自然豊かな徳島には、「ヤバい」と評判の心霊スポットがあります。全国には様々な心霊スポットがありますが、徳島は怖い体験が出来るスポットが多いです。

今回は特に怖いとされる心霊スポットを18箇所に絞ってランキング形式で紹介していきます。地元の方なら誰でも知っている有名なスポットから、知る人ぞ知るスポットまで様々です。徳島の心霊スポットを知りたい方は、参考にしてみてください。

心霊スポットとして有名なのは、ホテルや病院、学校が廃墟となった場所でしょう。徳島での心霊スポットも廃墟が多くランクインしています。今回は心霊スポットを解説していくとともに、実際にあったた怖い体験談も紹介していくので、必見です。

それでは、徳島県の心霊スポットを紹介していきます。まず紹介するのは、ランキング第18位から第7位までです。ランクインした心霊スポットは、古くから心霊体験が伝わる場所や廃墟など、どれも怖い体験が出来るスポットばかりです。

第18位は、三好市池田町にある「曼陀トンネル」です。徳島県と香川県を結ぶ曼陀トンネルは、1963年に開通し、当初は有料道路として使用されていました。なお、現在は無料で曼陀トンネル通行可能です。

歴史を感じさせる曼陀トンネルは、暗く怖い雰囲気を感じさせます。そして心霊スポットとしても有名で、ここでは「夜に女性の幽霊を見た」「トンネル内を女性の幽霊が歩いていた」など女性の幽霊に関する心霊体験が相次いでいるのが特徴です。

第17位は徳島市大原町にある「大神子海岸」です。周囲には公園やテニスコート、ホテルなどがあり、海からの景色が良いことから観光スポットとしても人気があります。

一方で大神子海岸は、心霊体験談が相次いでいるスポットです。「大神子海岸で泳いでいたら、いきなり足を引っ張られた」「写真を撮影したら幽霊が写った」などがあります。2015年はこの場所で女性の水難事故死。2016年には女性の自殺がありました。特に水難事故が発生しやすいことから、大神子海岸では現在遊泳禁止となっています。

第16位は、美馬郡つるぎ町にある「犬の墓」です。犬の墓は、遥か昔から語り継がれている昔ばなしが関係しています。

かつてこの地で暮らしていた高清左右衛門には、ペットの犬がいました。ある日を境に犬は狂ったように吠え続けます。あまりにも吠え続けているため、高清左右衛門は犬の首を切り落とし殺害。すると犬の首は飛んでいき、大きな蛇に噛み付きました。実は高清左右衛門を狙っていた蛇。主の危険を察知して犬は叫び続けていたのです。

犬を殺してしまった後に、その事実に気づいた高清左右衛門は、とても悔やみ「犬の墓」を建てたと言われています。

第15位は、美馬郡つるぎ町の「剣山の第六ヘアピンカーブ」です。日本100名山として有名な剣山の近くには有名な心霊スポットがあります。それは剣山の麓にあるロープウェイへ行く途中にあるヘアピンカーブ
です。

剣山までは7つのヘアピンカーブがあり、いずれも急カーブで事故が起こりやすくなっています。その中でも特に6番目にあるヘアピンカーブは、他に比べて車による事故が極端に多いスポットです。

事故を起こした人は「幽霊を見た」「幽霊に引っ張られた」と目撃談が多くあります。そのため、剣山の第六ヘアピンカーブを訪れる際はくれぐれも事故に注意してください。

第14位は、勝浦郡上勝町にある「正木ダム」です。1978年に完成した正木ダムは、山間の自然豊かな場所にあります。

山深い場所にあるためなのか正木ダムでは、度々不思議なことが起こっていると評判です。特に夜になると、正木ダムから謎の金属音が響き渡ると言われています。また正木ダムに行くための道路は、交通事故が起きやすいスポットです。

第13位は、美馬郡つるぎ町にある「土釜の滝」です。滝つぼの形がまるで「釜」ようであることから、「土窯」と名付けられました。徳島県の観光協会が選定した「とくしま88景」に選ばれるほど、絶景の眺めが楽しめるスポットです。

観光スポットとして有名な一方で、土釜の滝は自殺者が多い場所です。そのため、土釜の滝で写真を撮影すると人ならざるものが写ると言われています。なお土窯の滝は、足場が良くない箇所があるため注意してください。特に夜は足を滑らせるなど、危険が伴います。

第12位は、徳島県海部郡牟岐町の「母子の墓」です。かつて、この地で住んでいた家族は、村人たちによって冷遇されていました。ある日妻が夫の頭にクワを振りかざして殺害。そして自身は「100年人が住めないようにしてやる」と呪いの言葉を吐き、子供と共に川へ身を投げたと言われています。

そして、女性が亡くなってしばらくした後、山が大崩落し多数の村人が亡くなりました。女性の呪いだと考えた村人は、母子の墓を建て弔ったと言われています。

これは実際に起きた話です。1892年の7月25日に連日の豪雨によって保瀬山が決壊し、死者47人と甚大な被害となりました。今もなお呪いは続き、付近では「人魂が出る」と心霊の噂があります。

第11位は、徳島県阿南市にある「旧東山トンネル」です。一方通行となっているトンネルで、旧東山トンネルの南側には新東山トンネルが走っています。あまり長くはないトンネルですが、出口に差し掛かると手掘りとなります。そのため怖い雰囲気を感じ、心霊スポットとして有名です。

旧東山トンネルでは、「夜に通ると、後部座席に見知らぬ女性の幽霊が乗っている」「女性の幽霊がトンネル内にいる」など、女性にまつわる心霊体験談があります。

第10位は、小松島市にある「桂林寺 無縁聖霊墓地」です。歴史ある桂林寺の一角には、無数の無縁仏があります。これは戦争などで亡くなった身元不明の無縁仏と言われていて、大量の墓石がピラミッドのように並んでいるのが特徴です。

とても墓ということもありとても怖い雰囲気が感じられ、興味本位でここを訪れた人は「もう二度と行きたくない」「行くな」と押し黙ってしまうそうです。またここでは、足音が聞こえてくるという体験談もあります。

第9位は、海部郡美波町にある「お水荘ヘルスピア」です。由岐大西線沿いにある「お水荘ヘルスピア」は、かつてホテルやレストランがある複合プールとして人気でした。南四国で1番大きく、プールやスライダーなど17種類があったものの業績が悪化。2002年に閉鎖となりました。

現在は廃墟となっている「お水荘ヘルスピア」ですが、心霊スポットとしての噂が絶えません。また営業中から、「泳いでいると足を引っ張られた」「誰かに見られている気配がする」など心霊体験談がありました。廃墟となっていることや、現在は太陽光発電所となっていることから、立ち入ることが出来ません。

第8位は、徳島市一宮町にある「旧一宮火葬場」です。戦後間もないころまで使用されていた旧一宮火葬場は、現在は違う施設になっています。

ここでは、「鈴の音を鳴らしながら訪れると幽霊が出やすい」や「行方不明になる」「白い服を着た女性の幽霊がでる」といった心霊体験談があります。あまりにも怪異が続くため、地元の方でもあまり近寄らないスポットです。

第7位は、名西郡石井町にある「吉野川第十堰」です。吉野川第十堰は、1672年の江戸時代に造られた堰で、観光スポットにもなっています。

ただし吉野川第十堰では、遥か昔から「上流で溺れた人が流れ着く場所」として有名です。そのため心霊体験談も多く、この近くに住む住民は子供に対し「水死体がある可能性もあるから近寄らないように」と言っていた話もあります。

昼間はとても見通しが良いスポットですが、夜になると一変し、空気が重たくなるスポットです。夜には決して近づかないようにしましょう。

引き続き、徳島の心霊スポットランキング第6位から第4位までみていきましょう。ランクインした場所は、公園やトンネル、廃墟の学校など定番の心霊スポットばかりです。どのスポットも怖い場所ばかりなので、訪れる場合は注意してください。

第6位は、徳島県徳島市にある「西部公園」です。桜とツツジがきれいな西部公園は、「日本さくらの名所100選」に選定されています。

ここでは、「軍人の幽霊」が出ると評判です。元々西部公園は、徳島陸軍の墓地として戦没者を弔っていました。1958年に公園として整備されたものの、墓地だったことから夜はひっそりとしていて心霊体験が途切れません。体験談の中には「軍人が歩くような足音がした」「人影が通るのを見た」と言った怖い話があります。

第5位は、徳島県海部郡美波町の「日和佐トンネル」です。国道55線沿いにある日和佐トンネルは、1970年に開通し、以降多くの人が使用しています。

日和佐トンネルは、特に入り口にある電話ボックスでの怖い体験談が多くあります。電話ボックスは山河内駅側のトンネルすぐそばにあり、電話ボックスの他には2つのベンチがあります。「夜に人魂を見た」「電話から着信音が鳴っていたので受話器を取った男のうめき声が聞こえた」など多種多様な噂がありました。

また実際にこの場所で車の事故が起こっているのを目撃した方もいます。夜は特に危険を伴いますので、注意してください。

第4位は、徳島市昭和町の「城南工業高校跡地」です。元々は城南工業高校として校舎やグラウンドなどがありましたが、城南工業高校が2km離れた場所に移転したことによって廃墟となりました。

「この場所は処刑場だった」と言った噂があるためなのか、「幽霊を見た」と心霊体験が多く聞かれます。
また廃墟の学校と言うのが不気味な怖い雰囲気を出していることも関係しているのかもしれません。なお2014年頃まで廃墟でしたが、現在は全て解体し更地となっています。

徳島の心霊スポットランキング、いよいよトップ3です。トップ3にランクインした心霊スポットは、有名な場所ばかりです。どのスポットも恐怖体験できること間違いなしでしょう。

第3位は、名西郡神山町と石井町の間にある「旧童学寺トンネル」です。旧童学寺トンネルの近くには、2001年に開通した新童学寺トンネルがあります。

1913年に施工された旧童学寺トンネルは2004年まで通ることが出来ましたが、閉鎖。現在はコンクリートで埋め立てられて通行不可能となっています。また旧童学寺トンネルまで行く道も閉鎖され、車で近づくことはできません。

旧童学寺トンネルは、徳島でも有名な心霊スポットです。現在は中に入ることが出来ませんが、年季が入った素掘りのトンネルで怖い雰囲気は抜群でした。

そして「トンネル内で自殺した首吊り男性の幽霊が出る」と言った噂があります。またコンクリートで封鎖された後も、「コンクリートを触ったら幽霊に引きずり込まれそうになった」や「血だらけの男の幽霊を見た」など噂が絶えないスポットです。

第2位は、徳島県鳴門市と香川県東かがわ市の境にある「大坂峠」です。細い道をぐねぐねと続く大坂峠は、事故や事件が多発しているスポットです。

ここでは、夜になると「首なしライダー」や「女性が立っている幽霊」など怪奇現象が多発しています。また事故も多く発生しているためなのか、峠近くには無縁仏もあります。実際、2007年には死体遺棄事件も発生していて、とても怖いスポットです。

特に道幅が狭く、ガードレールが設置されていない箇所もあるため危険が伴います。特に夜は明かりもないため、肝試しをする際は事故に気を付けましょう。

栄えある第1位は、徳島県鳴門市の「ホテルニュー鳴門」です。鳴門スカイライン上にあるホテルニュー鳴門は、海沿いの景色が良いスポットにあります。かつてホテルとして多くの観光客を受け入れていましたが、営業不振に陥り1990年頃に閉業。現在は廃墟となっています。

ホテルニュー鳴門が営業していた頃は、ホテル業の他にドライブインやお土産物屋としても営んでいました。そのため建物は5階建てで、道路から入ることが出来た部分は最上階の5階となっています。
 

ホテルニュー鳴門で写真を撮影すると「必ず心霊写真が撮れる」と言われています。またホテル内では「女性の幽霊が出る」と評判です。

またホテルニュー鳴門を含め、周辺は廃墟となった公衆トイレや廃屋などがあります。かなり年月が経った廃墟のため中に入ることはできませんし、崩落の危険性がある場所です。訪れる場合は、廃墟内に立ち入らないようにしましょう。

徳島県にある怖い心霊スポットを紹介してきました。徳島県には病院の心霊スポットはないものの、ホテルや廃墟、トンネルなど様々な幽霊が出ると評判の場所がありました。どの心霊スポットも恐ろしい体験談が多く聞かれます。そのため興味本位で肝試しをする際は注意してください。特に夜は恐怖体験が倍増するので、細心の注意を払いましょう。