歴史を感じる城下町!山陰の小京都「津和野」の観光スポット15選!

小京都津和野は歴史を感じさせる城下町で、歴史が色濃く残っています。子供と一緒に天空の城や津和野カトリック教会、太鼓谷稲成神社など歴史と文化に触れ、そして津和野観光におすすめグルメ、津和野の観光スポット15選に堪能して、津和野旅行の参考にして下さい。

歴史を感じる城下町!山陰の小京都「津和野」の観光スポット15選!のイメージ

目次

  1. 1山陰の小京都として名高い「津和野」
  2. 2山陰の小京都「津和野」の観光スポット15選!
  3. 3山陰の小京都「津和野」で歴史と文化を感じよう!

山陰の小京都として名高い「津和野」

山陰の小京都と呼ばれる島根県津和野町で一番目を引く歴史的建造物は鎌倉時代に造られた津和野場跡です。残念ながら天守閣は現存しませんが石垣などから推察すると、雲海に包まれる全国で2番目に高い山城の城跡です。

日本100名城に選ばれた津和野城以外にも女性を惹き付ける歴史的建造物や街を流れる川には身ごとな鯉が泳いでるそんな津和野観光でとっておきの観光スポットを紹介します。

歴史を感じられる建物がたくさん!

小京都としての津和野の歴史は鎌倉時代まで遡ります。蒙古襲来の頃、その警備のために訪れた吉見氏によって津和野城が建てられたのが始まりです。津上野城は日本では数少ない山城で標高367メートルある山の頂に建てられました。

その後、城を中心に津和野は城下町として栄えて行きます。津和野城がある山を取り囲むように川が流れ天然のお堀として城を守り、藩主達の下屋敷が立ち並び城下町を形作って行き、次第に歴史を感じさせる建物が増えて行きます。

山陰の小京都「津和野」の観光スポット15選!

島根県津和野町は山陰の小京都と呼ばれ、美しい街並みは一見の価値がある街です。特に厳選しておすすめ観光スポット15選をご紹介します。歴史を感じさせる名所だけでなく癒しの観光スポットも多い津和野、津和野町にはおすすめの散策コースもあります。

友だち、家族、子供、カップルなどと様々なコースを散策して古い歴史とともに津和野観光の魅力を堪能して下さい。

①殿町通り

津和野観光のおすすめの名所、なまこ壁や白い土塀が江戸時代の風情を今に伝える建物として残る殿町通りは、約200メートルが石畳になっていて、川から引き込んだ水が流れる掘割には、たくさんの錦鯉が優雅に泳いでいます。5月から6月は掘割に花菖蒲が咲いて、夜間はライトアップされて散策におすすめです。子供を連れて鯉を覗いてみてはいかがですか。

錦鯉がこれほどいるのは、津和野藩主の坂崎出羽守氏が側溝を造ったために蚊が大量発生したため、鯉にボウフラを食べさせて蚊の発生を食い止める目的で始まったと言われています。近くには津和野カトリック教会など歴史的名所が殿町通り立ち並び、散策をする観光客の目を楽しませてくれます。

殿町通りの基本情報

名称 殿町通り
住所 島根県鹿足郡津和野町後田
電話番号 0856-72-1771(津和野観光協会)
アクセス JR津和野駅から徒歩10分
URL 島根県観光連盟公式サイト

②安野光雅美術館

国際アンデルセン賞を受賞した津和野町出身の画家・安野光雅の作品を収納する美術館で、絵本、ポスター、エッセイなど安野光雅の作品を約120点を2つある展示室で展示しています。併設されているプラネタリウムでは安野光雅自信が出身地津和野について語っています。子供にもご覧になっていただきたいおすすめの子供向けの絵本などもあります。

安野光雅美術館の基本情報

名称 安野光雅美術館
住所 島根県鹿足郡津和野町後田イ60-1
電話番号 0856-72-4155
営業時間 9:00~17:00(最終入館は16:45まで)
定休日 木曜日(祝日を除く) 12月29日~31日
料金 一般800円、中高生400円、小学生250円 
※20名以上の団体割引有
アクセス JR山口線津和野駅から徒歩1分
駐車場
URL 公式サイト

③太皷谷稲成神社

名所「太皷谷稲成神社」は、江戸時代に五穀豊穣や商売繁盛の神様として祀られました。おすすめは1000本にも及ぶ朱塗りの鳥居「千本鳥居」で、観光の名所として全国的にも津和野を代表するスポットになりました。太皷谷稲成神社の参拝方法はユニークで本物のおあげをお供えします。

太皷谷稲成神社は安永2年(1773)、津和野七代藩主亀井矩貞が城の鎮護と領民の安穏を願って、城山の太鼓谷に京都伏見稲荷から斎き祀ったのが始まりで、東北の竹駒稲荷、関東の笠間稲荷、近畿の伏見稲荷、九州の祐徳稲荷とともに日本五大稲荷の一つとして知られています。

太皷谷稲成神社の基本情報

名称 太皷谷稲成神社
住所 島根県鹿足郡津和野町後田409
電話番号 0856-72-0219
アクセス JR津和野駅から徒歩約30分、車で約5分
URL 公式サイト

④にちはら天文台

にちはら天文台」は、ハレー彗星が地球に接近した1985年に全国初の公開天文台として建てられた施設で、「すばる」と同じ75cmの反射望遠鏡が設置されています。世界には天則観測に最も適した場所がいくつかありますが、津和野のにちはら天文台もその一つで、人工的な光で観測が遮られる心配がないので美しい星座を見ることができるのでおすすめです。

夏には子供たちが自由研究の課題で大勢訪れます。にちはら天文台には天文台と星と森の科学館があり子供には人気のスポットです。星座や宇宙にロマンを感じる方、興味がある方は是非立ち寄ってみて下さい。

にちはら天文台の基本情報

名称 にちはら天文台
住所 島根県鹿足郡津和野町枕瀬806-1
営業時間 星と森の科学館 13:30~21:00
天文資料館 13:30~22:00
天体観測(晴天時のみ)19:00~22:00
定休日 火・水曜日(祝日の場合は翌平日)、元日
※夏休み期間中は毎日開館
アクセス JR山口線・日原駅から徒歩約35分
中国自動車道・六日市ICから約45分
駐車場
URL 公式サイト

⑤津和野カトリック教会

殿町通りを散策していると目の前にゴシック調の木造モルタル造りの教会が現れます。「津和野カトリック教会」は昭和6(1931)年、ドイツ人シェーファーによって建てられたもので、殿町の古い街並みの中でひときわ目を引く存在で津和野町の観光名所です。

外見のイメージとは異なり、内部は畳敷きで、鮮やかなステンドグラスが大変美しくて、見ているだけで心が穏やかになって行くのがわかります。殿町通り散策に外せないおすすめの観光名所の一つです。

津和野カトリック教会の基本情報

名称 津和野カトリック教会
住所 島根県鹿足郡津和野町後田ロ66−7
  0856-72-0251
営業時間 7:30~17:00
料金 無料
アクセス JR山口線津和野駅から徒歩12分
URL 公式サイト

⑥乙女峠 マリア聖堂

次におすすめの名所は「マリア聖堂」で、昭和26年、明治時代に弾圧を受けた殉教したキリシタンたちを追悼するために建立された名所、この地に聖母マリアが降臨されたと言われ、聖堂のステンドグラスには殉教者の精神を忍ぶ様子が描かれています。

こうして散策していると小京都津和野に教会が自然と溶け込んでいて違和感もありません。津和野観光では日本の文化・伝統とともにキリシタンたちの魂を感じ取ってみて下さい。子供たちと歴史について語りありながら散策できるのも津和野町の魅力です。

乙女峠 マリア聖堂の基本情報

名称 乙女峠 マリア聖堂
住所 島根県鹿足郡津和野町後田乙女峠
電話 0856-72-0251
アクセス JR山口線・津和野駅から徒歩20分
駐車場
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑦津和野城跡

山城である津和野城は標高362mの霊亀山上に建てられました。ここから津和野の街が一望できるおすすめ観光スポットで、山裾に広がる家並みやゆるやかに流れる津和野川が小京都津和野の歴史を感じさせてくれます。山頂まではリフトもあるので子供連れの方でも安心して行けます。

今では城跡の石垣しか残っていませんが、朝霧に浮かぶその姿は、まさに「天空の城」にふさわしい光景です。特に紅葉の時期はおすすめです。

津和野城は明治維新の頃まで亀井氏が11代225年にわたり城主として住み続けていました。貞享3年(1686)に落雷のため焼失しました。その後は再建されないまま、明治7年(1874)に石垣を残して城は解体され現在に至ります。城跡周辺は散策にも最適で、眼下に広がる街並みをゆっくりご覧下さい。

津和野城跡の基本情報

名称 津和野城跡
住所 島根県鹿足郡津和野町後田
電話番号 0856-72-1771(津和野町観光協会)
営業時間 見学自由[観光リフトは9:00~16:30]
(※最終運行 下り16:20)
定休日 12月1日~2月末は土日祝日のみ運行(ただし1月1日~1月5日は運行)
※臨時休業有り
料金 <リフト>
【中学生以上】片道:400円 / 往復:700円(団体往復:600円)
【小学生以下】片道:300円 / 往復:500円(団体往復:400円)
アクセス JR山口線津和野駅から車5分、リフト5分、本丸まで徒歩20分
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑧覚皇山・永明寺「寺宝館」

本格的な池泉鑑賞式庭園や総茅葺きの本堂がある「覚皇山・永明寺」は、約600年の歴史を誇る曹洞宗の寺院で、貴重な仏画や仏像、代々伝わる津和野城主ゆかりの品々、文豪・森鴎外、劇作家・中村吉蔵ゆかりの品などが展示されています。

また、覚皇山・永明寺の「寺宝館」には曹洞宗の開祖である道元の筆跡も観賞できます。本堂・書院にある池は室内から堪能できる池泉鑑賞式の庭園としても知られ、四季折々の風情が楽しめるのでおすすめです。

覚皇山・永明寺「寺宝館」の基本情報

名称 覚皇山・永明寺「寺宝館」
住所 島根県鹿足郡津和野町後田ロ107
電話番号 0856-72-0137
営業時間 9:00~16:00
料金 大人300円、中学生200円、小学生150円
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑨森鴎外記念館

幼少期を津和野で過ごした明治の文豪・森鴎外の旧宅に隣接する「森鴎外記念館」には、森鴎外の遺品や直筆原稿が展示されています。鉄筋コンクリート二階建てで、記念館には映像の他パネルなどを通して森鴎外の人物像に迫ることができます。

森鴎外記念館の基本情報

名称 森鴎外記念館
住所 島根県鹿足郡津和野町町田
電話番号 0856-72-3210
営業時間 9:00~17:00(最終受付16:45)
定休日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)
年末(12月29日~31日)
料金 一般 600円、中高生 400円、小学生 250円
URL 公式サイト

⑩堀庭園

2005年7月に国指定名勝になった、「堀庭園」は山陰の小京都津和野らしい紅葉が楽しめる庭園として観光客に親しまれています。かつて石見銅山で巨万の富を得た銅山師・堀氏の名園で、散策しながら四季折々の自然の移り変わりを楽しむことができます。

堀庭園にある「楽山荘」は書院造の客殿の2階から眺める庭園はもはや絶景の一言で、静寂と感動に満ち溢れています。歴史ある津和野の風情を感じさせてくれる庭園で、子供連れの観光客にもおすすめです。

堀庭園の基本情報

名勝 堀庭園
住所 島根県鹿足郡津和野町邑輝795
電話番号 0856-72-0010
営業時間 9:00~16:30
料金 一般500円
アクセス JR山口線・津和野駅からバスで25分
URL 公式サイト

⑪津和野駅

JR津和野駅は小京都津和野の玄館口であり、昭和54年に復活したSLやまぐち号の終着駅でもあります。「貴婦人」の愛称で親しまれているC57 1は、放浪の俳人・山頭火が愛した「新山口」を出発し、「湯田温泉」「山口」「長門峡」、そして「津和野」で約2時間をかけて走ります。

津和野駅にはSLの雄姿を展示するスポットがあり子供から大人まで観光客に大人気です。運転席に入ることもできてSLの魅力を直に感じることができます。運行は1日1往復、しかも土日祝日に限定されています。

津和野駅の基本情報

名勝 津和野駅
住所 島根県鹿足郡津和野町後田
電話番号 0570-00-2486
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑫弥栄神社

津和野の観光名所「弥栄神社」で行われる神事「鷺舞」は、日本に残るただ一つのもので古式を継承し続けています。二羽の鷺が優雅に舞う姿は国指定無形民俗無形文化財に指定されています。毎年7月20日、27日に開催されます。

弥栄神社はもとは滝本祗園社と言って太鼓谷の山上にあって、室町時代に領主吉見弘信が、城の鬼門鎮護のため現在地に移したものです。そして享禄元年(1528)に吉見正頼が、山城国の八坂神社(京都市)から改めて分霊を勧請して、のちに慶応三年(1867)、現社号に改められました。

弥栄神社の基本情報

名称 弥栄神社
住所 島根県鹿足郡津和野町後田
料金 無料
アクセス 津和野駅から徒歩で15分
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑬鷲原八幡宮

平成23年11月に国指定重要文化財になった鷲原八幡宮の神事「流鏑馬」は全国的にも有名で、その歴史は室町時代まで遡ります。もとは鎌倉の鶴岡八幡宮の流鏑馬を模したもので、鷲原八幡宮流鏑馬馬場は、将軍足利義昭の頃に当時の城主吉見正頼が八幡宮の造営に併せて造らせたものと言われています。

神事が行われる鷲原公園は週末ともなると子供連れの家族やカップルが散策を楽しむ光景がよく見られ、春は桜の名所として知られ多くの観光客や地元の人が訪れます。

鷲原八幡宮の基本情報

名所 鷲原八幡宮
住所 島根県鹿足郡津和野町鷲原 イ632−2
アクセス 津和野駅から徒歩45分、自転車で20分
URL 津和野町観光協会公式サイト

⑭津和野温泉宿 わた屋

津和野町は山陰の小京都と言われ風情のある街並み、千本鳥居など観光スポットや流鏑馬神事とイベントもあります。散策して疲れた体には津和野温泉宿 わた屋の温泉がおすすめです。ナトリウム系の温泉で肌はすべすべ、神経痛・筋肉痛・関節痛・打ち身・冷え症などに効果があると言われています。

料理は地元でとれた食材をベースにした郷土料理がいただけます。特に山陰の魚介類は絶品です。美味しい津和野の郷土料理を是非お召し上がり下さい。

津和野温泉宿 わた屋の基本情報

名称 津和野温泉宿 わた屋
住所 島根県鹿足郡津和野町後田ロ82-3
電話番号 0856-72-0333
アクセス JR山口線、津和野駅下車徒歩5分
駐車場
URL 公式サイト

⑮古橋酒造

古橋酒造」は、明治創業の歴史のある津和野にある造り酒屋です。地元のお米、「山田錦」「佐香錦」を使い、津和野の天然水を仕込み用に利用しています。津和野の冬は寒く酒作りにはちょうど良い環境です。津和野の街を散策して、ちっと休憩がてら立ち寄って無料で試飲もできるのでいかがですか。お気に入りのお酒を津和野観光のお土産にどうぞ。

古橋酒造の基本情報

名称 古橋酒造
住所 島根県鹿足郡津和野町後田ロ196
電話番号 0856-72-0048
URL 公式サイト

山陰の小京都「津和野」で歴史と文化を感じよう!

山陰の小京都「津和野」は、どこか素朴さが残る歴史と文化が息付いている街です。天空の城や街中を流れる鯉がゆったりと泳ぐ川、どれも美しい数少ない小京都の色合いを残す街並みが魅力的です。観光にも力を入れていて、子連れでマイカーを利用しても駐車場の心配がいりません。

SLやまぐち号の終点駅津和野駅、長崎から来たキリシタンの悲しい歴史、そして文豪森鴎外の出生地、津和野に行って歴史と文化を感じてみませんか。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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