鳥取県の観光名所として有名な宇倍神社は、長い歴史を持ちパワースポットとしても知られています。厄払いも行っているので、毎年多くの人が鳥取県内外から参拝に訪れています。新車を購入した時に厄払いを行うと事故に合わないとも言われています。

そんな宇倍神社は、長い歴史の中ではお札との関わりもありました。厄払いとしてのご利益だけでなく、パワースポットとしてのご利益もあるので紹介していきます。宇倍神社がどんな場所なのか、観光にいく前にチェックして参考にしてください。

宇倍神社の始まりとなるのは、大化4年と言われています。因幡国一の宮として現在も変わらずに信仰を集めています。ですが、宇倍神社の社殿や本殿は再建がされていて、現在の姿は明治31年に建てられた姿となっています。

有形民俗文化財や無形民俗文化財も有していて、宇倍神社の境内に広がる森林は県の自然保護林に指定されています。歴史的見地からも見どころが詰まっているのが宇倍神社になるので、厄払いをしてもらう時などにはいろんな所を見てみると楽しめるでしょう。

宇倍神社が有名なのは、日本のお札に関連があるのも一つでしょう。全国に数ある神社の中でも初めてお札に起用されたのは宇倍神社が初めてです。現在では見ることが少ない五円札になっていて、大正、昭和の時代にも宇倍神社はお札に起用されています。

お札の種類は五円札だけではなく一円札だったこともあるようです。厄払いとしても有名な宇倍神社ですが、長い歴史の中で日本のお札に関わっている神社として日本国内外からも参拝者が訪れるとされています。

宇倍神社の御祭神は武内宿禰命(たけのうちのすくねのみこと)で、金運・財宝の神様として親しまれています。お札に関連している宇倍神社なので金運アップは有名なご利益ですが、もちろんそれだけではありません。

他にも安産や長寿のご利益を授かれると言われています。お金に関するご利益が有名で影に隠れてしまっているご利益もあるので、参拝する時には一緒にお願いをしてご利益を授かってください。

宇倍神社では多くの祭事が行われていますが、その中でも毎年4月21日に行う宇部神社例大祭は重要なお祭りとなっています。県指定無形民俗文化財の麒麟獅子舞(きりんじしまい)が奉納されるお祭りとなっていて、全国屈指の大神輿が動きます。

鎧を着けて青竹を持った武者行列など見どころが詰まったお祭りになっているので、時期を合わせて宇倍神社に出向くのもおすすめです。1年に一度しか見られないお祭りになっているので、ぜひ観覧して楽しんでみてください。

宇倍神社に参拝に訪れた時には、観光をして各所を見て回るのがおすすめです。そこで、宇倍神社を訪れた時には見ておきたいおすすめのポイントを紹介します。境内の中にはパワースポットとして人気を集めている場所などもあるので、見どころをチェックしていきましょう。

最初に紹介するのは宇倍神社の社殿です。社殿が構成しているのは本殿・幣殿・拝殿の3つになるのですが、先述したお札に描かれたのは拝殿となっています。檜皮葺で作られていて、お札になった時の姿そのものになっています。

宇倍神社で参拝時には必ず目にするのが社殿になるので、歴史的建造物の一つとして楽しむのもおすすめの宇倍神社の楽しみ方です。金運・財産アップを司っているので、ご利益を授かりにまずは社殿で神様に挨拶をしましょう。

宇倍神社の本殿の裏手にあるのが双履石(そうりせき)です。宇倍神社の御祭神となる武内宿禰命の終焉の地と言われています。この場所に双履を残し、余命は360歳だったとされています。そのため、長寿のパワースポットと言われているのが双履石です。

2つの石が双履のように置かれているのですが、木々に囲まれたこの場所は空気が澄んでいて神聖さを感じられる場所とも言われています。金運アップも長寿あってのものなので、宇倍神社に訪れた時には御祭神の終焉の地を見ておきましょう。

先述した双履石の手前にあるのが徴古館です。徴古館とは、祭具を保管する貯蔵庫のことを言います。中に終われているのは鳥取県指定有形民俗文化財｢宇倍神社御幸祭祭具｣などになっていて、要望により見学が可能と言われています。

中の祭具を見てみたい場合には、事前に宇倍神社に確認をしておくのがおすすめです。中を見られた場合には貴重な体験と言えるでしょう。

場所は最初に紹介した社殿に戻ります。ちょうど社殿の前にあるのが福徳亀で向かって左側に設置されています。亀の形をしている石になりますが、賽銭もされているのですぐに見つけられるでしょう。

触って撫でた場所にはご利益が現れると言われているので、亀を撫でて願い事が叶うように祈願してみてはいかがでしょうか。また、反対側の社殿に向かって右側には飛躍の鳥が設置されています。こちらも撫でるとご利益があると言われているので一緒に参拝しましょう。

最後に紹介するのは参集殿で、宇倍神社の境内では一番最近の新しい建造物になっています。氏子の会議スペースとしても利用されているのですが、厄払いなどの祈祷の受付なども行っています。また授与所としての役割もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

次に紹介していくのは、宇倍神社の御朱印やお守りに関する情報です。鳥取県でも有名な宇倍神社に参拝をした証として、御朱印を集めている人はもちろんそうでない方も頂くのはおすすめ。観光で訪れた場合には記念にもなるでしょう。

そしてお守りは、他の神社では購入できない種類などがあります。宇倍神社のお守りは一見変わっているので人気があります。お土産にもなるので、チェックしておくのがおすすめです。

宇倍神社の御朱印はシンプルながらも丁寧な字で描かれています。金運アップの宇倍神社の御朱印は持っているだけでもご利益がありそうと言われていて人気があり、訪れた人では頂いていく人が多いです。

御朱印をいただけるのは授与所になるので、先述して紹介した参集殿です。混雑している時もありますが、比較的にスムーズに御朱印を頂けるようです。

御朱印を頂ける受付時間は、参集殿が開く9時から17時までとなっています。こちらの時間は、この後に紹介していく御朱印帳やお守りを購入する場合の利用時間でもあります。特に御朱印は書いて頂くので、30分前にはお願いするのがおすすめです。

御朱印を頂くときには初穂料がかかりますが、宇倍神社では300円で御朱印を頂けます。一般的な御朱印の初穂料と同じなので覚えておきましょう。

神社ではオリジナル御朱印帳を販売していて、他では手に入らないことから注目を集めています。宇倍神社でもオリジナル御朱印帳が販売されていて、麒麟獅子舞が刺繍されています。パンフレットと同じデザインになりますが、おすすめの御朱印帳です。

黒がベースです赤で描かれているので、落ち着いて見栄えの中に華やかさもあり人気があります。宇倍神社のオリジナル御朱印帳は、御朱印が込みで2000円となっています。

宇倍神社ではお守りも各種販売されています。古来から馴染みのあるお守りもありますが、もちろん宇倍神社でしか購入できないお守りもあります。特にお金に関するお守りの人気が高く、遠方からお守りを授かりに足を運ぶ人も多いです。

全てのお守りは、武内宿禰命の御神前で祈祷が行われている霊験あらたかなお守りとなっています。古いお守りも受け取っていただけるので、金運、健康、交通安全など気になるお守りを購入してみてください。

先述したように、宇倍神社では金運アップのお守りが人気を集めています。そのお守りが宇倍神社でしか購入できない｢お金の貯まるお守り｣です。表面には亀が描かれているのですが、裏面にはお札になった時の五円札がデザインされています。

御祭神と拝殿の両方が載っている五円札が入ったお守りになっているので、宇倍神社の記念にもおすすめのお守りです。表面の色は4色あると言われているので好きな色を選んで金運アップのパワーを頂きましょう。

金運アップのパワースポットとしてお金に関連がある宇倍神社。参拝に足を運んでご利益を授かりたいと思われた方も多いでしょう。そこで、最後に宇倍神社の参拝時間やアクセス方法について紹介していきます。観光をするときには参考にして役立ててください。

宇倍神社の参拝時間は特別に決まっていませんが、授与所は9時から17時となっているのでその時間に合わせて参拝をするのがおすすめです。ご祈祷をしてもらう場合は16時までとなっているので、注意しましょう。

24時間参拝ができるようになっていると言われていますが、気になる場合には事前に宇倍神社に確認をしておくのがおすすめです。

次にアクセス方法ですが、車で向かう場合には鳥取自動車道の鳥取ICが近く車で約25分となっています。佐用JTCからは車で約1時間半かかってしまいます。バスでアクセスする場合は、鳥取駅から日ノ丸バスの中河原行きを利用し宮ノ下で下車すると徒歩約3分です。

駐車場は各所に設置されているのですが、場所によっては駐車台数が少ないので注意しましょう。事前に車のご祈祷をお願いしている場合には境内まで車で入れます。駐車場は無料で利用ができるので、譲り合いをしマナーを守って利用しましょう。

金運アップのご利益で有名な宇倍神社は、昔のお札になっていた歴史的建造物としても楽しめる観光名所です。見どころを押さえて回れば、パワースポットも回れるのでおすすめ。神聖な空気を満喫して運気をを変えたい場合には、ぜひ参拝してみてください。

また、当時のお札を印刷されているお守りも必見です。宇倍神社を訪れた記念に残しておくこともできるので、参拝時には購入してみてはいかがでしょうか。