「赤間神宮」は平家の怨念が根付く心霊スポット?怪談"耳なし芳一"の舞台!

山口県下関市にある「赤間神宮」は、平安時代後期に海で亡くなられた安徳天皇を祀る神社で、平家一門のお墓や耳なし芳一の像などもあり、心霊スポットとしても有名です。赤間神宮と平家の関わり、心霊現象などをまとめてみました。パワースポット赤間神宮をご紹介します。

「赤間神宮」は平家の怨念が根付く心霊スポット?怪談"耳なし芳一"の舞台!のイメージ

目次

  1. 1「赤間神宮」は平家との関係が深い場所
  2. 2「赤間神宮」の歴史と特徴について
  3. 3「赤間神宮」で噂の心霊現象や怖い噂
  4. 4「赤間神宮」のアクセス&駐車場情報
  5. 5「赤間神宮」で平家に思いを馳せよう

「赤間神宮」は平家との関係が深い場所

赤間神宮は壇ノ浦の戦いと深い関係があることは有名です。平家と源氏が戦った最後の合戦地が関門海峡にある壇ノ浦です。ここで栄華を誇って来た平家が滅亡します。この戦いで忘れてはならないのが、死を決意した平時子(二位尼)が当時8歳であった安徳天皇を連れて入水を遂げられたことです

建久2年(1191年)、後鳥羽天皇の命により御影堂が建立され、赤間神宮(当初は阿弥陀寺と称した)は幼な子安徳天皇を祀った勅願寺だったのです。しかし、明治維新後の神仏分離令により阿弥陀寺を廃され、天皇社を設立、赤間神宮となり現在に至ります。

下関で有名なパワースポット!

下関市にある赤間神宮は寺院が神社に変わった経緯があるからでしょうか、独特な雰囲気がある神社のようです。また、ご覧のように建物が竜宮城のような佇まいであることなども海と関連のある大きなパワーを感じさせるパワースポットと言えます。

実際に、赤間神宮のご利益は水と子供に関係するものが多く、家内安全・水難事守護・漁業繁栄などにご利益があると昔から信じられています。

また、赤間神宮は平家に関連した心霊スポットとしても注目されています。心霊体験をした人もいるそうです。

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「赤間神宮」の歴史と特徴について

天皇家と姻戚関係を強く望んだ平清盛は、娘、徳子(建礼門院)を高倉天皇に嫁がせ、1178年安徳天皇が誕生します。しかし、栄華を誇った平家は源平合戦で平氏が源氏に敗戦を重ねると、徳子は娘安徳天皇を連れ平家一門と一緒に都落ちすることになります。

そして、平家と源氏の最後の合戦、壇ノ浦で平家の敗北が決定的になると、璽と宝剣を身につけた安徳天皇の祖母二位尼(平清盛の妻)が安徳天皇を抱き抱え入水して最後を遂げます。二位尼は入水する前に、安徳天皇に「今ぞしる みもすそ川の おんながれ 波の下にも 都ありとは」という歌を詠みました。

「海の中にも都はある」という意味で、赤間神宮が竜宮城みたいな佇まいなのもこの歌が影響しているのではないかと言われています。

身投げした「安徳天皇」を祀る

赤間神宮は後鳥羽天皇の命により、建久2年(1191年)に壇ノ浦を望むこの地に安徳天皇の霊を慰めるお寺「阿弥陀寺」として建立されました。その後、明治維新の神仏分離令で、天皇社を設立して赤間神宮に変わるまで「阿弥陀寺」として親しまれて来ました。

平家が「壇ノ浦の戦い」で滅亡

関門海峡にある壇ノ浦が最後の合戦地になるのですが、最初は平家が戦を有利に進めていました。しかし、関門海峡は潮の流れが早く、一日に何度か流れが変わることもあります源氏はそれを熟知していたため後半になり劣勢を挽回し、平家を滅ぼしました。

赤間神宮では無念のまま滅んで行った平家の思いが心霊となって現れているのではないかと言われている心霊スポットでもあります。

元は「阿弥陀寺」

「阿弥陀寺」は壇ノ浦に入水した安徳天皇が葬られ、その菩提を弔う御影堂が建立された寺です。赤間神宮には1185年(元暦2年)3月24日に崩御された安徳天皇阿弥陀寺陵(あんとくてんのうあみだじのみささぎ)が建立され、1889年(明治22年)に陵墓として認められました。

神仏分離令により「赤間神宮」となる

「阿弥陀寺」は明治維新後の神仏分離令によりお寺は廃止され、天皇社に改名され、その後、1940年に現在の赤間神宮に改称されました。

怪談「耳なし芳一」の舞台に!

琵琶法師「耳なし芳一」と言えば誰もが聞いたことがある名前でしょう。安徳天皇や平家一門を祀った阿弥陀寺を舞台とした怪談話の一つで、小泉八雲の「怪談」にも取り上げられ、広く知られることになりました。

全盲の琵琶の名人芳一が語る平家物語はあまりに見事だったため平家の亡霊が壇ノ浦の合戦場面では琵琶の音と語りに涙を流しました。実は芳一が琵琶を弾いていたのは平家一門のお墓の前だったのです。芳一を連れ出したのは平家の心霊たちでした。

この話に登場する平家一門のお墓が赤間神宮に現在もある「七盛塚」だと言われています。7基ずつ2列に計14基の墓が並ぶお墓です。また、赤間神宮の境内には「芳一堂」が建立されています。お堂には木彫りの芳一像が祀られています。この辺りで心霊現象が起こると言われています。

竜宮城のような「水天門」が特徴

赤間神宮と言えば竜宮城のような「水天門」が特徴ですが、二位尼は幼な子安徳天皇を抱き抱え入水する時に、海の中にも都があると歌を詠ったことから、安徳天皇を慰めるため竜宮城に見立てて作られたと言われています。

海上から見ても見事な朱色の門はまさに竜宮城を思わせる佇まいですが、残念ながら第二次世界大戦で以前の社殿は消失し、1965年に新社殿が竣工され現在の水天門が建立されました水天門は年間を通じて日没から22時までライトアップされています。

平家一門の墓が建つ!

壇ノ浦の戦いで亡くなった平家一門の武将を祀るために「七盛塚」と呼ばれるお墓が建てられました。この「七盛塚」は壇ノ浦の合戦から400年もたった1600年頃に建てられたと言われます。平家が滅亡して関門海峡では海難事故が多発していて、平家の怨念ではないかと噂されました。

そのため散逸していた墓標を集めて供養するために「七盛塚」建てられたと言われています。7基ずつ2列に計14基、「盛」の付く名前が多いことから「七盛塚」と呼ばれています。今もこのお墓では心霊現象が起こると言われ、霊感が強い人は近寄らないそうです。

「赤間神宮」で噂の心霊現象や怖い噂

赤間神宮は壇ノ浦で滅んだ平家一門のお墓と耳なし芳一の舞台になった場所でもあります。ご利益もあると言われるパワースポット赤間神宮ですが、今でも平家の怨念が残っていて怖い心霊現象を見たり、心霊体験をするなどただならぬ雰囲気を醸し出しているスポットです。

平家の魂がさまようといわれている

平家の怨念が今も残っていて、芳一の木像を安置しているお堂の横に平家一門の墓がありますがここでは写真撮影をしない方がいいと言われています。写真に心霊が映り込んでいたという話もあります。平家の魂がさまよい心霊現象となって何かを訴えているのかもしれません。

赤間神宮は元は阿弥陀寺というお寺です。怖い思いをしたくなかったら、やたらあちこち撮影するのはやめておく方がいいでしょう。心霊の気を損ねないように静かに参拝しましょう。

霊感が強い人には冷気を感じる!

赤間神宮は幼くして亡くなった安徳天皇、平家一門、耳なし芳一など因縁のある人たちが祀られています。そのためここはかなり強いパワースポットで浄化する力も強いと言われています。人によっては霊感が強すぎてマイナスのパワーを受けてしまうこともあるようです。また、心霊現象を見たりする人もいるようです。

急に寒気を感じたり、変な音を聞いたり怖い目にあった人がいると言われています。霊感が人より強い方は、近寄らない方がいいかもしれません。ただし、何か心霊現象で困っている方は祈祷を受けたり、相談をされてはいかがでしょうか。

「芳一堂」の耳なし芳一がリアルで怖い

平家一門が祀られている赤間神宮が、まだ阿弥陀寺と呼ばれていたころ、お寺に芳一という全盲のお坊さんがいたという話から始まる「耳なし芳一」の話ですが、赤間神宮には「芳一堂」があります。子供にはそのお顔が不気味で怖いと思えるかもしれません。

まるで生きているかのような雰囲気さえしてきます。「耳なし芳一」の後日談は、耳を引きちぎられましたがその後は平家の亡霊に取り憑かれることもなく、琵琶の名手として何不自由なく暮らしたそうです。赤間神宮では毎年7月15日に夜に芳一を弔う「耳なし芳一まつり」が行われています。

「平家物語」が流れて怖さが増す!

耳なし芳一の像がリアル過ぎて怖いと感じる人もいるようですが、さらに拍車をかけているのが芳一堂から流れて来る平家物語です。これを聴いていると余計に怖いと感じたり、寒気がする人もいるとか言われています。心霊写真を撮った人もいるそうです。写真もあまり無理に撮るのはやめた方がいいかもしれません。

夜は通らないほうが良い?

関門海峡を目の前にして建つ赤間神宮はパワースポットとしてご利益もあることから多くの観光客が訪れています。しかし、中には霊感が強い人やなんとなく違和感を感じる人もいるようです。平家の怨念がどうしても結びついてしまうからそう感じる可能性もあるでしょう。

ただ、もともと強力なパワースポットでもあるので、万が一体調を崩すようなことがあれば近寄らない方がいいでしょう。特に夜は心霊たちが集まりやすいとも言われます。しかも海を目の前にしているわけですからなおさらです。訪れるなら明るいうちにお参りをしましょう。

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「赤間神宮」のアクセス&駐車場情報

赤間神宮は普通の神社と全く異な李、心霊的なスポットでもあるような雰囲気さえするただならぬ気がある宗教施設です。この赤間神宮へのアクセス方法と駐車場の情報を解説しておきます。

アクセス情報

JR下関駅からバスを利用する場合は、長府・小月方面行きサンデンバス(1番乗り場)乗車約10分で「赤間神宮前」で下車して徒歩すぐです。新幹線でJR新下関駅下車したら、新下関駅サンデンバス1番乗り場にて乗車(下関駅方面)行きに乗車、「赤間神宮前」バス停下車(約30分)ほどかかります。

門司港から渡船を利用する場合は、JR門司港近くにある門司港桟橋から関門汽船で約5分で唐戸桟橋に到着、その後徒歩およそ10分で赤間神宮(片道大人400円、子ども200円)です。車を利用する方は中国道下関ICから約13分です。

駐車場は?

国道を挟んで赤間神宮の正面、国道9号線沿いに無料の駐車場があります。こちらは普通車で50台近く停められます。イベント開催時は駐車場が混雑するので唐戸市場、カモンワーフ、海響館などの観光スポットの駐車場や、市営駐車場をご利用して下さい。一部有料もあります。

「赤間神宮」の基本情報

名称 赤間神宮
住所 山口県下関市阿弥陀寺町4-1 
電話番号 083-231-4138
社務所・宝物館 9:00~17:00
料金 100円
URL 公式サイト

「赤間神宮」で平家に思いを馳せよう

赤間神宮のパワーはいかがでしたか?悲しい歴史がある赤間神宮には心霊スポットという噂もありますが、壇ノ浦の戦い、耳なし芳一、平家一門のお墓など史実を知ると実際に行きたくなります。この地で滅びた平家に思いを馳せながら参拝しましょう。そうすれば良い運気が舞い込んで来るかもしれません。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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