日本の棚田百選!長門市「東後畑棚田」で夕日に照らされた絶景を鑑賞!

日本の棚田百「東後畑棚田」は美しい緑の棚田、コバルトブルーの日本海の景色が楽しめ、夕方からは金色に輝く棚田、漁り火が灯る幻想的な世界になります。カメラやインスタ映えする東後畑棚田の夕陽に照らされた絶景について紹介します。絶景を鑑賞して癒されませんか?

日本の棚田百選!長門市「東後畑棚田」で夕日に照らされた絶景を鑑賞!のイメージ

目次

  1. 1日本の美しい田園風景「東後畑棚田」
  2. 2「東後畑棚田」の特徴や見所とは?
  3. 3「東後畑棚田」の撮影スポット
  4. 4「東後畑棚田」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「東後畑棚田」の魅力を間近で感じよう!

日本の美しい田園風景「東後畑棚田」

1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」では、長門市油谷地区の東後畑地区にある「東後畑棚田」が選ばれました。棚田は通常山間部にあることが多いのですが、この地区は半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているので、眼下に日本海を望むことができることから、全国からその絶景を見たさにカメラマンが集まります。

江戸時代から徐々に広がった東後畑棚田は歴史的に見ても貴重な棚田です。夕日に照らされた絶景を見に「東後畑棚田」に訪れてみませんか?東後畑棚田の特徴やおすすめ絶景が見えるスポット、観光時期など紹介して行きます。参考にして下さい。

夕日が段々畑を包む光景は息を呑む絶景

「東後畑棚田」は、すぐ近くまで日本海が迫っていて棚田と海が一体化していて、その絶景が高い人気を誇ります。とりわけ夕陽が棚田を包み沈む景色は言葉では言い表せない魅力があります。こうした息を吞むほどの光景を一度は見てみたいと多くの人が訪れています。

歴史的に見てもこの周囲は水張りもできない水田に適さない土地でした。しかし、江戸時代にはたくさんのため池が作られ、その水を利用して水田耕作が栄えた歴史があります。今でこそ素晴らしい水田が広がる東後畑棚田ですが、人々の知恵と努力で現在の形になったのです。

「東後畑棚田」の特徴や見所とは?

山口県にはいくつもの棚田があります。その中で「東後畑棚田」が全国的にも有名になったのには、他にはない特徴があったからだと言えます。歴史的にも長門市油谷地区は棚田が多い地域で、本州最西北端の向津具(むかつく)半島を中心に棚田地帯が広がっています。

半島部分の丘陵地が海岸近くまで迫っているため、唯一眼下に日本海や油谷湾を望むことができる特異な地形です。
そのため海が望める棚田として絶景の撮影スポットになっています。

沈み行く夕日と、棚田に映り込む光景は絶景といわれ、夕方の時間を狙ってわざわざ来る人もいるくらいです。稲穂が青々と伸びる夏の時期、水田が金色に変わる秋などが特ににおすすめです。

西日本では最大級の規模の棚田

山口県長門市の油谷地区にある棚田は、向津具半島を中心に約700ヘクタールもの大棚田地域が広がっており、西日本では最大級の規模です。特に「東後畑棚田」は、独特な地形と絶景が素晴らしいことから1999年に農林水産省が発表した「日本の棚田百選」に選ばれました。

東後畑の棚田は海に面しており、水田をするにも土地が狭く昔から水の確保に悩まされて来ました。そのため歴史をさかのぼると1728年(享保13年)に30ヵ所、1842年(天保13年)に59ヵ所もの溜池があったと記録されています。

こうした先人たちの努力があって今日の美しい棚田ができたのです。「東後畑棚田」は何百年もの歴史の中で最悪の自然環境を利用して水田耕作で成功したものと言えます。

コバルトブルーの海と水田の緑の美しいコントラスト

「東後畑棚田」では、日中はコバルトブルーの海と緑の水田のコントラストが美しく、また日が暮れると夕陽が棚田に映り込み金色に輝く景色が多くの人を魅了し続けています。風に揺られる稲の葉の音を聞きながら、心地よい時間が過ごせます。そして、夕方、棚田を金色に夕陽が染める頃には、三脚を持参したカメラマンが大勢集まりはじめます。

眼下には油谷湾や日本海が広がる

5月の中旬、水田に水張りをする時期は「東後畑棚田」からは眼下に油谷湾や日本海が広がり一見の価値があります。陽の光をはじく棚田と山の緑と海と空の青とが一体となった爽快な景色が臨め、心が落ち着く感じがして来ます。

日本の棚田百選にも選出された!

東後畑棚田は、1999年に農水省が発表した「日本の棚田百選」に選ばれました。東後畑棚田では、5月下旬になると水田に水が張られ、海ではイカ釣りシーズンが到来します。

昼間は青い海と空さらには緑の棚田、夕方には夕陽が棚田を金色に染め、日が落ちると今度はイカ釣り船の漁り火が油谷湾を染め始めます。東後畑棚田から望む景色はこのように一日の中で様々に変化をし、違った表情が楽しめます。

「東後畑棚田」の撮影スポット

日本の原風景に強く心を動かされる日本人は多いのではないでしょうか。「東後畑棚田」には日本人の心を揺さぶる懐かしさを感じさせるものがあります。魅力ある「東後畑棚田」のベストな撮影スポットについてご紹介します。

「東後畑棚田」は、急斜面に段々畑のように重なり合う棚田というよりは、ゆったりと段を積み重ね、上方からは海に向かって開けていくような、開放感のある景色という特異性が魅力です。

また、観光を意識した設計・区画になっているため、駐車場や撮影スポットなどが用意されているので、カメラマンには至れり尽くせりのセッティングになっていると言えます。

陽が暮れると夕陽が棚田に映り込み金色に輝く

「東後畑棚田」最大の見どころが見られる瞬間は、夕陽が傾きはじめる頃になると棚田が金色に輝きを放つ時です。その幻想的な光景見たさに全国から人が集まるのです。東後畑棚田の歴史の中で毎日繰り返されるありふれた光景が日本の豊かな自然そのものと言えます。

イカ釣り漁船の漁り火と夕日の美しいコラボレーション

イカ釣り漁船の漁り火と夕日の美しいコラボレーションが素晴らしい東後畑棚田は、狭い限られた土地を水田に改良した昔の人たちの弛まぬ努力の結晶です。それが夕陽に映える棚田を作り、5月下旬から始まるイカ釣り漁船の漁り火は幻想的な光の結晶となり、油谷湾を照らし出します。

イカ釣りは9月以降になると沖に出て行くので漁り火も段々少なくなって行きます。同じように稲も生長すると、水田の輝きも変化して行くのが特徴。お互いに時間の経過とともに様子の変化も楽しめます。

おすすめの時期は5月下旬!

今度はイカ釣り漁船の漁り火と夕日の美しいコラボレーションです。日が落ちる頃になるとイカ釣り漁船が出港します。シーズンの5月下旬以降は何十艘もの漁船が操業します。

無数に輝く漁り火は暗い海を照らし、集まって来るイカを釣る方法ですが、その幻想的な風景は歴史ある日本の伝統漁が今も息づいていることを改めて感じさせると同時に、美の世界へ誘います。カメラマンがも一斉にシャッターを切り始めます。

東後畑棚田に水張りをする時期は毎年5月下旬からで、この時期になると水張りをした水田は昼間、太陽の光が水面を反射してキラキラと輝き、夕日が沈む時間帯になると棚田にも夕日が映り込み金色に輝きます。5月下中の水張りを境に棚田は活気づいてきます。

水張りとイカ釣り漁が始まる時期

水田の水張りとイカ釣り漁の始まる時期は同時期に始まります。夕陽が沈むと今度は、イカ釣り船の漁り火が海に灯りを灯し始め幻想的な光景が浮かび上がります。この時期から農家もそうですが、イカ漁をする人は漁り火を焚いて市場が開いている平日海に繰り出します。そしてこの時期の到来がまさに観光シーズンの始まりなのです。

全国からカメラマンが集まる名所!

水田の水張りが始まる頃から絶景をカメラに納めようと全国からカメラマンが集まります。静かな東後畑棚田も賑やかになるのですが、日本の棚田百選に選ばれて注目されるようになるとさまざまな問題も出て来ました。

観光地ではないのでマナーを守って訪れよう

東後畑棚田は観光目的で作られた水田ではありません。農家の人々の生活の糧なのですが、マナーを守れない観光客が中にはいます。農作業の人に撮影のためポーズをとらせたり、注文をつけたりの行為は迷惑以外の何物でもありません。

美しい日本の原風景を守るためには一人一人、ルールを守る心配りが必要です。撮影させていただいているという謙虚さが何より大事なのです。

「東後畑棚田」のアクセス&駐車場情報

「日本の棚田百選」に選ばれた東後畑棚田へのアクセス方法と駐車場情報について説明しておきましょう。主なアクセス方法は、電車・バス・車を利用することになります。

アクセス情報

電車でアクセスする場合は、JR長門古市駅または人丸駅からタクシーで約15分、バスはJR長門古市駅から約13分「野田バス停」から徒歩で20分、JR人丸駅からバスで15分、「上小田バス停」から徒歩で90分ほどかかります。一部歩道が無い道がありますのでご注意下さい。車でアクセスする場合は、美祢ICから車で約60分ほどかかります。

駐車場は?

「東後畑棚田駐車場」をはじめ無料駐車場ですが数台ほど停めれる駐車場が数ヵ所あります。東後畑棚田駐車場には障害者用トイレも設置されています。

「東後畑棚田」の基本情報

名称 東後畑棚田
住所 山口県長門市油谷後畑
URL 長門市観光コンベンション協会公式サイト

「東後畑棚田」の魅力を間近で感じよう!

「東後畑棚田」の魅力は、ゆるやかな段々の水田が海岸近くまで広がっていることです。そして、日本の棚田百選に選ばれて、東後畑棚田は、沈み行く夕陽が反映した水田は金色に、そしてイカ釣り漁船の漁り火が映える棚田として人気が沸騰しています。

昨今、農家は後継者問題で農業を止める人も増えています。残したい日本の原風景、この美しい「東後畑棚田」を是非、間近で見てみませんか。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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