標高約910メートルの場所にある鍵掛峠は、絶景を見渡せる展望台が人気のスポット。四季折々の景色が広がり、特に紅葉の見頃時期には鳥取県内外から観光客が訪れる名所です。展望台もあるので、ちょっとしたドライブにもおすすめ。

当記事では、そんな鍵掛峠の魅力を紹介!鍵掛峠の歴史や名前の由来、人気のイベントなどを紹介していきますのでドライブの行き先に選択してみてはいかがでしょうか。

鍵掛峠が一番の賑わいを見せるのが、紅葉の見頃時期です。展望台から一望できる景色は、赤や緑の絶景!紅葉シーズンにはツアーバスも走っている人気スポットで、目の前に広がるのはパノラマの世界です。

一番の絶景が見られるのは、1年の間の短い期間だけです。逃してしまうと、1年の間は我慢しなくてはいけません。紅葉の見頃時期についても紹介していくので、紅葉を楽しむ時には役立ててください。

大山の南壁を眺める絶景ポイントとして人気の鍵掛峠。自然を満喫できるスポットなので、休日にはドライブを楽しむ人で賑わっています。特に有名なのが鍵掛峠の紅葉ですが、鍵掛峠には他にも楽しめるイベントなどがあります。

最初に紹介していくのは、鍵掛峠の魅力です。鍵掛峠がどのような場所なのかも掘り下げていくので、歴史や由来も紹介します。秋以外でも楽しめるので、まずはどんな場所か見ていきましょう。

鍵掛峠に名前の由来については諸説あり、大山の牛馬町へ出掛ける農民たちが、鍵(鈎)の形をした小枝を折って木に投げ掛けて吉凶を占っていたとされています。もう一つの由来が、大山の初詣りの際に願を掛けに曲がった小枝を石仏に供えたことからとも言われています。

大山がその昔から信仰の山として栄えていたことが、吉凶を占うことにつながっていると言われています。由来には説ごとに違いがありますが、由来の元となっている部分は同じでしょう。願掛けや吉凶など、言葉の違いはあれど、鍵(鈎)を掛けたことが由来です。

また、大山寺が女人禁制の山寺だったことから、亡くなった人の魂を拝む場所だったとも言われています。

鍵掛峠で毎年人気を集めているイベントが、奥大山古道ウォーク。鍵掛峠の駐車場からスタートして、笠良原を目指すウォーキングイベントです。古道は整備されているところが多いので、歩きやすいので登山感覚で楽しめるのが魅力です。

紅葉を楽しみながら散策ができるので、毎年県内外から多くの参加者が訪れる人気があります。例年11月上旬から中旬の間で行われます。江府町観光協会で日程や申し込み方法を教えてくれるので、鍵掛峠を歩いて回ってみてはいかがでしょうか。

鍵掛峠は秋の紅葉が有名ですが、春の新緑から景色を楽しめるスポットです。四季折々の季節の移り変わりを楽しめるので、紅葉の見頃時期だけでなくドライブで楽しむのもおすすめ。緑が一面に広がる景色も絶景と言われていて、展望台からパノラマで楽しめます。

鍵掛峠では、冬季の積雪時には通行止めとなってしまいます。これは雪による事故防止のために行われている処置になるので、ドライブで鍵掛峠に向かう場合には冬季通行止め期間に注意しましょう。例年12月前後から3月ごろまでは通行ができなくなっています。

通行止め期間や解除日などは江府町役場などでも確認できるので、ドライブで鍵掛峠にアクセスする前に確認をしておくのがおすすめです。また、通行止めになる前でも雨上がりなどには滑りやすい場所が増えるので運転にも注意しましょう。

何度もお伝えしているように、鍵掛峠は秋の紅葉時期が一番の絶景です。観光客が最も増えるのも紅葉時期となっているのですが、では鍵掛峠の紅葉の見頃はいつ頃でしょうか。せっかくの絶景なので、一番の魅力を楽しめる時期にアクセスしたいものです。

そこで、鍵掛峠の紅葉の見頃時期や混雑状況などを紹介していきます。鍵掛峠を楽しみたい方は、参考にして絶景を楽しんでみてください。

鍵掛峠の紅葉が見頃を迎えるのは、例年10月末頃から11月中旬にかけてです。少しずつ色づき始める紅葉は、一面に広がっていきます。カエデ、モミジ、ブナ、ナナカマドなどの木々が色づいていくので、赤や黄色、オレンジの紅葉を楽しめます。

紅葉のピーク時期には、大山では初冠雪も見られることが多いです。この時には、紅葉のバックに白い雪山が見られます。いろんな色のコントラストを楽しむのも鍵掛峠の楽しみ方の一つと言えるでしょう。

鍵掛峠の紅葉は鳥取県内外から多くの人が足を運ぶ人気スポットの一つになるので、紅葉が見頃時期には混雑が予想されます。午前10時を過ぎる頃には周辺の駐車場も満車になってしまうことが多く、周辺道路も渋滞に変わってしまいます。

また、違法な路上駐車を行う人も増えてしまいます。事故が発生してしまう要因にもなっているので、紅葉時期には特に注意が必要でしょう。特に混雑することは念頭に入れて行動するのがおすすめです。

県外から訪れる人が増えるのは、週末や休日と言えます。そのため、混雑状況を回避して鍵掛峠の紅葉を楽しみたい場合には平日や早朝にアクセスするのがおすすめです。先述したように午前10時を過ぎると駐車場はすぐに満車になってしまいます。

そのため、朝は日の出くらいから紅葉を楽しむと車も少なく静かな時間の中でゆっくりと過ごせるでしょう。また、週末よりも平日の方が車の通りは少ないので週末にアクセスするよりはおすすめになります。

ドライブでおすすめのポイントが、ブナのトンネル。鍵掛峠にぬけるルートと奥大山スキー場から御机にぬけるルートにあり、日本最大規模を誇っているブナの森林。道路を包むように広がるブナの枝葉がトンネルのようになっています。

紅葉で色づいたブナの合間を通り抜けると、童話の世界に迷い込んだ気分を味わえるでしょう。もちろん、紅葉時期だけでなく新緑の時期でも森林浴を楽しみながらドライブができます。鍵掛峠を楽しむ時にはブナの木も満喫してください。

絶景と自然が楽しめる鍵掛峠は、コーナーを曲がった瞬間に目の前に広がる景色が絶景とツーリング人気も高い場所です。紅葉だけではなく一年を通して多くの人がツーリングを楽しんでいる人気スポットなので、バイク仲間と足を伸ばしてみるのもおすすめ。

鍵掛峠には、大山の南壁から広がる絶景を楽しめる場所に展望台が完備されています。紅葉時期には混雑する展望台ですが、季節ごとに織りなす景色を楽しめます。写真撮影を楽しみたい場合にも、展望台からの景色を利用するのがおすすめです。

鍵掛峠を訪れた季節だけではなく時間帯でもいろんな顔を見られます。雲一つでも広がる光景は変わってくるので、ドライブで鍵掛峠に向かった時には展望台にアクセスして楽しんでみてください。

展望台の近くには駐車場が完備されていますが、駐車場からの景色も見ておくのがおすすめ。混雑してしまう展望台とは違った角度から見られる景色は、駐車場からでも絶景です。特に混雑が予想される紅葉時期には、駐車場からの景色を楽しむ人も多いです。展望台を利用するときに立ち寄る駐車場なので、一度立ち止まって景色を楽しんでみてください。

春の新緑から秋の紅葉まで、冬季を除いて季節を感じられる鍵掛峠。家族とのドライブはもちろん、友達、恋人、1人でも楽しめるでしょう。そんな鍵掛峠へのアクセス方法について紹介していきます。駐車場情報も紹介するので参考にしてください。

鍵掛峠のアクセス方法は車で向かうのがおすすめですが、電車とタクシーを利用してアクセスすることもできます。JR江尾駅まで向かい、そこからタクシーを利用すると約20分ほどです。紅葉時期の場合には、ツアーに参加してアクセスするのも一つでしょう。

車でアクセスする場合には、米子道江府インターからR181号線を通り482号線経由で奥大山方面に向かうと約25分ほどで鍵掛峠に到着できるでしょう。

鍵掛峠には駐車場が完備されていて無料で利用できるのですが、駐車できるのは約15台です。鍵掛峠展望台の近くにあるのですが、先述してきたように紅葉シーズンには混雑しているのですぐに満車になってしまいます。

特に路上駐車に関しては禁止されています。他の人が行っているから自分もやってもいいという理屈は通りません。通行をするドライバーにも迷惑がかかってしまいますので、駐車場を利用しマナーとルールを守って楽しみましょう。

鍵掛峠は、ドライブで通行するだけでも絶景を楽しめる人気スポット。新緑の時期にはマイナスイオンを感じながらドライブを楽しめ、秋には色づく景色を眺めながらドライブを楽しめます。車で通るだけではもったいないので、展望台や駐車場からの景色も楽しみましょう。

また、ドライブと違った魅力があるのが毎年行われているイベント。歩いて回ると、新しい発見もできるのでおすすめ。紅葉時期の週末や休日にはこうん雑してしまいますが、景色を楽しみに鍵掛峠にアクセスしてみてはいかがでしょうか。