キャンセル待ちを押してでも「挙式を上げたい！！」というカップルが多数いること、また、縁結びの聖地としても全国的に有名な宮島の厳島神社ですが、他方では、まったく逆の噂、ジンクスがあるのをご存知ですか。

なんでも、この厳島神社に「カップルで行くと別れる、夫婦で訪れると離婚する」というものです。いったい、なぜそのような噂、ジンクスが生まれたのでしょうか。その噂の真相に迫ってみたいと思います。

厳島神社に訪れるカップルや夫婦が「離婚する・別れる」というこのジンクスですが、一説によると、厳島神社の神様たちが嫉妬するためという噂があるようです。その噂の真相は本当なのでしょうか。さっそく、その噂の真相を究明してみましょう。ご覧ください。

さて、さっそく「厳島神社」の離婚・別れのジンクスの理由について、これから解説していきたいと思います。それは「厳島神社」の御祭神の神様が嫉妬するためか、それとも他の理由があるのでしょうか。

厳島神社の御祭神は３人の女神様になります。市杵島姫命（いちきしまひめのみこと）、多紀都姫命 （たぎつひめのみこと）、多岐理姫命（たぎりひめのみこと）の３人です。天地創造の神、天照大御神（あまてらすおおみのかみ）と須佐之男命（すさおおうのみこと）が誓約して誕生した女神たちです。

姉である天照大御神（あまてらすおおみのかみ）が、須佐之男命（すさおおうのみこと）の心が清らかであることを証明させるため、須佐之男命（すさおおうのみこと）がその証明のためにこの世に生み出した女神たちとのことです。

全国各地の神社に女神を御祭神としている神社は何カ所かありますが、女性の神様は嫉妬深いという話が定番のようですね。実際のところは人間と違って神様なのでそういった邪な心持はなさそうですが、おおよそ女性の神様がいる神社には、カップルや夫婦で訪れると「離婚する・別れる」という話はときどき耳にします。

この厳島神社も３女神が御祭神。実際のところの真相はなんとも言えませんが。３女神に嫉妬されてこのジンクスが生まれたのでしょうか。

江戸時代、ここ宮島には遊郭街があって男性の遊びの場だったようです。弘法大師が開いた神聖な神域ですが、反面このような裏の歴史もあるようですね。江戸時代は参勤交代など、今でいう単身赴任が盛んに行われていて、妻と離れて暮らす寂しい男性陣の癒しの場所が必要だったのかもしれません。

不安症の女性はよく嫉妬しがちです。結婚できたものの、旦那さんと四六時中一緒にいないと不安でならない精神的に不安定な女性は時に行き過ぎた嫉妬をしてしまいます。そんな女性たちの気持ちも分からなくはありませんが、旦那さんにとってはたまったものではありません。そういった場合の縁切寺としても、この厳島神社は利用されていたようです。

宮島が遊郭であった関係からなのか、宮島での遊郭遊びが過ぎた旦那衆が、浮気した後ろめたい気持ちを隠すため、宮島に妻を行かせないためにしたその防衛として「宮島に夫婦で訪れると離婚になる」などと言い、そのジンクスが広がったのではないかという説もあるようです。

さて、ここまで噂の真相を見てきましたが、いかがでしたか。このジンクス、その真相は単なる戯言のようですね。安心しました。

厳島神社にはカップルで訪れると「別れる、離婚する」というネガティブなジンクスもあるようですが、実際のところは、厳島神社は縁結びの神社でカップルには人気のデ－トスポットのようです。ここからは、そんなカップルたちに人気であるその理由をお伝えしていきます。

厳島神社は３人の女神が御祭神。そんな母なる女神たちが人々に幸せになって欲しいと望むのは、男女が一生涯添い遂げる幸せな結婚。そして、そんな結婚にはとても大切なパ－トナ－になる人との出会いの縁が必要になってきます。

この厳島神社はそんな縁結びのご利益もあり、全国から素敵な出会いの縁を求めて、多くの独身の男女が訪れます。

縁結びの厳島神社、独身の男女の出会いの縁だけではなく、夫婦になってからも末永く添い遂げる縁も強固にしてくれるご利益があるようです。この厳島神社ではキャンセル待ちを待ってでも挙式を上げたいというカップルが多数いるようです。厳島神社で挙式を上げて、ぜひ、一生涯の幸せな夫婦生活を送って欲しいですね。

そんな縁結びの厳島神社には、毎日のようにデ－トに訪れるカップルがたくさんいます。デートスポットとして定番になっているようですね。

カップルで行くと別れる。夫婦で訪れると離婚するなどとのネガティブなジンクスも聞こえてきた「厳島神社」ですが、実際のところは、３人の優しい女神さまたちに見守られた縁結びの神社であり、カップルや夫婦のデ－トスポットや挙式に人気の神社になっています。

これから素敵な相手と巡り合って末永く幸せな結婚をするという独身の男女や、これからも夫婦仲良く暮らしていくという男女。その形態は様々ですが、この厳島神社に訪れて、その愛をさらに深めてみてはいかがでしょうか。