北広島町のおすすめ観光名所10選！豊かな自然や歴史スポットを巡ろう！

広島県の北広島町は美しい自然が有名であるとともに、自然に触れられる観光スポットがたくさんあります。そんな観光スポットでおすすめの場所を詳しく解説していきます。

北広島は中国山地の恩恵を受けた自然に恵まれた土地です。そのため、自然の名勝地を始めとして、温泉やスキー場といった豊かな自然を活かしたレジャースポットも豊富にあります。都会を離れて自然の中で観光を楽しみたい方は、北広島の観光地をチェックしておきましょう。

北広島のおすすめ観光名所10選をご紹介します。温泉や大自然の名勝地、歴史を学べる史跡などそれぞれ見どころがあるので要チェックです。

まず最初にご紹介する観光スポットは「芸北温泉」です。芸北温泉には、芸北オークガーデンというリゾート施設で入ることができます。露天風呂は標高600mの高原から、中国山地の豊かな自然を眺められ、夜の露天風呂では綺麗な星空も見えます。露天風呂以外には、ジャグジー付きの内風呂と遠赤外線サウナがあります。

また、芸北オークガーデンは大自然の恩恵を受けた施設が豊富です。例を挙げると、高原野菜に地元で獲れた魚を使ったレストランや、酪農家によるアイスクリーム牧場などです。さらに、ゴルフ場やスポーツができる広場もあります。

「ユートピアサイオト」は北広島で人気のスキー場です。初心者から上級者まで楽しめる難易度のコースがあります。そりをもって移動できるスノーエスカレーターやドレッシングルームなど便利な設備が揃っています。

また、雪遊びができるキッズキングダムがあるので、小さな子どもといっしょでも問題ありません。雪だるまを作って遊んだり、無料で借りられるそりで滑れば、スキーができなくても楽しい時間を過ごせます。

その他ではレンタルショップや休憩所、レストランといった施設があります。子どもからお年寄りまで幅広い年代の方に向けた配慮があり、三世代で遊びに行くスポットとしてもおすすめです。

「仙水湖」は水力発電所のため昭和8年に造られた人造の湖です。「王泊ダム」とも呼ばれていて、当初は高さが60mの堰堤に水を貯めていました。その後に昭和31年の嵩上工事によって、堰堤の高さが10.5m底上げされて現在に至ります。

名勝で有名な滝山峡の上流にあたる湖なだけあり、美しい景観が特徴です。夏の若葉や秋の紅葉、冬の雪景色など季節によって異なる自然の美しさを見せます。違う季節に訪れて、仙水湖が見せる姿の違いを楽しむのもおすすめです。

「八王子よみがえりの水」は北広島で有名な泉の観光スポットです。この泉は古くから神水が湧き出す場所として地元の人々に親しまれていました。鳥が翼の傷を癒して再び飛ぶことができるようになったり、刀匠が刀を打つのに泉の水を使ったなどの言い伝えがあります。

現在でもこの泉は健康に良い水として人気があり、一年で14万人以上の人が訪れています。血行と代謝を良くするラドンが含まれているので、まさに「よみがえりの水」の効果があるといえます。静菌作用からアトピーや皮膚病にも有効です。

かつて温泉地であった名残から、現在でもよみがえりの水を使った水風呂があります。若さや健康を保つために、こちらに入ってみるのもおすすめです。

続いてご紹介する観光名所が、「鳴滝」です。滝と500mもの長さがある小川からはマイナスイオンが溢れていて、とても癒されます。様々な種類の植物を観察できるほか、夏に涼む場所としてもおすすめです。近くにはおおあさ鳴滝露天温泉があり、温泉に浸かったりそばを頂けます。温泉地やログハウスなど宿泊施設のアクセスが便利なのも魅力です。

「豊平そば道場」は道の駅どんぐり村にある人気の観光名所です。ここでは豊平流のそば打ち体験ができます。そば打ち職人がこねる・のす・切るといった工程を一つ一つ丁寧に教えてくれます。そば作りが初めての方や子どもでも安心です。

できあがったそばはその場で試食ができます。クーラーボックスがあればお持ち帰りで、家族へのお土産にもできます。ただし、添加物のない生ものなので、その日の内に食べるようにしましょう。

さらに隣には道の駅のどんぐり荘があります。そのため、そば体験を楽しんだすぐ後に食事・宿泊・入浴などが可能です。観光の休憩場所を探している方にもおすすめといえるでしょう。

「小倉山城跡」は北広島で有名な歴史公園です。吉川経見がこの地を本城にした15世紀前半から約170年近くもの間、吉川氏の本拠となっていました。毛利元就の妻である妙玖が生まれた場所としても有名です。

小倉山城跡には建造物そのものはありませんが、当時の山城の構造を学べるような記録が多く残されています。例えば本城は標高460mを誇る小倉山の山頂を中心とし、山頂から三方向に広がる屋根の形をしていたことが分かります。

吉川氏の歴史を学べるだけでなく、豊かな自然の中でゆったりと過ごせます。お城の観光が好きな方や喧騒を忘れてリラックスしたい方におすすめです。

続いてご紹介するのが「龍山八幡神社」です。1313年に吉川氏が駿河国から勧請した神社ですが、現在見られる神社は吉川元春が再建したものです。広島県では厳島神社の次に歴史が古い神社として有名で、国の重要文化財にも指定されています。

建造物としては室町時代ならではの彫刻の美しさが有名で、特に3個並んだかえる股はその象徴ともいえる存在です。また、神社の近くには大朝町文化センターによる郷土資料館があります。北広島の歴史についてより深く学ぶならば、ぜひこちらにも立ち寄ってみましょう。

三段峡にある「三ッ滝」もおすすめできる観光名所の1つです。三段峡とは、北広島から安芸太田町までの16kmに渡る有名な峡谷です。清流や木々の美しさから国の特別名勝にも選ばれています。三段峡には五大景観と呼ばれる名所があり、その内の一つが三ッ滝です。

三ッ滝は高さにして31m、滝壺の深さも3.5mと三段峡で見られる滝でも最大の規模を誇ります。そのスケールの大きさを実際に目にすれば、ただ圧倒されることでしょう。滝はストレートに水が落ちるのではなく、三曲五段の曲がりくねった形状をしています。

どの時期でも美しい自然が見られますが、特におすすめなのが秋の景色です。紅葉の中で滝が流れる絶景を見るために、毎年多くの人々が訪れます。

最後にご紹介する観光スポットが、「吉川元春館跡」です。毛利元就の子どもである吉川元春が築いた館跡で有名です。当時から残っている石垣は高さが3m、長さは80mと大変迫力があります。大きな石が積み上げられてできている様子には、職人の技術を感じられます。石垣には2.6m幅の囲まれていない部分がありますが、こちらは正面門です。

また、林には館主であった吉川元春と元長親子のお墓があります。その他にも庭園やトイレ・井戸・台所などが当時の姿から忠実に復元されているなど、歴史的価値の高い展示物が多数あります。歴史に興味がある方や、静かな観光名所が好きな方におすすめのスポットです。

今回は北広島にある観光名所についてご紹介してきました。ぜひこれらのスポットで、北広島の大自然に触れ日常の疲れを癒してください。