「鳥取県立博物館」の展示の見所や入館料は?館内のカフェもご紹介!

鳥取県立博物館は、鳥取県の自然や歴史、美術についてを展示している博物館です。展示の見所や入館料金、館内のカフェについてもご紹介いたします。2022年開館50周年を迎える鳥取県立博物館の魅力をみていきましょう。

「鳥取県立博物館」の展示の見所や入館料は?館内のカフェもご紹介!のイメージ

目次

  1. 1「鳥取県立博物館」は魅力がたくさん!
  2. 2「鳥取県立博物館」の展示や魅力
  3. 3「鳥取県立博物館」の館内施設やイベント情報
  4. 4「鳥取県立博物館」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「鳥取県立博物館」で郷土の歴史と文化を学ぼう!

「鳥取県立博物館」は魅力がたくさん!

鳥取県立博物館は、昭和47年(1972年)に開館し、令和4年(2022年)に開館50周年を迎える歴史ある博物館です。鳥取県民の教育及び文化の発展に寄与するために設立されました。以来、多くの人々に愛されてきました。

館内にはカフェやミュージアムショップも併設しており充実した時間を過ごすことができます。特定のテーマに基づいた企画展も年に数回開催されていますので、何度訪問しても飽きることなく楽しめる博物館となっています。

自然や歴史が学べる人気の博物館

鳥取県立博物館の常設展示では、3000点以上の資料が展示されていて自然や歴史についてわかりやすく紹介されています。また、不定期ではありますが、講演会や講座などのイベントも複数回開催されており、自然や歴史を学ぶことができる人気の博物館となっています。

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「鳥取県立博物館」の展示や魅力

鳥取県立博物館では、自然展示、歴史・民俗展示、美術展示の3つの分野の常設展示が行われています。3つの各展示ごとに、展示の内容や魅力をご紹介いたします。併せて年に数回開催されている特別企画展についてもご紹介していきます。

自然展示室

自然展示室では、鳥取県の大地の成り立ちや鳥取砂丘について紹介されています。火成岩や火山弾などが展示されているほか、鳥取県内で見つかった化石の展示もされています。また、鳥取砂丘の生物や大山の生物についての紹介もあります。

ダイオウイカやマンボウ、クジラなど鳥取県の漂着動物の展示も見ることができます。中でもダイオウイカは全長7メートルにもなる大きな個体で、標本として展示されています。

オオサンショウウオの飼育展示

鳥取県立博物館では、国の特別天然記念物に指定されているオオサンショウウオの飼育展示が行われています。オオサンショウウオは、日本の固有種で世界最大の両生類です。

生息環境の変化により数が減少しており環境省のレッドリストの絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。ぜひ、鳥取県立博物館で貴重なオオサンショウウオを見てみてください。

オオサンショウウオの飼育展示の他に世界最大級のオオサンショウウオの標本があります。こちらの標本は、以前鳥取県立博物館で飼育されていたものです。オオサンショウウオに纏わるクイズもあり、オオサンショウウオについて詳しく紹介されています。

鳥取砂丘や大山の生き物

日本を代表する砂丘の鳥取砂丘は、表面温度が夏場の晴れた日は50度を超え、日没後でも30度以上になる厳しい環境です。

鳥取砂丘には、そんな厳しい環境に適応した動植物が多数生息しております。その中からオオウスバカゲロウやカワラハンミョウといった昆虫が紹介されています。植物のハマヒルガオやハマニガナはレプリカですが実際に見ることができます。

大山は標高1729mの多雪や季節風が特徴の独立峰です。そんな大山では、大山特有の動植物が多数生息しています。その中からダイセンオサムシやダイセンキスミレなどが紹介されています。

歴史・民俗展示室

歴史・民俗展示室では、旧石器時代から江戸時代までの歴史が紹介されています。鳥取県の郷土の歴史や民俗をを展示している鳥取県立博物館では、民間信仰や現在でも県内で行われている祭りなどについての紹介もあります。

旧石器から江戸時代までの歴史を紹介

旧石器時代から江戸時代までの歴史が紹介されています。鳥取県内の遺跡から出土した、石器や土器などを見ることができます。出土品だけでなく古墳や副葬品についての紹介もあります。

出土品だけでなく昔の人々の暮らしぶりも説明されています。博物館の中には約150年前の鳥取県の一般的な農家を復元した民家があり、昔の人々の暮らしを見ることができます。行灯や燭台、石油ランプといったあかりの遍歴を見ることもでき、電気の有り難さを再認識できるかもしれません。

期間限定「歴史の窓」コーナー

「歴史の窓」コーナーは、歴史・民俗常設展示室内にあります。「弥生の超絶技巧」といったようにテーマに沿った展示がされており、常設展示室内にありながら頻繁に展示替えが行われているコーナーです。展示期間の設定は約2か月と企画展示よりは長いですが、気になる展示がございましたら、早めに足をお運びになることをお勧めします。
 

美術展示

美術展示では、鳥取県にゆかりのある画家、彫刻家などの美術家の作品が展示されています。しかし、2022年現在1階の美術展示室は、休室中のため残念ながら展示を見ることはできません。そのため美術品の展示は2階の特別展示室にて、期間を定めて行われています。

美術展示室が休室中の現在の状況は、美術品を見たい方には残念な状況ですが、美術展示室の再開を楽しみに待ちましょう。コレクション展やアート展は、期間限定ではありますが開催されていますし、そうでなくても自然展示や歴史・民俗展示で十分楽しめると思います。

コレクション展

鳥取県にゆかりのある画家、彫刻家などの美術家の作品などが博物館のコレクションの中より展示されています。こちらは期間を定めて展示が行われていますので、訪問前に確認をすることをお勧めします。

テーマ展示

テーマに沿った作品の展示が行われています。直近では「線を引かざる日なしー鳥取ゆかりの美術家による素描」というテーマの展示がされていました。こちらも期間を定めて展示が行われていますので、訪問前に確認をすることをお勧めします

年数回の特別展示も

鳥取県立博物館では、年に数回テーマに沿った企画展が開催されています。期間は一ヶ月ほどと短く、企画展でしかみられない作品ばかりなので興味のある方はお早めの訪問をお勧めします。

企画展は、入館料とは別に企画展ごとに定める企画展拝観料が必要となります。料金は600円から1000円くらいでの設定が多いようです。前売り券の販売もありますのでご検討ください。

過去には、「こんにちは変形菌!とってもふしぎな生きものです。」や「とっとりの乱世ー因幡・伯耆からみた戦国時代ー」などの企画展が開催されてきました。生物から歴史まで幅広い分野の企画展が行われているので何度訪問しても飽きることなく楽しめそうですね。

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「鳥取県立博物館」の館内施設やイベント情報

鳥取県立博物館の館内にあるカフェやミュージアムショップについてご紹介します。併せて不定期で開催されている講座や講演会などのイベントの情報ご紹介していきます。

館内施設①カフェ・ダール ミュゼ

鳥取県立博物館には、カフェ・ダール ミュゼというカフェが併設されています。こちらのカフェでは、厳選された鳥取の食材を使用したお料理を頂くことができます。壁一面の大きな窓からは、久松公園を望むことができ自然を見ながらお食事を楽しむことができます。

こちらのカフェの人気No.1メニューは「薬膳鳥取牛すじカレー黒らっきょうカレー醤添え」です。鳥取美歎牛のお肉を使用した人気メニューを召し上がってみてはいかがですか。博物館で心を満たした後は、こちらのカフェでお腹も満たせますね。

館内施設①ミュージアムショップ

ミュージアムショップでは、鳥取県立博物館や館外で発行された図録や資料、調査研究資料や所蔵資料をモチーフにしたオリジナルグッズが販売されています。因州和紙を使った藍染のアクセサリーなど、伝統工芸品や民芸品の取り扱いもあります。

入館料なしで入れる

ミュージアムショップは、入館料なしでも利用することができます。博物館関連のグッズだけでなく伝統工芸品や民芸品など鳥取県ゆかりの商品も扱っているのでお土産の購入のために利用するのもいいですね。

図録やグッズなど通信販売もしていますので、帰宅後に買い忘れに気がついてもご自宅から購入することができるので安心です。通信販売での購入方法は、公式ホームページに載っていますのでご確認ください。

イベント①幼児参加も可能

保護者の同伴が必要となりますが、お子様でも参加できるイベントが開催されています。お子様が参加できるイベントがあると家族で訪問することができますね。参加には電話での事前申し込みが必要となりますのでご注意ください。

イベント②ギャラリートーク

ギャラリートークは、学芸員の方と会場をまわり作品を観覧するものです。個人で作品を観覧するよりも、学芸員の方と一緒にまわり説明を頂きながら作品を観覧できるので、より作品への理解が深まりますね。開催日時は決まっていますが、事前申し込みは不要なので当日参加可能です。参加料金は対象展示の拝観料のみとなります。

ギャラリートークは、企画展でも行われています。企画展では、企画展の担当学芸員の方と会場をまわることになります。こちらも参加料金は、入館料と企画展の観覧料のみで参加できます。

イベント③歴史講座

学芸員の方を講師に、歴史講座が開催されています。一回完結のものや数回にわたって開催されるものがあります。いずれも電話での事前申し込みが必要となりますのでご注意ください。

イベント④自然講座

博物館の職員の方を講師に、自然講座が開催さています。過去には、本物の化石をスケッチしながら、化石についての解説を学ぶ講座などが開かれました。参加には電話での事前予約が必要なものが多いのでご注意ください。
 

イベント⑤野外観察会

鳥取県立博物館では、野外観察会が開催されています。今までご紹介したイベントが、博物館内でのイベントだったのに対して、野外観察会は博物館外でのイベントとなります。博物館の学芸員や大学教授などを講師に迎え、鳥取県内の各地にて開催されています。

過去には、米子市の湊山公園にて春の草花や生き物を観察する観察会や、秋の夜に虫の音を聞く会なども開催されています。いずれも日常は愚か博物館内でもできない経験となりますのでとても貴重な機会を提供してくれています。参加定員も比較的少なく設定されていますので、事前予約が必要な場合は早めの予約をお勧めします。

イベント⑥講演会・トークセッション

鳥取県立博物館では、講演会やトークセッションも開催されています。講演会では、他の博物館の学芸員の方などを講師に迎え講演を聞くことができます。京都の博物館の学芸員の方がお越しになることもあり、中々お話しを伺うことのできない方々のお話を聞くことができる貴重な機会です。参加には電話での事前予約が必要なものもありますのでご注意ください。

「鳥取県立博物館」のアクセス&駐車場情報

鳥取県立博物館の基本情報や、博物館までのアクセス方法、博物館周辺の駐車場の情報をご紹介します。ぜひ、博物館へ訪れる際の参考にしてください。

見学料金は?

鳥取県立博物館の常設展示の入館料は180円です。 大学生以下と70歳以上の方は入館料の減免があり無料で入館することができます。 企画展は入館料と別途で料金がかかります。企画展ごとに設定されるの訪問の前にはご確認ください。

アクセス情報

公共交通機関を利用の場合は、JR鳥取駅より鳥取市100円循環バス「くる梨」(くるり)のご利用が便利です。鳥取駅バスターミナルより「くる梨」の緑コースへご乗車ください。鳥取駅より11番目の「仁風閣・県立博物館」バス停で下車すると鳥取県立博物館まではすぐです。

「くる梨」の乗車料金は1回100円です。鳥取県立博物館へ訪問の際は、200円で「くる梨」全線に乗り放題の一日乗車券の購入も検討されてはいかがでしょうか。一日乗車券の提示で団体料金の150円で入館できます。一日乗車券は鳥取駅バスターミナル窓口やバス車内で販売しています。

駐車場は?

鳥取県立博物館には、博物館専用の駐車場があります。その他、県庁北側駐車場や県庁構内駐車場も利用することができます。県庁構内駐車場は、土・日・祝日のみの利用となりますのでご注意ください。全て無料で利用できます。駐車料金を気にせずに車を停められるのは嬉しいですね。

鳥取県立博物館の基本情報

【名称】 鳥取県立博物館(とっとりけんりつはくぶつかん)
【住所】 鳥取県鳥取市東町2-124
【電話】 0857-26-8042
【休館日】 毎週月曜日・国民の祝日の翌日
年末・年始(12月29日~翌年1月3日)
【料金】 常設展入館料180円 企画展は別途
【URL】 公式HP

「鳥取県立博物館」で郷土の歴史と文化を学ぼう!

今回は、鳥取県立博物館の展示の見所や入館料金、館内のカフェについてもご紹介しました。博物館で鳥取の自然や歴史に触れ、カフェで鳥取の食材を食し鳥取県三昧を楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ、ミュージアムショップでの鳥取ゆかりの品の購入もお忘れなくご購入ください。

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この記事のライター
菊池 藍花

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