長門市のおすすめ観光スポット20選！日本海の絶景や穴場の名所も紹介！

長門市は1954年に大津郡深川町、仙崎町、通村、俵山村が合併して誕生し、2005年には大津郡日置町、三隈町、油谷町と合併しました。約357㎢の市域に約3万人の人々が暮らし、萩市、下関市、美弥市と境を接し、日本海に面しています。

海岸線は浸食によって入り組んだ地形となっており、また向津具半島などは平地が少ないことから棚田が多く存在し、「海が見える棚田」など美しい絶景が広がる事でも有名です。

美しい絶景だけでなく、長門市には歴史や文化を感じる事のできる名所旧跡も多く存在しています。その中にはインスタ映えスポットとして注目されている神社や戦国武将が終焉を迎えた地、かつて捕鯨基地として栄えた歴史を今に伝える資料館など多くの見所があります。

この記事ではそんな数多くある長門市の観光スポットの中から特に厳選した20か所をご紹介致しますので、長門市観光の参考に是非ご覧ください。

それでは早速、長門市のおすすめ観光スポット20選をご紹介致します。人気の有名絶景スポットから知る人ぞ知る穴場的な名所までいずれ劣らぬ魅力的なスポットばかりですので、どうぞご期待ください。

長門市のおすすめ観光スポット、1か所目は「元乃隅神社」です。1955年、地元の網元・岡本斉が枕頭に現れた白い狐から「吾をこの地に鎮祭せよ」というお告げを与えられた事をきっかけに建立された神社で、宇迦之御魂神を主祭神としています。

100ｍ以上に亘って鳥居が並んでいる様が絶景と好評で、2015年にアメリカのCNNが発表した「日本の最も美しい場所31選」の一つに選ばれた事をきっかけに日本のみならず国際的にも有名になりました。近年ではインスタ映えスポットとしても人気です。

長門市のおすすめ観光スポット、2か所目は「青海島」です。長門市の沖合にある面積14㎢ほどの島で、本土とは青海大橋で繋がっています。波による浸食を受けた事で海岸は複雑に入り組み、奇岩が織りなす絶景が生まれました。

その様子は「海上アルプス」とも讃えられ、国の名勝及び天然記念物に指定されている他、日本百景にも選定されるなど、長門市を代表する人気の景勝地として有名です。

長門市のおすすめ観光スポット、3か所目は「千畳敷」です。日本海に面する向津具半島の付け根にある標高333ｍの高台に広がる草原で、海と空が織りなす絶景を堪能できる景勝地として有名です。

ハマユウ、ツツジ、ツバキ、サザンカなど四季折々の花が訪れる人の目を楽しませてくれ、インスタ映えスポットとしても人気です。また、その景色の美しさからかつてフォードのCMやポスターのロケ地としても用いられており、車の愛好家の間では聖地とも言われています。

長門市のおすすめ観光スポット、4か所目は「金子みすゞ記念館」です。大正の末期から昭和の初期にかけて『私と小鳥と鈴と』や『大漁』などの作品を発表し、「若き童謡詩人の中の巨星」と高く評価された童謡詩人・金子みすゞは長門市の出身で、26歳の若さでこの世を去った事から「幻の童謡詩人」とも呼ばれています。

そんな金子みすゞの生誕100周年に当たる2003年に、彼女が幼少期を過ごした金子文英堂書店の跡地にオープンしたのが金子みすゞ記念館です。彼女が遺した500編以上の作品とともに、当時の町の様子も追体験できる施設として人気の観光地となってます。

長門市のおすすめ観光スポット、5か所目は「道の駅 センザキッチン」です。長門市仙崎の県道282号線沿いにある観光施設「青海島シーサイドスクエア」の敷地内にある道の駅で、仙崎の「リビング・ダイニング・キッチン」をコンセプトとしています。

仙崎は古くから漁業の町として栄えてきた歴史を有しています。センザキッチンにはそんな仙崎や長門の豊かな食材を用いた料理を楽しめるレストランや地域最大級を誇る農林水産物等直売所などがあり、地元の人は勿論、観光客にも人気の穴場的なスポットです。

長門市のおすすめ観光スポット、6か所目は「青海島観光汽船」です。長門市を代表する人気の景勝地である青海島をイルカ船やクジラ船など様々な船に乗って海から楽しむ事ができます。

青海島の絶景は約9000万年前の火山活動やその後の地殻変動、波の浸食によって形成されたもので、手を合わせた観音様に見える奇岩がある「花津浦」や海に反射した光によって岩壁が黄金に輝く事から「黄金洞」と呼ばれる洞門など、その美しさは一見の価値があります。

長門市のおすすめ観光スポット、7か所目は「龍宮の潮吹」です。津黄漁港の西北端にある縦約1ｍ、幅約20㎝程の穴で、穴の下には洞穴があります。打ち寄せる波が洞穴に入ると、洞内の空気が圧縮され、穴から勢いよく海水を噴き出します。

海が荒れるほど海水は高く噴き上がり、最大で30ｍ以上に達する事もあります。その様が龍が天に向かって昇っているように見える事から古くは龍神の業と見做され、雨乞いの儀なども執り行われていました。

長門市のおすすめ観光スポット、8か所目は「東後畑の棚田」です。向津具半島の周辺は平地が少ないことから古くから棚田が作られてきました。東後畑の棚田は約600haの広さを持ち、日本の棚田百選にも選ばれています。水田に水が張られる時期ともなると、まるで日本海と繋がっているような絶景が広がります。

夕景の美しさは筆舌に尽くし難く、インスタ映えスポットとしても人気です。また、夕日が沈んだ後、東後畑の棚田が面する海ではイカ釣り漁船による漁が行われ、漁火が織りなす幻想的な風景が広がります。

長門市のおすすめ観光スポット、9か所目は「大寧寺」です。1410年に大内氏の一族である鷲頭弘忠が能登国總持寺の高僧石屋真梁を招聘して創建した曹洞宗の古刹で、大内教弘らによって庇護され、元関東管領の上杉憲実が流浪の旅の末に晩年を過ごした地としても有名です。

1551年には家臣の陶隆房の謀反によって山口を追われた大内義隆を保護しますが、陶軍に包囲され、義隆は自刃。寺も焼失してしまいます。その為、大内氏滅亡へと至る政変は「大寧寺の変」と呼ばれています。境内には大内義隆主従の墓もあり、歴史の悲哀を今に伝えるとともに、現在では紅葉の名所としても人気です。

長門市のおすすめ観光スポット、10か所目は「香月泰男美術館」です。三隅出身の画家で、太平洋戦争後ソ連に抑留された経験から「シベリヤ・シリーズ」と呼ばれる数々の作品を残した事で知られる香月泰男は地元を愛し、生涯三隅を離れる事がありませんでした。

1993年、香月泰男の生家からもほど近い場所に香月泰男美術館は開館し、素描やおもちゃなど香月家が大切に保管してきた作品を展示しています。館内では生前のままのアトリエも再現され、年に3回企画展も行われるなど穴場の観光スポットとして人気です。

長門市のおすすめ観光スポット、11か所目は「川尻岬」です。向津具半島の西北端にある岬で、本州の最西北端でもあります。岬の西側は「唐渡口海岸」と言い、楊貴妃がこの地に漂流してきたという伝説が残っています。

1849年には長州藩士・吉田松陰が萩から下関までの沿岸防備体制を巡視するよう藩から命じられた際、川尻岬にも立ち寄って眺望を楽しんだとされ、美しい日本海の絶景を堪能できる風光明媚な景勝地として有名です。

長門市のおすすめ観光スポット、12か所目は「松島キャンプ場」です。風光明媚な事で有名な松島海岸に隣接するキャンプ場で、バーベキューができる他、シャワーや更衣室もあるので海水浴を楽しむ事もできる穴場の観光スポットとして人気です。

キャンプ場の周囲は北長門海岸国定公園の大自然に囲まれており、遊歩道も整備されているなど、自然の癒し効果も抜群です。

長門市のおすすめ観光スポット、13か所目は「俵島」です。向津具半島の突端にある周囲900ｍ、高さ30ｍほどの小さな島で、米俵を縦に積み重ねたように見える事が島名の由来となっています。

島全体が玄武岩の柱状節理で形成されており、リソサムニウムと呼ばれる海藻の化石を見る事が可能です。その珍しさから国の名勝及び天然記念物にも指定され、夕日の美しいスポットとしても人気です。また、サビキ釣りやフカセ釣りを楽しめる穴場の釣りスポットとしても有名です。

長門市のおすすめ観光スポット、14か所目は「能満寺」です。俵山温泉のほど近くにある古刹で、806年に弘法大師空海が唐から帰国した際、この地に立ち寄って創建したとされ、かつては「西の高野」と呼ばれるほど栄えていました。

朱色の山門や本堂、宝物殿などが立ち並ぶ境内は美しく、穴場の観光スポットとして人気です。本堂の天井画は雪舟作と伝わり、花や鳥が描かれた美しい絵は見応えがあります。本尊の木造聖観音菩薩立像は平安時代後期に作られたとされる秀作で、県の有形文化財に指定されています。

長門市のおすすめ観光スポット、15か所目は「くじら資料館」です。長門市の沿岸では古来より捕鯨が盛んに行われてきました。鯨の墓や位牌など鯨への敬意を持ちつつ捕鯨が行われてきた文化は国際的にも非常に価値が高いものと評価されています。

くじら資料館ではそんな長門市沿岸域の古式捕鯨に纏わる資料や地元の漁師たちの生活を偲ばせる資料を保存、展示しています。

長門市のおすすめ観光スポット、16か所目は「二尊院」です。向津具半島の中央付近にある久津湊にある古刹で、807年に伝道大師・最澄によって創建されたとされています。そんな二尊院には世界三大美人として有名な楊貴妃に纏わる伝承が残っています。

安史の乱によって殺害されたはずの楊貴妃が実は生きていて、日本に流れ着いたという伝承です。二尊院の境内には楊貴妃の墓とされる五輪塔があり、お参りすると美しい子が生まれるパワースポットとして古来より信仰されてきました。

長門市のおすすめ観光スポット、17か所目は「大谷山荘」です。1427年、大寧寺の住職が住吉大明神の神託を受けて発見したのが、山口県を代表する温泉地の一つに数えられる長門湯本温泉です。

大谷山荘はそんな歴史ある長門湯本温泉において1954年に開業した近代的な和風旅館で、過去には天皇皇后両陛下も宿泊された由緒ある旅館です。2016年には来日したプーチン大統領が宿泊し、日ロ首脳会談の会場となった事で、全国的に有名になりました。

長門市のおすすめ観光スポット、18か所目は「青海島高山オートキャンプ場」です。青海島の北東側にある標高319.9ｍの高山中腹にあるキャンプ場で、海と山が織りなす自然の絶景や美しい夕日、幻想的な漁火などを堪能しながらバーベキューを楽しむ事もできます。

温水シャワーや水洗トイレ、ランドリーなどの設備が充実している上、AC電源の使用が無料とあって初心者からベテランまで幅広い年代に支持される穴場の名所です。

長門市のおすすめ観光スポット、19か所目は「妙見山展望公園」です。妙見山は油谷後畑にある標高275ｍの山で、頂上からは油谷湾や日本海の絶景を一望する事ができます。

遊歩道が整備されているため、散策にはもってこいの穴場的なスポットで、ツツジやアジサイなど季節によって様々な花が目を楽しませてくれます。海に沈む夕日や宝石をちりばめたような漁火も美しく、インスタ映えスポットとしても人気です。

長門市のおすすめ観光スポット、最後の20か所目は「菅無田公園」です。元々農業用の溜め池として用いられていたエリアを親水公園として整備したものです。

公園内にあるいろどりの丘には18,000本ものキリシマツツジが植えられており、見頃となる4月下旬から5月上旬頃まで、赤、白、ピンクなど色とりどりの花が咲き乱れ、穴場のインスタ映えスポットとしても人気です。

以上、長門市のおすすめ観光スポット20選をご紹介致しました。日本海を望む風光明媚な絶景、自然が作り出した奇岩や洞門、歴史ある寺院、穴場のインスタ映えスポットまで、長門市には数多くの魅力的なスポットがありました。

この記事が、そんな長門市に足を運び、美しい観光スポットで自然や歴史を堪能する一つのきっかけになりましたら幸いです。