日本の名湯百選!鳥取「関金温泉」の日帰り温泉&旅館で楽しむ湯治旅!

関金温泉(せきがねおんせん)は、日本名湯百選に選ばれる鳥取県にある温泉です。関金温泉のおすすめの日帰り温泉や旅館をご紹介します。古くから湯治湯として利用されてきた関金温泉へ、湯治旅にお出かけされてみてはいかがでしょうか。

日本の名湯百選!鳥取「関金温泉」の日帰り温泉&旅館で楽しむ湯治旅!のイメージ

目次

  1. 1「関金温泉」の宿&日帰り温泉をチェック!
  2. 2「関金温泉」の歴史や泉質について
  3. 3「関金温泉」のおすすめ日帰り温泉
  4. 4「関金温泉」のおすすめ旅館
  5. 5「関金温泉」の足湯情報
  6. 6鳥取の名湯「関金温泉」へ足を運ぼう!

「関金温泉」の宿&日帰り温泉をチェック!

関金温泉(せきがねおんせん)は、鳥取県の倉吉市にある温泉です。岡山県との県境にあり、蒜山(ひるぜん)の麓に位置する自然豊かな温泉地です。最寄の倉吉駅からバスで35分と公共交通機関での訪問は少し難しいかもしれません。少し道が狭いところもありますが、今回ご紹介する施設は全て駐車場があるので車での来訪をおすすめします。

鳥取県の温泉というと三朝温泉(みささおんせん)や羽合温泉(はわいおんせん)が有名ですが、関金温泉は古くから湯治場として利用された歴史のある温泉地で、温泉通には有名な温泉です。この記事では、そんな関金温泉の宿や日帰り温泉をご紹介します。関金温泉には家族風呂のある温泉はあるのでしょうか。

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関金温泉の足湯情報も紹介!

関金温泉では、日帰り温泉や旅館での入浴以外に、足湯で温泉を堪能する方法もあります。日帰り温泉や旅館などに比べ気軽に立ち寄れる足湯についてもご紹介していきます。日帰り温泉や旅館への行きや帰りに足湯に立ち寄って、入浴と足湯を両方楽しむのも良いですね。

「関金温泉」の歴史や泉質について

こちらでは、関金温泉の歴史や泉質についてご紹介いたします。関金温泉は古くから、湯治場として利用されてきたようですが、どのような歴史を持つ温泉なのでしょうか。また、温泉に訪れる際は温泉の泉質は気になりますよね。どんな効能があるのかもあわせて紹介していきます。

開湯から約1300年の古湯

関金温泉は、開湯から1300年の歴史をもつ古い温泉です。開湯については諸説はあるようですが、717年(養老年間)に僧の行基が傷ついた一羽の鶴が湯浴みをしているところを発見したという伝説が最古の説となっているようです。その他の説でも延暦年間(782年~806年)に発見されたとのことです。

関金温泉では、717年に行基が温泉を発見したという最古の伝説にちなみ2017年を開湯1300年として、「関金温泉開湯1300年祭」をしました。もしも、関金温泉の始まりが717年ではなく806年だったとしても平安時代ですから関金温泉がいかに古くからある温泉かということがわかりますね。

泉質は「単純放射能泉」

関金温泉の泉質は、単純放射能泉です。よくラジウム温泉と呼ばれるもので、免疫力や自然治癒力を高めるホルミシス効果があるとされています。関金温泉の適応症には、痛風やリウマチ、動脈硬化などがあります。疲労回復効果もあるので、リフレッシュ目的の入浴にも良さそうです。

放射能泉は、世界的にも数が少ない貴重な温泉と言われています。その中でも、関金温泉は日本有数のラジウム含有量の多さを誇っています。同じ鳥取県にある三朝温泉に次いで、国内2番目の含有量のようです。放射能泉に興味のある方には、日本有数のラジウム含有量を誇る関金温泉はおすすめの温泉です。

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白金の湯と呼ばれる事も

関金温泉の湯の色は、無色透明でとても美しく輝いてみえることから「白金(しろがね)の湯」や「銀の湯」とも呼ばれています。江戸時代に記された、伯耆民談記(ほうきみんだんき)にも「銀湯」と記されています。昔から今までずっと美しい湯を保っているのですね。

そのうえ関金温泉の湯は、無色透明なだけでなく無味無臭です。温泉というと、温泉独特の匂いがしたり、濁りのある温泉も多いので無色透明・無味無臭というのは特徴的ですね。ぜひ、関金温泉へ訪問して無色透明・無味無臭の美しい湯を実際に感じてみてください。
 

日本名湯百選に選定!

関金温泉は、2011年に日本名湯百選に選定されました。日本名湯百選とは、NPO法人健康と温泉フォーラムが温泉療法医がすすめる療養・保養に優れた温泉を選定したものです。鳥取県内で日本名湯百選に選ばれている温泉は、この関金温泉と三朝温泉だけです。

古くから湯治場として利用されてきた関金温泉は、現代でも温泉療法医のお墨付きで、保養や療養効果のある温泉だということがよくわかります。日本は温泉の数が世界と比べて多いと言われ、3000以上もあると言われている中で、百選に選ばれるのはすごいことですよね。

「関金温泉」のおすすめ日帰り温泉

こちらでは、関金温泉のおすすめの日帰り温泉を2ヶ所ご紹介します。どのような温泉施設なのか、料金や営業時間についてもご紹介していきます。子どもの混浴可能の年齢の引下げもあり家族風呂が人気ですが、家族風呂のある温泉はあるのでしょうか。ぜひ、関金温泉に訪れる際には参考にしてみてください。

①せきがね湯命館

せきがね湯命館は、1日ゆったりと過ごすことができる日帰り温泉施設です。大浴場は岩風呂と木風呂があり、1週間おきに男湯と女湯が入れ替えられています。また、それぞれに露天風呂やうたせ湯、寝湯などがあり様々な形で温泉を楽しむことができます。残念ながら大浴場のみで家族風呂はありません。

せきがね湯命館には、お食事処や無料休憩室、トータルバランス整体などもあり館内で1日過ごすことができます。温泉と整体で日ごろの疲れを癒す1日を過ごすのもいいですね。また、お食事処白金食堂では、イワナなどの川魚を使った郷土料理を味わうことができるのでおすすめです。

せきがね湯命館の基本情報

【住所】 鳥取県倉吉市関金町関金宿1139
【電場番号】 0858−45−2000
【営業時間】 10:00〜21:00 (最終受付20:30)
【定休日】 月曜日(祝日の場合は営業、翌日休み)
【料金】 大人(中学生以上) 820円
小人(小学生)   410円
【駐車場】 あり
【URL】 公式ホームページ

②関の湯共同浴場

関の湯共同浴場は、明治時代に地元の方々が共同でつくった源泉かけ流しの共同浴場です。料金は200円とリーズナブルに利用することができます。浴場には、浴槽が1つあるのみでシャワーやカランなどはありません。当然シャンプーなどのアメニティーも用意はありません。純粋に温泉を楽しみたい方におすすめの温泉です。

現在、新型コロナウイルス対策のため、他県からの来訪者の入浴はお断り中のようです。本来、地元の方のための温泉ですから仕方がないですね。訪問前に入浴可能か確認してからの訪問をおすすめします。

関の湯共同浴場の基本情報

【住所】 鳥取県倉吉市関金町関金宿1227−1
【電話番号】 0858-45-3186
【営業時間】   4月〜9月 6:30〜21:00
10月〜3月 7:00〜21:00
【定休日】 毎月1日・15日(休日の場合は営業、翌日休み)
【料金】 大人(中学生以上) 200円 
小人(小学生)   100円
【駐車場】 あり
【URL】 ニフティ温泉

「関金温泉」のおすすめ旅館

こちらでは、関金温泉のおすすめの旅館・宿泊施設をご紹介します。日帰り温泉だけでは物足らないという方は、宿泊をして思う存分関金温泉を満喫してみてはいかがでしょうか。

旅館・宿泊施設の特徴や料金などについてもご紹介していきます。子どもの混浴可能の年齢の引下げもあり家族風呂が人気ですが、家族風呂のある宿はあるのでしょうか。ぜひ、関金温泉に訪れる際には参考にしてみてください。

①鳥飼旅館

鳥飼旅館は、江戸時代から営業している老舗旅館で、現在関金温泉で営業している唯一の旅館です。自家源泉を持つ源泉かけ流しの温泉で、24時間入浴が可能です。家族風呂はありませんが、部屋数も少ないこじんまりとした旅館なので時間を見て入れば貸切状態で利用できるかもしれませんね。

鳥飼旅館の湯は、源泉掛け流しのため「この温泉は飲めます」という掲示がされており飲泉が可能です。無色透明・無味無臭と言われる関金温泉を目や鼻だけでなく舌で味わうことができますね。世界でも数少ない貴重な放射能泉を、思う存分満喫できます。

鳥飼旅館の基本情報

【住所】 鳥取県倉吉市関金町関金宿1232
【電話番号】 0858−45−2121
【料金】 1泊2食付 7,000円〜 素泊り 3,500円〜
【駐車場】 あり
【URL】 倉吉観光情報(一般社団法人 倉吉観光MICE協会)

②湯楽里

湯楽里は、素泊りの温泉宿です。ファミリーでの利用から、企業研修やサークルなど利用方法に合わせた使い方のできる宿です。食事は持ち込みか自炊という珍しい宿です。自炊設備があり、調理器具や食器なども揃っているので、カニ鍋など地元の新鮮な食材を持ち込み料理をする方が多いようです。こちらの宿も家族風呂はないようです。

長期滞在にもおすすめの宿で、湯治目的で利用される方も多いようです。もちろん長期滞在だけでなく、1泊2日や2泊3日などのプチ湯治にもおすすめです。

湯楽里の基本情報

【住所】 鳥取県倉吉市関金町関金宿1396−2
【電話番号】 0858−45−6400
【料金】 1泊素泊り 3,300円〜
【駐車場】 あり
【URL】 公式ホームページ

③せきがね倶楽部 四季の郷

せきがね倶楽部 四季の郷は、以前関金温泉にあった宿泊施設です。1日1組のみ受入れの宿で、家族やグループなどで貸切での利用ができました。家族風呂はありませんが、貸切のためファミリーでの利用はできたようです。残念ながら現在は廃業してしまっているようです。

せきがね倶楽部 四季の郷の基本情報

【住所】 鳥取県関金町関金宿1477-8
【電話番号】 0858-45-3973

田舎体験の宿泊プランもあり

田舎体験のできる宿泊プラン「関金満喫体験ツアー」についてご紹介します。1泊2日で関金を満喫できるツアーです。わさび田体験や、朝の宿坊座禅体験などができます。

お食事でも関金ならではの美味しい料理が堪能できます。もちろん、温泉も楽しめる内容になっています。このツアーに参加するだけで、関金の良いところを経験できるとても贅沢な内容です。

こちらは宿泊プランではなく、日帰りのプランになりますが田舎体験ができるので「関金温泉deほのぼの休日」についても少しご紹介します。ものづくり活動をしている地元の方と地域おこし協力隊の協力により開催されているプログラムです。

「関金温泉deほのぼの休日」では、竹細工やペーパークラフトなどのハンドメイド体験に取り組んだ後に、山菜おこわやニジマスの炭火焼きなどの田舎ご飯をいただくことができます。

そして最後に関金温泉に入浴しリラックスできるという夢のような1日を過ごせるプログラムです。開催は不定期のようなので興味のある方はホームページ等でご確認ください。
 

「関金温泉」の足湯情報

こちらでは、関金温泉にある足湯についてご紹介します。日帰り温泉や旅館だけでなくぜひ、足湯も利用して、関金温泉を満喫してくださいね。

関金温泉には、残念ながら家族風呂のある温泉はないので、ファミリーで揃っての入浴は叶いませんが、足湯でしたらファミリー全員揃って関金温泉を楽しむことができますね。

無料の足湯「延命茶屋」

延命茶屋は、関金温泉にある無料の足湯です。無料で誰でも利用することができます。4〜5名ほど横並びで座って足湯に浸かることができる大きさのあまり大きくはない足湯です。譲り合って利用してくださいね。

足湯以外にも休憩エリアも

延命茶屋には、足湯だけでなく休憩エリアもあります。延命茶屋という名前ですが、お食事や飲み物などの販売はなく長椅子が並んでいるのみの屋根付の簡易休憩所のような感じです。しかし、延命茶屋は坂道の中腹にあるので散策中の休憩にはぴったりです。

延命茶屋の湯の足湯の基本情報

【住所】 鳥取県倉吉市関金町関金宿1210
【営業時間】 10:00〜18:00
【料金】 無料
【駐車場】 あり

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鳥取の名湯「関金温泉」へ足を運ぼう!

いかがでしたでしょうか。今回は、古くより湯治場として利用されてきた1300年の歴史をもつ関金温泉をご紹介しました。家族風呂のある温泉はありませんが、温泉の質は間違いなく良いものなので家族風呂のある温泉ができるとよりいいですね。

日本有数のラジウム含有量を誇る関金温泉へ、日頃の疲れを癒す湯治旅へお出かけされてみてはいかがでしょうか。

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菊池 藍花

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