圧巻の絶景!隠岐「国賀海岸」のビュースポット&遊覧船情報を解説!
世界遺産の石見銀山に神様の集う出雲大社など有名な観光名所が多数ある島根県に、馬や牛が放牧されている絶景スポット国賀海岸があるのは知っていますか。展望台の景色に遊覧船での景色、国賀海岸には見所が満載!国賀海岸の魅力を紹介するので、参考にして楽しんでください。
目次
「国賀海岸」は隠岐諸島の西ノ島にある景勝地!
隠岐・西ノ島の国賀海岸。こちらも絶景でした。 pic.twitter.com/wQKpqxSqcy
— 浜崎貴司 (@HamazakiTakashi) May 10, 2013
島根県の北東に位置する島根半島から、さらに北へ50キロほどにある隠岐諸島。その隠岐諸島に属している西ノ島の北西に位置するのが、当記事で紹介していく国賀海岸です。約13キロにわたる海蝕崖が伸びる絶景スポットとして知られてます。
人の手が加わっていない自然が作り出した美しさだからこそ見れる絶景が広がっている景勝地。現代の忙しさや時間を忘れて満喫することができるでしょう。
当記事では、そんな国賀海岸の魅力を紹介していきます。国賀海岸の見所や絶景ポイント、見ないともったいない摩天崖など、この記事を読めば国賀海岸を存分に満喫することができるでしょう。
国の名勝や天然記念物・国立公園に指定!
【故郷の風景】 島根県隠岐「通天橋(つうてんきょう)」
— Y_Kawada (@shizuoka2014) April 9, 2013
国立公園に指定されている隠岐の最大の景勝地。国賀海岸の代表的な奇岩。 pic.twitter.com/K2j5pj73AQ
国賀海岸は絶景スポットとして知られていますが、昭和13年には国の名勝として指定されてます。現在の景色は、昔の人たちも美しいと感じ絶景スポットとして守られてきた場所になります。また、国の名勝だけではなく天然記念物としても指定されてます。
そして国の名勝登録されてから後の昭和38年、この年には国立公園として指定されました。自然が作り出す絶景は、これからも後世の人たちが楽しめる絶景として保護されていくでしょう。ぜひ、先代から守られている国賀海岸の絶景を楽しみましょう。
「国賀海岸」の観光ポイントを紹介
最初に紹介するのは、国賀海岸の観光ポイント。摩天崖や岩屋に神社など、国賀海岸には見所がたくさんあります。国賀海岸の観光を楽しむには、観光ポイントである見所はしっかりと押さえておくと絶景だけではなく楽しむことができるでしょう。
ここで紹介していく観光ポイントは全部で6箇所になります。それぞれの場所の特徴なども紹介していくので、観光ポイントを一つずつ順番に見ていきましょう。
①摩天崖
[日本 島根県 隠岐郡 西ノ島町 摩天崖] pic.twitter.com/B3mGqmXt3c
— anatabi2020 (@anatabi2020) May 5, 2020
最初に紹介する摩天崖は、国賀海岸の一番の見所といっても過言ではありません。高さが257メートルを誇る摩天崖は、日本国内では最大級の規模を誇っている海崖。魔天崖を見るためには、遊歩道で歩いて向かわないといけません。
国賀海岸へは、この摩天崖を見にくる人も多いほど人気があります。青い海に立ちはだかる摩天崖、天気の良い日には緑の苔も映えるので摩天崖は撮影ポイントとしても人気。陸からは、ちょうど摩天崖を横から見れる形になっています。
自然が作った摩天崖は、日本海の荒波によってできました。迫力を感じれる絶景となっているので、国賀海岸ではまずは摩天崖を見に行ってみてください。
②通天橋
隠岐諸島西ノ島、国賀海岸の通天橋。なかなか雄大な景色だわ。 pic.twitter.com/TtyFXPDsdZ
— スカイDJ (@sky_dj_) November 1, 2014
名前だけを見ると渡る橋と思う人もいるかもしれませんが、摩天崖と並んで国賀海岸の代表的存在となる奇岩です。長い年月をかけて波によって削り取られることで橋のような形になった岩ですが、自然の芸術として圧巻の景色を眺めることができます。
近くで見るととても大きい岩の橋になっているので、自然の神秘を感じながら楽しむのがおすすめ。色々な角度から橋の形を楽しんで見てください。
③観音岩(ローソク岩)
観光船が欠航だったので
— mi (@mi81672051) September 19, 2020
国賀にて観音岩←は一番左
地上からだと
少し、もっちりした観音様になりました😂 pic.twitter.com/xcnbFYtXG7
神秘的な奇岩として忘れてはいけないのが観音岩。百済観音に見えることから、観音岩と呼ばれるようになったとされてます。そして、観音岩が立つ周辺は国賀海岸の天井界とも呼ばれてます。ありがたい姿をぜひ確認してみましょう。
また、観音岩はローソク岩とも呼ばれてます。これは、夕日が観音岩に重なるためローソクに火が灯っているように見えるからです。
夕日との絶景を見ることができるのは、例年4月の中旬から6月上旬と8月お盆時期から10月上旬にかけてになります。タイミングを合わせて、夕日の時期に国賀海岸に足を運ぶのもおすすめになります。
④明暗の岩屋
今日は明暗の岩屋 pic.twitter.com/G3kmo9jCSt
— 職人/げるびらりあ (@gervillaria) August 20, 2016
国賀海岸には遊覧船もあり、海から楽しむことができます。遊覧船についての詳しい紹介は、この後の項目になります。その遊覧船で楽しむことができるのが、明暗の岩屋と呼ばれている250メートルの長さを有する天然洞窟。
探検気分を味わうことができるのですが、残念ながら遊覧船で必ず通り抜けれるわけではありません。ですが、通り抜けることができたら金運UPのご利益があると言われてます。幻想的な洞窟の世界も、国賀海岸の魅力的自然の神秘と言えるでしょう。
⑤ねずみ男岩
こちらも陸からは目にすることができない岩になるのですが、なんとゲゲゲの鬼太郎でお馴染みのねずみ男に見える国賀海岸の新スポットと言われてます。高さは12メートルもある大きな岩ですが、しっかりとフードを被っている姿が見れます。
また、観光で足を運んだ人たちの間ではねずみ男の隣に「ぬりかべ」の姿も見ることができると言われてます。ぜひ、ねずみ男岩を見た時は一緒に探してみてください。
⑥焼火神社
島根県隠岐郡西ノ島町に有る『焼火神社』。
— yuzu_kan (@rei_0327) November 10, 2017
一部岩の中に入ってる❗ pic.twitter.com/FCqwWtCrzX
焼火山の中腹にある神社で、岩の中に一部が入り込んでいる不思議な光景となっています。国の重要文化財にも指定されていて、火の玉伝説が伝わる観光名所。
その昔、海から現れた3つの火の玉は現在の社殿がある廓へと飛んでいったことが焼火神社の縁起とされているそうです。また、昔から航海の安全を守る神様として船乗りたちを中心に進行を集めていたそうです。国賀海岸の観光安全を祈願しに立ち寄ってみてください。
「国賀海岸」のビュースポットを解説
国賀海岸のポイント押さえたら、観光を楽しみながらのトレッキングや展望台からの景色も楽しまなくてはもったいないです。ビュースポットを押さえながら回ると、国賀海岸の魅力をもっと体感することができるでしょう。
ここから解説していくのはトレッキングや展望台についてになります。ビュースポットと一緒に楽しみ方も紹介していくので国賀海岸に行く時には役立ててください。
国賀海岸遊歩道を絶景トレッキング!
宇山米のデザインを考えつつ秘境の定義を調べてたら「日本の秘境百選」っちゅうのを発見。そんなんあるんだ…島根県では「島根半島北岸」と「隠岐・国賀海岸」が。国賀海岸遊歩道(摩天崖~国賀浜)、去年歩いたら予想以上に長くてしんどかった記憶が。笑 pic.twitter.com/MStaxy03
— 藤本真由(島根のごはんソムリエ) (@maronie1982) December 4, 2012
国賀海岸のトレッキングをすると、自然そのものを満喫できるポイントがたくさんあります。国賀海岸に咲く草花も、トレッキングを楽しんだ時にしか見ることができない風景。遊覧船ではなく陸だからこその景色を楽しめるのが、トレッキングの魅力です。
そんなトレッキングで一番人気があるのが、摩天崖の頂上からの景色。撮影を忘れてしまいそうになってしまうほどの美しさと言われてます。映画などでも使われたことがある景色なので、見覚えがあると思ってしまうかもしれません。
遊歩道には馬や牛が放牧
隠岐・西ノ島に来ました。国賀海岸の遊歩道から摩天崖へ。切り立った崖の上は牧草地。馬や牛達と間近で出会えます😃 pic.twitter.com/q5DE6CXRVJ
— かたひらけいこ (@LsXNTghdzOJafgq) April 14, 2018
トレッキングをしていると、一番最初に目に入るのが牛や馬の放牧です。目の前に広がる草原を自由に行き交う牛や馬たちの光景は、日本ではないような錯覚に陥ってしまうでしょう。アイルランドなどを思い浮かばせる光景もまた、トレッキングの魅力です。
牛よりも馬の方が目にするのですが、タイミングが合えば仔馬の姿もみることができます。可愛らしい牛や馬の姿は、トレッキングの疲れも忘れてしまえるでしょう。絶景だけでなく、馬や牛の姿も楽しみながら国賀海岸をトレッキングしましょう。
トレッキングの注意点
可愛い仔馬の姿を見かけることがありますが、可愛いからと安易に近づくのは危険です。仔馬の側には母馬もいますが仔馬を守っていますので、写真撮影で近づきたくなってしまいますが遠くからにしましょう。
また、遊歩道や草原を歩く時ですが、牛や馬の糞が落ちていることもあります。トレッキングで歩く時には足元にも十分に注意するようにしましょう。駐車場に行く間なども牛や馬の放牧を見かけますので、スピードを出しすぎてしまわないよう気をつけてください。
赤尾展望所で国賀海岸を一望!
赤尾展望所から見た国賀海岸です。
— ISHIHARA (@IshiharaE) May 23, 2018
ここも美しかったです。 pic.twitter.com/uQMLrCZLKx
国賀海岸を一望できる展望台も忘れてはいけません。摩天崖に通天橋、天井界など、国賀海岸の見所を一望することができるので、国賀海岸の展望台の景色はビュースポットとして人気があります。全景を見渡せる展望台には向かわないともったいないです。
ただ、展望台は天気が悪く小雨が降り出したりすると景色が楽しめなくなってしまいます。東屋も完備されている展望台になるので、国賀海岸の絶景を展望台から満喫してみてください。
夕陽の名所でもある
夕陽の撮影。魔天崖に行ったがここはポイント的には良くなかった。すぐに、国賀海岸にいったがお日様はお隠れに。い pic.twitter.com/SK5Vh3SQVe
— 電波でGO!シマネMS228/JO4BQL (@simaneMS228) July 29, 2019
展望台からの景色は、日本の夕日百選に選ばれている綺麗な夕日の絶景を望むことができます。目の前に広がる大海原に沈んでいく夕日は、息をのむ美しさと言われてます。日の入りの時間もチェックしてから国賀海岸の展望台に進んでみるのもおすすめ。
夕日が沈んだ後の、漁り火の光景も展望台から見れる夕日に負けずに綺麗な景色です。展望台に夕日を見にいくときは、ぜひ一緒に楽しんでください。
「国賀海岸」の遊覧船情報
国賀海岸の陸からの楽しみ方を中心にして紹介してきましたが、海から見る国賀海岸も絶景を見渡せるのでおすすめです。国賀海岸を海から楽しむのに利用するのは、もちろん遊覧船。観光旅行では、ぜひ乗った方がいいと言われている観光船について紹介します。
遊覧船の乗り場や所要時間に料金なども紹介していくので、国賀海岸に行く前にチェックして遊覧船からの景色も楽しんでみてください。
海から見るなら国賀めぐり定期観光船
陸からトレッキングをして楽しむのも国が海岸の魅力を堪能できますが、遊覧船に乗らないと見ることができない景色や場所があります。せっかく来た隠岐諸島を満喫したいと考えるなら、定期観光船を利用して国賀めぐりをするのは外せません。
摩天崖やねずみ男岩など、船の上から見ると迫力を感じることができます。所要時間などの関係もあるかもしれませんが、国賀海岸を船の上からぜひ堪能してみてください。
絶景スポットや洞窟を巡るAコースが人気!
国賀めぐりの観光船にて。緑の三角屋根を持つ「乙姫御殿」。今回は波が静かだったおかげで,御殿の中(海食洞)にお邪魔できました。 pic.twitter.com/oAl6pYAEWI
— はるきげにあ (@Hallucigenia999) September 23, 2016
定期観光船にはAコースとBコースの2種類がありますが、Aコースで国賀めぐりをするのが大人気。Aコースは鬼ヶ島・摩天崖・通天橋・天上界を回るコースになっていて、明暗の岩屋の洞窟も通り国賀海岸の見所は存分に満喫できます。
BコースはAコースよりも長くなっていて、ねずみ男岩やらくだのコブなど他の景色も楽しむことができます。今回当記事で紹介した観光のポイントのねずみ男岩以外はAコースでも楽しめるのでおすすめのコースになっています。
乗り場は別府港と浦郷港
浦郷港 pic.twitter.com/EVHjN8xSTf
— ヤカモト某 (@yakamoto_) October 22, 2017
定期観光船の乗り場になりますが、AコースとBコースで乗り場が変わります。人気のあるAコースで定期観光船を楽しむ場合には、浦郷港から乗船する形になります。
これに対してBコースを選択して定期観光船を利用する場合には、中之島側にある別府港から乗船します。別府湾から乗船した定期観光船は、別府湾に戻らずにに浦郷港に到着します。乗船する場所と異なっていますので注意しましょう。
運航期間と時刻表
お世話になった国賀海岸の観光船。今日は波があまり高くなくて海食洞の中まで入ってくれた。大満足。 pic.twitter.com/Bg4CasovR1
— 三好雅也/ Masaya MIYOSHI (@Miy0Masa) September 16, 2016
それぞれの定期観光船を利用できる期間になりますが、こちらは4月1日から10月31日までとなっています。また、期間中でも天候や海の状態によっては欠航となってしまう場合もありますので、事前に確認をするのがお勧めです。
出港はそれぞれ4便となっていて、Aコースは8時半、10時40分、13時10分、15時10分となっています。早めに港に向かい出港時間に遅れてしまわないように注意してください。
所要時間と料金
国賀海岸を満喫できる定期観光船の料金に関してですが、Aコースは大人が3000円で小人が1500円で楽しむことができます。こちらを利用した場合の所要時間は、1時間半コースになっていてメインの国賀海岸を楽しめます。
Bコースは、Aコースよりも回る形になるので料金が少し高く大人が3500円で小人が1750円になります。所要時間も長くなり2時間半のコースとなっているので、のんびりと船を楽しみたい方にはおすすめになります。
「国賀海岸」の行き方&駐車場情報
最後に紹介していくのは国賀海岸への行き方になります。国賀海岸があるのは隠岐諸島になるので、基本的な行き方はフェリーを利用します。フェリーが出港している港は2箇所ありますので、どちらを利用するかで時間などが変わってきてしまいます。
また、駐車場に関する情報も紹介していきます。国賀海岸への行き方を覚えておくとスムーズに移動することができるのでおすすめです。紹介する国賀海岸への行き方を参考にして役立ててください。
行き方は?
まずは隠岐諸島への行き方になりますが、フェリーが出港しているのは七類港か境港になります。こちらの港へ行くには、まずはJR松江駅に向かいます。駅からはバスを利用する行き方がありますので、公共交通機関でも隠岐諸島行きの港に付けます。
車で真っ直ぐ港に向かうことも可能になっているので、直接向かっても問題ありません。隠岐諸島へのフェリーで、下船するのは別府港になります。
次に別府港から国賀海岸への行き方になりますが、レンタカーを利用すると約30分ほどで到着できます。他にも、レンタサイクルを利用する行き方や西ノ島を走っている路線バスを利用する行き方がありますが、バスは本数が少ないので注意してください。
駐車場情報
国賀海岸への行き方ではレンタカーを利用する方が多いのですが、駐車場があるのか気になる人も多いでしょう。結論から言うと、国賀海岸は無料で利用できる駐車場が完備されてます。
駐車場は国賀浜駐車場と摩天崖駐車場の2箇所があり、どちらからでもトレッキングを楽しむことができます。どちらを利用するのかで、トレッキングのルートは変わってきてしまいますが、どちらの駐車場でもメインを回ることができるので利用しましょう。
「国賀海岸」の基本情報
名称 | 国賀海岸 |
住所 | 島根県隠岐郡西ノ島町 |
電話番号 | 08514-7-8880(観光協会) |
アクセス | 別府港から車で約30分 西ノ島町営バス(国賀方面行)約20分 レンタサイクル 約1時間半 |
駐車場 | 有 |
URL | 島根県観光協会 |
「国賀海岸」にダイナミックな絶景を見に行こう!
国賀海岸がもうゼルダ。 pic.twitter.com/M9MTp5IAfw
— りっつ (@bigshotrob25) June 16, 2017
日常的に見る機会の少ない光景を楽しめる国賀海岸は、都会の忙しさを忘れさせてくれるのどかさを楽しめる絶景スポット。摩天崖に神秘的な観音岩など、一つ一つが自然が作り上げたからこその魅力を感じることができるでしょう。
定期観光船を利用して船の上から迫力を感じるのもおすすめですが、トレッキングを楽しみ牛や馬の姿を見ながら絶景を楽しむのもおすすめ。当記事を参考にして国賀海岸の観光ポイントを押さえて、大自然を満喫しに遊びに行ってみてください。