宇部市のご当地キャラ「エコハちゃん」がピカチュウのパクリ?騒動後は?
宇部市のご当地キャラである、エコハちゃんに関する騒動を知っていますか?今回の記事では、ピカチュウに似ているとパクリ騒動が起きてしまったエコハちゃんについて、その真相について紹介していきます。エコハちゃんの着ぐるみが、どう問題になっていたかを見ていきましょう。
宇部市の「エコハちゃん」騒動の真相に迫る!
山口県宇部市のエコハちゃん、言う程ピカチュウに似て無い…よ…ね…。
— RYU-J@激務期間から脱出するも無気力気味…の巻 (@ryujxorz) August 28, 2019
…って、サスガに無理があるだろ!
誰か止められなかったんか…。
_:(´ω`」 ∠):_ pic.twitter.com/ROVDymAJC1
宇部市のゆるキャラである、エコハちゃんを知っていますか?エコハちゃんは可愛い見た目のキャラクターではありますが、とある理由から「エコハちゃんパクリ騒動」が巻き起こったことでも知られています。今回の記事では、騒動を起こすことになってしまった宇部市のゆるキャラ、エコハちゃんについて、騒動の内容や真相について紹介していきます。
騒動の経緯や現在についても解説
エコハちゃん pic.twitter.com/9GjwXXyYdv
— もしもし (@mo4_mo4) March 30, 2014
今回の記事では、宇部市のキャラクターであるエコハちゃんについて、騒動の経緯や現在の様子などについても紹介していきます。
エコハちゃんがどうしてパクリ騒動を巻き起こしてしまったのか、現在のエコハちゃんは何を行っているのかについても記載しているので、エコハちゃんについて知らなかった方も、騒動の顛末について気になる方も是非チェックしてみてください。
宇部市の「エコハちゃん」とは?
唐突ですが宇部市のゆるキャラ「エコハちゃん」を見てみましょう pic.twitter.com/5v5oNpdmOk
— ひなまる(タコチャンのすがた) (@hina_maru3939) June 24, 2020
まずは、宇部市のエコハちゃんがどういったキャラクターなのかについて見ていきましょう。宇部のキャラクターであるエコハちゃんは元々はどういったキャラクターであるのか、そして作者の方はどういった方なのかについても紹介していきます。
宇部市のエコキャラクターとして誕生
昔ネタになったキャラです。エコハちゃん。(◕ᴗ◕✿)普通にカワイイんだけどな…w#ピカチュウ #没ネタ pic.twitter.com/JXNgx6PwWx
— Pokemon__going (@pokemon__going) May 24, 2020
エコハちゃんは名前に「エコ」と入っている通り、山口県宇部市のエコに関するイメージキャラクターとして誕生しました。エコハちゃんは森の妖精であり、2010年に原画が完成、その後に作者による原画をもとにして、着ぐるみも作成された様です。そして、この着ぐるみこそが「エコハちゃんのパクリ騒動」の引き金となりました。
ピカチュウのパクリ疑惑で騒動に!
チョーコ君と一緒に発表されたエコハちゃんの事は忘れないよ pic.twitter.com/vY8To1sWgL
— ちゅん↓きー↑ (@homichunky) December 30, 2014
エコハちゃんの原画自体はあまりピカチュウには似ていないと感じる意見もあるのですが、作者によるこのエコハちゃんの原画を着ぐるみにする際、かなりピカチュウに似てしまったことから「パクリ疑惑」で騒動となってしまいました。
エコハちゃんの着ぐるみは手が黒い、耳の形や色が違うなどの違いはありますが、初めて見た方はパクリと感じてしまうでしょう。また、エコハちゃんのイラストと着ぐるみは耳の形などは同じですが手の形や体の形などが違った物になっており、作者による原画と着ぐるみ自体が似ていないのでは、といった声も多い様です。
作者は当時70代の男性
このイラストの作者の方は、当時70代の男性であるとされています。ピカチュウの存在は知らなかったとされていますが、ピカチュウのパクリであると騒動になっているのは、この作者の方の原画ではなく着ぐるみの方である様です。
また、この作者の方の原画に関しては似ているという人から似ていないとする人まで、意見は様々である様ですが、パクリ騒動の争点となっているのは原画イラストの方ではなく、後に出来上がった着ぐるみの方である様です。
「エコハちゃん」へのポケモン側の対応
山口県のまともなデザインのゆるキャラ達の中一際異彩を放つピ⚫チュウことエコハちゃん pic.twitter.com/D0n1cnn0tm
— トリシア (@divagetrsa) December 14, 2015
続いて、ピカチュウのパクリであると騒動になってしまった、エコハちゃんへのポケモン側の対応について見ていきましょう。思わぬ事柄で騒動に関わる事となったポケモン側ですが、一体どういった対応を取っていたのでしょうか。
ポケモンとは協議・和解済
パクリ騒動が巻き起こったエコハちゃんとピカチュウですが、ポケモンとは協議・和解済みである様です。
宇部市はブランドマネジメント会社である「ポケモン」に対してイラストでは問題は無かったものの、着ぐるみがピカチュウに似ていると指摘を受け、お騒がせしてしまった、と言った旨の謝罪をしたそうで、宇部市がピカチュウとエコハちゃんの着ぐるみが似ていることを認めた形となった、と言えるでしょう。
また、市内のイベントなどで登場していたエコハちゃんの着ぐるみですが、現在では着ぐるみがイベントなどに登場する事は無くなったそうです。
着ぐるみの使用は停止
ポケモンとの協議の中で、エコハちゃんの着ぐるみの使用は停止するように決定した様です。パクリ騒動の発端となった着ぐるみなので、停止となるのは自然なことではあるでしょう。ピカチュウとエコハちゃんの類似性が懸念されるといった点で双方の見解が一致しており、多くの反響があったことも理由である様です。
ただ、停止となったのはピカチュウのパクリと騒がれていたエコハちゃんの着ぐるみのみで、イラスト、原画に関しては停止とはならなかったそうです。
ポケモンサイドの神対応が話題に?
ポケモンの公式サイトの発表では、宇部市が行っている環境問題に対する取り組みについて知り、これを機に良好な関係を築いていきたいと言った旨のコメントがされています。そして、この言葉の通り、宇部市でピカチュウが登場する、環境問題についてのイベントが開催されました。
2011年に開催された「エコフェア2011 in UBE」では全国でピカチュウが友情や自然の大切さなどを伝えるイベント、「ポケモンスマイルスクール」が開催された様です。こちらのエコフェアに合わせて特別パージョンのステージとなっていたようで、市内4か所の保育園や幼稚園でも行われた様です。
なお、上記の「エコフェア2011 in UBE」の際にはすでに着ぐるみの使用は停止となっていたので、着ぐるみでのピカチュウとエコハちゃんの共演は実現しなかった様です。
「エコハちゃん」の現在は?
エコハちゃん問題。元々のイラストを大幅改変して、ピカチュウ似に作った理由がわからない。耳や腕の色も違えば、口の形もまるで違う。【毎日】宇部市:ピカチュウ似キャラ…着ぐるみ使用断念 http://t.co/4voo3kI pic.twitter.com/62Bdmi2
— 淺川 覚一朗 (@as_kakuichiro) August 11, 2011
ピカチュウに似ていると騒動になったエコハちゃんは、現在では協議、和解済みとなっています。着ぐるみの使用は停止となってしまいましたが、現在のエコハちゃんはどういった活動を行っているのでしょうか?エコハちゃんのイラストなどが現在も使用されているのかなどについて見ていきましょう。
環境学習HPの紹介欄は削除済
宇部市のエコキャラクターであるエコハちゃんは、環境学習ホームページである「うべっくる」のブログで着ぐるみが紹介されていたそうです。しかし、ポケモンとの協議の上着ぐるみの使用が正式に停止となり、こちらの記事は現在削除済みとなっています。
環境学習ホームページからその姿を見ることができませんが、Twitterなどでは昔アップされた画像が残っており、現在もエコハちゃんの着ぐるみの様子をチェックすることができる様です。写真ではその姿を確認することができますが、実際にエコハちゃんの着ぐるみに出会うことはもう無いでしょう。
現在は原画やイラストのみ使用
現在エコハちゃん自体の活動は停止にはなっておらず、着ぐるみでの活動は出来ないものの、原画やイラストの使用は可能となっている様です。エコハちゃんの原画については似ているといった声から似ていないといった声まで様々ですが、これからも引き続きエコハちゃんに出会うことは出来そうです。
地域のポスターで健在
でた、ピカチュウそっくりで問題になった宇部市のエコハちゃんだ pic.twitter.com/FnIqg3BKWE
— うえやま ꪔ̤̮ (@0602ue) December 27, 2019
エコハちゃんは着ぐるみの活動は停止していますが、上記の通りイラストの使用は可能となっており、エコハちゃんの活動の場が全くなくなってしまったわけではありません。イラスト自体は現在も地域のポスターなどで使用されてることが確認されており、例えば新天地商店街では、市の環境ポスターにエコハちゃんが描かれているそうです。
商店街などに貼られている「まちなか避暑地参加協力店舗」を示すポスターなどに登場しており、宇部市のエコキャラクターとして堂々と活躍している様です。宇部市にお出かけの際は、エコハちゃんの姿を探してみてはいかがでしょうか。
環境地域通貨にも!
私のエコハ券、早くもこんなに貯まってきてしまいました!期限があるので、早く使わんにゃ〜いけませんね。 pic.twitter.com/V8nYeTz5PF
— kankyogakushu (@KankyoGakushu) August 29, 2013
宇部市の環境関連のポスターやフライヤーなどで活躍しているエコハちゃんですが、環境地域通貨である「エコハ券」にも登場している様です。このエコハ券に登場しているエコハちゃんは原画の定番ポーズとはまた違った物になっており、楽しそうに笑うエコハちゃんと、ウインクをして飛んでいるようなエコハちゃんのツーパターンが描かれています。
宇部市の環境地域通貨であるエコハ券は「対象行動」を行う事で入手できるもののようで、例えば環境サロンへの参加で2枚、街頭美化清掃に参加することで2枚、と言ったシステムになっているそうです。1枚で50エコハとなっており、1000円以上の利用で50円割引される様です。ただ、エコハ券は20歳未満の方限定の配布となっています。
「エコハちゃん」にはイラストで会える!
エコハちゃん、イラストはそこまでピカチュウに似てない。 pic.twitter.com/bM5ZU0SMDZ
— 深山幽谷 (@usagikumamushi) November 13, 2016
今回の記事では、宇部市のエコキャラクターである、エコハちゃんを巡る騒動について紹介しました。エコハちゃんは原画の時点ではそれほど騒動にならなかったものの、原画をもとにした着ぐるみが作者による原画とはまた少し違った物であまりにピカチュウに酷似していたため、パクリ騒動が巻き起こってしまいました。
着ぐるみの使用は停止となってしまったものの、イラストではエコハちゃんに会うことができるので、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。