山口県最北端「見島」の観光情報まとめ！フェリーのアクセス方法も解説！

見島は、山口県萩市沖から北北西約45キロメートルにある島です。現在も700人程度の人が住んでいます。雄大な自然が楽しめることから、例年多くの観光客が足を運びます。都会の喧騒から離れてのんびりダイビングしたいという人は、足を運んでみるといいでしょう。

見島は、萩市周辺の離島で最も本州から遠い位置にある有人島です。昔から大陸との交流で栄えてきたと言われていて、先祖が倭寇の出身者ではないかと考えられる島民もいます。今回は、そんな魅力的な見島について詳しく紹介していきます。

まずは、見島に観光に行く前に知っておきたい豆知識を紹介していきます。見島がどのような島か分かれば、より楽しい時間を過ごせるでしょう。島めぐりが好きな人も、見島について知識を深めてみてください。

見島は、山口県に属する人口700人程度の小さな島です。萩市に属しており、萩市からフェリーで足を運べます。豊かな自然がある島で、バードウォッチングやダイビングスポットを楽しむために多くの観光客が訪れます。

見島は宿泊施設や食事処も充実していて、のんびりとした時間が過ごせると話題になることも多いです。

萩市沖から見島は、約45km離れています。萩市沖には、見島以外にも7つの島がありますが、見島はもっとも萩市沖から離れている有人島です。萩市沖の大島や櫃島、相島は見島と同じく人が住んでいる島ですので、興味がある人は他の島にも観光してみるといいでしょう。

見島周辺は対馬暖流の影響を受けていて、絶好の釣り場として知られています。季節によって釣れる魚は異なりますが、ヒラマサやヒラソ、カツオなどが釣れると観光客に人気です。さらに見島の食事処で美味しい魚料理が提供されているため、見島の新鮮な魚を味わうこともおすすめです。

見島は、人気芸能人が300キロを超えるマグロを釣った場所としても知られています。マグロの季節は例年9月から11月ごろですので、釣りが好きな観光客は秋ごろに見島を訪れるといいでしょう。

ただしマグロのシーズンは、例年見島に台風が接近することも多いです。見島周辺を巡る釣り船も人気ですので、利用してみることもおすすめです。

見島では、ダイビングも楽しむことができます。魚影の濃さが他の海とは違うと絶賛する観光客もいます。見島の海は透明度も高く、初心者から上級者まで満足できるダイビングができるでしょう。

なおダイビングは基本的には夏の間のみの営業ですので、ダイビングがしたい観光客は夏休みを利用して足を運ぶことをおすすめします。夏場の見島周辺の海は沖縄のように温かいため、快適なダイビングが楽しめます。

見島へは、基本的にフェリーで足を運びます。見島を訪れるという観光客は、まず萩港にアクセスしましょう。フェリーの詳細を詳しく紹介していきますので、初めて見島に行く人は参考にしてみてください。

萩港からは、見島や周辺の離島に向かうフェリーが出ています。当日のフェリーの運航は出港の1時間前頃に発表になります。不安な天候の時は、フェリー会社のホームページや電話で確認を取ることがおすすめです。

見島行きのフェリーは、3ケ月前から前日まで予約できます。観光を予定している人は、早めに予約しておくといいでしょう。

見島へは、萩市の第三セクターである萩海運有限会社のフェリーを利用する必要があります。2019年4月からは高速船ゆりやが就航しています。以前見島と萩港を就航していたおにようずと同じ大きさですが、馬力は以前の5倍アップしました。

萩港から見島は、1日2～3往復ペースでフェリーが出ています。季節によって出発時間が異なるため、実際に見島に観光する際に確認することをおすすめします。ダイビングの季節などは混み合うこともあるため、予約しておくと安心でしょう。

フェリーは、見島の宇津港と本村港に止まります。宿泊施設やダイビングを計画している場所、行きたいと思っている食事処の近くなどで降りる場所を調整するといいでしょう。なお萩港からは先に本村港に到着し、その後宇津港に向かいます。

萩港から見島へは、約70分程度です。船が苦手人は、酔い止めを利用することをおすすめします。料金は片道大人1,970円、小人990円、中学生が1,380円です。往復切符はないため、フェリーに乗るたびに窓口で購入しましょう。

なおフェリー出港30分前までに乗船手続きを取っておく必要があるので注意してください。さらに天候の悪い日や波の高さ4メートル程度の高さになるとフェリーの運航が中止になることもあります。

見島の港には、タクシーはありません。さらにバスやレンタカーもないため、注意です。なおフェリーに自家用車を積むことはできますが、制限などがあるため事前にフェリー会社に問い合わせすることをおすすめします。

見島の港では、自転車を借りることもできます。300円程度借りられるため、効率よく見島観光したい人におすすめです。ただし電動自転車ではないため、宿泊先まで距離がある人は注意してください。また借りられる自転車の数は限られていますので、借りられない可能性もあります。

ここからは、見島のおすすめ観光スポットを紹介していきます。釣りやダイビングをする合間に観光してみるといいでしょう。気になる観光スポットの近くにある宿泊施設を利用することもおすすめです。

見島ジーコンボ古墳群は、国の史跡に指定されている積石塚の群集墳です。数は200基に及びます。副葬品には、貞観永宝が入っています。まだ判明していないことも多いですが、9世紀後半ごろ俘囚集団の長のために作られたものだと推測されています。

墓の内部は竪穴式石室、横穴式石室、箱式石棺の3パターンあることが分かっています。大きな玄武岩は見ごたえがあり、古墳ファンからも人気です。

建網漁体験は、見島周辺で漁師になった気分が味わえるアクティビティです。色々な魚が引っかかるため、家族連れにもおすすめです。ダイビングや釣りが好きな人は、参加してみるといいでしょう。建網漁体験は4月から8月に1人2,500円程度で参加できます。

宇津観音寺観音堂は、弘法大師が33歳の厄年祈願のために作成した正観音菩薩像が見島宇津の浜に漂着し、それを漁師たちが祀ったことが起源だと言われています。多数の鳥居が奉納されていて、趣があると高く評価されています。さらに美しい海岸線と日本海が楽しめるため、景色を楽しみたいと言う時にもおすすめです。

見島北灯台は、山口県の最北端に位置しています。全国でも珍しい太陽が水平線から昇り水平線に沈む景色が楽しめます。長尾の鼻とも呼ばれています。港からやや離れた場所にありますので、歩きやすい服装で足を運ぶことをおすすめします。

見島では、7戸の農家で見島ウシを飼育しています。見島ウシは昭和3年に天然記念物に選ばれた貴重な種類で、小型で飼料消費量という特徴があります。棚田を活用した放牧場は、どこか懐かしい景観だと人気です。

3.4haの晩台山放牧場、6.3haの木ノ上放牧場の2か所あります。JA萩市見島支所内には、見島保存会が設置されています。

観音平は、宇津観音堂の近くにある見島牛の放牧地として使われていた丘です。美しい日本海の水平線と自然が楽しめるため、新緑の季節に足を運んでみることをおすすめします。宇津観音堂に立ち寄る前後に足を運んでみましょう。

ここからは、見島でおすすめの食事と宿泊スポットについて紹介していきます。見島に初めて観光する予定の人は、参考にしてみてください。宿泊施設によっては、車を貸し出ししてくれる場合もあります。

八里ヶ瀬は、見島北のマグロが釣れる漁場近くにある食事処です。見島を訪れた有名人も利用する人気店で、海の幸やチャーハンが美味しいと評価されています。夜には、居酒屋として食事することも可能です。

ひまわりは、見島では貴重な喫茶店のように使える食事処です。ボリュームがあり美味しいと評判のため、食事がしたい時に立ち寄ってみるといいでしょう。焼き飯とオムライスが人気で、食事時には混雑していることもあります。

岩崎旅館は、見島周辺の食材が楽しめる人気の宿泊施設です。和室8室のこぢんまりとした宿泊スポットで、見島で暮らしているような気分になれます。瀬渡し、舟釣りの手配もお願いできるため、初めて観光する予定の人にもおすすめです。

赤崎旅館は、お刺身や魚料理など食事も魅力的と言われる宿泊スポットです。ダイビングの手配や磯渡しの依頼もお願いできるため、観光客の口コミ評価も高いです。見島を訪れる人気芸能人御用達の宿泊施設としても知られています。

ひまわり旅館は、素泊まりのみの宿泊スポットです。先ほど紹介した食事処ひまわりと近い場所にあるため、食事は喫茶店で食べることもいいでしょう。1泊3,240円とリーズナブルな点が人気です。

北国屋は、海の幸やアワビのステーキ、生うにが人気の宿です。釣った魚もサービスで料理にしてくれるため、見島に釣りをするために足を運ぶ予定の人におすすめです。タオル、歯ブラシなども用意されていて、気軽に足を運べます。

弁天荘は、食事が豪華だと評価されている宿泊施設です。季節によっては、見島名物のうにや見島スイカが楽しめるでしょう。基本的には宿泊した人が食事できる場所ですが、事前予約で料理のオーダーをお願いできる可能性があります。さらにフェリーが到着する時間を伝えておけば、港まで車で送迎を依頼することもできます。

山内旅館は、舟釣りの手配や瀬渡し船のある魅力的な宿です。部屋数は9室で、宿泊人員22名です。一泊二食で7,340円から利用できます。口コミでの評価も高いため、宿泊先候補として考えてみるといいでしょう。

民宿みとらは、舟釣りの手配をお願いできるスポットです。赤ウニ丼が美味しいと評価されているため、ウニが好きな人は夏に足を運んでみるといいでしょう。部屋数7室で、宿泊人員は10名です。

見島は、豊かな自然に恵まれリラックスしたい時に最適な観光スポットです。釣りやダイビングが楽しめるため、海のアクティビティをしたい時にもおすすめです。見島には魅力的な食事処や宿泊先もあるため、旅行計画を立ててみるといいでしょう。