しまなみ海道の通行料金まとめ!自転車や車の金額は?ETCや割引情報も!

しまなみ海道は、広島県尾道市にある西瀬戸尾道ICと、愛媛県今治市にある今治ICをつなぐ、約70kmもの自動車専用道路です。ここでは、しまなみ海道の通行料金についてご紹介します。料金や途中下車など解説していくので、参考にしてください。

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目次

  1. 1しまなみ海道の通行料金や注意点を解説!
  2. 2【徒歩・自転車・原付】しまなみ海道の通行料金
  3. 3【車・バイク】しまなみ海道の通行料金
  4. 4しまなみ海道通行の注意点
  5. 5しまなみ海道へのアクセス
  6. 6高い現金よりETC割引で損せずドライブ!

しまなみ海道の通行料金や注意点を解説!

広島県の尾道市と愛媛県の今治市をつなぐ「しまなみ海道」をご存知でしょうか。1999年に全面開通したしまなみ海道は、今では地元の人たちの生活に欠かせないものとして、日々多くの人々に利用されています。

この記事では、しまなみ海道を利用する際の通行料金や、利用する際の注意事項などについてご紹介します。この道路は、特に車で途中下車する場合や、通行料金をETCを利用して支払う人にとって、かなり注意しなければならない点が多くあります。訪れる前には、必ずそうしたポイントを事前に抑えておいてください。

広島県と愛媛県を繋ぐ道路

しまなみ海道というのは、「西瀬戸自動車道」「生口島道路」「大島道路」という、3つの道路の総称のことです。それまで、本州から四国に道路を走って向かう場合は、岡山県倉敷市と香川県坂出市をつなぐ瀬戸大橋しか存在しませんでした。

しかし、1999年5月1日にしまなみ海道が全面開通したことで、広島側からも気軽に四国へ向かえるようになっています。こちらの道路は、瀬戸内海に浮かぶ島々を橋で繋いで四国までたどり着く、というルートであるため、地元の人たちの生活を支える重要なライフラインとしても機能しているようです。

正式名称は「西瀬戸自動車道」

ちなみに、しまなみ海道の正式名称は、先ほどご紹介した3つの道路の中でも大半を占めている「西瀬戸自動車道」ということになっています。生口島道路は、生口島南IC〜生口島北ICの約6.5km、大島道路は大島南IC〜大島北ICの約6.3kmで、西瀬戸自動車道の一部分に過ぎないためですね。

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【徒歩・自転車・原付】しまなみ海道の通行料金

しまなみ海道は自動車専用道路なので、基本的には車しか通れないはずなのですが、実は一部、車以外でも通ることのできる場所があります。それが、しまなみ海道の島と島をつなぐ橋です。この橋だけは、地元の島民たちのライフラインになる、という重要な役割があるため、車でなくても通ることができるようになっているのです。

では、この橋を徒歩・自転車・原付で渡る際には、どれくらいの通行料金が必要になるのか、見てみることにしましょう。

徒歩通行は無料!

まず徒歩の場合ですが、徒歩でしまなみ海道を渡る場合、料金は完全無料となっています。橋以外は、車でしまなみ海道を渡る場合と全く同じルートでいけるわけではありませんが、マラソンの練習のルートとしてしまなみ海道を利用しているという人も多く、そういった人は無料でしまなみ海道の橋を渡っています。

なお、橋を渡るときも、車が渡る場所と徒歩・自転車で渡る場所は数メートルの幅がありますので、万一橋の上で車が事故を起こしたとしても、よっぽどすごい勢いで突っ込んでこない限りは事故に巻き込まれる心配はありませんので、安心して渡ってください。

自転車用ルートが無料に

自転車でしまなみ海道を渡る場合は、それぞれの橋を渡る際に料金が必要になります。それぞれの橋の通行料金は、以下の表をご確認ください。
 

橋名 料金
因島大橋 50円
生口橋 50円
多々羅大橋 100円
大三島橋 50円
伯方・大島大橋 50円
来島海峡大橋 200円

しかし、現在しまなみ海道では「しまなみサイクリングフリー」という企画が行われていて、しまなみ海道を自転車で渡る楽しさを、多くの人に実感してもらおうという試みが行われています。その企画の一環として、2022年3月31日までは、割引として完全無料で自転車は通行できるようになっているのです。

原付通行用のルート&料金

では、原付で渡る場合の料金はどうなっているのか、というと、こちらも先ほどご紹介した自転車と同様、それぞれの橋を渡るのに料金が必要となります。つまり、尾道から今治までを、合計500円で渡りきることができるという訳です。

ただし、原付はしまなみサイクリングフリーの対象外となりますので、企画中であっても料金が無料になる、ということはありませんので、注意してください。また、原付も橋以外の区間は通ることができませんので、こちらも合わせて注意しておく必要があります。

しまなみ海道原付チケットが便利

なお、しまなみ海道を原付で渡ろうと思っているのであれば、しまなみ海道原付チケットを利用するのが便利です。価格は10枚つづりで500円で、それぞれの区間を渡る際に、橋の通行料金の枚数分、チケットを渡すというものです。価格的に安くなるとか、そういったことはないのですが、いちいち小銭を出す必要がないので、スムーズに支払いを済ませることができます
 

橋名 料金 チケット数
因島大橋 50円 1枚
生口橋 50円 1枚
多々羅大橋 100円 2枚
大三島橋 50円 1枚
伯方・大島大橋 50円 1枚
来島海峡大橋 200円 4枚

ちなみに、このしまなみ海道原付チケットは、しまなみ海道の料金所であればどこででも購入することができますので、最初の料金所で購入しておいて、あとはそれを利用して支払いを済ませるというのが簡単です。ぜひ上手に利用してください。

【車・バイク】しまなみ海道の通行料金

では次に、車やバイクでしまなみ海道を渡る際の通行料金についてご説明します。車やバイクの場合は、徒歩や自転車、原付と違って、橋以外の場所も専用道路を利用することが可能なため、格段に料金は上がります。しかし、途中に信号などがないため、途中で休憩を挟まなければ1時間ちょっとで本州と四国を行き来することができるという画期的な早さです。

ここでは、そんなしまなみ海道をバイクや車で通行した際の料金体系と、ETCを利用した場合にどうなるのか、などについてご紹介していきます。

【一般】西瀬戸尾道IC~今治IC間の料金

まず、しまなみ海道の料金を現金で支払った場合の料金についてです。しまなみ海道を車両で渡る際の通行料金は、乗っている車両がどんな大きさかによって5段階に分けられています。
 

車両区分 料金
軽自動車等(バイク含む) 3,980円
普通車 4,920円
中型車 5,920円
大型車 8,070円
特大車 14,410円

通常であれば、バイクもしくは軽自動車、普通自動車を利用することがほとんどだと思いますので、大体の人が片道4,000〜5,000円でしまなみ海道を通行することができるという訳です。

【ETC】西瀬戸尾道IC~今治IC間の料金

では、ETCを利用した場合も合わせて見てみることにしましょう。しまなみ海道でも、その他の高速道路や有料道路と同様、ETCを利用することで割引が行われています。こちらも現金の場合と同様、下表の5段階で分けられています。
 

車両区分 平日料金 休日料金
軽自動車等(バイク含む) 2,450円 1,880円
普通車 2,950円 2,310円
中型車 3,430円 5,150円
大型車 4,530円 6,810円
特大車 7,600円 11,410円

面白いのは、バイク・軽自動車・普通車の場合は休日料金のほうが安いのに対し、中型車以上になると平日料金のほうが安いという点です。おそらくバイクや軽自動車、普通車などの場合は、観光目的で休日に利用することが多いためという配慮がされているのでしょう。

各ICへ途中下車した場合の料金

しまなみ海道は、本州と四国の連絡通路であるというのはもちろんですが、途中の島々にも色々と観光スポットがあり、しまなみ海道を途中下車してそういった観光スポットに立ち寄る人が多いのも事実です。こうした途中下車の場合、料金は一体どうなっているのでしょうか。

実はしまなみ海道を途中下車した場合には、通常の高速道路などと同様、ICを乗り降りする際に、そこまでの区間の料金が必要になってきます。例えば、尾道から伯方島まで行き、途中下車して再度しまなみ海道に乗って今治まで行く、というルートの場合、西瀬戸尾道IC〜伯方島IC、伯方島IC〜今治ICの料金がそれぞれ必要になる、という訳です。

途中下車の注意点

なお、しまなみ海道を途中下車する際には、注意が必要なことがあります。しまなみ海道が通っている島々のうち、因島、生口島、大島の3島は「ハーフIC」と呼ばれる「進行方向に制限があるIC」となっています。

例えば、因島北ICの場合、尾道から因島に降りるのと、因島から本州方面に向かう場合は利用できますが、四国から降りるのと、因島から四国方面に向かうことができません。四国から因島に降りる場合、もしくは因島から四国に向かいたい場合は、因島南ICを利用する必要があるのです。これら3島のICには、十分注意して利用しましょう。

しまなみ海道通行の注意点

では、しまなみ海道を実際に通行する際の注意点についてご紹介します。しまなみ海道にはいくつものICがありますが、その中には先ほどご紹介したハーフICや、その他にもちょっと変わったICが多く存在しています。特に、しまなみ海道を途中下車して利用する場合にはこうしたICを多く利用することになりますので、事前にルートと利用するICの特徴などをきちんと把握しておくことをお勧めします。

向島IC通行の注意点

まず、向島ICを利用する際の注意点についてです。実は、しまなみ海道に存在しているICの中でも、向島ICだけは唯一、ETCレーンが存在していない箇所があります。西瀬戸尾道ICからしまなみ海道を渡って向島ICを降りる場合と、向島から西瀬戸尾道ICに向かう場合、ETCレーンがありません。

そのため、上記の2パターンでETCを利用したい場合には、料金所で一度止まって、ETCカードを係の人に出して、処理をしてもらう必要があります。この点だけ、くれぐれも注意するようにしてください。

各IC通行の注意点

しまなみ海道のその他のICにも、それぞれ注意しておきたい点はあります。向島ICほどややこしいものではないのですが、合わせて確認しておいてください。

因島北

因島北ICは、尾道方面からやってきた場合の、最初のハーフICです。先ほども例として挙げた通り、このICは本州方面から降りるのと、本州方面に向かうのには利用が可能ですが、その逆は利用することができません。因島から四国方面に向かう場合には、こちらのICは使えませんので、くれぐれも注意してください。

因島南

先ほどの因島北ICと対になっているのが、因島南ICです。名前通り、因島北ICとは逆側に位置しているICで、四国方面から降りるのと、四国方面に向かうのにのみ利用が可能なICとなっています。例えば、本州方面から因島北ICを利用してしまなみ海道を途中下車し、そこから再度しまなみ海道に乗って四国方面に行く場合は、今度は因島南ICから乗る必要がある、という訳です。

生口島北

生口島と本州方面のアクセスに利用されるのが、生口島北ICです。こちらは、本州方面から生口島へ降りる場合と、生口島から本州方面に向かうのにのみ利用が可能となっています。生口島から四国方面に向かいたいという場合は、逆のICを利用しなければならないので、注意してください。

生口島南

生口島北ICと対になっているのが、生口島南ICです。こちらは、四国方面から生口島に降りる場合と、生口島から四国方面に向かうのに利用されるICで、本州方面からは利用できませんし、本州方面に向かうのにも利用できません。

大島北

大島と本州方面のアクセスに利用されるのが、大島北ICです。こちらは、本州方面から大島に降りる場合と、大島から本州方面に向かう場合にのみ利用が可能となっています。四国方面に向かうことはできませんので、くれぐれもご注意ください。

大島南

大島北ICと対になっているのが、大島南ICです。こちらは四国方面とのアクセスに利用されていて、四国方面から大島に降りる場合、そして大島から四国方面に向かう場合にのみ、利用が可能となっています。間違えないよう、注意が必要となります。

今治北

今治北ICも、少し特殊なハーフICの一つです。こちらも、本州方面からのアクセスに利用されるICで、本州方面からのアクセスは可能ですが、今治ICから乗って今治北ICで降りる今治北ICから乗って今治ICに向かうこと不可能となっています。

また、今治北ICは来島海峡SAと繋がっていて、今治北ICで降りる場合はSAを利用することができますが、今治北ICから乗った場合、SAを利用することはできませんので、こちらも合わせて注意が必要となります。

今治IC

最後に、今治ICについてです。こちらはしまなみ海道の四国側の終点ICになります。ですので、今治ICからは本州方面にしか行けませんし、今治ICから四国内の別の有料道路に接続されている、というようなこともありません。また、今治ICから乗って、今治北ICで降りるということもできませんので、ご注意ください。

しまなみ海道へのアクセス

最後に、しまなみ海道のアクセス方法についてご紹介します。実は、しまなみ海道というのは、何を利用して通るかによって、少しアクセス方法が異なってきます。そのあたりも含めて、ご紹介させていただきます。

【尾道方面】アクセス情報

しまなみ海道に尾道方面から車・バイクで入る場合、まずは松永道路に入る必要があります。松永道路は、福山市から尾道に伸びる2号線バイパスで、こちらからしまなみ海道に向かう別れ道があり、看板に従って進んでいくとしまなみ海道の入り口である西瀬戸尾道ICに辿り着くことができます。

尾道から自転車・徒歩でしまなみ海道に入る場合、まずは渡船を使って尾道港から向島を渡る必要があります。尾道と向島を繋いでいる新尾道大橋には、自転車や徒歩の人たちのための歩道が設置されていないためですね。また、しまなみ海道の車・バイク用の入り口と自転車・歩行者の入り口は別になっていますので、きちんと看板を見るようにしてください。

【今治方面】アクセス情報

しまなみ海道に今治方面から車・バイクで入る場合、一般道路である317号線から今治ICに入って進んでいきます。尾道方面からのアクセスに比べるとわかりやすいと思いますが、今治ICの入り口がある十字路は脇道が多く、初見ではちょっとわかりづらいかもしれません。看板をよく見て、間違えないよう進みましょう。

自転車や徒歩で入る場合、今治ICからではなく、来島海峡大橋付近まで一般道路を進むことになります。しまなみ海道には、自転車や徒歩で進む人たちのために「ブルーライン」と呼ばれる、推奨ルートを青く塗った道路が存在しますので、今治ICからブルーラインを伝って、来島海峡大橋まで向かって言ってください。

高い現金よりETC割引で損せずドライブ!

いかがだったでしょうか。しまなみ海道がちょっとややこしく、また魅力的なドライブルートであることがおわかりいただけたと思います。車やバイクだけでなく、原付や自転車、徒歩などでも通行でき、近年ではサイクリングも多く行われている場所だということも、近年のしまなみ海道人気を盛り上げている一つの要因であると言えます。

しまなみ海道は、料金を現金で支払うよりもETC割引を利用したほうが断然お得に利用可能となっています。特に、途中下車して色々散策してみたいという場合は、ぜひこうした割引を賢く利用して、より魅力的なドライブにしてみてください。

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この記事のライター
ゆきえ
三児の子育てをしながら兼業ライターをやっています♪ 趣味は旅行で、独身時代は海外もちょこちょこ行っていましたが、...

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