江田島へのフェリー航路を運行会社別に解説！料金や発着所の詳細も！

瀬戸内で4番目に大きい島であり、美しい自然や美味しいカキなどを楽しめる江田島には、フェリーでアクセスする事ができます。今回の記事では、江田島でアクセス出来るフェリーについて航路などを運行会社別に紹介します。江田島への旅行を考えている方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事では、フェリーの発着所や時刻表、料金などについて詳しく解説していきます。自転車や車の運賃などについても紹介していくので、運行ごとの情報を比較してみてください。

最初に紹介する江田島へのフェリーは、上村汽船です。こちらのフェリーは通学や通勤などにも使用されているもので、そのほかにも旅行や魚釣り、登山など様々な目的の方が利用するフェリーである様です。

上村汽船の航路は、広島の宇品から江田島町の切串西沖となっています。なお、宇品からのフェリーには通常のタイプに加えて、車でフェリーに乗って江田島に渡るプランや、瀬戸内の景色を楽しめる「おさんぽクルーズ」などもあります。

上村汽船の発着所は、先ほど紹介したように宇品港、そして切串港となっています。広島の宇品港は宇品橋を渡ってアクセスする場合、6つ目の信号で左折すれば到着するので分かりやすいでしょう。また、広島南道路を通ってアクセスする場合には、ホームセンターコーナンが右手に見えたら左折し、最初の信号を左折すれば到着します。

続いて、上村汽船を利用した際のフェリーの料金について見ていきましょう。料金一覧は、「上村汽船の公式サイト」をチェックしてみてください。上村汽船には人だけでなく自転車やバイク、車両なども乗船できますが、それらの料金についても記載されています。以下で、少しそれぞれの料金について見ていきましょう。

上村汽船への乗船料金は大人でも470円と安い値段となっており、リーズナブルに利用できますが、団体割引もあるので、15名以上のグループなら更にお得な料金で利用する事ができます。

また、何度も使用する予定のある方には、回数券もおすすめします。470円の券が11枚つづりで4700円となっているので、よりお得な料金で乗船できるようになります。なお、身障者割引もあり、第2種の方は本人が半額、第1種の方は本人とその介護者の方が半額の料金となる様です。

上村汽船の自転車・バイクの運賃は、それぞれ190円、バイクの場合は125cc未満は380円、それ以上は580円となっています。こちらもリーズナブルな料金になっているので、気軽に利用する事ができます。サイクリングやツーリングを楽しみたい方は、ぜひ一緒に乗船しましょう。

車両の場合の運賃は長さによって異なっており、1400～7300円といった料金設定になっています。大型車になるとなかなか高い金額になりますが、一般車ならそれほど高額になる心配は無いでしょう。

なお、自動車幅が2.5mを超える場合には、料金に対して25cmごとに1割5分増しの料金が加算される様です。また、車両の場合でも回数券があります。12回、30回、60回と好きな回数のものを購入可能です。

通学や通勤で上村汽船を定期的に利用したい方には、定期券がおすすめです。定期券は1か月、3か月、6か月とがあり、期間の長い定期券になるほどよりお得な料金となっています。通勤定期、通学定期、学割パス、小学生の通学定期とで料金が異なっているので、あてはまる料金をチェックしておきましょう。

上村汽船を利用した場合の広島から江田島からの時刻表は、「上村汽船の時刻表」の通りとなります。1日に22便あるので、都合の良い便を選びやすいのも魅力でしょう。所要時間はおよそ25～30分ほどとなっている様です。長時間の船旅が苦手という方でも、30分ほどなら乗ることができる方は多いのではないでしょうか。

続いて紹介するのは、さくら海運です。さくら運輸は上村汽船とは発着場所が異なっているので、宇島からはアクセスしづらい、といった方はこちらをチェックしてみてください。

さくら海運の場合の航路は、呉ポートピア(天応)から江田島町(切串吹越)到着場所は同じ切串ではありますが、上村汽船とは違った場所になっています。呉からの方がアクセスしやすいといった方は、こちらから江田島へ向かいましょう。

さくら海運の発着所である呉ポートピアはJR呉駅からなら電車で20分ほど、広島駅からなら30分ほどで到着します。「呉ポートピア駅」という駅があるので、電車から降りた後簡単にアクセスする事ができるでしょう。

自動車でアクセスする場合にはクレアライン天応東ICを経由すれば、市役所から8分ほどで到着します。なお、切串吹越の港はあまりアクセスが良くないといった口コミもある様です。

さくら海運のフェリーの運賃については、「さくら海運の時刻表と運賃」を参照してください。こちらの料金は全体的に、上村汽船よりも安い料金となっている様です。

旅客運賃は、大人340円、子供170円とこちらもリーズナブルな料金となっています。利用しやすい金額ではありますが、割引サービスなどは無い様です。団体割引なども無いので、こちらの料金に人数分をかけた分を支払いましょう。

さくら海運を利用した場合の自転車・バイクの運賃は、それぞれ自転車が150円、原付が250円、自動二輪が350円となっています。こちらも割引などは無いものの、リーズナブルで利用しやすい料金となっています。

さくら海運の場合、車両運賃は軽自動車、普通車、中型車、大型車の4段階に分かれており1170円～4630円となっています。乗車前に、自分の乗っている車が度の大きさに当たるかを把握しておきましょう。

通勤・通学で利用する場合、定期券を購入する事ができます。定期券は、1か月、3か月、6か月の3種類があります。1か月定期の場合、通勤で8,160円。通学は5,540円となっています。

呉ポートピアパークから江田島までの所要時間は、約12分とかなり短い時間となっています。上村汽船の所要時間が30分ほどと紹介しましたが、乗船時間を短くしたいならこちらを選ぶのも良いかもしれません。また、時刻表については「さくら海運の時刻表」の様になっています。こちらも運行本数はとても多く、旅行などの際にも便利に利用出来そうです。

続いては、瀬戸内海汽船の運行航路について紹介します。瀬戸内海汽船の江田島へ向かう航路は4種類あるので、利用しやすい航路はどれか順番にチェックしてみましょう。

一つ目の航路は、広島(宇品)から沖美町を結ぶものです。広島港は広島港駅からアクセスしやすく、電車でアクセスしたい方にも利用しやすい航路と言えるかもしれません。到着港は沖美町となっているので、到着後のスケジュールに合わせて航路を選択しましょう。

こちらの航路も、宇品の広島港から出発する航路となっています。江田島町には久保農園や平木観光農園などの観光スポットがあるので、こちらに訪れる予定なら到着後動きやすいのではないでしょうか。

瀬戸内海汽船の航路にも、呉から出港する航路があります。呉港は先ほど紹介した呉ポートピアとはまた別の場所となっているので、利用前に場所やアクセスを確認しておきましょう。到着港は、先ほど紹介した航路と同じく江田島町となっています。

宇品の広島港から、能美町(高田/中町)に向かう航路のフェリーもあります。高田には色とりどりのサツキを鑑賞できる水島観光さつき園といったスポットなどがあるので、こ知らに訪れる予定の方にも便利なのではないでしょうか。

瀬戸内海汽船のフェリーの出港地は、紹介したように宇品の広島港と呉港となっています。「広島港駅」があるので、電車で港までアクセスする方なら、簡単に広島港に向かう事ができるでしょう。

また、すぐ近くに広島港桟橋バス停もあるので、バスでのアクセスもおすすめです。三高駅のフェリーに乗る場合は3番乗り場、小用行の場合は6番乗り場から乗船しましょう。また、呉港の場合も、呉駅から徒歩10分ほどでアクセス出来る様です。小用行のフェリーに乗る場合は、1番乗り場から乗船しましょう。

瀬戸内海汽船の場合の乗船料金は、「瀬戸内海汽船の時刻表と料金一覧」を参照してください。こちらでも人だけでなく車、バイクなども乗船できるので、江田島で愛車に乗りたい方は併せてチェックしてみてください。

料金は、大人の形見運賃が690円、小人が350円となっています。「旅客2枚切符」といったものはそれぞれ1320円、670円となっており、お得なので往復で利用する方はこちらをおすすめします。

ただ、2枚切符の有効期限は発売日を含む7日間となっているので、長期旅行の際は注意してください。なお、15名以上のグループなら団体割引もありますし、JAF会員割引やMontbellクラブ会員割引などもあるので適用されるものが無いかチェックしてみてください。

自転車の料金は220円、原付自転車は430円、125cc以上のバイクは640円となっています。こちらには2枚券は無いので、片道ずつ運賃を支払うようにしてください。

車両の場合は軽自動車、6m未満普通車、6m～9m未満中型車、9m～12未満大型車で料金が異なっており、2140～7640円といった料金設定となっています。また、自転車やバイクとは違い、車両には2枚券もあります。やはり2枚券を購入した方がお得に利用出来るので、往復で利用する際はこちらを利用しましょう。

通勤・通学で利用する場合、広島～江田島三高区間の定期券を購入する事ができます。1か月、3か月、6か月と販売されているので、短期間分の購入も可能です。車両の定期券は無いので、回数券を利用しましょう。

瀬戸内海汽船を利用する際の所要時間は、約40分ほどとなっています。1日に運行する便数は14本となっていますが、1時間に1本ほどは出港するのでそれほど長時間待ち時間ができることは無いでしょう。

最後に紹介する江田島へ運行するフェリー会社は、バンカーサプライです。バンカーサプライはフェリーの他、瀬戸内海島めぐりなど各種チャータークルーズの企画なども行っている会社になります。江田島への所要時間が短いので、長時間の乗船が心配な方はチェックしてみてください。

バンカーサプライの場合は、航路は呉港から江田島町(秋月)となっています。瀬戸内海汽船の場合も呉から出航する航路のフェリーがありましたが、到着港が異なっているので江田島に着いてからのスケジュールに応じてフェリー会社を選ぶのがおすすめです。

バンカーサプライの場合の出発港は呉港の、呉港旅客船ターミナルとなっている様です。アクセスは先ほど紹介した通りなので、呉港へのアクセスを確認してください。電車・バスのどちらでもアクセスしやすい場所となっています。

バンカーサプライを利用した際の料金は、「バンカーサプライの時刻表と料金一案」の通りとなります。通常の料金のほかにお得な回数券もあるので、併せてチェックしてみてください。

バンカーサプライで江田島へ向かう場合、料金は大人530円、子供260円となっています。割引サービスなどは無い様ですが、お得な回数券があるので何度も利用する予定がある方はこちらの利用がおすすめです。回数券は11枚つづりと40枚つづりとがあり、それぞれ5300円、16320円となっています。

バンカーサプライの江田島まで運行するフェリーには車は乗船できないようですが、自転車なら乗船可能となっています。ただ、自転車は甲板に積むので、運行中に海水がかかってしまう事がある様です。海水は水道水で洗えば落とす事ができますが、気になる方は避けた方が良いかもしれません。ちなみに、自転車の運賃は150円となっています。

バンカーサプライでも、定期券があります。定期券はこちらも通勤・通学の両方があり、それぞれ1か月、3か月、6か月の3種類です。通勤定期券は16,040～86,600円、通学定期券は10,690～57,800円という料金設定となっています。

バンカーサプライで江田島へ向かう時の所要時間は、16分ほどとなっています。運行があるのは1日4便のみとなっているので、しっかりと出港時間を確認しておきましょう。また、日曜や祝日、元日、1月2日は運行が無いので注意してください。こちらの時刻表については、「バンカーサプライの時刻表と料金一覧」をチェックしてみてください。

今回の記事では、広島から江田島へと向かうフェリーについて、運行会社や運行航路、時刻表などについて紹介しました。江田島へと向かうフェリーは様々な会社から運行されているので、料金や所要時間、発着所など、旅のスケジュールに合った便利なフェリーを選びましょう。