「米子城跡」の観光の見所は?歴史や御城印&スタンプの貰い方も解説!

米子城跡は、鳥取の人気観光スポットの一つです。今回の記事では、米子城跡の観光の見所や、歴史、御城印などについて紹介していきます。天守の復元計画や石垣の魅力、スタンプラリーの参加方法などについても触れていくので、ぜひチェックしてみてください。

「米子城跡」の観光の見所は?歴史や御城印&スタンプの貰い方も解説!のイメージ

目次

  1. 1「米子城跡」は鳥取県米子市にある城跡!
  2. 2「米子城跡」の歴史と概要
  3. 3「米子城跡」の観光の見所を解説
  4. 4「米子城跡」の御城印&スタンプ情報
  5. 5「米子城跡」のアクセス&駐車場情報
  6. 6「米子城跡」で歴史ある名地を味わおう!

「米子城跡」は鳥取県米子市にある城跡!

米子城跡は鳥取県米子氏にある城跡で、現在では観光名所の一つでもあります。今回の記事では、米子城跡の観光の見所や歴史、御城印などについても紹介していきます。スタンプのもらい方についても紹介していくので、是非参考にして下さい。

現在は湊山公園に!

米子城跡は、内堀から内部は、一部を除いて湊山公園になっています。湊山公園は海が見える公園として観光客だけでなく地元の方にも人気なのだそうで、美しい夕日を楽しめるスポットとしても知られています。また、ソメイヨシノが500本近くあり、絶景の桜の名所としても人気がある様です。

「米子城跡」の歴史と概要

それでは、まずは米子城跡の歴史と、概要について見ていきましょう。天守の復元計画や現在の状況などについても紹介していくので、まずはこちらからチェックしてみてください。

戦国時代末期に築城

米子城は戦国時代末期である天正19年頃に築城されたそうで、建設を始めたのは吉川広家という戦国武将である様です。山陰一の名城として知られている城で、現在では米子城跡に残った石垣の姿からその面影を感じることができます。

江戸時代には米子藩の藩庁に!

吉川広家によって建設がはじめられた米子城は、江戸時代には米子藩の藩庁となりました。藩庁とは藩の役所のことを指す言葉で、現在の県庁や府庁とほぼ同義である様です。また、米子藩は江戸時代の短い間だけ存在した藩である様です。

「久米城」や「湊山金城」とも呼ばれる

米子城は、別名久米城や、湊山金城とも呼ばれています。米子城が「久米城」と呼ばれるようになったのは悲しい伝説が由来となっているので、こちらで紹介します。吉川広家が米子城の天守台を造る際、石垣が何度も崩れてきてしまい、工事がなかなか進まなかったそうです。

石垣の建設をスムーズに進めるために人柱を立てることになったのですが、その人柱として選ばれてしまったのが「お久米」という名前の若い女の人でした。お久米は盆踊りに参加している途中で突然攫われ、埋められて人柱となりました。その後、米子城かで盆踊りはしばらく行われなかった、という内容です。

大小2つの天守があった

米子城には、元々二つの天守があったそうです。当時の城には五重の主天守閣、そして四重の副天守閣とがあり、その二基の天守は幕末までその姿を残していたそうです。明治に発令された廃城令でも取り壊されずその姿を残してきた米子城ですが、なぜ現在の様に天守が無い姿となってしまったのでしょうか。その点については、後の項目で紹介しています。

天守は復元計画もある?

現在は石垣のみで天守閣が残っていない米子城跡ですが、実は天守の復元計画もある様です。天守復元時のイメージCGなども作られており、この復元CGが記載されたパンフレットは、3000部されて地元の商店街などに配布されている様です。

米子城跡の天守復元時のイメージCGによると、米子城の天守が復元された際には、米子港からもその姿を見ることが出来るそうです。天守の姿が無い現在でも人気の観光スポットとなっている米子城跡ですが、店主が復元されることになればより観光スポットとして注目されることになりそうですね。

明治時代に取り壊される

江戸時代後期まで天守閣を2基とも残していた米子城ですが、明治時代に取り壊されてしまいます。廃城令でも取り壊されずに済んでいたのですが、持ち主となった士族が管理しきれず、競売にかけて安値で手放されてしまったそうです。解体された城は風呂屋の薪として使用されたそうで、現在から考えるとなんとも惜しい話ですね。

2006年に国の史跡に指定

米子城跡は、2006年には国の史跡に指定されました。紹介した通り天守などは現在残っていないのですが、石垣や礎石などは城郭の構造を知ることが出来るものとして人気の定番観光スポットにもなっています。頂上からは絶景を望む事が出来ますし、ウォーキングコースとしても人気である様です。

「米子城跡」の観光の見所を解説

ここからは、米子城跡の観光の見所を順番に見ていきましょう。石垣や絶景、春に愉しむことができる桜についても紹介しているので、順番にチェックしていきましょう。

①登り石垣

一つ目の米子城跡の見所は登り石垣です。登り石垣とは山との一体化や港湾防御などの目的で造られるもので、朝鮮出兵の際に朝鮮半島の南岸に建てられた城に多く見られるものだそうです。登り石垣が確認されている日本の城はそれほど多くはなく、こちらの米子城跡で見えるのも希少なものであると言えそうです。

米子城跡の登り石垣は40メートルにわたってみられるのだそうで、朝鮮半島の兵の襲撃に備えたのでは、と考えれられている様です。

②桝形

城の説明で、「桝形」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。桝形とはその名の通り桝の様な形をしていることをそう呼ぶのだそうで、二つの虎口が組み合わさった形になっているものを、桝形虎口と呼ぶのだそうです。また、桝形の虎口に設置された門が、桝形門と呼ばれています。

どうしてこの様な形になったのかというと、敵が門から一気に侵入するのを防ぐためである様です。桝形門から入った敵は次の門を通る前に右折、または左折する必要があり、大勢で一気に攻め込みにくくなります。また、入ってきた敵に一気に攻撃をしやすくなりますし、防御力を高めて、攻撃もしやすくなるという守りに適した造りであった様です。

③本丸

続いて紹介したい米子城跡の見所は、本丸です。現在では米子城跡に天守は残っていませんが、本丸には元々あった2基の天守の天守台が、今も残されています。

石垣も当時の姿で残っていますし、お城ファンの方には見逃せないポイントの一つではないでしょうか。ここまで当時の姿の原型を残している石垣は少ないのだそうで、あまり城に詳しくない方も、天守台から歴史の風を感じてみてはいかがでしょうか。

④360度の大パノラマ

米子城跡を観光する際の見どころと言えば、360度の大パノラマも外すことはできないでしょう。米子城跡からは市街を360度見渡すことができ、絶景ポイントとして知られています。頂上からは遮る物も無いので、眺めの良いスポットを探している方には最適ではないでしょうか。

また、360度風景を楽しめるので、見る方向によって違っ他景色を楽しめるのも魅力です。米子城跡の頂上から北側を見れば米子の市街の様子を一望することができますし、その先に広がる日本海もとても美しいものとなっています。また、西側を見れば美しく広がる中海、東側には、同じく観光スポットとして有名な、名峰である大山を望む事もできます。

方向によって街、海、山、と様々な風景を楽しむ事が出来るので、鳥取観光の際には、ぜひ立ち寄りたいスポットの一つと言えるでしょう。

⑤春の桜

米子城跡は、桜の名所としても有名です。米子城跡のには約450本ほどの桜の木が植えられており、桜のシーズンになると多くの観光客、花見客の姿でにぎわいます。例年の見頃の時期は3月下旬~4月上旬辺りとなっているので、桜を楽しみたい方は開花情報などもチェックしつつ、このあたりの時期に訪れてみてはいかがでしょうか。

なお、2020年度には開花予想が3月23日、満開予想日が3月31日となっていた様です。米子城跡の桜は全てソメイヨシノとなっているそうで、450本ものソメイヨシノが一気に咲き誇る姿は、とても見ごたえがあるものとなっています。中海沿いにある散歩道には桜並木が出来るので、こちらも是非チェックしておきたいですね。

また、桜のシーズンになると、米子城跡の桜は雰囲気のあるぼんぼりが100本ほど設置されるのだそうで、夜桜見物を楽しむ事ができるのも魅力です。夜の桜も昼の姿とはまた違った雰囲気を楽しめて、とても美しいものとなっています。昼だけでなく、夜の桜も愉しんでみてはいかがでしょうか。

「米子城跡」の御城印&スタンプ情報

続いて、米子城跡の御城印と、スタンプ情報についても紹介します。観光スポットとしても人気の米子城跡に行った際は、ぜひ御城印、そして来城記念にスタンプを押して帰りましょう。スタンプラリーへの参加方法や、御城印の買い方などを順番に紹介するのでこちらもチェックしてみてください。

2017年に続日本100名城に選定

米子城跡は、2017年には「続日本100名城」に選定されました。日本100名城は日本城郭協会が財団法人になって40周年を記念して選定されたものなのですが、50周年記念として選定されたのがこちらの「続日本100名城」です。日本100名城と同じ基準で選定され、鳥取県からは若桜鬼ケ城と併せて2城が選定されています。

なお、続日本100名城は優れた文化財・史跡であること、著名な歴史の舞台であること、時代・地域の代表であることの3つが選定基準となっているので、米子城跡がこういったポイントを満たした城である事も分かります。日本100名城と併せて、続日本100名城の米子城跡も是非チェックしておきたい城となっています。

スタンプラリーに参加できる!

続日本100名城では、スタンプラリーが行われています。城巡りが好きな方にはもちろんですが、スタンプラリーが好きという方も、来場して城の魅力を感じてみてはいかがでしょうか。スタンプラリーに参加するには、少し準備が必要です。参加するためにはまずスタンプ帳が必要になるので、まず、取り扱いのある書店などで公式スタンプ帳を入手しましょう。

続日本100名城のスタンプ帳は、続日本100名城公式ガイドブックに付いていて、値段は1600円となります。米子市役所では販売していないので、スタンプラリーに参加したい方は、あらかじめ入手しておきましょう。

その後は、実際にスタンプが欲しい城へ向かうだけです。No.169の米子城のスタンプ設置場所は天守台東屋だったのですが、現在では米子私立山陰歴史館のみの設置となっています。100名城全てのスタンプを集めるのはなかなか至難の業ですが、すべて集めると登城完了認定印をもらう事ができますよ。

御城印も販売!

米子城跡では、御城印も販売されています。御城印とは城の名前や城に関係のある家紋や花押などが記された半紙のことで、お城版の御朱印の様なものと言えるでしょう。城に足を運ばないともらえない物ですし、旅の良い記念になりますよ。

販売場所と料金

米子城跡の御城印の販売場所は、山陰歴史館、そして米子まちなか観光案内所となっています。「米子城フェスタ」などイベントでも販売されることがある様なので、イベント情報もチェックしてみてください。

遠方でなかなか行くことができない、という方も多いかと思いますが、通信販売には対応していないので、御城印が欲しい方は来訪の上、入手しましょう。また、値段は税込み300円となっています。

「米子城跡」のアクセス&駐車場情報

最後に、米子城跡へのアクセス方法や、駐車場情報などについても紹介していきます。基本情報についても併せて紹介していくので、参考にして下さい。

アクセス情報

米子城跡へは、JRからアクセスするのがおすすめです。最寄り駅からJR米子駅まで電車で来た後は車で5分、そして徒歩なら20分ほどとなっています。

徒歩でもそれほど遠くは無いので、旅行で米子に来たという方なら、のんびり散策しながら米子城跡に向かうのも良いでしょう。徒歩で向かう場合には、事前にルートをチェックしておくとスムーズにアクセス出来るでしょう。

駐車場は?

米子城跡では駐車場もあるので、車でのアクセスの際も安心して利用出来ます。収容台数は100台と多いですし、利用料が無料となっている点も嬉しい点です。営業時間は季節によって異なっており、4~10月なら9:00~19:00、11~3月なら9:00~17:00となっているのでチェックしておきましょう。

「米子城跡」の基本情報

住所 〒683-0824 鳥取県米子市久米町
電話番号 0859-23-5436
アクセス JR米子駅から車で5分
JR米子駅から徒歩20分
駐車場 100台有り
URL 米子観光協会

「米子城跡」で歴史ある名地を味わおう!

今回の記事では、米子城跡の歴史についてや、魅力、特徴などについて紹介しました。米子城跡は国の史跡にも指定されている人気のスポットで、本丸や桝形、そして季節によっては桜などの見所があります。現在は天守はありませんが、天守は復元計画もある様です。

そして、米子城跡は続日本100名城にも選定されており、続日本100名城の100城をめぐるスタンプラリーにも参加することができます。なかなか全ての箇所を周るのは難しいですが、米子城跡への観光を機に、スタンプ、名城めぐりに参加されてみてはいかがでしょうか。人気の絶景スポットでもある米子城跡で、歴史を感じてみましょう。

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この記事のライター
あまみや
グルメ関連の記事を中心に執筆しています。 お店選びの参考になる様な記事であれば幸いです。

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