通称"ネコ寺"！山口「雲林寺」は猫まみれの聖地！御朱印やお守りも紹介！

山口県の雲林寺の名前を聞いたことがあるでしょうか?招き猫や猫仏など見渡す限りに猫がたくさんいるスポット。知名度はそれほど高くなかったのですが、SNSやメディアで紹介されるとたちまち人気が急上昇した山口県萩市の観光名所です。

愛らしい猫に癒されながら参拝を楽しめる雲林寺。見どころや猫スポットもたくさんあるので、雲林寺について知らない方や興味のある方はどんな場所なのかチェックしてみてください。最後まで読むと、猫に会いに雲林寺に行きたくなるはずです。

猫好きにはたまらない猫の種類。見ているだけでも楽しい猫がたくさんある雲林寺では、有名なアマビエ？ならぬ猫ビエ？などついつい二度見してしまう猫もあります。また、御朱印やお守り、絵馬などにも猫がいるので可愛いグッズ感覚で購入できるでしょう。

当記事では、猫好きは欲しくなる御朱印やお守り、絵馬などについても触れていきます。最初から最後まで猫ですが、猫の聖地とも言われている場所です。どんな猫グッズがあるのかも、ぜひ当記事でチェックしてください。

さっそく雲林寺について紹介していくのですが、まずは雲林寺がどのようなお寺なのかについて触れていきましょう。新たな観光名所としておすすめのスポットですが、どんな魅力があるのかを知ることで人気の秘密がわかるでしょう。

雲林寺に関連している猫についてはもちろんですが、評判の高い猫グッズにも触れていきます。雲林寺に行く前に、どんな場所なのかを見ていきましょう。

雲林寺は通称｢ネコ寺｣と呼ばれて親しまれています。愛らしい猫たちがいる雲林寺にピッタリの愛称ですが、実は雲林寺がある山口県萩市には猫町伝説が語り継がれている地域です。

猫町伝説とは、1604年に城下町を築いた毛利輝元。その家臣の長井元房が可愛がっていた猫が長井元房が死んだのちの四十九日後に舌を噛んで死んでしまいました。その後、夜な夜な猫の鳴き声がするという現象が起きました。

ですが、天樹院の僧が猫を哀れんで供養をしたところ猫の鳴き声はしなくなったと言われています。雲林寺は、この時の天寿院の末社にあたるお寺でもあります。

雲林寺がネコ寺と呼ばれるようになったのは、住職が親族より譲り受けた招き猫がキッカケとされています。住職は招き猫を展示していたのですが、そこから猫の置物を託すという声が多く寄せられたそうです。

猫町伝説で長井元房の猫の供養をした天樹院にならい、末社となる雲林寺でも猫の供養をしていこうと発願したとされています。そんな雲林寺の住職は、猫好きでもあります。置物の猫だけではなく本物の猫たちも大層可愛がっています。

そこから、猫寺と呼ばれるようになっていったとされています。猫好きの人には自然に猫もよってくる小野です。

猫の集まる雲林寺ですが、参拝をした時のご利益についても触れていきましょう。猫と言えば幸運を呼ぶと言われる招き猫のご利益が有名ですが、もちろん雲林寺にも招き猫がいるので幸運を招いてくれます。金運や仕事運のアップになると評判が高く人気があります。

他にも疫病退散のご利益のある置物や、病魔退散のご利益などがあるとされています。猫だからとご利益がないわけではありません。しっかり参拝をしていくとご利益を授かることができるので、順番に見て回るのがおすすめです。

猫の置物の数がとても多い雲林寺は、見渡す限りに猫がいます。というのも、現在ではその数は600を超えているからです。中でもチェーンソーアートの国際大会で4度の優勝を誇っている、山口県のチェーンソーアーティストの作品は見応えがあります。

遠くから見ると本物の猫のように見える置物もあり、リアルさと可愛さが入り混じっています。表情の異なる猫の置物は、見ているだけでも癒やされます。いろんな場所にいますので、探しながら参拝を楽しんで見てください。

雲林寺には猫グッズがたくさんあります。住職が書いた猫の絵が特徴的なオリジナルグッズは、いろんな種類があるのでお土産にも最適。缶バッチなどのワンポイントグッズや、パーカーなどおあるので猫好きの方にはグッズを集めている人もいるそうです。

中にはお寺ならではと言えるグッズもありますが、全てのグッズには猫が描かれています。中でもティーシャツやエコバッグなどが人気。こんなものまであるの!とビックリしてしまうようなグッズも販売していますので、気に入った猫グッズが見つかるでしょう。

ここまで雲林寺の置物の猫やグッズについて紹介してきましたが、雲林寺では本物の猫に出会えるかもしれません。天気の良い日には外で寛いでいることも多いそうなので、触れ合いを楽しめます。

雲林寺で飼っている猫は4匹いるのですが、近隣の猫も遊びに来るそうです。愛らしい猫たちは気まぐれな生き物なので、タイミングが合わないと出会えない場合もあります。また、人馴れしていない子達もいるそうなので触れ合う時には注意しましょう。

次に雲林寺の境内にある見どころを紹介していきます。雲林寺の見どころと言えばもちろん｢猫｣ですが、よく見るような猫の置物ばかりではありません。猫ビエに絵馬や観音様など、いろいろな猫の置物が出迎えてくれます。

先述したように、600以上を超える猫の置物があります。そのため、見どころを押さえた方が見て回りやすくなるでしょう。全部で4ヵ所の見どころを紹介していくので、雲林寺に行くときは参考にして回ってみてください。

最初に紹介するのは木彫りの猫。と言ってもただの木彫りの猫ではありません。メディアでも取り上げられたことがあるので、｢アマビエ｣はご存知でしょう。そんなアマビエと猫が合わさっているのが、雲林寺の木彫りの猫で｢猫ビエ｣です。

アマビエは日本に伝わる妖怪で、豊作や疫病の予言をしたと伝えられています。アマビエは、疫病が流行った時には自分の姿を絵に書いて人々に見せなさいと言ったそうです。そのことからアマビエは妖怪ではなく、神様だったのではとも言われています。

そんなアマビエの姿をしている猫ビエ。こちらもチェーンソーアート作品となっていて、SNSやメディアを通して人気を集めています。

アマビエの顔が猫になった猫ビエは、しっかりと猫と分かるバランス感覚になっています。猫好きだけではなく一見の価値があると言えるでしょう。細かい場所まで丁寧に作られていて、凛々しさの中には可愛さもあるので心癒やしてくれるでしょう。

アマビエの絵や写真には疫病退散のご利益があると言われていますが、アマビエならぬ猫ビエにもご利益があるのでしょうか?アマビエとは違い猫ビエはアート作品となっていますが、疫病退散の祈願を猫ビエにする方も多いそうです。

信じる者は救われると昔の人たちは伝えています。人の手によって作られたとしても、信じる者には猫ビエもご利益を授けてくれるかもしれません。

次に紹介するのは絵馬です。絵馬は、その名前の通りに馬の絵が描かれているのが一般的です。大昔には、神様にお願い事をするにあたり馬を奉納してました。ですが、高価な馬の奉納ができない人もいます。その時に馬の絵を書いたことから絵馬になったとされています。

そんな絵馬の代わりにあるのが猫絵馬です。裏側には個性的な猫の顔が描かれている絵馬ですが、ちらの猫絵馬も雲林寺の住職の手作り作品です。

猫絵馬に描かれている猫の種類はいろいろありますので、気に入った猫絵馬を見つけてください。猫が神様へお願い事を伝えてくれるのではないでしょうか。

雲林寺の境内には、猫の顔が描かれているお堂があります。狛犬の代わりに招き猫が2対鎮座しているお堂は、屋根の天辺からは猫の手が伸びているユニークさも感じられるお堂です。

見た目にユニークさがあるお堂は、観音堂となっていて猫の魂を慰めるだけではなく福を招き入れます。本堂の参拝だけではなく、境内にあるお堂にも参拝をするのがおすすめです。

先述した観音堂である猫の顔が描かれたお堂。その中には2体の招福観音菩薩が祀られています。もちろん雲林寺の観音菩薩は、一般的によく見られる観音菩薩とは違います。人の姿ではなく猫の姿をした観音菩薩で、手には猫じゃらしと孫の手を持っています。

招福観音菩薩は萩焼によって作られているそうですが、2体のそれぞれが優しい顔をしているのでホッコリと癒やされるでしょう。

雲林寺の境内を見て回ったら、いよいよ本堂にある猫部屋へと進んでいきます。入り口から境内までの間にも猫はたくさんいましたが、本堂の中にはもっとたくさんの猫たちがいます。ご利益を授かれると言われている猫仏などもあります。

愛らしい猫たちがいる本堂には、遊び心もあるので楽しめるでしょう。では、本堂の中にある見どころを順番に見ていきましょう。

最初に紹介していくのは、雲林寺のパワースポットと言われているなで仏。自分の体の悪い場所を撫でると良くなると言われています。多くの参拝者が撫でたことで、表面はツヤツヤになり触り心地も抜群と言われています。

猫の顔をしている仏様ですが、人間らしさも垣間見れます。雲林寺の名物とも言われているので、ぜひ、よくなりますようにと祈願して撫でてみてください。

SNSの写真などで見ると大きさを感じられないかもしれませんが、雲林寺のチェーンソーアートの一つ｢ねむり猫｣は大人の大きさ近くはある大きな猫です。肉球なども細かく作られているのですが、幸せそうな寝顔は癒やしポイントの一つです。

一緒に寝そべって記念撮影も行えるようになっているので、眠り猫と一緒に思い出写真を撮ってみましょう。猫が好きだけどアレルギーでくっつけないという方でも、安心して猫との写真が撮れます。

ねむりの猫の奥に進んでいくと祀られているのが猫神様。近くには猫神様に参拝している猫の姿も見られるホッコリとした風景。そんな猫神様はの髭は一対になっているので、両方から引っ張って相性占いができると言われています。

同じ髭を引っ張ることができたら、2人の相性は良いと言われています。カップルだけではなく友達同士でチャレンジしてみるのも面白いのでぜひやってみてみてください。

続いて紹介するのは、特大の招き猫。雲林寺のパワースポットになる招き猫で、金運や仕事運のご利益を授かることができると評判です。待ち受け画面に撮影をしに来る人も多いとされているので、記念に撮影をして福を招いてもらいましょう。

特大サイズと言ってもどれくらいの大きさと思われるでしょう。雲林寺の招き猫のサイズは、高さが約1メートルはあります。招き猫は小さいサイズから大きいサイズまでいろいろありますが、実際に見たら特大サイズを実感することができるでしょう。

猫部屋で一際目を引くのが、猫の頭が並んでいる光景。猫の頭の中が空洞になっているので、実際にかぶることができる｢猫かぶり｣です。それぞれが違う猫の顔なのも魅力で、観光客も含めて多くの人が写真撮影を楽しむスポットとなっています。

かぶった時には後頭部などに負担がかかってしまわないように座布団が入れられているので、優しさも感じられます。小さい子供には重さがありますが、小学生くらいからならかぶれると言われています。

雲林寺には世界地図が貼ってあり、自分がどこから来たのかシールを貼れるようになっています。日本列島はシールで埋め尽くされていますが、世界各国のいろんな国の人たちが足を運んでいるのが見られるのも楽しさを感じられます。

もちろん、貼り付けるシールも猫の形。記念にどこから来たのかを貼ってみましょう。今後もいろいろな国からの人が来て、シールの数も増えていくでしょう。

猫の置物がセットになっている猫みくじも、雲林寺の名物として人気があります。値段も1回200円と手頃な価格になっているので、運試しにチャレンジしてみましょう。

おみくじとセットになっている猫の置物は、全部で7種類あるそうです。値段も安いので、全種類集めている人もいるので、気に入った置物で選んでみるのもおすすめ。運試しも兼ねて、ぜひ猫みくじをやってみてください。

雲林寺と繋がりがある天樹院に伝わる猫町伝説が描かれている招福堂縁起絵巻。コミックになっているので読みやすくわかりやすいのが魅力ですが、日本語や韓国語、英語、中国語と種類があります。こちらの招福堂縁起絵巻は、無料配布されているので持ち帰り可能。

他にも雲林寺のパンフレットなどもあり、全て持ち帰りができるようになっています。参拝の記念にもなりますので、ぜひ貰っておきましょう。

雲海時は境内から本堂まで、猫がたくさんなので猫好きには最高のスポットです。そんな雲林寺の、御朱印やお守りも猫好きにはおすすめ。可愛らしさもあるので人気を集めていますが、どんな御朱印やお守りがあるのかも気になるポイントでしょう。

そこで、ここからは雲林寺の御朱印やお守りについて紹介していきます。値段がいくらになるのも紹介していきます。それぞれの値段は購入時などの参考にしてください。

雲林寺の御朱印は可愛い猫の絵が描かれているので、遊び心を感じられる可愛いと大人気。猫の絵は、雲林寺の住職の直筆のイラストになっているので、御朱印集めをしている方でなくても貰う価値は十分にあります。

また、住職がいる時には招き猫を描いた御朱印を貰うこともできるそうです。御朱印の値段は300円となっています。貰いやすい値段なのも雲林寺の魅力です。記念になるので、可愛い猫の御朱印を貰ってみてはいかがでしょうか。

雲林寺の人気の猫ビエが描かれた御朱印もあると言われています。猫ビエ御朱印は郵送のみで受け取れるとして人気を集めていました。値段も300円というのは変わらないので、300円分の切手を同封して雲林寺に手紙を送ると貰えるとされていました。

ですが、こちらは2020年5月末が締め切りとなっているので現在では行っていません。今後も再開をする可能性はありますので、気になる方は確認をしてみるといいでしょう。

御朱印と言えば御朱印帳も忘れてはいけません。雲林寺では、オリジナルの御朱印帳が販売されています。表紙に描かれている猫はシンプルながらも可愛いと人気があります。ベースは紺色と白色の2色がありますが、生地自体もオリジナルの御朱印帳です。

また、緑色の生地に黒猫が描かれている御朱印帳もあります。全てがオリジナルの御朱印帳になっているので、御朱印集めを始める場合にもおすすめ。

御朱印の初穂料は先述したように300円となっています。ですが、御朱印帳を購入した場合には御朱印が最初から押されているので、御朱印帳の値段だけで済みます。オリジナル御朱印帳の値段は、1冊2000円となっているのでこれから御朱印を集める人にもおすすめ。

どの種類の御朱印帳でも値段は同じなので、気に入った猫の柄を選んでみてください。御朱印はどこの神社仏閣に行ったのかを記すものなので、雲林寺に来た記念にしてください。

雲林寺で販売しているお守りについてですが、もちろん猫が描かれたお守りは大人気。交通安全、ご縁、金運と仕事運、厄災に魔除け、健康、そして合格祈願の6種類のお守りが販売されています。

先述した猫神様や特大サイズの招き猫など、それぞれに合った猫が描かれています。値段は1つ500円となっていますので、自分の分野家族の分のお土産に購入してみてはいかがでしょうか。

山口県萩市の新しい観光名所と呼ばれている雲林寺ですが、参拝時間やアクセス方法がわからないと楽しめません。そこで、最後に雲林寺の参拝時間やアクセス方法、駐車場情報について紹介していきます。

雲林寺は9時から17時までが参拝時間となっています。24時間参拝ができる神社とは異なってしまい雲林寺はお寺になるので、参拝時間が過ぎると門が閉鎖されてしまいます。参拝を行っていない定休日などは設定されていません。

ですが、参拝できるのかが気になる場合には事前に電話などで確認をしておくのもおすすめになります。

雲林寺へのアクセス方法は、車とバスの2通りがあります。萩市街から車でアクセスする場合には、県道11号線から13号線に入り津和野方面に向かいます。車の場合には約30分ほどになりますので、参考にしてください。

バスの場合には、萩バスセンターから吉部・津和野行きバスを利用し吉部バス停で下車します。そこで御舟子行に乗換をして吉部市停留所で下車をすると徒歩約5分です。

車で向かった場合の駐車場も完備されているのですが、駐車台数は約20台ほどになります。混雑時には満車になる場合もあるので注意しましょう。

猫に触れられる猫スポットの雲林寺。置物の猫に混ざって本物の猫が寛いでいることも多く、心癒やされる和やかな光景が広がっています。見事なアートを楽しめるだけではなく、ご利益の評判も高いのでおすすめです。

猫好きには最高の猫の聖地と呼ばれているので、まだ行ったことがない方はアクセスする価値が十分にあります。全てが猫なのは雲林寺の魅力なので、お守りや御朱印もおすすめです。ぜひ、山口県萩市に来た場合にはぜひ足を運んでみてください。