酸ヶ湯温泉は八甲田山の一軒宿!立ち寄りでも楽しめる日帰り入浴を紹介!

青森県の八甲田山の山中にある酸ヶ湯温泉。ヒバ千風呂と呼ばれる160畳もの大浴場が有名で、日帰りでも気軽に楽しめるので観光客や登山客に人気の温泉です。酸ヶ湯温泉の魅力からアクセス方法、宿泊や日帰り入浴の料金などをご紹介しましょう。

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目次

  1. 1酸ヶ湯温泉は日帰りでも気軽に立ち寄れる!
  2. 2酸ヶ湯温泉はどんなところ?
  3. 3酸ヶ湯温泉の日帰り入浴で楽しめる2つのお風呂
  4. 4酸ヶ湯温泉旅館のアクセス&駐車場情報
  5. 5酸ヶ湯温泉の日帰り入浴で至福のひとときを過ごそう!

酸ヶ湯温泉は日帰りでも気軽に立ち寄れる!

八甲田連峰の西の麓、標高900mに位置する酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)は、160畳もの広さを誇る男女混浴の「ヒバ千人風呂」と男女別の「玉の湯」があり、旅館へ宿泊する観光客や湯治客だけでなく日帰りでも気軽に温泉を楽しめる人気の旅館です。

酸ヶ湯温泉は八甲田山の一軒宿!立ち寄りでも楽しめる日帰り入浴を紹介!

酸ヶ湯温泉では高い効能を持つ温泉に浸かれるだけでなく、宿泊して体に優しい湯治食を頂けたり、ここでしか味わえない絶品の食事メニューを味わうことができます。

また、春から夏にかけての新緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色と四季折々の美しい八甲田山の景観を望めることでも有名で、日帰りで温泉と絶景を同時に満喫できるスポットとして多くの人に親しまれています。

八甲田山の登山帰りに日帰りで利用する人も多い

酸ヶ湯温泉の裏手には八甲田山の登山口があります。登山口から大岳まで約5時間の登山ルートが整備されているので、日帰りで多くの登山客が訪れます。

酸ヶ湯温泉は八甲田山の一軒宿!立ち寄りでも楽しめる日帰り入浴を紹介!

1,585mの大岳の山頂では、八甲田連峰や十和田湖、岩木山、津軽海峡、天気が良ければ北海道まで望める360℃パノラマビューが広がります。また、登山ルートから見下ろす酸ヶ湯温泉も必見。特に紅葉の時期は圧巻ですよ。

そして登山で絶景を堪能した後は、酸ヶ湯温泉で疲れを癒すのが定番。温泉にゆっくり浸かって芯から温まれば、さらに心も体もリフレッシュすることでしょう。

酸ヶ湯温泉はどんなところ?

八甲田観光の重要な拠点にもなっている酸ヶ湯温泉は、約300年前の江戸時代に手負いの鹿を追って山中に入った狩人が偶然見つけた温泉で、傷を負っていたはずの鹿が元気に逃げ去ったことから温泉に薬効があることを知り「鹿の湯」と命名したという歴史があります。

その後、地元民が小さな小屋を建てると山菜取りや狩りに訪れた人達が訪れるようになり、地元民達が組合を設立して湯治棟を建て、「酸ヶ湯」として多くの方に親しまれる温泉となりました。

ここからは、標高900mの八甲田山中にある一軒宿の温泉に年間を通じて多くの人が訪れる人気の理由をご紹介しましょう。

青森南東部の山麓にある国民保養温泉

国民保養温泉とは、高い効能や湧出量、温度を保つ源泉や、アクセスや環境など温泉地として健全な条件を満たしていると環境大臣が認め指定された温泉のことを言います。

豊富な湯量や様々な効能を持ち、はるか昔から長きにわたり地元民だけでなく多くの観光客や登山客、湯治客に愛され続けてきた酸ヶ湯温泉は、1954年国民保養温泉地第1号として指定されています。

酸性の硫黄泉が豊富に湧き出し効能が高い

酸ヶ湯温泉は名前の通り、PH2を切るほど強い酸性のお湯が特徴です。こんこんと湧き出るお湯の泉質は、酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)。源泉温度は高く、48~64℃です。

効能は高く、神経痛、関節痛、慢性消化器病、冷え性、疲労回復、きりきず、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、高血圧症など多岐にわたり、子供から大人まで幅広い年齢層の温泉客が訪れます。

古くから日帰りの湯治が人気

豊富な湯量と高い効能を持つ酸ヶ湯温泉は八甲田山の山中にありながら、体の不調のある方達の湯治の場所として古くから親しまれてきました。

日帰りでも酸ヶ湯温泉にゆっくりと浸かったら、慢性的な関節痛や体の不調が楽になった、傷がきれいになったという経験をされた方も多いようです。

酸ヶ湯温泉には、旅館や食事処の他、日帰り入浴の方が利用できる休憩処「御鷹々々サロン」があります。窓から見える山々の景色を眺めながら、ゆっくりと寛ぐことができますよ。

さらに常駐している看護師の資格を持つ相談員に健康チェックをしてもらったり、温泉の入り方などのアドバイスをもらえますので気軽に相談してみましょう。

湯治食や昼食のお食事が絶品

酸ヶ湯温泉の旅館には、一般客室と湯治客向けの湯治棟があります。旅館の一般客室の食事は、青森の海の幸や八甲田山の山の幸、地元の食材をたっぷり使った料理を頂けますが、せっかくなら湯治棟に宿泊して「湯治食」を頂いてみましょう。

会席料理のような豪華さはありませんが、鍋物、焼き魚、刺身、みそ汁など、健康を考えた食事が提供されます。温泉効果と同時に、お腹の中からも養生することを考えた食事を頂けるのは嬉しいですね。

日帰り入浴のお昼の食事でしたら、そば処の「鬼面庵」がおすすめです。そば粉100%使用し、地元で獲れたいわしの焼干が主原料のだし汁で食べる名物酸ヶ湯そばは絶品。

さらに、酸ヶ湯源泉卵そば、そばプリン、生姜味噌筍おでんなど、ここでしか食べられない食事メニューが味わえますよ。

酸ヶ湯温泉の日帰り入浴で楽しめる2つのお風呂

酸ヶ湯温泉には、男女混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」と男女別の「玉の湯」があり、いずれも日帰り入浴が楽しめます。源泉は違いますがいずれも硫黄泉ですので、同じような効能があります。ここからは、それぞれのお風呂の魅力をたっぷりとご紹介します。

4つのお湯がある混浴の大浴場『ヒバ千人風呂』

酸ヶ湯温泉といえばヒバ千人風呂というほど、有名な名物お風呂です。160畳もの広さを誇る男女混浴の大浴場は、天井高は5m。古い歴史を感じる広い空間には柱は1本もなく、初めて見た人は誰もがそのスケールの大きさに驚きます。

千人風呂では、源泉の異なる4つのお風呂が楽しめます。一番手前にある「熱の湯」は、湯船の底から源泉が湧き出しているお風呂で41~42℃と適温なので、ゆっくり浸かれば体の芯から温まりますよ。
 

熱の湯の奥には「四分六分(しぶろくぶ)の湯」があります。温度が43℃とやや熱めで、湯船に長く浸かっていられず、体の温まり方が熱の湯に比べて四分六分程度ということで命名されたそうです。

熱の湯の隣には湯船に浸かる前と体が温まった後に入る38℃の「冷えの湯」、そして「四分六分の湯」の脇には3mの高さから湯が落ちてくるうたせ湯「湯滝」があります。

ヒバ千人風呂は男女混浴ですが入り口と脱衣所は男女別になっている他、浴槽の中も自然と男性と女性でエリアがわかれています。また室内は湯煙がもうもうと立ち込め視界が悪いことや、白濁したお湯なので、女性客でも男性の目を気にせずに利用される方も多いです。

それでもやっぱり混浴に抵抗があるという女性の方には、毎日午前と午後の8~9時の女性専用時間があります。せっかく酸ヶ湯温泉に訪れたなら、名物のヒバ千人風呂を満喫してみてください。

白濁の酸性湯に入る男女別の小浴場『玉の湯』

酸ヶ湯温泉のもう一つのお風呂「玉の湯」は、源泉は異なりますが千人風呂と同じような白濁した酸性硫黄泉です。男女別の玉の湯は、千人風呂と比較するとかなりこじんまりとした造りですが、まだ新しく清潔感のあるヒバ造りのお風呂です。

千人風呂と違って玉の湯には洗い場やシャワーも設置されており、シャンプーやボディソープなども用意されています。8人ほどは入れる湯船に浸かって、異性の目を気にすることなく心行くまで温泉を楽しめますよ。

日帰り入浴の営業時間や料金は?

酸ヶ湯温泉での日帰り入浴の利用時間は、ヒバ千人風呂は7:00~17:30、玉の湯は9:00~16:30です。また、ヒバ千人風呂の女性専用時間は午前・午後の8:00~9:00となります。

料金大人1,000円、小学生は500円で、ヒバ千人風呂と玉の湯、さらに日帰り休憩所の利用ができます。自動販売機で入浴券を購入してからフロントに行くと、タオルを貰うことができますよ。

酸ヶ湯温泉旅館のアクセス&駐車場情報

八甲田山の西麓に位置する酸ヶ湯温泉へのアクセスをご紹介します。酸ヶ湯温泉は、豪雪地帯で冬場は多くの雪が降り積もることでも有名です。冬場の交通情報についても是非、参考にしてみて下さい。

アクセス情報

八甲田山の西の麓に位置する酸ヶ湯温泉へは、車かバスで向かうことになります。

の場合、東北自動車道 青森中央ICから40分、青森ICから50分、黒石ICからは45分程となります。また、青森県中心部からは45分程で、タクシーを利用すると料金は約7,000~8,000円です。

電車利用の場合は、青森駅または新青森駅から「十和田湖行」JRバスに乗車しましょう。70~80分程で「酸ヶ湯温泉前」に到着します。また、酸ヶ湯温泉では、宿泊客に限り、予約すれば青森駅商工会議所から無料送迎バスを利用することも可能ですよ。

青森空港からは、酸ヶ湯温泉までの直行便バスはありません。空港からレンタカーを借りる場合は、国道4号→103号経由、八甲田十和田湖方面に車で1時間です。

青森の中心部から30㎞にある酸ヶ湯温泉は、冬の積雪は5m以上にもなる豪雪地帯ですが、JRバスの運行は年間を通じて行われています。雪道の運転に自信のない方はバスを利用すると安心ですね。

車で向かう場合は、10月中旬から雪が降り始めるので、雪に備えた装備を万全にしてお出かけしましょう。また、17時以降は除雪が行われませんので、早めの到着をおすすめします。

駐車場は?

駐車場150台分と広く無料で止められます。ただ、ロケーションが素晴らしく日帰り温泉も楽しめる酸ヶ湯温泉は人気で、観光や登山に訪れて温泉を利用する方も多く、中には車中泊をする方もいて混雑することも。

時期によっては満車となり、なかなか車を止められないということにもなりかねませんので、時間に余裕をもってお出かけしましょう。

酸ヶ湯温泉旅館の基本情報

【名称】 酸ヶ湯温泉旅館
【住所】 青森県青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50番地
【URL】 公式サイト
【お問い合わせ先】    017-738-6400
【立ち寄り入浴時間】 ・ヒバ千人風呂 7:00~18:00
・玉の湯 9:00~17:00
【料金】 ・日帰り温泉(タオル付) 大人1,000円/小学生500円
・宿泊 1泊2食付 8,510円~
【チェックイン】 15:00(最終チェックイン 22:00)
【チェックアウト】 10:00
【総客室数】 139室

酸ヶ湯温泉の日帰り入浴で至福のひとときを過ごそう!

八甲田山中にある酸ヶ湯温泉の魅力をご紹介してきました。温泉の泉質や効能はもちろん、男女混浴の名物「ヒバ千人風呂」は他に類を見ない大浴場です。温泉好きならずとも一度は入って頂きたいお風呂です。

宿泊はもちろん、日帰りでも十分に温泉や四季折々の自然を満喫できる酸ヶ湯温泉に是非、訪れてみて下さい。

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ryosyuma

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