「寂地山」の登山ルート情報!カタクリの開花時期や初心者の注意点は?

カタクリ草の開花時期、「寂地山」の登山口から一歩足を踏み入れると紫色に染まる山腹が姿を現わします。今回はその「寂地山」についての登山ルートやコース、「寂地山」ならではの沢登りや初心者登山、熊と遭ってしまう恐れのある危険地帯などの、詳細情報をお伝えしていきます。

「寂地山」の登山ルート情報!カタクリの開花時期や初心者の注意点は?のイメージ

目次

  1. 1「寂地山」は山口県と島根県の県境にある山!
  2. 2「寂地山」の特徴や見所について
  3. 3「寂地山」の登山ルートを解説!
  4. 4「寂地山」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「寂地山」を登山して大自然を体感しよう!

「寂地山」は山口県と島根県の県境にある山!

中国百名山に指定されている「寂地山」。山口県と島根県の県境にある山で、山口県で最高峰の山になります。今回はそんな「寂地山」に関する登山コースやルートなどの登山情報をお伝えしていきます。

この「寂地山」、時期になるとカタクリの花が山腹を綺麗に着飾る見事な景観が人気で、その時期には毎年多くの登山者を引き寄せています。また、この「寂地山」の沢登りも人気があり、さらには初心者にも優しい山として、全国から老若男女問わず「寂地山」の登山口へと多くの人たちを迎え入れています。

標高1337mで山口県の最高峰!

「寂地山」の標高ですが1337mで、山口県内では最高峰となっています。その頂上からは山口県が一望でき、素晴らしい絶景が望めます。今回は山口県内最高峰の「寂地山」に関する、その登山コースやルート、登山口へのアクセス、沢登りや初心者登山はできるのかなど、登山情報について詳しくお伝えしていきます。ぜひ、ご覧ください。

「寂地山」の特徴や見所について

「寂地山」には渓谷での沢登りができたり、カタクリ草が一面に咲きほこる山肌があったり、また見事な紅葉が愛でられる場所があったりと、その登山コースやルートによっての種種多様な見所が楽しめます。

また、山深い「寂地山」には動物達にとっても住みやすい場所となっており、熊やマムシなどが出没する危険区域もあるので、登山する際には注意が必要です。さっそく、どんな特徴や見所があるのかお伝えしていきますので、登山するときの参考にしてみてください。

麓の寂地渓は紅葉の名所

沢登り登山も楽しめる「寂地山」。麓の寂地渓は全国的にも有名な紅葉の見所となっています。この見事な紅葉の絶景を愛でに初心者から上級者まで、多くの登山客が寂地渓の沢登り登山をしにやってきます。秋深い季節にぜひ訪れてみてください。燃えるような朱色の山肌を存分に楽しめることでしょう。

カタクリの花の群生地

つづいての「寂地山」の見所ですが、カタクリの花になります。登山道に沿って美しい紫色の花を咲かせるカタクリの花、見頃の時期になるといっせいに咲き誇り、訪れる登山客の目を楽しませてくれます。そんなカタクリの花、見頃の時期はいつ頃になっているのでしょうか。

カタクリの花の見頃は?

カタクリの花の見頃の時期ですが、4月下旬~5月上旬にかけて咲き始めるようです。この時期に合わせて登山に訪れると、登山道に沿って咲き誇っているカタクリの花の競演を観ることができます。

沢登りが楽しめる!

つづいての見所、というか、アクティビティになるでしょうか。「寂地山」には渓谷が点在しており、その寂地渓谷での沢登りが楽しめます。

「寂地山」は登山にはさほど厳しい山ではないため初心者にも登山しやすい山ですが、この寂地峡コースの沢登りに関しては、危険ですので、怪我などしないよう沢登りの登山装備をしっかりとして沢登りに挑戦しましょう。

登山時には熊やマムシに注意!

山にはたくさんの動植物が生存しています。当然「寂地山」にも動物達も共生しています。夏の時期などは熊やマムシが出没するので、くれぐれも注意してください。特に冬眠から覚めたばかりの春先の熊は凶暴になっていますので、熊出没の情報などには目を光らせて注意して登山してください。

万が一熊に遭遇した場合は、彼らを刺激しないよう距離を取って静かに離れて行ってください。熊を刺激しなければ襲ってくることもありません。熊との距離をたくさんとって、慌てずゆっくりと静かに移動してください。

登山の時の服装は?

ここでは「寂地山」に登山する際の服装をお伝えしていきます。基本的には、登山する際の基本の服装は装備していってください。沢登りをする場合はレインコートや沢登り用の靴。

それ以外でも山の麓と頂上の気温差は激しいので、ダウンベストやダウンジャケット、半袖と長袖両方のシャツを用意していったほうが良いでしょう。万が一遭難したときのことを考えて乾パンなどの食料も持って登山することもおすすめします。初心者でも登山しやすい山といえど、登山は登山です、装備や準備は怠らずに登山してください。

「寂地山」の登山ルートを解説!

「寂地山」の見所や特徴が分かったところで、ここからは「寂地山」においての登山ルートやコースなどを解説していきます。初心者でも登れるル-ト、カタクリの花や紅葉が絶景のコース、「日本の名滝百選」に選ばれた「寂地山 五滝の滝」を巡りながら登山できるル-トなど、「寂地山」登山には魅力がいっぱいです。登山する際の参考にしてみてください。

①寂地林道コース

まず、最初にご紹介するのは「寂地林道コース」。このコ-スは紅葉の季節になると景色が一変して違った楽しみ方を味わえる登山ルートとして人気。また、「寂地山」といえば「カタクリの花の群生地」で有名ですが、その「カタクリの花の群生地」もこちらのコ-スで味わえることができます。

「寂地山」の草木、花、そして滝と自然を満喫できる登山ル-トになっています。初心者から上級者まで幅広く登山できるル-トとして、比較的こちらのル-トは利用されているようです。

林道を登る初心者向きのルート

比較的なだらかな斜面の林道の中をトレッキング感覚で進む登山ですので、初心者向きの登山ルートになります。登山はそれほど熟練していないという初心者の登山には最適。初心者向きの登山ルートではありますが、服装や装備などは登山用の支度で、くれぐれも油断しないように気をつけてください。

歩行距離と所要時間

「寂地林道コース」の「歩行距離と所要時間」ですが、歩行距離はおよそ往復10㎞ほどで、時間にして4時間程になります。初心者登山のコ-スではありますが、時間的に余裕を持って登山しましょう。

②寂地峡コース

五竜の滝が見られる絶景ルート

こちらのルートは「寂地林道コース」よりも上級コ-ス、「登竜の滝」を始めとする「日本の名滝百選」に選ばれた「五竜の滝」の絶景を眺めながら登山できるコ-スになっています。沢登りもこちらの滝で体験できます。

滝の轟音や川のせせらぎと木々のマイナスイオンを浴びながらの登山は、険しい登山道を登りながらも、登山での足腰の疲れを拭い去ってくれるほど癒される時間になっています。初心者には少々難関の登山ル-トになっていますが、ぜひ、このコ-スも挑戦してみてください。

歩行距離と所要時間

さて、そんな「寂地峡コース」の歩行距離と所要時間に関してですが、こちらの距離はおよそ12㎞、時間にして往復で8時間ほどになります。「寂地林道コース」よりも登山道が整備されていないので、気をつけて登山してくださいい。

「寂地山」のアクセス&駐車場情報

さて、「寂地山」の見所や特徴、そして、登山コ-スやルートを一通りお伝えしてきました。ここからは、「寂地山」へのアクセス、「寂地林道コース」の登山口と「寂地峡コース」の登山口までのアクセスなど交通情報をお伝えしていきます。

寂地林道コースの登山口へのアクセス

最初に「寂地林道コースの登山口」へのアクセスですが、車で行く場合、吉和ICを降りて犬戻遊歩道入口を目指し、そこまでは車で行けますので、そこに車を置いて犬戻遊歩道に入ってスタ-トになります。公共機関を利用する場合、最寄り駅はJR錦町駅、そこからバスで寂地峡入口バス停を降りて、犬戻遊歩道入口を目指します。

駐車場は?

駐車場も犬戻遊歩道入口に車が数台置けるスペ-スがありますので、そこを利用することができます。ただ、季節によっては混雑する場合もありますので、事前に混雑状況を確認することをおすすめします。

寂地峡コースの登山口へのアクセス

次に、「寂地峡コースの登山口」へのアクセスですが、車で行く場合、吉和ICを降りて寂地峡入口を目指します。寂地峡案内所が見えてきますので、そこからスタ-トになります。公共機関を利用する場合、最寄り駅はJR錦町駅、そこからバスで寂地峡入口バス停まで、そこで降車して寂地峡案内所を目指します。

駐車場は?

寂地峡案内所に大きな駐車場があります。そこまでは車で行けますので、自家用車で行く場合、その寂地峡案内所の駐車場を利用すると良いでしょう。

「寂地山」の基本情報

スポット名 寂地山
住所 山口県岩国市錦町宇佐
アクセス 錦川清流線錦町駅からバスで60分(「寂地峡入口」下車)
URL 岩国旅なび

「寂地山」を登山して大自然を体感しよう!

春から初夏にかけては鮮やかな紫色で登山者たちを迎えてくれる「カタクリの花」、秋には燃えるような朱色で出迎えてくれる紅葉と、季節に合わせて登山者を楽しませてくれる「寂地山」登山には魅力がいっぱい詰まっています。

マイナスイオンたっぷりの林道、「日本の名滝百選」に選ばれた五滝を存分に味わいながらの沢登り、初心者から上級登山者まで、自然を満喫しながら登山ができる「寂地山」には、飽きることなく毎年多くの登山者が訪れています。そんな自然の魅力が生きている「寂地山」に、今年はぜひ一度訪れてみてください。

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この記事のライター
田中さちこ
ようこそ(^^)/わたしが文字でつむいだトラベルームへ。 お読みいただいている方が、「わぁ、懐かしい~、また...

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