広島県にある「肉のますゐ」は、地元に住む人であれば知らない者はいないほど有名な老舗の洋食店です。カレーやオムライスのような定番の洋食はもちろん、すき焼きなど精肉店が経営していることを活かした肉料理も提供しています。

また、テーブル席だけでなく個室の座敷もあり、幅広い場面で利用できます。そんな肉のますゐで食べられるメニューについて紹介していくので、洋食が好きな方は必見です。

肉のますゐで特に有名な名物メニューが「サービスとんかつ」です。大きなボリュームに対して値段は安いと、まさにお店のサービス精神が溢れた一品で人気を集めています。コストパフォーマンスが非常に良いので、初めて訪れた方やなにを食べるか迷った方にもおすすめです。

肉のますゐは昭和31年に創業した歴史の古い洋食店です。サービスとんかつを始めとした値段が安くてボリュームのあるメニューもあって、60年以上に渡り地元である広島の人々に愛されています。入口の食品サンプルや内装も、昭和の雰囲気を残した懐かしさがあります。そのため、レトロな洋食店が好きな方におすすめです。

「サービスとんかつ」は肉のますゐでも非常に人気の高い料理です。広島でも有名な肉のますゐの看板メニューという点で、サービスとんかつは広島の名物グルメといえます。そんなサービスとんかつの魅力について詳しく紹介していきます。

サービスとんかつを注文してまず驚くのが、その大きさです。縦に約15cm、横に至っては約20cmものサイズがあります。そのうえでライスや付け合わせもあるので、満足度は非常に高いです。トンカツをお腹いっぱい食べたい方には、まさにうってつけのメニューといえるでしょう。

サービスとんかつは甘口でクリーミーなソースで味付けされています。老舗の洋食店らしい昔ながらの味付けには懐かしさを感じることでしょう。ソースは精肉店のお肉を捌くときに残ったお肉の端切れや、骨を煮込んで作られています。そのためお肉の旨味がたっぷりと含まれています。

ソースを作る際には洋食のメニューで使う野菜の切れ端も同時に煮込んでいます。ソースのレシピは食材を無駄にしないという初代店主のポリシーからできたもので、現在まで受け継がれてきました。このような製法も、すぐ近くに精肉店を営業している肉のますゐならではです。

サービスとんかつで特筆すべきは、コストパフォーマンスの良さです。税込でも380円と、非常に安い値段で満足感のあるとんかつが食べられ、ごはんまでついてきます。30円の追加料金はかかりますが、大盛りごはんに変更すれば、約400円の値段でさらにボリュームたっぷりの食事ができます。

さらに20円の容器代を払えば、お弁当としてのお持ち帰りもできます。およそ400円とお弁当としてもとても安いので、こちらもおすすめです。テイクアウトしたサービスとんかつを自宅やホテルで食べたり、新幹線に乗る際の駅弁代わりにしたりする方も多くいます。

サービスとんかつは、お皿を見ると一見とんかつだけのメニューに見えます。しかし、実は下にキャベツとポテトの付け合わせが敷かれています。茹でたキャベツにマッシュポテトとシンプルですが、国産の野菜を使っていて素材の味が活きています。

さっぱりしたキャベツやポテトを脂が多いとんかつと交互に食べれば、重さを感じることなく最後までぺろりと食べられます。付け合わせはソースにつけて食べても美味しいです。

肉のますゐには、サービスとんかつ以外にも人気メニューがたくさんあります。すき焼きのような精肉店の和牛を使った肉料理や、カレーのような洋食店の定番メニューまで揃っています。

価格もリーズナブルな一品料理から、高級なステーキまで様々です。サービスとんかつにこだわらず、これらのメニューも検討してみてはいかがでしょうか。

肉のますゐは隣にある精肉店が経営しています。そのため、サービスとんかつに限らず、提供している肉料理は絶品ばかりです。精肉店自慢の国産黒毛和牛や国産豚を使った料理が食べられるのは大きな魅力です。

また、肉のますゐでは注文を受けると、すぐ近くの精肉店でお肉を切るなどの調理をしてテーブルまで運びます。そのため、お肉の新鮮さでは数ある洋食店でも屈指です。

肉のますゐで人気のメニューの1つがステーキです。ステーキはシンプルな調理法で素材の良し悪しが美味しさに直結します。そのため、国産の黒毛和牛を新鮮な状態で調理する肉のますゐのステーキは美味しさに定評があります。

カットしたばかりのステーキを味わえるのは、肉のますゐでの特権です。ステーキは値段設定が幅広く、約2000円のサービスステーキから、5000円近くのスペシャルステーキまであります。

すき焼きも肉のますゐで人気が高いメニューです。サシが入った新鮮な黒毛和牛に加えて、豆腐・白滝・野菜なども食べられます。牛脂を引いたり具材を入れたりといったすき焼きの調理はお店の方が行うので、失敗することがないのもポイントです。提供するお肉のラインナップによって値段が1500円から3000円までのメニューがあります。

肉のますゐは豚肉のステーキである「ポークチャップ」も美味しいです。国産の豚肉を使っているので、お肉の甘みがしっかりと感じられます。サービスとんかつと同様に豚肉のボリュームが多く、分厚いステーキを堪能できます。昔ながらの洋食店らしいケチャップの味付けも魅力です。

変わった料理を食べてみたい方におすすめなのが、「鶏すき」です。こちらは牛肉ではなく、鶏肉をメインとしたすき焼きが食べられます。国産でカットしたばかりの鶏肉は、柔らかい食感で美味しいです。甘辛い割り下の味付けも鶏肉に合っています。

鶏すきというと馴染みがあまりないでしょうが、すき焼き同様に調理はお店がやってくれるので、気軽に注文してみましょう。

肉のますゐは洋食店なので、肉料理だけではなくオムライスやカレーといった一般的な洋食メニューもあります。定番の洋食メニューについて解説するので、これらも試してみてください。

肉のますゐの定番メニューで挙げられるのが、子供から大人まで人気のあるオムライスです。卵の生地が厚くボリューミーな反面、チキンライスの味付けがあっさりしているのでくどさがありません。昔ながらのケチャップオムライスに加えて、カレーやハヤシがかかったオムライスもあります。

カツカレーは、サービスとんかつでお馴染みの巨大なかつにカレーがかかった豪華なメニューです。とんかつは、精肉店のお肉から出るラードを使った自家製の油を使って揚げています。そのため、口にするとお肉の旨味とコクをしっかり感じられます。サービスとんかつでも物足りないという方は、ぜひ注文してみてください。

肉のますゐのアクセス方法について解説します。車でアクセスする方のために駐車場についても触れていきます。肉のますゐでサービスとんかつを食べてみたい方は事前にチェックをしましょう。

肉のますゐには交通機関でのアクセスが可能です。路面電車の八丁堀駅から徒歩2分で到着します。駅から非常に近いので、自動車がなくてもアクセスがしやすいです。

肉のますゐには駐車場がありません。そのため、車でアクセスする場合は、周辺の駐車場を探す必要があります。観光を兼ねて、徒歩15分でアクセスできる平和記念公園の周辺で駐車をするのもおすすめです。

肉のますゐは午前11時から午後8時45分まで営業しています。比較的遅い時間まで営業しているので、余裕をもってアクセスや食事ができます。定休日は水曜日と第2火曜日なので、平日に訪れる予定の方はチェックをしておきましょう。

肉のますゐの魅力やメニューについてお分かり頂けたでしょうか。美味しい料理はたくさんありますが、目玉となるのは、やはりコストパフォーマンスが最高のサービスとんかつです。ぜひ肉のますゐで値段が安くてボリュームがたっぷりのサービスとんかつを一度は堪能してください。