いる点にあり、同じ広島県でも尾道ラーメンとは全く異なる味わいです。チャーシューも絶品と評判で、おすすめはラーメンにチャーシュー麺が付くランチ限定の「定食セット」です。

広島で必食の名物グルメランキング、第8位は「お好み焼き 大樹」です。広島グルメで欠かす事の出来ないソウルフードであるお好み焼きの名店で、ミシュランガイドにも掲載されています。

おすすめはオーソドックスに「肉玉そば」です。こちらの特徴は麺にあり、広島のお好み焼きを半世紀以上に亘って支え続けてきた磯野製麺所の麺が抜群の存在感を示しています。キャベツの甘みを生かし、スパイシーに仕上げられた味わいとふわっとした口当たり、さくっとした食感も人気の理由です。

広島で必食の名物グルメランキング、第7位は「焼がきの はやし」です。お好み焼きと並び立つ広島グルメの両雄・牡蠣。そんな牡蠣を存分に味わえる有名店です。1948年に宮島の表参道商店街で開業した老舗で、「焼き牡蠣発祥の店」としても有名です。

こちらでは天皇杯や水産庁長官賞など数々の受賞歴を誇るブランド牡蠣「地御前牡蠣」の中でも粒が大きい最高級品質の3年物だけを厳選して提供しており、凝縮した旨味を焼き立てで堪能する事ができます。

広島で必食の名物グルメランキング、第6位は「お好み焼 村上」です。尾道にあるお好み焼き屋で、2010年に放送されたNHK連続テレビ小説『てっぱん』に登場するお好み焼き屋のモデルになりました。

おすすめはB級ご当地グルメの「尾道焼き」です。尾道焼きは広島のお好み焼きから派生したB級ご当地グルメで、砂ずりとイカ天が入っています。砂ずりの脂身と焼きそばが絡み合い、得も言われぬ美味しさと評判です。

広島で必食の名物グルメランキング、第5位は「ふじたや」です。広島定番のご当地グルメの一つである「あなご飯」一筋のお店です。あなご飯を提供しているお店は数多くありますが、ふじたやは唯一ミシュランガイドにも掲載されている有名店で、開店前から数十人が行列を作る事も珍しくありません。

注文を受けてからタレを塗り、二度焼き、三度焼きと丁寧に作られるあなご飯は熱々で、炭の香ばしさとふわふわの食感が堪りません。厳島神社参拝の折、是非立ち寄りたい名店の一つです。

広島で必食の名物グルメランキング、第4位は「お好み焼き 八昌」です。広島のお好み焼き界における一大勢力である「八昌」。赤八昌、青八昌、だるま八昌などの系統がある中で、青八昌の代表格である「薬研堀　八昌」の店主で、お好み焼き界のレジェンドとも呼ばれる小川弘喜氏が2014年に新たに開業したお店が、銀山町にある「お好み焼き 八昌」です。

お好み焼きの最高峰との呼び声も高く、ミシュランガイドにも掲載されています。特に「焼き」のクオリティが非常に高いと評判で、昼のみの営業にも関わらず、行列が絶える事がありません。

広島で必食の名物グルメランキングを4位までご紹介致しました。広島グルメの大番頭ともいうべきお好み焼きや牡蠣グルメだけでなく、尾道ラーメンのようなご当地グルメや尾道焼きのようなB級グルメなどいずれも非常に魅力的でした。

続いて、いよいよTOP3の登場です。数々の名店を抑え、第1位の栄冠に輝くのはどのようなお店なのか、どうぞご期待ください。

広島で必食の名物グルメランキング、第3位は「牡蠣屋」です。宮島で牡蠣料理を味わえるお店は数多くありますが、その中でも唯一の牡蠣料理専門店です。牡蠣を焼く焼きガキ職人は焼きガキ一筋40年のベテランで、広島県産牡蠣の中でも最高品質とされる地御前牡蠣を絶妙な火加減で焼き上げます。

余計な味付けはせず、海の塩味だけで味わう焼きガキは絶品と好評を博しています。また、元々通常のメニューには載っていなかった裏メニューの「牡蠣屋定食」では、定番の焼きガキのみならず牡蠣飯や牡蠣フライなど、牡蠣料理の数々を豪華に味わう事ができます。

広島で必食の名物グルメランキング、第2位は「薬研堀 八昌」です。広島・お好み焼き界においてレジェンドと目される小川弘喜氏が開業したお店で、今や広島の一大勢力となっている八昌の名を一躍全国に轟かせた有名店です。

こちらのお好み焼きの特徴は完全な円ではなく、楕円形である点にあります。また、じっくりと蒸すので、焼き上がりまでに30分ほど掛かりますが、その食感や味わいは「広島ナンバーワン」と言われるのも納得。夜営業のみと言う事もあり、ハードルの高いお店ですが、何度挑戦してでも一度は味わいたい絶品です。

広島で必食の名物グルメランキング、第1位の栄冠に輝いたのは「あなごめし うえの 宮島口本店」です。1901年創業の老舗で、100年以上に亘って「あなご飯」の味を守ってきた有名店です。

穴子の骨から取った出汁を用いて炊いたご飯の上に特製のタレで焼いた穴子の蒲焼がぎっしりと詰められ、箸が止まらない美味しさと評判です。出来立てもさることながら、「お弁当」もおすすめで、ご飯に染み込んだタレの味わいがやみつきになります。

以上、広島県で必食の名物グルメランキングTOP20をご紹介致しました。第1位には創業から100年以上も伝統の味を守り抜いてきたあなご飯の有名店「あなごめし うえの 宮島口本店」が選ばれるという結果になりました。

しかし、惜しくも1位にはならずとも、定番の名物グルメやご当地B級グルメなどいずれも非常に魅力的なラインナップでした。この記事がそんな広島の絶品ご当地グルメを満喫し、広島通になるきっかけになりましたら幸いです。