春はお花見!秋は紅葉!四季折々の風景が楽しめる鹿野城へ行こう!
鳥取県にある鹿野城跡公園は戦国時代の武将の居城跡にできた公園で、桜や紅葉など四季折々の自然に親しむことができます。当時の面影を今も残す鹿野城下町など、鹿野城跡公園とその周辺施設について、アクセスや駐車場の情報と併せてご紹介します。
鹿野城とは
因幡 鹿野城なう pic.twitter.com/6hk47HLGiK
— じゅんぼう (@nagajun93) April 8, 2023
鳥取市中心部から西へ約15km、車で約40分走ったところにある鹿野町、その市街地の南方にかつて築かれていたのが鹿野城です。鹿野城は戦国時代から江戸時代初期にかけてこの地を納めた亀井氏のかつての居城でした。
鹿野城主亀井家の居城跡
鹿野城 2007年8月28日 pic.twitter.com/plxAML93Fu
— ミックス (@HLQEMomkUuEXw2n) December 13, 2021
鹿野城は、戦国時代から江戸初期にかけて鹿野藩領主であった亀井氏の居城でありました。築城時期は定かではありませんが、いくつかの戦いを経て亀井茲矩(かめいこれのり)が鹿野城主となり、以降37年間、父子2代で鹿野を治めていました。
鹿野城主であった亀井茲矩は朱印船貿易を行い、その利益によって領地のさらなる開発や産業の振興に力を入れていました。そうしてできた鹿野城下町は、近隣の物産集積地として発展していったのです。
現在は建物はなく遺構が残されている
2年前の今日鹿野城に行ってました。亀井藩3万石現在遺構はないものの内堀と外堀が残り公園と学校の敷地となっている。亀井氏が津和野移封のち池田氏の陣屋が置かれた。 pic.twitter.com/rfA2Jv9DRc
— シニア城巡り隊隊長(旧大江 健一) (@ak407079) November 12, 2023
鹿野城主であった亀井氏により、鹿野城は石垣や本丸・二の丸を築き、堀を巡らせ、大規模に増改築されました。しかし1615年、徳川幕府が制定した一国一城令により鹿野城は取り壊され、現在は石垣や堀などが残されています。
現在は整備され鹿野城跡公園に
今日の18時半ころの鹿野城跡公園の桜。まだまだかなと思っていったら3分咲きくらい進んでた💦早い🤣
— あき (@tori_tori_cam) March 24, 2021
4月10日の夕方に撮影したいと思ったけど、まだ2週間以上ある😅
果たして葉桜になることなく持つのだろうか。 pic.twitter.com/KdKs8SJW6T
鹿野城は建物を失いましたが、その跡地は石垣や堀と合わせて公園として整備され「鹿野城跡公園」となりました。当時の面影を残しつつ、自然があふれる憩いの場となっています。春にはソメイヨシノが咲き誇る桜の名所としても知られている公園です。
情緒溢れる日本らしい風景
【 📍鹿野城跡公園 / 鳥取 】#鳥取県 #鳥取市 にある #鹿野城跡公園 🏯
— 関西 西日本 | 旅行・観光スポット (@KANSAI_KANKO) October 29, 2021
春は桜の名所としても知られています🌸
天守閣等は残っていませんが、
無数の鯉が堀跡を泳ぐ
落ち着く雰囲気の城跡です😲
こちらも #紅葉 はまだ色づき始め、
というところでした🍁
🌿🍂🍁🌿🍂🍁🌿🍂🍁🌿
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鹿野城跡公園には本丸跡と二の丸跡を囲むように堀が築かれており、本丸から二の丸へ渡る橋が今も残されています。
鹿野城主であった亀井茲矩が築いた鹿野城下町は、400年の長い年月を経た今も当時の面影を感じさせます。山頂にある天守台の跡地からは、当時の古い建物が現在も残されている鹿野の街並みを眺めることができるのです。
公園内には鯉や白鳥の姿も
こんにちは☺️
— 鳥取市スマエネ推進室@SDGs未来都市 (@tottoricchi) April 5, 2023
桜も散り始めていますが、みなさまはお花見に行かれましたか?🌸🍡
中の人は先週、久松公園と鹿野城公園へ行ってきました❣️たくさんの人で賑わってました🤭✨
鳥取のお花見の映えスポットですね✌🏻🤍🌸とっても綺麗でした💖#鳥取 #鳥取市 #久松公園 #仁風閣 #花見 #鹿野城公園 pic.twitter.com/4v7PBsWE8B
鹿野城跡公園の堀にはたくさんの鯉が泳いでいます。季節により水辺に白鳥やカモの姿を見ることもでき、その可愛らしい姿に癒されることでしょう。
鯉と白鳥のエサは、鹿野城跡公園の隣にある「カフェしかの心」の前にある無人販売所があり、100円で販売しています。
四季折々の風景が楽しめる
桜とさくら列車
— べーやん@ぐりぷら (@kojimakabe0326) April 2, 2021
鹿野城跡公園バージョン。 pic.twitter.com/hWqNoI8Ua7
春には桜の名所、夏には緑があふれ、秋には鮮やかな紅葉、冬には雪化粧で趣のある景色と、四季折々の風景を楽しむことができるのが鹿野城跡公園です。
春には約500本の桜が咲き誇る
岩美町では無いのですが…(*_*;
— ステージ浦富@Web担当 (@stage_uradome) March 30, 2020
「使っていいよ~(^^)」って…
承諾いただきました…(*'▽')
2020/03/30 20~21:00
鳥取市鹿野城跡公園
Photo by S.Tanaka pic.twitter.com/S9sdJvkSBA
鹿野城跡公園の堀のそばには約500本のソメイヨシノが並び、見事に咲き誇ります。毎年桜が見ごろになる3月中旬から4月中旬にかけて「鹿野桜まつり」が行われ、夜には美しくライトアップされた桜が水面に映る幻想的な光景を楽しむことができます。
約600本の紅葉が彩る秋
#北栄町じゃないほうの鳥取県
— 北栄町 (Hokuei Town) (@koho_hokuei) December 1, 2021
役場職員の腕自慢カメラマンが町内外で撮影した写真を紹介するシリーズです。
ロケーション:鹿野城跡公園(撮影:M.Y)
撮影日:2021年11月27日
カメラ:pentaxk3
レンズ:da55
鹿野城跡公園の紅葉は今くらいが見頃のようです pic.twitter.com/oqOISeVeF6
秋には鹿野城跡公園の南側、城山(妙見山)の参道にある約600本のカエデが紅く鮮やかに色づき、訪れる人々を楽しませています。手軽なハイキングのほか、地元の人の散歩コースとしても親しまれているようです。
歴史ロマン溢れる空間に雪が映える冬
モノクロームな世界#ふぉと #雪景色 #鹿野城跡公園#ファインダー越しの私の世界 #写真好きな人と繋がりがたい#写真の奏でる私の世界 pic.twitter.com/ehStV7XRF8
— OROTI (@tomo23roti) December 30, 2021
春の華やかな桜、夏の生き生きとした緑、秋の鮮やかな紅葉に続き、雪の降る季節にはそれまでとは違った様子を見せます。銀世界の中、雪化粧した鹿野城跡公園は、歴史ロマンあふれる景色をまた趣深くするのです。
鹿野城下町をぶらり!
鹿野城主であった亀井氏によって築かれた鹿野城下町は、400年経った今でも当時の面影を残しており、散策にぴったりの風情あるエリアです。
敵軍の進攻を妨げるための「T字路」や「L字路」が多く残っており、軍事上の拠点であったことをうかがわせます。
牛や馬をつなぐために使われたという「牛つなぎ石」「馬つなぎ石」や、網の目のようにめぐらされた水路、そして京風千本格子の町屋が今も残り、町の歴史を感じることができます。
地元出身の演出家の演劇が楽しめる「鳥の劇場」
「鳥の劇場」は、鹿野城下町の中心部にある廃校になった小学校と幼稚園をリノベーションした劇場であり、2006年から同名の劇団が演劇活動をしています。
【戦争で死ねなかったお父さんのために🇯🇵】公演7日目!
— 鳥の劇場 (@bird_theatre) February 27, 2021
本公演も残すところあと2回!日曜日までの上演です。
本日は予約を多くいただいており、当日券は10枚程度となっております。
受付は12:30より。
日曜日はまだまだ余裕がありますので、今日が難しい方はぜひ明日ご覧いただければと思います☺️ pic.twitter.com/fLuVguW0TM
劇団の演出家である中島諒人(なかしままこと)氏は鳥取県出身、地域の人々に必要とされる場になることを目指しているそうです。
演劇創作だけでなく、地元の子どもを対象にしたワークショップ、国内外から舞台作品を招聘して演劇祭を行うなど、精力的に活動しています。
鳥の劇場へのアクセス
「鳥の劇場」は、鹿野城跡公園を出て北に進み、突き当たりを左に曲がって歩きましょう。旧鹿野小学校の跡地にある、赤い屋根の建物を目指して歩きます。徒歩1分ほどで到着しますよ。
樹齢400年の大銀杏がある「幸盛寺」
幸盛寺
— たか (@tekitounisimane) September 22, 2020
名前から分かる通り、山中幸盛の菩提寺。娘婿で鹿野城主となった亀井茲矩が創建した。幸盛の他に茲矩の姉や日野氏の墓もある。また、大イチョウは遠くからもよく見えた。#鳥取市#鹿野町#尼子氏#山中鹿之助 pic.twitter.com/fSJjqgFeHk
「幸盛寺」は鹿野城主であった亀井茲矩の義理の父、山中幸盛(山中鹿介)の菩提寺です。山中鹿介は戦国時代に主君であった尼子氏の再興を果たせず、非業の死を遂げます。
その弔いのために亀井茲矩が建立し、幸盛の名を寺名としました。高さ34mにもなる大銀杏が境内にあり、幸盛の墓はその下にあります。
幸盛寺へのアクセス
「幸盛寺」は鹿野城跡公園から北に4分ほど歩いたところにあります。入り口が奥まっているため、少しわかりづらいかもしれません。すぐそばに「鳥取市鹿野往来交流館 童里夢」がありますので、そちらを目指して歩くとよいでしょう。
手作り雑貨が並ぶ「鹿野ゆめ本陣」
鳥取市鹿野町
— すし太郎喫茶室 (@pen_gusa) January 25, 2019
古民家雑貨店 ゆめ本陣
ホットコーヒー pic.twitter.com/EQKivZYdu9
「鹿野ゆめ本陣」は、鹿野町のまちづくりを行う有志のグループが、空き家になっていた町屋を活用したお店です。
幅広い年代の方が制作したハンドメイド作品を展示販売しているほか、特産品販売や、建物2階はカフェになっており、鹿野城下町を眺めながら一息つくことができますよ。
鹿野ゆめ本陣へのアクセス
「鹿野ゆめ本陣」は鹿野城跡公園から徒歩7分ほどの距離にあります。「幸盛寺」から西へ少し歩き、突き当たりを右へ曲がり進みます。行く途中に地蔵小路と呼ばれる場所がありますので、そちらもご覧になってみてはいかがでしょうか。
こだわりのパンが並ぶ「一心庵」
パン屋の店内を見ることが好きな人向け。
— M.Akaeda(赤枝) (@3310_cytus) April 19, 2023
一心庵ver. pic.twitter.com/W8fkqjXg6V
鹿野城下町の街並みに溶け込む外観のパン屋「一心庵」は、築90年以上の古民家をリノベーションしたお店です。鹿野城跡公園の桜の酵母を使ったパンなど、地元の素材を使ったこだわりのパンが並びます。
イートインスペースもあるので、落ち着いた雰囲気の中でおいしいパンを楽しむのもいいですね。
一心庵へのアクセス
鹿野城跡公園を出て北に進み、突き当たりの道を右に進みます。「カフェしかの心」を過ぎ、最初の交差点を右に曲がって進むと「パン一心庵」に到着します。敷地入口の看板を目印に探してみてください。
鹿野城のアクセス&駐車場情報
歴史ロマンあふれる鹿野城跡公園や鹿野城下町が気になる、ぜひ行ってみたい方のために、鳥取市鹿野町へのアクセス方法をご紹介します。車で行かれる予定の方には、駐車場の情報も併せてお伝えしますので、参考になさってくださいね。
アクセス情報
鳥取市鹿野町にある鹿野城跡公園に車で行く場合は、山陰自動車道西道路「浜村鹿野温泉IC」で下車、県道32号線、県道21号を経由し10分ほど走ると鹿野城跡公園にアクセスできます。
公共交通機関なら鳥取駅から電車で約30分、「浜村駅」で下車し日の丸バス(鹿野線)に乗り換えて約20分で「立町」に到着しますので下車しましょう。そこから徒歩5分ほど行くと鹿野城跡公園です。
駐車場は?
鳥取市の鹿野城跡公園の駐車場の辺りから
— くろ (@gHewtJRIvE5LpwL) March 31, 2021
・・キューピーちゃんがちょっと怖い💦 pic.twitter.com/9ivq2mivPB
鹿野城跡公園には50台分の無料駐車場があり、桜の時期には隣の旧鹿野小学校跡地も駐車場として開放されています。また近くに無料の観光駐車場もありますが、こちらは門を通過できるのが小型車のみになりますのでご注意ください。
一番便利な公共交通機関は?
鳥取駅から電車とバスを乗り継ぐほか、鳥取駅から鹿野町への直通バスも運行しています。所要時間は70分ほどかかりますが、乗り換えがなく安心です。利用の際は鳥取駅から日の丸バス鹿野営業所行き(白兎海岸線)へ乗車し、「立町」で下車しましょう。
鹿野城の基本情報
【住所】 | 〒689-0405 鳥取県鳥取市鹿野町鹿野 |
【電話番号】 | 0857-84-2011(鹿野町総合支所地域振興課) |
【アクセス】 | ◆車を利用 山陰自動車道浜村鹿野温泉ICから約20分 ◆電車を利用 JR鳥取駅から浜村駅下車(約30分) 鹿野営業所行きバス乗車(約20分) 「立町」バス停下車徒歩5分 ◆バスを利用 JR鳥取駅から鹿野営業所行き乗車(約70分) 「立町」バス停下車徒歩5分 |
【駐車場】 | 50台 |
【URL】 | 鳥取市観光サイト |
季節ごとに楽しみ方が変わる鹿野城を満喫しよう
今回は鹿野城跡公園について、その歴史や魅力についてお伝えしてきました。鹿野城主であった亀井茲矩は、鹿野町の人々に今も「亀井さん」と呼ばれるほど、敬愛を集めている存在です。
郷土の人々が今も大切に守り続けている鹿野城跡公園の美しい自然や城下町の街並みは、季節により違う表情を見せてくれます。あなたも400年の歴史を感じてみませんか。