白骨温泉にある「齋藤旅館」を紹介!和牛料理や源泉掛け流し温泉が自慢の旅館!

白骨温泉にある「齋藤旅館」は歴史ある老舗の旅館で乳白色の源泉掛け流しが自慢の宿です。歴史と伝統がある白骨温泉の「齋藤旅館」で和牛料理や源泉かけ流しの温泉で身も心も癒されてみませんか?白骨温泉の「齋藤旅館」についてご紹介しましょう。

白骨温泉にある「齋藤旅館」を紹介!和牛料理や源泉掛け流し温泉が自慢の旅館!のイメージ

目次

  1. 1歴史と伝統の白骨温泉の齋藤旅館を紹介!
  2. 2白骨温泉・齋藤旅館の客室
  3. 3白骨温泉・齋藤旅館の温泉
  4. 4白骨温泉・齋藤旅館の料理
  5. 5白骨温泉・齋藤旅館の施設
  6. 6白骨温泉の齋藤旅館にゆっくり泊まろう!

歴史と伝統の白骨温泉の齋藤旅館を紹介!

今回は、歴史を語り継ぎ伝統を受け継ぐ長野県の白骨温泉「齋藤旅館」を紹介します。

長野県と言えば、日本三御湯の内の2つが長野県の温泉地となるほどに長野の温泉のイメージは強いものです。そんな長野県の齋藤旅館とはどんな場所なのでしょうか。

齋藤旅館とは?

齋藤旅館とは、長野県松本市の乗鞍岳の東側から湧き出る白骨温泉を源泉掛け流しで利用できる旅館です。歴史を育んできたと言うのに相応しく、創業から280年以上も伝統を受け継いでいます。

建物自体は2003年末にリニューアルし、その装いには近代を意識したモダンさも取り入れられ、現代でも老若男女問わず多くの人から愛されています。

齋藤旅館は白骨温泉という温泉地内でも最奥に位置していますが、高級旅館として知られる温泉で人気が絶えません。その訳は「一期一会のおもてなし」をモットーに徹底したサービスや気配りが、宿泊客の心を掴んで離さないからです。

乳白色の源泉掛け流しの宿

齋藤旅館にとって欠かせないのが温泉です。白骨温泉は乳白色をしている事が特徴的で、齋藤旅館は源泉掛け流しで提供している旅館です。白骨温泉の始まりは文献が残されておらず、一説では600年以上の歴史を持つと言われています。

その歴史の中で元々「白船温泉」と呼ばれていたのが、作家である中里介山が自身が出した長編小説の中で「白骨の巻」という名のタイトルを書き、そこで白船温泉を「五彩絢爛たる絶景」と褒め称えたことから、「白骨温泉」と言う名で知られ主流となりました。

白骨温泉の効能は、疲労や美容に効くだけでなく胃腸や肝臓、呼吸器官の病気や神経症にも効くと言われています。「3日入れば、3年風邪をひかない」とされ、その言葉に効能への期待値が伺えますよね。齋藤温泉は大浴場だけでなく、野天風呂や貸切風呂も取り扱っています。

『白骨温泉の齋藤旅館』の基本情報

施設名 齋藤旅館
住所 長野県松本市安曇白骨温泉4195
アクセス 松本ICから約60分、高山西ICから約70分
営業時間 チェックイン15:00 (最終チェックイン:17:00)
チェックアウト10:00
駐車場 有り 40台 無料
URL 公式サイト

白骨温泉・齋藤旅館の客室

齋藤旅館の客室は全部で51室あり、大きく分けて「介山荘」「昭和館」「牧水荘」の3つに分類されます。それぞれの分類の中でも設備が違うことによってさらに分類されており、ここでは7つの部屋タイプについて紹介します。

①介山荘の特別室

まず初めに紹介するのは介山荘です。白骨温泉と言う名のきっかけとなった作家・中里介山から来た名前であり、彼が白骨温泉のことを記した小説「大菩薩峠」を書くために宿泊したのがこの介山荘です。

介山荘の中でも「特別室」は、その名で分かる通り他の客室よりも特別な仕様です。設備としては和室は10畳と6畳の2部屋にプラスし、居間とバス、トイレが付いています。客室には半露天風呂も付いており、天井から床まである窓からは自然豊かな森の景色を眺められます。

但し、齋藤旅館の温泉は基本的に源泉掛け流しですが、介山荘の客室に付いている半露天風呂は源泉掛け流しではなく、あえて山の天然水を利用しています。大浴場が苦手な人や、弱酸性ですが源泉掛け流しゆえに多少の刺激も避けたい人にはありがたい設備です。

客室には囲炉裏があり、その雰囲気はまさに特別というに相応しい空気を醸し出します。季節ごとに全く違う表情を見せるので、一度だけでなく何度か訪れてみるのもおすすめです。

宿泊プランや料金について

宿泊プランの種類は豊富で、主にメイン料理を何にするかによって金額が変わってきます。リーズナブルなものはとうじ蕎麦のプランで、1室に2名宿泊で38,500円からあり、信州プレミアム牛石焼のプランが44,000円からです。

他にも早期割で安価になったり、直前の予約でお得になるプランもあり、早く予定を決めた人にも急遽休暇になった人でもお得に宿泊できるチャンスがあります。また、ツインベッドの場合はどのプランも少し高めになります。

②介山荘の半露天風呂付き部屋

次に紹介する介山荘の客室は「半露天風呂付客室」です。こちらの設備は和室10畳と広縁、半露天風呂、バスとトイレが付いていて、特別室より部屋数は少ないですが十分に満足のできる間取りです。

広縁からも半露天風呂からも外の景色を眺められるその光景は、まるで別荘に居るような特別感と安らぎを感じられます。こちらの半露天風呂も源泉掛け流しではないことを念頭に予約してください。

宿泊プランや料金について

こちらは特別室と同じように、料理のチョイスで金額が変わってきます。最も安価なとうじ蕎麦プランで2名1室が27,500円から、牛石焼プランで31,900円からとなっています。

③介山荘の半露天風呂付和風ベットルーム

3つ目は「半露天風呂付和室ベッドルーム」ですが、設備や間取りは全項目の半露天風呂付客室と大差はありません。畳敷きの部屋にベッドが置かれているため、足が動かしにくい人や高齢者にもおすすめの客室です。前項に続き、半露天風呂は源泉掛け流しではありません。

宿泊プランや料金について

半露天風呂付和風ベッドルームは2名1室のプランのみの取り扱いです。最安値27,500円から様々なプランがあります。

④介山荘のスタンダード部屋

介山荘の客室で最後に紹介するのは「スタンダード客室」です。介山荘の中ではランクは下ですが、それでも非日常を感じる洗練さを持っています。和室10畳と広縁、バス、トイレ付で、1人での宿泊も可能な客室タイプです。

宿泊プランや料金について

スタンダード客室は、2名1室で1人当たり最安値25,300円からの予約が可能です。牛石焼プランでも28,600円から予約可能ですが、繁忙期は金額が上がります。

⑤昭和館の和風ベットルーム

リニューアル後からモダンな雰囲気を楽しめると人気の高い昭和館には2種類の客室があります。1つ目は「和風べっどるーむ」で、設備は標準的な和室10畳と広縁、バス、トイレです。

懐かしさの中にも洗練さを感じる昭和館の和風べっどるーむの窓からは、美しい山間が奥まで広がる様子が伺えます。

宿泊プランや料金について

昭和館のプラン料金は比較的リーズナブルで、最安値で25,300円です。繁忙期の牛石焼プランでも33,000円を超えることはありません。

ベーシックプランの場合2000円オフの特別プランもあるので、この機会にぜひ利用してください。

⑥昭和館のバリアフリー洋室

昭和感にはバリアフリーの客室があります。介護や車椅子の移動がしやすいようにと、客室はゆとりを持って40平米あります。

部屋や風呂などの各部屋の切り替えもフラットで、トイレには手すりが付いていて安心です。玄関やフロント、食事処にはエレベーターの利用で着きやすい位置にあります。

宿泊プランや料金について

バリアフリー洋室は、28,600円から34,100円で予約ができます。すき焼きやとうじ蕎麦、しゃぶしゃぶなど、料理のプランによってすべて金額が違うので、公式サイトで詳細を見て見てください。

⑦牧水荘の和室

最後に紹介するのは、湯川に面している牧水荘です。川の音が響くこの部屋は、歌人が治療のために訪れ、客室の趣深さを歌に詠って残しています。触れそうなぐらいの距離で木々が揺れる牧水荘は、自然を強く感じたい人におすすめの客室です。

宿泊プランや料金について

牧水荘は2名1室だと、1人当たり19,800円から25,300円で宿泊可能です。こちらも公式サイトからの予約で2,000円オフになるプランがあるので、ぜひ調べてみてください。

白骨温泉・齋藤旅館の温泉

では、次に齋藤旅館の温泉について紹介します。白骨温泉は乳白色の温泉として有名ですが、湧き出た瞬間の温泉は無色透明で乳白色ではありません。

これは、「空気に触れると白く濁る」という白骨温泉の特性で、皆さんが温泉に入るタイミングに透明だったとしても、それは白骨温泉の違う顔であって成分や効能としては同じなのです。

元来、乳白色の温泉は強酸性で刺激が強く、長湯をすると肌に負担がかかりやすく特に子供には厳しい条件であったり、効能的にも長湯は逆効果になってしまうという短所があります。ですが、白骨温泉は弱酸性のため肌に優しく、老若男女問わず入ることができます。

ここでは、そんな白骨温泉を源泉掛け流しで使っている、齋藤旅館の温泉を4つ紹介します。大浴場と露天風呂、野天風呂は14時から24時、1時から10時まで入浴可能です。疲労回復や美容だけでなく、様々な病気に効果的とされる白骨温泉を、ぜひ齋藤旅館で楽しんでください。

①大浴場「龍神の湯」

椹と檜を使った「龍神の湯」は、温泉の硫黄の香りと相まって森の中で温泉に浸かっているような気分になります。脱衣所の横には椅子に座って景色を眺めるスペースがあり、お風呂上がりに涼むこともできます。

②露天風呂「薬師の湯」

「薬師の湯」も龍神の湯と同様に椹と檜を使っている大浴場と露天風呂です。龍神の湯と薬師の湯は男女入れ替え制なので、夜風呂と朝風呂の2回お風呂に入ると、どちらも利用することができます。

③野天風呂「鬼が城」

「鬼が城」は、屋根などの隔たりをほぼ排除した野天風呂です。乳白色の温泉に浸かりながら眺める星空は野天風呂でしか見ることができない光景で、とても思い出深いものになるでしょう。秋には紅葉を、冬には雪が積もり、野天風呂ならではの趣深さを感じられます。

野天風呂も男女入れ替え制のため、タイプが2つある温泉です。湯治場の再現をしたというこの野天風呂にも挑戦してみてください。

④貸切風呂「仙人の湯」

齋藤旅館には、バリアフリーに対応した貸切風呂があり「仙人の湯」と呼ばれています。バリアフリーの客室があるように、齋藤旅館はバリアフリーの環境に力を入れている旅館です。こちらも他の温泉と同じく、源泉掛け流しの温泉で効能に期待できます。

大浴場や野天風呂のような大勢で入るお風呂が苦手な人や、身体にハンデを持つ人にはおすすめです。1回に45分間使用でき、15時から21時まで利用可能な温泉です。要予約なので、利用の際はフロントに声をかけてください。

白骨温泉・齋藤旅館の料理

大浴場や野天風呂でゆっくりした後には、お腹を満たして1日を締めたいですよね。齋藤旅館は地産地消をモットーに、長野県産の和牛や信州のサーモン、山菜などを使用した料理にこだわっています。ここでは、そんな食欲を掻き立てる逸品を紹介していきます。

紹介する料理以外にも馬刺しや岩魚の骨種など、特別注文ができる料理も多くあるので、ぜひ試してみてください。

①会席料理の夕食

夕食の会席料理には、その時期の旬の食材を活かした料理を提供します。和牛や山の幸、川の幸、海の幸、様々な食材から特選したプランを用意しており、その中でも人気の高い4つのメイン料理を紹介します。

和牛ステーキ

長野県産の「和牛ステーキ」は、旨味と甘味が口の中で広がり高級感溢れる逸品です。品種は信州プレミアム牛を使用しており、香りと食感に優れたトップブランドの和牛です。ヒレやロースなどもオプションで注文することができます。

和牛すき焼き

季節を問わず提供可能な「和牛すき焼き」は、和牛と相性抜群の旬の野菜が添えられています。サシの入った牛肉は、溶いた卵を纏うことで、その甘味のある脂が口の中でまろやかに広がります。

和牛炙り寿司

齋藤旅館が愛用する信州プレミアム牛は、鮮度が高いため「和牛炙り寿司」としても提供しています。料理長は、生でも食べられるからこそ、それを活かした状態で食べてほしいと願って生まれた逸品です。

川魚の王様

「川魚の王様」と呼ばれる岩魚は、塩焼きや刺身として食べられます。透き通る身を姿造りにして刺身として食べ、塩焼きはゆっくりじっくりと焼き上げることで、皮はパリッと中はふっくらとした仕上がりで食べることができます。

②和食膳の朝食

齋藤旅館の朝食は和食膳です。信州の食材をたっぷりと使った健康的な朝食で、山の幸を中心としています。小鉢のたくさん付いた和食膳は、朝から幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。内容は仕入れ状況で変化するので、何度訪れても新鮮な気持ちで食べられます。

白骨温泉・齋藤旅館の施設

最後に、齋藤旅館内の施設を紹介します。平成15年に齋藤旅館は全面的にリニューアルし、レトロ且つ近代的な雰囲気を放っています。その中でも4ヶ所紹介するので、訪れた際には各施設に立ち寄ってみてください。

①ロビーラウンジ

ロビーラウンジは、懐かしさを残しながら洗練された雰囲気を放ち、レトロモダンを彷彿とさせるでしょう。ロビーだけでも充実した時間を過ごせるよう、小説や漫画が並ぶ本棚やピアノ、オーディオセットまで用意されています。

明るい間はティーラウンジ、日が暮れた後はバーラウンジのような雰囲気を醸し出すロビーで、ゆっくりと時間を過ごしてください。

②食事処「あづみ野」

昭和館にある食事処「あずみ野」は、様式美と伝統美を併せ持った雰囲気の施設です。一般客室の利用者は、露天風呂や野天風呂を楽しんだ後にあずみ野にて食事をします。あずみ野は椅子の席と掘り炬燵の席があるので、利用しやすい方をスタッフに伝えてみてください。

③お土産処

お土産処には、齋藤旅館でしか購入できない商品も並んでいます。信州の名産も多くあり、中には試食できる商品もあるので、大切な人への贈り物をじっくりと選んでください。

④宴会場

広々とした宴会場は、中里介山の作品である「大菩薩峠」の名が付けられています。電球色の柔らかい灯りに包まれる空間では、人々の会話も弾むことでしょう。

白骨温泉の齋藤旅館にゆっくり泊まろう!

白骨温泉の齋藤旅館は280年以上もの歴史を持つ老舗ですが、その佇まいは気品や高貴さだけでなく、親しみやすく懐かしい雰囲気も併せ持っています。

温泉は効能を持ちながらも弱酸性のためゆっくりと浸かることもでき、露天風呂や野天風呂では周辺の自然を眺めて十分に癒されることができます。仕事や学習で疲れた体を、ぜひ齋藤旅館で癒しに行ってみてください。

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この記事のライター
maki
スキューバダイビングのインストラクターであり、海外旅行好きの海好き女子です

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