向島にある小さな工場!尾道「ウシオチョコラトル」の濃厚チョコが話題!

ウシオチョコラトルは広島県尾道市向島にある小さなチョコレート工場です。瀬戸内しまなみ海道の玄関口でもある向島の美しい自然に囲まれ2014年11月ウシオチョコラトルはオープンしました。個性的な3人が作り上げる六角形のチョコレートが観光客にも人気です。

向島にある小さな工場!尾道「ウシオチョコラトル」の濃厚チョコが話題!のイメージ

目次

  1. 1濃厚チョコが味わえる「ウシオチョコラトル」
  2. 2「ウシオチョコラトル」はどんなお店?
  3. 3「ウシオチョコラトル」の人気商品
  4. 4「ウシオチョコラトル」の人気カフェメニュー
  5. 5「ウシオチョコラトル」のアクセス&駐車場情報
  6. 6「ウシオチョコラトル」で濃厚チョコを味わおう!

濃厚チョコが味わえる「ウシオチョコラトル」

濃厚チョコが味わえるウシオチョコラトルは向島の立花海岸を望む山の中腹にあります。他のお店が無いので道中不安を覚えますが、分かれ道にはウシオチョコラトルの看板が立っています。チョコレート工場兼直営店となっており、カフェではテイクアウトドリンクも販売しています。

「食べるチョコレートから感じるチョコレートへ」を合言葉にカカオ豆の仕入れから工場での製造・販売まで自分たちの手で行っています。カカオ豆それぞれの個性を活かし、カカオ豆と砂糖のみで作られるチョコレートが人気です。

向島の山の中にある人気チョコ店

ウシオチョコラトルは山の中腹にあり、たどり着くのが困難ながら連日多くの人が訪れます。その店名の由来は工場長の娘さんの名前と海の潮(汐)からきているそうです。

人気の秘密はカカオ豆と砂糖のみを使用した新鮮なチョコレートと魅力的な従業員です。自分たちで製造・販売しているので数に限りがあります。商品が完売していてもカフェを併設しているためカフェを目当て訪れるのもおすすめです。

ドアを開けるとチョコの香りが漂う!

店舗は立花自然活用村の一角にあります。チョコレートを販売していると想像できない外観ですが、看板を目印に2Fに上がるとチョコレートの良い香りが漂います。

その日の製造によって並ぶ商品が変わるので、どんなチョコレートと出会えるかわからないドキドキ感が楽しめます。

「ウシオチョコラトル」はどんなお店?

ウシオチョコラトルはこだわりの詰まった工場です。チョコレートへの熱い想いが商品やお店に溢れています。ウシオチョコラトルのチョコレートを食べると、カカオ豆の産地による味の違いを明確に感じることができます。

ヴィーガンチョコレートとしても人気で、香料や乳化剤のみならずバターやミルクも使用せず、カカオ豆と砂糖のみで作られています。

陽気な仲間3人で始めたチョコ工場

シンヤ、やっさん、A2Cの3人のアーティストが集まって始めたのがウシオチョコラトルです。発起人はシンヤさんで、以前働いていた場所にお客さんとして来ていた2人を誘う形で始まりました。

3人の中に尾道や向島の出身者はいませんが、向島に魅力を感じこの地でやっていこうと工場を始めたそうです。

創業メンバーの3人はアーティストとしても活動しています。ウシオチョコラトルの3人と、DJ \POP/による3MC、1DJスタイルで尾道を拠点に活動しています。

ロゴやチョコの型など、デザインに関してはシンヤさんの奥さんが作っています。

仕入れから販売までを全て行う

ウシオチョコラトルのこだわりは原材料の仕入れからはじまります。カカオ豆は「ダイレクトトレード」という、現地の農場に直接行って自らの目で見て仕入れをする方法を取っており、良質なカカオ豆を求めて世界中を回っています。

砂糖も厳選した2種類を使用しており、1つはブラジルさんのオーガニックシュガーで、もう1つは「和二盆」という砂糖です。この和二盆は有機黒糖で、無農薬のサトウキビから作られており、ウシオチョコラトルで作るチョコレートに合うように作られています。

カカオは農園から直接取り寄せ!

チョコレートの味はカカオ豆によって変わります。ウシオチョコラトルは、カカオ豆をできるだけ直接農場から仕入れをしています。カカオ豆からチョコレートになるまで一貫して製造を行うBeantoBar(ビーントゥバー)のチョコレート工場です。

世界中を見て回る彼らが最初に訪ねたグアテマラという国では、最終的にロレソンさんが運営するアグロフォレストというカカオ農園と取引を行い、2020年時点で6年も交流が続いています。台湾にある元商社マンのジャンさんが運営するカカオ農園とも長年取引が続いています。

こうやって、自身の目で見たり農家の人たちと触れ合った上で、信頼できる人達と取引を交わし、自信を持って製造から販売を行なっています。
 

取り寄せたカカオ豆は人の目と手で割れた豆や小石などが丁寧に取り除かれます。風味を逃さないよう殻付きのまま焙煎し、その後殻を取り除きます。焙煎の具合で酸味や甘みをコントロールしています。

殻を取り除いた中の実はカカオニブと呼ばれ、カカオニブを石臼ですりつぶし砂糖と練り合わせます。さらにツヤのある仕上がりになるよう温度を調整するテンパリングを行い、型に入れて冷やすとチョコレートができあがります。

お店には他の国のカカオ豆を使ったチョコレートも並びますが、中には仲介で仕入れたカカオ豆を使っている商品もあります。トッピングには国内生産の材料を使用したものもあり、瀬戸内の温州みかんをドライフルーツにして混ぜた「柑橘ブレンド」などの商品も並びます。

値段は一般のチョコよりもお高め

一般的なチョコレートの値段が数百円程度であるのに対して、ウシオチョコラトルのタブレットチョコレートの値段は1枚40g810円からとややお高めです。しかし少し高めの値段にも関わらず、ここでしか味わえないチョコレートに複数枚購入される方も多いようです。

こだわりはデザイン性の高いパッケージにもあり、尾道のアーティストを中心に様々なアーティストとコラボして印象的なパッケージを作っています。ついついジャケ買いしてしまう程の人気です。

賞味期限は長め

チョコレートの賞味期限は半年から1年程度といわれています。生チョコやクランチの入ったものは板チョコなどに比べて賞味期限は短くなります。賞味期限の差はカカオの分量によるもので、カカオは水分が多く水分が少ないチョコレートは賞味期限が長くなります。

ウシオチョコラトルのタブレットチョコレートは製造から約1年と長めの賞味期限となっています。一方、トリュフチョコレートは賞味期限が7日、チョコレートケーキは賞味期限が8日とタブレットに比べて賞味期限が短いので注意が必要です。

平日でも午前中に売り切れてしまうことも!

工場では輸入したカカオ豆を選別するところから、パッケージ・販売まで自分たちの手で丁寧に行われます。そういった事情から、各産地のチョコレートを販売に至るまで1週間から10日ほどかかります。1日に生産できるのは約400個程度と限られています。

平日でも午前中のうちに完売してしまうこともあるので、午後から訪問される際はチョコレートの在庫を電話で確認すると良いかもしれません。チョコレートが完売していた場合もカフェは営業しているのでそちらを目的に訪問するのもおすすめです。

瀬戸内海を見渡せるカフェ

工場に併設されたカフェも人気です。こちらは、山の中という立地を活かした瀬戸内海の見渡せる景色の良いカフェとなっています。自店のチョコレートを使用したドリンクやこだわりコーヒーが人気です。

カフェの店内は様々な種類の椅子や机が使用されています。捨てられていたものやいただきものを再利用しているそうです。内装も自分たちで手掛け、オリジナリティあふれる店内となっています。

「ウシオチョコラトル」の人気商品

カカオ豆と砂糖だけで作るシンプルな作りが特徴のウシオチョコラトルですが、そのチョコレートの種類は豊富にあります。また、チョコレートやチョコケーキのみならず、手ぬぐいやオイルも販売しているのでぜひ色々な商品を見て回ってください。

六角形のチョコレートはスムース(なめらかな口当たり)タイプとクランチ(ザクっとした食感)タイプの2種類があり、カカオ豆の個性が活きるように分けられています。クランチは香りは強めで歯応えもしっかりと感じられ、スムースは丁度良い酸味を感じられます。

印象的な六角形のチョコレートですが、この形にも意味があります。六角形はハチの巣にあるように強度が高くチョコレートの形として最適であったこと、そしてウシオチョコラトルを3人で始めたので三角形の集合体である六角形にしたい、という想いがあったそうです。

人気商品①ガーナ

ココナッツミルクのような柔らかくオーソドックスな味わいが特徴です。ウシオチョコラトル内でも定番の商品でまずはガーナを購入する方が多いようです。甘さと苦みのバランスが良く、食べやすい商品です。値段は810円となります。

人気商品②ベトナム

ベトナムはブルーベリーやレーズンのような果実感とヨーグルトのような味わいが特徴です。甘酸っぱく酸味を感じるチョコレートです。

ベトナムにはカカオ豆の違う新ベトナムもあります。同じベトナム産のカカオ豆ですが、こちらは酸味と甘みが特徴のチョコレートでマイルドなフルーティーさがあります。ジャケットデザインはミュージシャンで絵描きの原マスミが手掛けています。値段は864円です。

人気商品③グアテマラ・ブルー

グアテマラ・ブルーはナッツの風味が特徴です。ポルヴェニル農園から直接買い付けを行ったカカオ豆を4日間発酵させて使用しています。

グアテマラ・イエローという商品もあり、こちらはレモンのような酸味とビールのようなコクが特徴です。同じくポルヴェニル農園から買い付けしたカカオ豆を7日間発酵させて使用しています。値段は864円となります。

人気商品④台湾(クランチ)

台湾はその名の通り、台湾の南、屏東(ピンドン)という地域で栽培されたカカオ豆を使用しています。いちごのような薫りがほのかに広がり力強いナッツ感のあるチョコレートです。ブルーチーズのようなコクがあるのも特徴です。値段は1080円とやや高めです。

人気商品⑤カンキツブレンド

柑橘ブレンドはグアテマラの原生林カカオに瀬戸内の乾燥温州みかんのスライスと有機アーモンドを乗せたチョコレートです。苦みのあるチョコレートとみかんの酸味が絶妙にマッチしています。瀬戸内海のみかんを使用した尾道らしさを押し出した商品です。

値段は1296円とウシオチョコラトルの中でも高めの商品となっています。

人気商品⑥尾道ブレンド

尾道ブレンドは尾道エリアでしか販売していない商品です。3か国の産地のカカオ豆をブレンドしたカカオ豆の風味を活かした商品です。ビターな味わいが特徴で、値段は864円です。

紹介した以外にも様々な商品が人気です。クラックヒップカカオというカカオニブにお砂糖をまぶしたお菓子はザクザクした食感とカカオの香りがチョコレートとはまた違う美味しさです。そのままはもちろん、アイスやヨーグルトのトッッピングとしても最適です。

クラックヒップカカオも未開封で約1年ほどの賞味期限となっています。

ウシオチョコラトルは色々な店舗やアーティストとのコラボ商品が多いのも特徴です。ウシオチョコラトルの商品を使用したかりんとうやビールなどが期間限定で販売されています。

オンラインでの販売も!

全商品ではありませんがオンラインで購入することも可能です。賞味期限は製造から約1年となっています。注文から5営業日以内に発送してくれるようなので、長く楽しむことができます。また、取扱店も全国にあるのでお近くの店舗を探してみても良いかもしれません。

「ウシオチョコラトル」の人気カフェメニュー

テイクアウトのカフェメニューも人気です。カフェで瀬戸内海を眺めながら飲むことも可能で、コーヒーと一緒に購入したチョコレートを満喫したり、ウシオチョコラトルのチョコレートを使用した濃厚なチョコレートドリンクを楽しむことができます。

コーヒーは神戸の豆売り専門店「BEYOND COFFEE ROASTERS(ビヨンドコーヒーロースターズ)」の豆を使用したスペシャルティコーヒーです。ビヨンドコーヒーも焙煎工場兼販売所で素材の味を生かした焙煎で最高品質のスペシャルティコーヒーを販売しています。

メニュー①ホットチョコレート

カフェメニューで人気なのがホットチョコレートです。値段は500円となっています。ウシオチョコラトルこだわりのチョコレートを数種類ブレンドしたメニューです。濃厚で雑味がなく深いチョコレートの味わいが感じられます。

メニュー②カカオソーダ

カカオソーダはチョコレートをソーダで楽しむ新しいタイプのドリンクメニューです。甘い系のスパイスとカカオシロップの複雑な味わいが絶妙にマッチしており、炭酸のさっぱり感は夏におすすめのメニューです。値段は600円となっています。

メニュー③冷やしチョコレート

春夏限定のメニューが冷やしチョコレートです。値段は700円となっています。冷たいドリンクですっきりウシオチョコレートの味が楽しめる人気メニューです。

季節によってメニューが変わるものの全メニューこだわりのおすすめメニューです。無農薬みかんジュースもあるので、小さなお子様も一緒に楽しめます。また、チョコレートの試食もあるのでドリンクを飲みながらゆっくりチョコレートを堪能することもできます。

「ウシオチョコラトル」のアクセス&駐車場情報

広島県の向島にある小さなチョコレート工場のウシオチョコラトルへのアクセスは公共交通機関もなく少し分かりずらいので、事前に確認して訪問してください。また、工場までの山道は細く狭いので車での訪問の際は注意が必要です。

アクセス情報

尾道駅から駅前渡船で向島へ行きます(所要時間約5分)。そこから車で10分程度で到着します。タクシーで行く場合は「立花自然活用村へ」と伝えても大丈夫です。自転車の場合は向島へ到着してから30~45分程度で到着します。

工場へはバスなどの公共交通機関は出ていないため、自動車やタクシー、自転車での来店をおすすめしています。

ー駐車場は?

工場の表と裏に駐車場があり、約20台ほど駐車可能となっています。道が狭く離合するのも大変なので、運転の苦手な方はレンタサイクルを利用するのもおすすめです。

「ウシオチョコラトル」の基本情報

住所 〒722-0071 広島県尾道市向島町立花2200
営業時間 09:00 - 17:00
定休日 火曜日、水曜日
TEL 0848-36-6408
URL https://ushio-choco.com/

「ウシオチョコラトル」で濃厚チョコを味わおう!

向島にある小さなチョコレート工場のウシオチョコラトルはこだわりと遊び心の詰まった魅力的なお店です。尾道を訪れた際はぜひ向島まで足をのばしてみてください。今まで出会ったことのないチョコレートとの出会いに衝撃を受けるかもしれません。

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