「四万温泉・やまぐち館」は七つの温泉が人気！各温泉の魅力や客室情報、食事を徹底解説！

やまぐち館とは、群馬県の北西部にある四万温泉内の旅館の一つです。四万温泉はレトロな温泉街として人気が高い温泉地で、2023年には旅行情報誌「じゃらん」にて、レトロな温泉街ランキングで1位を獲得しています。口コミでも評価が高く、同じゃらんのHPでは総合評価4.1という、標準の3を軽く上回っています。

四万川ダムから山の麓にある中之条駅までを繋ぐ四万川沿いには、多くの旅館が立ち並んでおり、連日多くの観光客が日頃の疲れを癒しに訪れます。複数の旅館が並ぶ中、やまぐち館はどういった特徴があるのでしょうか。今回は、四万温泉のやまぐち館を紹介します。

やまぐち館の創業は明確ではありませんが、元号が延宝の時代に作られており、300年以上の歴史がある老舗旅館です。玄関先には大きな提灯が来客者を迎え、その姿はまるで創作の世界に入り込んだような気分にさせてくれます。

四万温泉全体のレトロな雰囲気に馴染みきったその外観を堪能して館内に入ると、期待を裏切らない重厚感のある内装が視界いっぱいに広がります。綺麗に保たれた内装の節々には、外観同様レトロなインテリアが施されており、どこを見ても高揚感を覚えます。

その趣や自然だけでなく、温泉の演出や食事など、長い歴史の中で培った様々な方法で日頃の疲れを癒してくれるのが四万温泉のやまぐち館です。

旅館の横には、同じ歴史を刻んできた四万川が流れ、山の谷間に位置するため森林の美しさにも恵まれています。ゆっくりと体を休めるには最適な場所で、川のせせらぎや木々のざわめきが癒しを与える一因にもなっていて、多くの人がやまぐち館に癒されに訪れます。

自然を感じながらも特別な気分を味合わせてくれるやまぐち館は、長い年月の間地元民だけでなく、遠方の人からも愛され続け、現在も連日たくさんの来客者を迎えています。口コミでも絶景を評価する声が多く、温泉や部屋から見えるその光景は深く印象に残ります。
 

やまぐち館は四万温泉を7つの趣で楽しめるようになっており、口コミでも話題を呼んでいます。中には貸切露天風呂もあるので、周りを気にせず落ち着いた時間を過ごすことができます。7つの温泉をより楽しめるよう説明するので、ぜひ参考にしてください。

尚、貸切風呂については稼働していない温泉もあるようなので、目的の温泉がある場合は来訪する前に問い合わせることをおすすめします。

やまぐち館の大浴場は3つあり、その一つは「お題目大露天風呂」という温泉です。四万温泉は四万ブルーと呼ばれる青い色の川が有名ですが、お題目大露天風呂では川と同じ鮮やかな四万ブルーが美しい光景を生み出します。

森と川に隣接して露天風呂があるので、自然と一体になったような気分を味わう事ができます。夜間には四万川をライトアップする仕様になっていて、昼も夜も違った楽しみ方ができます。

温泉の横には名称の通りお題目が岩に刻まれており、「南無妙法蓮華経」の文字に大迫力を感じます。お題目は釈迦の功徳を授かることができるとされているので、浸かると良いことが起こるかもしれません。

口コミでもお題目大露天風呂について触れているものが多く、その人気の高さを窺い知れます。男女入れ替え制で、男性は19時半から翌朝9時まで、女性は12時から夜19時までになっています。

やまぐち館の大浴場には「渓流露天風呂 四万川の湯」という温泉もあります。四万川の湯は3つの浴槽が並ぶ大浴場で、入る浴場から見える景色の違いを楽しむことができます。

四万川の湯の大きな特徴として、水場では不可能に思われる障子や床の間があります。外観や内観へのこだわりを感じられるやまぐち館は、温泉内でもそのこだわりを崩すことはありません。

露天風呂からの眺めが良いのはもちろんのこと、屋内の温泉から見る窓越しの景色は、窓枠を額縁に見立てた絵画のように美しい光景です。こちらも男女入れ替わり制で、男性は12時から夜19時まで、女性は19時半から翌朝9時までになっています。

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今回紹介する最後の大浴場は「薬師の湯」です。薬師と言えば薬師如来像を思い浮かべる人もいるかと思いますが、その名の通り薬師如来や温泉薬師と呼ばれる神様、「薬師瑠璃光如来（やくし-るりこう-にょらい）様」が温泉内に祀られています。

四万温泉は元々「四万の病に効く湯」とされており、そんな効能を持つ四万温泉自体を、神様や仏様と考えるようになったことから薬師の湯ができたようです。利用時間は15時から翌朝10時で、男女別で用意されています。

以降4つは貸切風呂について紹介します。一つ目は「白寿の湯」で、内湯と露天風呂のどちらも楽しめるようになっています。温泉の水口やお風呂の周辺には、音声成分の結晶が随所に見られ、四万温泉が薄まっていないことを示します。温度調整のために水を加えることがあるようですが、基本的に源泉そのままを楽しめます。

また、バリアフリーに対応しており、段差がほとんど無いため車いす利用者も使いやすいです。脱衣所の扉は鍵がかけられているので、プライバシーを守りながらゆっくりと準備して楽しむ事ができます。

貸切風呂「花さかの湯」は、女性が喜びそうな可愛らしい雰囲気で、檜のお風呂の横には花が描かれた飾り障子で部屋が仕切られています。

外の露天風呂の雰囲気は一転して、大自然とともに湯あみを楽しめます。8階から眺める景色は素晴らしく、心地良い風を感じながらの温泉時間は、新鮮な空気とともにリフレッシュできそうです。

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貸切風呂「こづちの湯」は、別名「子宝の湯」と呼ばれています。四万の病に効くといわれる四万温泉は、婦人病にも効くといわれています。そのおかげか「子宝に恵まれた」という嬉しい声が届いているとのこと。

口コミでも話題となり、さらに利用される方が増えたのだとか。障子に描かれた一寸法師とこづちに願いをかけて、温泉にじっくりとつかり願いを叶えたいですね。

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貸切風呂「竹取の湯」は、竹取物語のかぐや姫の世界を演出しています。四万温泉は美肌の湯としても名高く、口コミでも評判が高いです。美肌の湯につかれば、かぐや姫にあやかって、体の中から美しくなれそうです。

やまぐち館には、四万温泉の良さを活かした露天風呂付き客室や食事にも、多くの魅力が詰まっています。ここでは4つの魅力について紹介するので、やまぐち館を十分に楽しめるようにぜひ参考にしてください。

やまぐち館は「俵町」という一つの町をイメージして作られており、要所で昭和レトロの趣を感じられるインテリアや内装が施されています。外観や入り口前の大きな提灯に始まり、館内は木目を基調として紺色や暗めの赤色など、落ち着いた配色で一帯を彩っていて、タイムスリップした感覚がありながらも懐かしさや心地よさがあります。

そのレトロな雰囲気に魅了される人は多く、レトロ温泉街ランキングで1位を獲得している四万温泉の旅館として相応しく口コミでも話題を呼んでいます。それは四万温泉のレトロ感を形成する要因と言っても良いほど、そのこだわりは強いです。部屋の中はレトロさを残しつつ、安心して落ち着ける空間になっています。

やまぐち館で提供される食事は、地産地消にこだわって献立が決められています。群馬の気候は夏場は猛暑日が多く、冬は空っ風により寒さが一際で、「夏は暑く、冬は寒い」と言われるのが常套句です。

ですが、夏場でも涼しい高原で野菜を栽培し、一般的な旬とずれた時期でも旬と同等の美味しさが味わえる「高原野菜」の栽培が盛んに行われています。

やまぐち館では、そんな高原野菜やブランド肉などをバランスよく使い、朝と夜の食事が考えられています。口コミでは品数の多さや味の良さに評判が高く、一食ごとに満足のいく食事を味わえることが強みです。

食事はプランによって半個室かダイニングで食べることができ、子供用の食事も用意があります。夜だけでなく、朝も力を付けてもらうためにしっかりとした献立が組まれており、朝から満足のいく食事です。特別会席や四季会席など、どのプランでも美味しい食事が味わえます。

一品ずつ、一口ずつ記憶に深く残る食事になるよう、料理人がこだわりを持って調理しているので、ぜひ旅館の食事も込みのプランを組むのがおすすめです。

やまぐち館が用意する部屋のタイプは様々で、幅広い用途で選べるのも魅力の一つです。豪華な半露天風呂付き客室から、素泊まりなど宿泊メインでもやまぐち館を楽しめるシンプルな部屋など、旅行のプランに合わせて部屋を選んでください。

記念日や日頃頑張る自分へのご褒美などには、半露天風呂付き客室はいかがでしょうか。特に四万温泉の美しい四万川を望める露天風呂付き客室は、より一層特別感が得られます。半露天風呂付き客室には、四万川側と山側で分かれており、最大6名まで宿泊可能な部屋もあります。

半露天風呂付き客室は和の趣があり旅館らしさを味わえ、露天風呂付き客室のツインルームは2023年5月にリニューアルし、ホテルのような高級感の中でゆっくりと時間を過ごせます。口コミでは露天風呂付き客室を含む各部屋の情報が散見できるので、口コミを参考に部屋を選ぶのも手です。

やまぐち館はアメニティも豊富に揃っているため、持参するものが少なく済みます。部屋によって多少の違いもあるので、詳細については公式HPの客室詳細をご覧ください。露天風呂付き客室の方が多くアメニティが揃えられていますが、通常の和室や洋室にも十分な用意がされています。

やまぐち館では、サービス精神旺盛な女将のショーが名物です。紙芝居をする女将として存じている人も多いのではないでしょうか。女将が在館する日の19時からは紙芝居の朗読があり、口コミでも「引き込まれる」と評価されています。

温泉や食事で満たされた後は、ゆっくりと物語に没頭してはいかがでしょうか。過去には女将によるカラオケ歌唱もあったようですが、ご時世からか現在は休止しています。もしかすると、今後復活するかもしれないので必見です。

やまぐち館の女将は、女性ならではの着眼点から化粧水とクレンジングジェルも開発しています。美肌効果もある四万温泉水を活かしたオリジナルの化粧水は、露天風呂付き客室限定でアメニティとして用意されているので、露天風呂付き客室を利用の人はぜひ使ってみてください。

やまぐち館内でも購入可能ですが、ネットでも注文可能です。詳しくは公式HPのオリジナル化粧品ページをご覧ください。

やまぐち館でゆっくり過ごすことも大事ですが、どうせなら周辺の人気スポットも見たいですよね。四万温泉をより楽しめる観光地を5つ紹介するので、空き時間に足を運んでみてください。より癒されること間違い無しです。

四万温泉と言えば、鮮やかな青色が美しい「四万ブルー」です。四万湖ではそんな四万ブルーが視界の隅々まで広がり、普段電子機器などを見て酷使している目に癒しを与えます。

やまぐち館から徒歩で行くには1時間かかりますが、地形で言うと坂を下っていく形になるので散歩がてら見に行くのが良いかもしれません。やまぐち館からバスも出ており、バス停「山口」で乗車し、15分程経つと「美の原入口」に着きます。下車して6分程歩くと四万湖に着くので、そちらも利用してみてください。

奥四万湖はやまぐち館から坂を上がった先にあり、四万川ダムとしても知られています。四万湖同様、美しい四万ブルーが辺り一面を彩り、さらに奥四万湖ではカヌーを楽しめます。広いのでカヌー初心者でも利用しやすく、カヌーツアーやプランなども組まれています。

やまぐち館から奥四万湖は比較的近い距離にありますが、徒歩では四万湖同様1時間程かかります。バスは出ていますが3駅分しか乗車できず、その後は1時間近く徒歩になるので、おすすめは10分程度で着く車や、小回りが利きサイクリングできる自転車の方が便利です。

やまぐち館と奥四万湖の中間辺りには「小泉の滝」があります。小泉の滝は近づくことはできませんが、「滝見園地」という道沿いの場所から滝を見下ろすことができます。夏には鮮やかな緑、秋には紅葉の木々に囲まれた滝を見ることができ、その姿は幻想的です。

やまぐち館からは徒歩でもバスでも30分程で到着するので、観光地としては立地の良い場所です。駐車場はありませんが道幅があるので、他の車や人の邪魔にならないように利用しましょう。

四万温泉には「摩耶の滝」という、伝説が残る観光地もあります。四万温泉には「摩耶姫伝説」が伝承されており、伝説にちなんだ祭りが開かれたり、摩耶姫のキャラクターが作られたりと、地域全体で守られている伝説があります。

 摩耶の滝は、伝説に登場する摩耶姫と最終的に結ばれた男性が出会った場所として伝えられており、そんな場所を一目見ようと訪れる人が多くいます。摩耶の滝は自然を満喫しながら徒歩で向かいますが、自然のあまりクマが出る可能性もあります。道すがらクマ避けの鐘もあるので、気を付けて進んでください。

四万温泉には「四万の甌穴群」という場所もあります。甌穴という存在は、それがあるだけで長い歴史を表すもので、数万年もの間川の流れによって川底の岩が削られることで、丸い穴ができあがったものを指します。

昔は子どもの遊び場にもなっていたようですが、現在は群馬県指定天然記念物に指定され、四万温泉という括りだけでなく、群馬県が誇る観光地として有名な場所です。

それでは、四万温泉やまぐち館のアクセス情報と駐車場情報をお伝えします。

車でのアクセスは、関越自動車道渋川ICより国道17号線約6㎞約10分、さらに国道353号線約34㎞約50分で到着できます。

公共交通機関でのアクセスは、JR吾妻線中之条駅→バス四万温泉行き山口バス停下車。または、JR東京駅八重州出口→高速バス四万温泉行き山口バス停下車で到着できます。

駐車場は60台完備しています。

レトロな雰囲気が漂う四万温泉の中でも、やまぐち館はタイムスリップしたような感覚も、懐かしさや温かさも味わえる旅館です。一つの町を表した内装や女将やスタッフのおもてなしなど、多くの点で満足できることでしょう。群馬県へ旅行の際は、ぜひやまぐち館をご利用ください。