広島三原市「佛通寺」で圧巻の紅葉を鑑賞!見頃の時期や御朱印情報!
広島県三原市で紅葉の名所と言えば「佛通寺」です。創建1397年の臨済宗佛通寺派の大本山、佛通寺は歴史とともに多くの文化財も大切に保存されています。紅葉に時期には圧巻の絶景になる佛通寺をご紹介します。見頃や御朱印、アクセス、駐車場情報など盛りだくさんです。
目次
広島三原市にある紅葉の定番スポット「佛通寺」
佛通寺 空気も透明 pic.twitter.com/vzRsu6omJF
— じれ (@jiresasa2525) November 23, 2020
広島県三原市にある「佛通寺」は、毎年素晴らしい紅葉を見に多くの人が訪れる観光スポットです。日本屈指の参禅道場でもあり西日本随一の臨済宗大本山で、その歴史は古く1397年、小早川春平が中国(元の時代)に渡った愚中周及(ぐちゅうしゅうきゅう)禅師を招聘して建立したお寺として知られています。
現在は、日本でも屈指の禅道場として知られ、企業や学校等の研修の場として多くの人に利用されています。紅葉のスポット「佛通寺」の紅葉の見頃や御朱印、周辺の観光スポットなど気になる情報を解説します。
紅葉も綺麗な日本屈指の座禅道場
佛通寺。落ち葉の絨毯の彩色は正直ちょっと盛りました(笑)最盛期はきっとこんな感じだったはず。多分今週が最後なんで割りと予想より空いてました。 pic.twitter.com/c6U6nVLbbA
— kinkuro 1 (@1Kinkuro) November 22, 2020
佛通寺は、名僧愚中周及禅師を迎えて開いた日本屈指の参禅道場として知られる臨済宗佛通寺派の大本山です。応仁の乱の後は、荒廃し数回の火災にも遭遇するなど、幾多の興亡の歴史を経て今日に至っています。
また、かつて雪舟が滞在したと伝えられる篩月庵の跡地もあり、流浪の俳人山頭火は「あけはなつや満山のみどり」の句を残しています。自然環境に恵まれた佛通寺は、年間を通じて参拝座禅をする人が訪れる座禅道場として知られています。
どんなご利益がある?
三原市にある佛通寺は、正式には臨済宗佛通寺派大本山、御許山(みきさん)佛通寺と呼ばれ、中国三十三観音霊場第十二番札所でもあります。釈迦如来様をご本尊とする由緒ある桜や紅葉の美しい臨済宗のお寺で、豊臣秀吉も訪れたことがあると言われています。
気になる佛通寺のご利益ですが、縁結び・恋愛成就・商売繁盛・安産祈願・家内安全などにも良いとされています。
「佛通寺」の見所や観光ポイント
広島県三原市の山奥に佇む佛通寺は全国的にも紅葉の名所として知られていますが、新緑の美しさも素晴らしいと言えます。神秘的な美しさと歴史ロマンが多くの人を引きつけています。紅葉に時期は夜間ライトアップされて絶景が楽しめます。また優れた文化財も多く国指定の重要文化財をはじめ、広島県重要文化財は7つも登録されています。
見所が満載の佛通寺ですが、そのほかにも天然文化財「イヌマキの大木」は高さが20mを誇り圧巻です。佛通寺を開山した愚中周及が植えたものと言われています。
春夏は新緑!秋は紅葉が有名!
息を呑むほど美しいと言われる紅葉の絶景はもちろんですが、佛通寺の魅力は新緑にもあります。深緑の山の中で深呼吸をすれば澄んだ空気の中で生き返ったような気分になります。また、冬は小雪舞う佛通寺はとても美しくうっとりしてしまいます。
その昔、雪舟が滞在していたことがある佛通寺ですが四季折々の移り変わりを美しいと感じさせてくれるなかなかありません。ここい雪舟が滞在していた理由もわかるような気がします。
紅葉の見頃はいつ?
①ワシの撮影技術向上チャレンジ
— まさ (@salamander1218m) November 27, 2020
紅葉を撮りに行こうよう!
2020年11月20日
広島県三原市
佛通寺 pic.twitter.com/KtYlX6TEFQ
紅葉が素晴らしいと言われる佛通寺ですが見頃はいつなのでしょうか。誰もがピークの紅葉が見たいと考えますが、この辺りでは毎年11月初旬から中旬が見頃だと言われています。見頃を迎えた佛通寺の紅葉は筆舌しがたく、参道が黄色や赤色、朱色に染まり幻想的な世界が広がります。
見頃を迎えた佛通寺では、足元に目をやると綺麗なひろに染まった紅葉の絨毯が続いています。一部緑もあってコントラストが素晴らしいです。一方で、佛通寺の紅葉は見頃を迎える前、染まり始めも美しいと言われています。同じ場所で違った紅葉が楽しめるのも佛通寺の魅力ではないでしょうか。
紅葉の時期は有料となる佛通寺ですが、紅葉を見るなら佛通寺へ入るために架かる橋「巨蟒橋(きょもうきょう)」が最高だと言われています。
ライトアップの時期は?
おざま〜す!
— モグモグ@ZRX、ヴォクシーいいね👍 (@mogmogPF) November 23, 2020
本日19時に動画公開しま〜す!
佛通寺のライトアップされた、夜の紅葉を見に行きました😁
よろしくお願いします😊 pic.twitter.com/VNfOR9Ovyo
佛通寺の最大の魅力と言えば、見頃を迎えた紅葉の夜間ライトアップではないでしょうか。感動のライトアップは毎年11月最初から月末まで行われ、期間中は午後17時から20時くらいまで参道がライトアップされます。闇夜に照らし出された紅葉は幻想的な趣があります。
なお、ライトアップ中は境内には入れず、参道から紅葉を見ることになります。光に包まれる参道の燃えるような紅葉と闇夜に浮かぶ巨蟒橋から眺める紅葉は神秘的で表現ができないくらいです。
貴重な国の重要文化財「地蔵堂」や「多宝塔」
国登録有形文化財、
— ケンさん@ダム部 (@rawsenna) June 24, 2017
佛通寺、多宝塔です。
多砲塔はロマンじゃ。 pic.twitter.com/i379pK4tI5
佛通寺の文化財の多さには驚かされます。国や県の指定した文化財がたくさん存在する佛通寺には国の重要文化財「佛通寺含暉院地蔵堂」応永13年(1406年)、「絹本著色大通禅師像」応永14年(1407年)、登録有形文化財である昭和初期に建立された「多宝塔」、広島県重要文化財「木造佛通禅師坐像」ほか6つなどがあります。
県の天然記念物指定の大木「イマスキ」
昨日、佛通寺に行って来た。なんの木かわからんけど、気持ちええくらい立派な木ぢゃ。 pic.twitter.com/WsYx5YAmfV
— 利球さん (@rikyuusan) October 14, 2013
佛通寺の文化財の中には、1961年に指定された広島県天然文化財「イヌマキの大木」があります。佛通寺を開山した愚中禅師が植えたものと伝承されています。イヌマキの巨木は暖地に多く見られ鹿児島や沖縄が中心になっています。佛通寺の「イヌマキの大木」は、樹高約20m、胸高幹囲3.52mと稀な大きさを誇っています。
境内にある「手水鉢」や鯉の泳ぐ池も風情あり!
紅葉の時期になると、「佛通寺」には、国の重要文化財に指定されている「地蔵堂」や昭和4年に建てられた美しい「多宝塔」などがなた違う風情で楽しめます。苔蒸した「手水鉢」さえも真っ赤な紅葉に映えてそこはかとない美しさに立ち止まってしまいそうです。
境内にある池には色鮮やかな鯉がゆっくりと泳いでいます。その姿は紅葉の時期を待っていたかのように感じませんか?こうした何気ない光景は都会では見過ごされがちですが、佛通寺に来れば全て新鮮に思えて来ます。
精神統一にチャレンジ「座禅会」
三原にある佛通寺は日本では屈指の座禅道場でどなたでも修行体験が可能です。体験コースは毎月一週目の土日に一泊二日の座禅会が開かれ、住職さんと同じような生活をします。
座禅は自己を確立するためには最適な修行の一つとされ、現代人のような自分を見失ってしまいそうな高度情報化社会や高齢化社会、引きこもりなど社会問題に直面した時に座禅が道を開いてくれるからです。
社会の荒波にさらわれない強い自己改革、例えば礼儀を身につける、集中力を養う、チームワークを養う、対応力を養うなどです。そのため会社の研修でも佛通寺の座禅道場は利用されています。
日程や料金は?
坐禅・法話・写経などを通して禅に親しむことを目的に座禅会が開催されています。座禅会の日程は毎月第一土・日曜日に一泊二日で行われますが、日帰りコースや二泊三日の団体研修なども受け付けてくれます。また、夏には少年少女坐禅林間学校も開かれます。いずれも事前予約が必要です。座禅会の料金ですが、一泊2000円とほかに教本代金300円がかかります。
「佛通寺」の御朱印情報
御朱印は参拝した日付、神社仏閣の名前、祀られている神様の名称などが主に書かれています。御朱印の始まりは平安時代に遡り日本で一番古い巡礼「西国三十三所巡り」が御朱印めぐりの原点だと言われています。佛通寺の御朱印も基本は同じです。
近年は若者にも受け入れられるようにアート的な御朱印も増えて来ていますが佛通寺の御朱印はオーソドックスなもので、それがかえっていただくありがたみがあると言えます。
美しい直筆の御朱印!
佛通寺、米山寺、宗光寺の御朱印。
— 季鏡?キキョウ (@kikyo_1533) February 20, 2015
全て隆景様ゆかりのお寺です(*´▽`) pic.twitter.com/ln95sj9iE5
三原市佛通寺を訪れたらやはり御朱印はいただきたいものです。佛通寺の御朱印は手書きで力強く美しいと言われています。御朱印は参拝した証で、神社やお寺への感謝の気持・敬意を大切にするためのものです。そのためしっかり参拝をしてから御朱印はいただきましょう。
御朱印は2種類ある!
佛通寺でたまゆら巡礼。御朱印ももらった。 pic.twitter.com/r3TWtBnMyl
— ゆきのふ@!すでのな (@yuki_tan_268) November 4, 2016
佛通寺にある御朱印は2種類あって、山陽花の寺霊場第24番札所の御朱印「大覚殿」と中国観音霊場第12番札所の御朱印「圓通」で、力強さが印象的な御朱印です。
受付場所や時間は?
境内に入ると納経所が目に入ります。こちらで御朱印をお願いしましょう。1件につき300円となっています。受付時間は8時~17時までです。御朱印は参拝した証であり、神様や仏様の分身なので他の人へのお土産にはしないで下さい。
「佛通寺」境内にある「掬水」
雪舟亭「掬水」は、佛通寺境内に位置する肯心院横にあり、御茶屋・陶芸・古布・小物・木製品等を扱う店として平成13年にオープンした手作り作品を中心としたショップです。定期的に陶器の展示会を開催しているので紅葉を見に訪れた際に覗いて見て下さい。素敵な一品が見つかるかもしれません。またお土産探しにもおすすめです。
抹茶やぜんざいなどをゆったり愉しむ!
雪舟亭にて、お抹茶。お抹茶なんて久しぶり。 pic.twitter.com/QpIFISJqOd
— け__い◇ (@tyatibi) May 4, 2014
佛通寺参道入口にある甘味処「雪舟亭 掬水」では手作りのおはぎと抹茶がおすすめです。見事な紅葉を眺めながら一息つくとホッとして贅沢な時間が流れているような気持ちになるでしょう。軽食に出す器もショップで販売されている陶器を使っています。
掬水の基本情報
名称 | 掬水 |
住所 | 広島県三原市高坂町許山54(佛通寺内) |
電話番号 | 0848-66-5221 |
営業時間 | 10:00~15:00 |
定休日 | 毎週木曜日 |
アクセス | JR三原駅からタクシーで約25分 JR本郷駅からタクシーで約15分 |
URL | 食べログ |
「佛通寺」周辺の観光名所「昇雲の滝」
「昇雲の滝」は佛通寺から歩いて約30分ほどの距離にある奇岩に囲まれた仏通寺川ににある滝で、その落差は80mと勇壮な姿が魅力です。ハイキングやウォーキングをしながら新緑や紅葉を愛でながら行くのがおすすめです。
冬は雪景色で一味違う趣が楽しめます。滝の上に駐車場があるのでそこから展望することもできます。滝の下まではおよそ徒歩で5分ほどかかります。
紅葉の見頃におすすめ!
【第一回 弾丸 滝ツアー 〜昇雲の滝編〜】秋の紅葉が終わり冬支度を始める自然を堪能することができました。※三脚は忘れて帰らないように! pic.twitter.com/zDt2RBlE5X
— ふみかんぱにー (@fumi_4423_) December 10, 2013
「昇雲の滝」の周囲はかなり木々が多く、季節によって見る景色も変わります。昇雲の滝に行くならおすすめはやはり紅葉の時期です。この頃になると徒歩で昇雲の滝に行く途中で燃えるような紅葉も見ることができます。深まりゆく秋を感じながら昇雲の滝壺に辿り着くとマイナスイオンでリフレッシュできます。
落差80mほどある迫力満点の滝!
苦労してたどり着いた昇雲の滝 pic.twitter.com/jb1SHNFbVh
— 戦闘的労働者 (@hnatoh) August 12, 2018
滝壺までの落差80mある昇雲の滝はそばで見ると圧巻です。周りは春には新緑、秋には紅葉と景色も変わるので見応えがあります。紅葉の時期になると交通規制がかかるので行く時は確認してからがいいでしょう。駐車スペースは限られているので注意しましょう。
滝見台から滝壺までは徒歩で5分とかかりませんが、落ち葉がかなりある時期は滑りやすくなるので注意して下さい。舗装は一応されています。
アクセス&駐車場情報
昇雲の滝へのアクセスですが大きな道路もないためわかりにくくなっています。佛通寺を見学してから行く場合は、佛通寺の駐車場から山陽道に向かって北上します。
山陽自動車道の三原久井インターから昇雲の滝へ向かうなら、県道50号線を高速道路づたいに西に向かいます。バスを利用して昇雲の滝に向かうなら、JR三原駅より三原市営バス・中国バスが運行されています。
昇雲の滝の駐車場ですがスペース的には2~3台程度しか駐車ができません。また紅葉の時期には交通規制がかかるので渋滞も予想されます。最新の情報に注意してお越し下さい。
「昇雲の滝」の基本情報
名称 | 昇雲の滝 |
住所 | 広島県三原市高坂町許山 |
電話番号 | 0848-67-6014(観光課) |
URL | 三原市公式サイト |
「佛通寺」のアクセス&駐車場情報
紅葉の名所「佛通寺」のアクセス方法と駐車場情報をご紹介します。毎年秋の紅葉が見頃を迎える頃は大勢の観光客で賑わう佛通寺ですが、雑踏を避けたい方には新緑のもみじもおすすめです。紅葉に時期に比べ圧倒的に観光客が少ないのでゆっくり散策できます。
アクセス情報
佛通時へのアクセスですが、車なら山陽自動車道三原久井ICから車で約15分ほどで到着できます。バスで向かう方は、紅葉シーズンに合わせて,三原駅・本郷駅から利用できる路線バスが運行しますので便利です。三原駅からなら約40分、本郷駅からは約20分です。
紅葉の見頃の時期、特に11月下旬は交通渋滞も予想されます。余裕を持って出かけることをお勧めします。なお拝観時間は8:00~17:00までです。
駐車場は?
気になる駐車場ですが通常の駐車場以外に高坂自然休養村管理センターから佛通寺第2駐車場まで無料シャトルバスを運行していますので、マイカー利用の方はぜひこちらもご利用下さい。
「佛通寺」の基本情報
名称 | 佛通寺 |
住所 | 広島県三原市高坂町許山 |
電話番号 | 0848-66-3502 |
料金 | 大人:大人:300円 11月上旬~11月下旬の特別拝観 大学生:大学生:200円 11月上旬~11月下旬の特別拝観 高校生:高校生:200円 11月上旬~11月下旬の特別拝観 中学生:中学生:200円 11月上旬~11月下旬の特別拝観 小学生:小学生 小学生以下無料 |
URL | 広島県観光連盟公式サイト |
「佛通寺」で紅葉や文化財を鑑賞しよう!
#佛通寺
— 四四式おやじ🇯🇵 (@taku2644) November 21, 2020
広島県一の紅葉スポット pic.twitter.com/61aPPXrIkz
深い森の中にある自然に包まれた紅葉の名所「佛通寺」を紹介しました。境内にはいくつもの文化財があり一つ一つ鑑賞すると歴史の重みを感じます。紅葉が見頃を迎える11月にはライトアップされて紅葉の絨毯を敷き詰めたような参道は幻想的な光景に息を呑むことでしょう。
秋の紅葉を体感するなら佛通寺がおすすめです。見頃は11月中旬くらいです。紅葉散策は是非佛通寺へお出かけ下さい。なお、山の中にある佛通寺は夜が冷え込むので温かい服装でお出かけ下さい。