バーベキューにキャンプにヒラメ!遊びどころ満載の笠戸島へ行こう!

山口県下松市にある笠戸島は、魅力的な観光スポットに溢れている島です。笠戸島家族旅行村ではバーベキューやキャンプ、トレイルを楽しめます。国民宿舎大城では、温泉や地元の名産である笠戸ヒラメを使った料理も食べられます。そんな笠戸島の情報について解説します。

バーベキューにキャンプにヒラメ!遊びどころ満載の笠戸島へ行こう!のイメージ

目次

  1. 1笠戸島とは
  2. 2笠戸島の観光スポット
  3. 3ハイキングコースが整備されている笠戸島
  4. 4笠戸島で食事が楽しめる施設
  5. 5笠戸島のアクセス&駐車場情報
  6. 6魅力がいっぱいの笠戸島でめいっぱい遊ぼう!

笠戸島とは

笠戸島は山口県東部の下松(くだまつ)市にある離島で、本土とは笠戸大橋で繋がっているので車でもアクセスできる島です。笠戸大橋も写真映えする美しい橋で、2020年には完成してから50周年を迎えています。

瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島で、島全体が瀬戸内国立公園に含まれています。島の周囲は約30キロで、車を使うと1時間もすれば周遊できる広さです。

かつては笠戸巡航船が、島の各地と下松の市街地を結ぶ足として使われていました。笠戸大橋の完成後、島内では県道の整備が進み、それに伴って巡航船の航路も縮小。笠戸大橋が完成してから7年後に廃止となりました。

観光スポットとしても人気の笠戸島

笠戸大橋が完成してから、笠戸島は観光地化が進みました。島内各地には、家族旅行村やはなぐり海水浴場といったレジャースポットが開業し、温泉に入れる宿泊施設もオープン。今では下松市を代表する観光の島として知られています。

豊かな自然の中でキャンプ・バーベキュー場、ハイキングコースが整備されているので、自然を楽しむことを目的とした県外からの観光客も、笠戸島へ足を運びます。

春先のシーズンになると、河津桜を目当てに島を訪れる人が激増します。瀬戸内の風景を背後に撮影する河津桜の写真は大変な人気を誇っていて、週末には島内各地が混雑するほどの盛況ぶりを見せます。

特産品は「笠戸ヒラメ」

笠戸ヒラメとは、島内にある「下松市栽培漁業センター」で養殖されたブランドヒラメのことです。山口県の特産品である夏みかんを配合した餌で育てられたので、魚特有の臭みが抑えられています。

脂がのっている肉厚な身と甘さが感じられる味わいが特徴で、そのおいしさは天然のヒラメに劣らないと評判になっています。

島の中には、実際に「笠戸ヒラメ」を購入したり、食べられたりする食事スポットもあるので、笠戸島を訪れると「笠戸ヒラメ」を満喫できます。

笠戸島の観光スポット

笠戸島は、美しい自然の中で身体を動かしたり、ゆったりとした時間を過ごすスポットが数多くあります。また、おいしい魚介類を楽しんだり、温泉宿にも泊まることができます。観光地として楽しむにはもってこいの場所ですね。

笠戸島の観光スポットにはどんな場所があるのでしょうか。それぞれのスポットの魅力と共に、詳しく見ていきましょう。

「笠戸島家族旅行村」でバーベキュー!

笠戸島北東部に位置する「笠戸島家族旅行村」は笠戸島観光の中核となっていて、バーベキューやキャンプが楽しめるアウトドア施設です。バーベキュー場やオートキャンプ場の他、サンセットケビンという貸別荘も提供しています。

家族旅行村が位置するのは島の斜面の上であり、その標高は約150メートルになります。そのため、丘の上から笠戸湾を見下ろすことができて、開放感たっぷりの青空と海を眺められます。

家族旅行村のバーベキュー場は全て屋根が付いているので、天候を気にせずバーベキューが楽しめます。。バーベキューは昼間のディキャンプも可能なので、昼にバーベキューをして夜は温泉に泊まることも可能です。

瀬戸内海に沈む美しい夕日が映える「夕日岬」

夕日岬は笠戸島北部の岬です。夕焼けに照らされた瀬戸内海とそこに浮かぶ島々の美しさは思わず溜め息が出るほどで、西日本有数の夕日の名所となっています。

訪れる多くの写真家を虜にしているのは、「はなぐり岩」の穴を通して見る夕焼けです。海水の浸食によって自然に空いた穴から流れる夕日の道筋は、一見の価値があります。

中でもおすすめとされている時期は冬場。夕日に照らされた海や島々が茜色に染め上げられるので、特に美しい絶景になると評判になっています。

人工の海水浴場で安全に遊べる「はなぐり海水浴場」

家族旅行村からすぐ北側にあるはなぐり海水浴場は、波が穏やかで見晴らしが良く、親子連れでも楽しめる海水浴場です、シャワーやトイレ、駐車場も完備で、駐車場から砂浜までは車椅子でも降りられるスロープが完備されています。

海岸には親水緑地公園が隣接していて、砂の広場や潮の満ち引きで海水が出入りする潮入りプールがあります。海を眺めながら座れる屋根付きのベンチも備わっているので、ひとやすみするにはちょうど良いスポットでもあります。

魚と触れ合える「下松市栽培漁業センター」

「笠戸ヒラメ」を養殖している「下松市栽培漁業センター」は、「ひらめきパーク笠戸島」として観光客向けの営業も行っていて、観光スポットとしても人気を集めています。

ヒラメ養殖施設の見学や、ヒラメの餌やり・タッチングプール体験も可能です。特にタッチングプールは広さが約71平方メートルと、日本最大規模であることが自慢です。

また、栽培漁業センターでは実際に「笠戸ヒラメ」を販売しています。購入したヒラメは、センターで開かれているヒラメのさばき方教室に事前に申し込んだ上で参加すると、自分でさばくこともできます。

笠戸ヒラメを使った水産加工品の販売も行っているので、笠戸ヒラメに関連したお土産選びにも適しています。施設の見学自体は一般個人なら申し込み不要なので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

天然温泉が楽しめる宿泊施設も

島の宿泊施設である「国民宿舎 大城(おおじょう)」は、天然温泉が自慢の施設です。瀬戸内海を見渡しながら入れる露天風呂の他、サウナや炭酸泉もあってゆったりとくつろげます。

全37室ある客室は、和室、洋室、和洋室の3つのタイプがあり、全ての客室から夕日が沈む瀬戸内海を眺められます。

温泉の泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物冷鉱泉。筋肉痛や関節痛などに効く効能があります。日帰り入浴は午後8時までやっているので、バーベキューやトレイルの帰りに温泉で汗を流すために立ち寄ることもできます。

ハイキングコースが整備されている笠戸島

笠戸島には、自然の中でトレイルを楽しめるハイキングコースが整備されています。主に島を縦断するコースが指定されていて、海岸線の県道沿いを歩くコースや、島の尾根づたいにトレイルするコースがあります。

尾根を歩くコースは標高差250メートルの本格的な山間トレイルになるので、きちんとした装備が必要です。コースを選ぶ際も、自分の体力と経験に合ったコースを選ぶとよいでしょう。

家族旅行村の敷地内でも軽いトレイルを体験できます。家族旅行村の様々なスポットが道で繋がっているので、バーベキューの合間に腹ごなしの散歩をするのにちょうど良いでしょう。

おすすめスポットは、夕映えの丘です。標高約250メートルの高台から臨む瀬戸内海は、浮かぶ島々の美しさも相まって絶景です。家族旅行村のキャンプやケビンにて泊まるとき、ここから沈む夕日を眺めるのも最高です。

海上遊歩道で潮風を感じよう

はなぐり海水浴場の南側には、海岸線に沿うようにして海上遊歩道が整備されています。海の中がよく見られるので、タイミングが良ければ泳いでいる魚も見ることができます。

全長は約300メートル。途中には突堤が3カ所あって、釣りもできます。近くには駐車場もあるので、釣りを楽しむスポットとしての魅力もあります。

島にあるヒラメを探してみよう

島の中を散策する楽しみの1つに、イラストのヒラメを探すことがあります。島の特産品であるヒラメはシンボルにもなっているようで、島の至る所に描かれています。

例えばマンホールの蓋に。それからガードレールにも、ヒラメが潜んでいます。これらを探して写真に収めるのも、島をトレイルする時の目的として楽しめるでしょう。

「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」も開催

「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」とは、笠戸島に整備されているトレイルコースを使ったトレイルランレースのことです。コースは30キロのロングと、17キロのショートの2つがあり、どちらも起伏に富むトレイルコースとなっています。

トレイルコースは、両者共に「国民宿舎 大城」を起点としていて、島を縦断する尾根づたいのコースから島の主要なスポットを巡るように指定されています。

笠戸島で食事が楽しめる施設

ここからは笠戸島の食事スポットを紹介していきます。名産の「笠戸ヒラメ」を中心とした、和洋のおいしい食事が楽しめるお店になっているので、ぜひ食べてみてください。

レストラン ソワール

「国民宿舎 大城」内にある洋食レストランです。ヒラメを使った洋食の他、ステーキやカツレツも食べられます。予約が必要ですが、ランチビュッフェも提供しています。ビュッフェは60分のコースと90分のコースの2つが用意されています。

河津桜などの観光シーズンになると、早々と入店を打ちきることもあるほどお客さんが訪れるお店です。訪れる予定の時期によっては、予約してから行くことをおすすめします。

笠戸ヒラメの食べ比べもできる

ここではヒラメの食べ比べもできます。薄造りのほか、タタキやエンガワが1つのプレートにのったメニューがあります。また、「笠戸ヒラメ」を使ったさまざまな食事を楽しめるのも魅力です。

お刺身だけでなく、単品メニューとして笠戸ヒラメの天ぷらやカルパッチョが注文できます。調理法によっていろいろな味わいが楽しめるので、お食事の際はぜひ食べ比べてみてください。

アクセス

車で行くときは、山陽自動車道徳山東ICから20分で到着します。駐車場は完備されていて無料で停められるので、自動車でのアクセスに便利な場所になっています。

公共交通機関は、JR山陽本線下松駅からバスで20分。「国民宿舎前」停留所下車してすぐです。

国民宿舎 大城

温泉がある宿泊施設である「国民宿舎 大城」でのお食事は、地元産の食材にこだわった豪華なコース料理が楽しめます。島の特産品である「笠戸ヒラメ」や、山口県の希少銘牛である「高森牛」が食べられるコースもあります。

旬の食材をふんだんに使用した季節限定のコース料理もあるので、いつ訪れても飽きさせない魅力がいっぱいです。

海を眺めながら豪華な食事に舌鼓

「国民宿舎 大城」の建物は海を望む立地にあるので、温泉と同じように眼下に広がる瀬戸内海を眺めながら食事を頂けます。窓も大きくて開放感たっぷり。豪華なお食事も相まって、優雅なひとときを過ごせます。

お食事は予約制になっているので、訪れる前日までに連絡を入れておきましょう。メニューによっては3日前までの予約が必要な物もあります満席の場合は利用ができないので、予定が決まった後はお早めに。

アクセス

車でのアクセスは、山陽自動車道徳山東ICから20分で到着します。また、熊毛ICを利用しても25分でアクセスできます。駐車場175台が停められるので、停める場所は困らないでしょう。

公共交通機関でのアクセスは、JR山陽本線下松駅からバスで20分。「国民宿舎前」停留所下車してすぐです。

笠戸島のアクセス&駐車場情報

これまでの情報を振り返ると、おいしいヒラメや豊かな自然を求めて、実際に笠戸島に訪れてみたくなったのではないでしょうか。温泉も楽しめるとなれば、遠方から泊まりがけで行くのもいいですよね。

笠戸島へ行くにはどうすればいいのかを、詳しく解説していきます。

アクセス情報

笠戸島へのアクセスは、公共交通機関を使うか、マイカーを使うかのどちらかとなります。鉄道なら、JR山陽新幹線徳山駅から在来線に乗り換えて10分でJR山陽本線下松駅に到着です。

笠戸島までは、下松市でバスに乗り換えて10分で島に着きます。家族旅行村や国民宿舎大城までは「国民宿舎前」停留所まで更に10分です。

飛行機を使うときは、山口宇部空港か岩国錦帯橋空港を利用しましょう。乗り合いタクシーを利用すると、2時間で下松駅に到着するので、そこからバスに乗り換えです。レンタカーを借りるのも手です。

レンタカーやマイカーなら、山陽自動車道徳山東ICで降りて約20分、下松駅からなら12分で笠戸島に上陸できます。

一番便利な交通機関は?

島内での移動や観光スポットの特性を考慮すると、自動車で笠戸島を訪れた方が利便性がいいです。近隣県の方なら、マイカーで山陽道から笠戸島へ。

遠方の方は、最寄りの新幹線駅である徳山駅か、最寄りの空港である岩国空港でレンタカーを借りて行くといいでしょう。

笠戸島の基本情報

住所 山口県下松市笠戸島
URL 下松市観光協会公式サイト
お問い合わせ 下松市観光協会 0833-45-6911 
アクセス JR山陽本線下松駅よりバス約10分
山陽自動車道徳山東ICより約20分

魅力がいっぱいの笠戸島でめいっぱい遊ぼう!

笠戸島は自然の中でさまざまな体験ができる魅力的なスポットです。「笠戸島家族旅行村」を拠点にアクティブに過ごしたり、「国民宿舎 大城」でお食事や温泉をゆったりと楽しんだりと、自分に合ったプランが立てられるのが魅力です。

きっと素敵な一日を過ごせることと思います。山口県東部へお越しの際は、笠戸島にも足を運んでみてくださいね。

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この記事のライター
藤田 ユウキ
国内40以上の都道府県を巡った経験を活かした情報をお送りするライターです。次はどこに行こうかと、ワクワクする時間を...

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