【島根】飯南町のおすすめ観光スポット12選!自然豊かな里山へ!

島根県飯南町は、出雲市から車で1時間ほどの山間部にある町です。風土記にも登場するほど歴史があることや自然の豊かさを利用して観光に力を入れています。飯南町のおすすめ観光スポットをめぐって、実り豊かな自然を感じながら観光していきましょう!

【島根】飯南町のおすすめ観光スポット12選!自然豊かな里山へ!のイメージ

目次

  1. 1島根県飯南町の観光スポットをチェック!
  2. 2島根県飯南町のおすすめ観光スポット12選
  3. 3飯南町の里山に癒される旅へ!

島根県飯南町の観光スポットをチェック!

島根県飯南町は、広島県と岡山県にも近い山間部に位置した町です。山奥にある町でありながら、日本最古の書物と言われている「出雲風土記」にも登場する地名です。

更に、弥生時代の稲作の道具、縄文時代の土器などが出土遺跡するなど、昔から出雲地方の要となる地域だったことがうかがえます。戦国時代には中国地方を支配していた、大内氏・尼子氏・毛利氏が治める国々の国境に位置していため、戦になった場所としても知られています。

自然豊かな町「飯南町」

飯南町が歴史的に度々登場するのは、弥生時代に行われていた稲作などから、肥沃な大地と自然豊かな場所であったため早くから人が住んでいたからと考えられます。そして現在、飯南町はその豊かな自然と歴史を利用した観光スポットとして紹介されています。

他にも、この豊かな自然を利用した森林セラピーを早くから導入している町としても知られており、心身共に癒してくれる場所です。

島根県飯南町のおすすめ観光スポット12選

飯南町は、豊かな自然や歴史や神話に所縁がある場所を大切にしています。その大切にしてきた場所を利用して生まれた観光スポットはが生まれてきました。

道の駅に立ち寄ってみると、飯南町で採れた食材や加工食品をてにいれられることはもちろん、観光に欠かせない観光マップやレンタサイクルが準備してあります。観光スポットを巡った後は、汗や疲れを落とせる温泉もあります。せひ、飯南町で充実した一日を過ごしましょう。

①東三瓶フラワーバレー

将来、志津見ダムの水没予定地になっている約10haの広大な場所に、春(5月下旬~6月中旬)はポピー、秋(9月下旬から10月中旬)はコスモスが辺り一面に咲き誇ります。満開の時期もずれるように各エリアに分けて植えられています。

おすすめするのが、毎年行われる「ポピー祭り」と「コスモス祭り」。この日は、やまめの塩焼き・奥出雲そば・猪肉中華まんなどの屋台村や、やまめの掴み取り・芋ほり体験、志津見ダム見学、ダム湖巡視艇体験などイベントが目白押しです。

東三瓶フラワーバレーの基本情報

名称 東三瓶フラワーバレー(ひがしさんべふらわーばれー)
住所 島根県飯石郡飯南町志津見
アクセス 中国自動車道三次ICから車で約70分
問合せ先 0854-76-2114(飯南町役場 産業振興課)
URL 島根県飯南町公式観光ガイド

②道の駅 赤来高原

ドライブなどで立ち寄ると、その土地の特産品が手に入りやすいのが道の駅です。飯南町にある「道の駅 赤来高原」も、飯南町の特産品を中心に島根県全域の特産品が販売されています。また、観光情報の提供などもオリジナルのMAPを作成しており、近道などわかりやすく案内してあります。

2階へ行くと、この地域で育つ草花を加工した押し花の展示・販売が行われています。体験教室もありますので、興味がある人はぜひ挑戦してみましょう。レストランとパン屋も併設してあり、地元の食材をふんだんに使った料理が提供されます。カレーには、野菜がたっぷり入っており、食べごたえ満点です。

道の駅 赤来高原の基本情報

名称 道の駅 赤来高原(みちのえき あかぎこうげん)
住所 島根県飯石群飯南町下赤名880-3
営業時間 物販施設 9:00~18:00
レストラン 9:00~18:00
【モーニングタイム】9:00~11:00
【ランチタイム】11:00~14:00
定休日 水曜日
連絡先 0854-76-2007
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約55分
駐車場 有(普通車17台・大型車4台・身障者用1台)
URL 島根県飯南町公式観光ガイド
備考 ・二輪用駐車場あり
・EV充電器スペース1台あり
・レンタサイクルあり

③瀬戸山城跡

「瀬戸山城」は、1377年頃(室町・南北朝時代)に赤穴常連が築城しました。瀬戸山城を治める赤名地域は戦国時代、出雲・石見・備後に分かれていた国境に位置しており、防衛上の要の城として大内氏・毛利氏・尼子氏の攻防の拠点だったため、たびたび戦の主戦場となっていました。

この城を有名にしたのは、1542年・大内義隆率いる尼子遠征軍が攻めた際や1562年に毛利元就率いる軍勢に攻められた際に、幾度の攻撃を退けたことです。この戦で城を守りぬいたことから「雲南随一の堅城」と言われるようになりました。そして現在、山頂付近には城の石垣や石段が現存しています。

瀬戸山城跡の基本情報

名称 赤穴瀬戸山城跡(あかあなせとやまじょうあと)
住所 島根県飯石郡飯南町上赤名
アクセス 中国自動車道三次ICから車で40分
駐車場 不明
URL 島根県飯南町公式観光ガイド

④頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉

明治時代、ここから湧き出る温泉水を「飲用ラムネ」として海外にも出荷していたこともある天然炭酸温泉「頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉」です。現在は、水質の関係で残念ながら飲用は出来ませんが、施設のシンボルである水車小屋の蛇口からでてくる源泉は、入浴用として持ち帰ることもできます。

泉質は、含二酸化炭素-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉。効能は血液循環の改善、疲労回復、腰痛、肩こり、慢性皮膚炎などに効果があります。おすすめするのが、レトロなタイルで彩られた予約制の「貸切風呂」です。定期的に赤来高原観光りんご園のリンゴを使用した「りんご温泉」が楽しめます。

頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉の基本情報

名称 頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉
(とんばらてんんてんたんさんおんせんラムネぎんせん)
住所 島根県飯石郡飯南町頓原1070
営業時間 11:00~20:00
定休日 木曜日
利用料金 大人:500円
小・中学生:250円
幼児:無料
※電話要予約※
貸切風呂:1,900円/時間(延長500円/30分)
電話番号 0854-72-0880
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約70分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約35分
駐車場 有(普通車15台・大型車1台)
URL 公式HP
備考 ・11枚綴りの回数券(5,000円)あり。
・タオルなどのアメニティを販売している。

⑤赤名酒造

島根県は、島根ワインが有名ですが、実は日本酒の発祥の地です。島根県各地には30もの酒造が日本酒を造っています。飯南町にもその酒造のうちの一つ「赤名酒造」があります。

赤名酒造は創業85年で、良質な米の産地である飯南町の主米を使って、純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸のみを製造しています。代表銘柄は「絹乃峰」と「蔵生地」の2つです。甘みとコクのある日本酒は、海外にも輸出されています。

お酒は、ホームページ・電話をはじめ、飯南町内の酒取扱店(道の駅赤来高原・憩いの郷 衣掛・大森酒店)で購入することが可能です。

赤名酒造の基本情報

名称 赤名酒造(あかなあしゅぞう)
住所 島根県飯石郡飯南町赤名23
電話番号 0854-76-2016
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約55分
駐車場 無(道の駅赤木高原駐車場を利用)
URL 公式HP

⑥赤穴八幡宮

「赤穴八幡宮」は、創建770年の神社です。創建当初は「松尾神社」と呼ばれていました。しかし、赤穴荘が石清水八幡宮の荘園になるに当たり、その別宮としておかれ現在の「赤穴八幡宮」になりました。

この神社には、玉依姫(たまよりひめ)という女神が、矢に姿を変えた大山咋(おおやまくい)という神に触れ別雷神(わけいかずちのかみ)を産んだという「丹塗箭神話(にぬりやしんわ)」の舞台と言われています。この神話に登場する2柱の神が他のご祭神と一緒に祀られています。

境内には、樹齢1,000年といわれるご神木の杉や、全国的にも珍しい杉と銀杏(ぎんなん)の異種の連理があることで知られている神社です。毎年例祭(11月1日~3日)には、氏子による「はやしこ」と呼ばれる踊りが奉納されるなど、地元から大切にされている神社です。

赤穴八幡宮の基本情報

名称 赤穴八幡宮(あかあなはちまんぐう)
住所 島根県飯石郡飯南町上赤名1652
参拝時間 散策自由
電話番号 0854-72-0301(飯南町教育委員会)
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約55分
駐車場 有(5台)
URL 島根県飯南町公式観光ガイド
備考 ・徒歩5分以内に「赤名観光ぼたん園」がある。
・徒歩10分以内に「赤来高原観光りんご園」がある。

⑦道の駅 とんばら

「道の駅とんばら」は、宿泊施設や宴会会場も兼ね備えている珍しいタイプの道の駅です。琴引山の麓に位置する飯南高原にあります。野菜直売所やドッグラン、プレパークなどの設備も完備されている大型の道の駅です。近隣には、森林セラピー基地・スキー場・炭酸温泉の施設があり、アウトドアが好きな人にはたまらない道の駅です。

もちろん、レストランが併設されており、中国地方の中山地域の方言でワニと呼ぶサメ料理を食べることができます。そこでおすすめするのが「ワニフライ定食」。フライはもちろんお刺身も一緒に食べることができます。ワニはもちもちとした食感と癖のない上品な味わいです。

他にも地元のとんばら味噌を使った「味噌ラーメン」や「有精卵の親子丼」など、食べたいメニューが目白押しです。

道の駅 とんばらの基本情報

名称 道の駅 頓原(みちのえき とんばら)
住所 島根県飯石郡飯南町花栗48
営業時間 9:00~17:30(L.O.17:00)
※トイレ・情報交流館は24時間営業
定休日 木曜日
電話番号 0854-72-1111
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約70分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約30分
駐車場 有(40台)
URL 公式URL
備考 ・宿泊施設の宿泊料金はHPで確認
・EV充電器スペース1台あり

⑧赤来高原観光りんご園

「赤来高原観光りんご園」は、りんご・ブルーベリーの生産を行っている果樹園です。りんご狩りが体験できる木は低木になるように育ててあるため、車いすの人や小さい子供でも自分の手でりんごをもぎ取ることができます。

取れるりんごは、時期によって全部で9品種ふじや王林などのりんごの定番品種からスーパーでもあまりでまわっていない希少な品種・さんさを食べることができます。取れるりんごは時期によって変わりますので要チェックです。

また、受付所では、果汁100%のリンゴジュースやジャムも購入できます。「頓原天然炭酸温泉ラムネ銀泉」の貸出風呂で行われる「りんご温泉」に使われるりんごはこちらのものを使用しています。

赤来高原観光りんご園の基本情報

名称 赤来高原観光りんご園
住所 島根県飯石郡飯南町下赤名2814
開園期間 りんご狩り:9月上旬~11月中旬頃
ブルーベリー狩り(※要予約):8月上旬~9月上旬頃
営業時間 9:00~17:00(最終受付16:00)
定休日 開園期間中は無休
電話番号 0854-76-3444
料金
(時間無制限)
【入園料】
大人(中学生以上):600円
小学生:400円
幼児(3歳以上):300円
【持ち出し料】
りんご:500円/kg
ブルーベリー:100円/g
【貸出料】
ナイフ:100円/本(ナイフ返却時に料金返却)
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約55分
駐車場 有(普通車40台・大型車駐車可能)
URL 公式HP
備考 ・りんご、ブルーベリーはそれぞれ別料金

⑨大しめなわ創作館

飯南町は、昭和30年頃から出雲大社神楽殿の大しめ縄をおよそ6年ごとに制作・奉納してきています。このしめ縄づくりの技術と伝統を後世に伝えるために、平成26年9月に開館したのが「大しめなわ創作館」です。

この施設は、実際に奉納する大しめ縄の制作を行っている他に、実際にしめ縄を作っている職人から直に教わることができるしめ縄制作の体験教室があります。しめ縄の販売も行われていますので、現在も息づく日本の伝統技術に触れてみましょう。

大しめなわ創作館の基本情報

名称 大しめなわ創作館(おおしめなわそうさくかん)
住所 島根県飯石郡飯南町花栗54-2
開館時間 10:00~17:00
休館日 年末
電話番号 0854-72-1017
入館料 無料
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約20分
駐車場 有(普通車20台)
URL 公式HP

⑩赤名観光ぼたん園

牡丹の花の色は、寒暖差が大きい方が鮮やかに色ずきます。標高450mの高原にある「赤名観光ぼたん園」は、その条件を満たしているため、毎年鮮やかな牡丹の花々が咲き乱れます。その規模は、島根県一の栽培面積と栽培本数を誇り、2haという広大な園内の中に約2万8千本もの牡丹が植えられています。

毎年、5月上旬から中旬ごろまでの期間限定ですが、その美しい花々を見に多くの人が訪れています。厳しい自然の中で育った牡丹を見て回りましょう。

赤名観光ぼたん園の基本情報

名称 赤名観光ぼたん園(あかなかんこうぼたんえん)
住所 島根県飯石郡飯南町上赤名向谷
営業時間 5月 日没まで
定休日 開花中は無休
入場料 無料
連絡先 0854-76-9050(飯南観光協会)
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約50分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約55分
駐車場 有(約150台)
URL 島根県飯南町公式観光ガイド

⑪琴引山

神無月と呼ばれる10月は、島根県の出雲大社に全国の神々が集まるため島根県では「神有月」と呼びます。この10月に島根県が神々を最初に受け入れる最初の地「琴引山」と言われています。

出雲国風土記にも登場しており、出雲大社のご祭神・大国主命(おおくにぬしのみこと)が弾いた琴が眠るという伝説などが残るなど、古来より信仰の対象として重要な山です。山頂付近には「琴弾山神社」があり、神社へ向う参道は巨石に挟まれていることから「産道」を表しているとされ、安産や乳幼児の病にご利益があるといわれています。

標高1,014mの琴引山は、登山ルートも整備されており、初心者にも登山しやすい山としても知られ、家族と一緒に頂上に着くと中国山地一帯を見渡せることが可能です。

琴引山の基本情報

名称 琴引山(ことひきやま)
住所 島根県飯石郡飯南町頓原
アクセス ・中国自動車道三次ICより国道54号線を松江方面へ約80分
・山陰道吉田掛合ICより国道54号線を広島方面へ約60分
駐車場 琴弾フォレストパークスキー場駐車場を利用
URL 島根県飯南町公式観光ガイド
備考 山頂に琴引山神社がある

⑫加田の湯

飯南町には、温泉もあります。黄金のにごり湯と呼ばれる「加田の湯」は、源泉かけ流しの温泉です。泉質は、低張性中性冷鉱泉と呼ばれ、ナトリウム・カルシウム−炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉が含まれている温泉です。効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺などに効果があるので、歩き回った体を癒すのに適しています。

施設は木造で、中に入ると大きな天井の梁をみることができます。お風呂は、岩風呂と石風呂の2種類で、1週間ごとに男湯と女湯が入れ替わるシステムです。

食事処「ごんべえ茶屋」が併設されており、中でもおすすめなのが、大豆を使った郷土料理「呉汁(ごじる)」がメインの「ごんべえ定食」です。この呉汁と地元産のコシヒカリはおかわり自由。野菜もふんだんに使ってある優しい味をぜひご賞味ください。

加田の湯の基本情報

名称 加田の湯(かたのゆ)
住所 島根県飯石郡飯南町下来島707-2
営業時間 10:00~20:00(最終受付19:30)
定休日 第2・4火曜日(祝日の場合は営業)
利用料金 大人:500円
小・中学生:250円
幼児:無料
電話番号 0854-76-3357
アクセス 飯南町内から国道54号・184号経由約5分
駐車場 有(普通車28台・大型車2台)
URL 島根県飯南町公式観光ガイド

飯南町の里山に癒される旅へ!

自然の恵みを利用したアクティビティとホスピタリティが充実した施設をはじめ、古来から伝わる伝統文化も大切にしている飯南町には魅力がいっぱいです。果物や米の産地という地の理を活かした特産品がたくさんあります。一度訪れると何度も訪れてしまいたくなる飯南町で、心身共に癒されましょう。

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この記事のライター
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とにかく気になるところがあったら調べて探索するのが大好きです。目的の場所で歩きながら探索すると思いもかけない場所と...

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