秋田にある玉川温泉の日帰り温泉を特集!療養目的の温泉施設とは?

秋田県にある玉川温泉は、自然豊かな景観を楽しめる温泉で、4月中旬から11月下旬にかけて期間限定で営業しています。玉川温泉には日帰り温泉もあり、多くの観光客が浴治の療養目的で訪れています。秋田県・玉川温泉の日帰り温泉についてご紹介していきます。

秋田にある玉川温泉の日帰り温泉を特集!療養目的の温泉施設とは?のイメージ

目次

  1. 1大自然の中で玉川温泉の日帰り温泉を楽しもう!
  2. 2玉川温泉の日帰り温泉について
  3. 3玉川温泉の日帰り温泉施設
  4. 4玉川温泉の日帰り温泉の館内施設
  5. 5姉妹宿・新玉川温泉の日帰り温泉について
  6. 6玉川温泉の日帰り温泉で身体を癒そう!

大自然の中で玉川温泉の日帰り温泉を楽しもう!

温泉といえば体を癒す場所ですが、秋田の広大な自然の中にある玉川温泉では、その美しい景色と澄んだ空気に心も癒されることでしょう。

宿泊可能な温泉施設ですが、日帰り利用でも十分満喫できる場所なので、今回は玉川温泉の魅力をたっぷりと紹介します。温泉だけでなく、秋田の個性を存分に味わえる施設です。玉川温泉へ旅行に行く際は、ぜひ参考にしてください。

秋田の玉川温泉は療養・静養を目的とした温泉

秋田県の東部、岩手県との県境近くに位置する玉川温泉は、療養と静養を目的としている温泉とされています。始まりは1680年頃、傷を負った鹿が温泉で傷を癒している姿を見たことで、その姿からかつては「鹿湯」や「鹿の湯」などと呼ばれていました。

そういった話からも分かるように、玉川温泉は効能や効果が期待できる泉質として、県内外問わず愛されています。湯治場になるまでは猟をするマタギや採掘所で働く工夫が利用していました。

第二次世界大戦後には国道ができ、それに伴ってバスの運行も始まりました。それまでは山の中にあるので不便でしたが、日帰り旅行もできるほど交通が整ったことで来客が徐々に増え、注目度も高まりました。1959年には、秋田県と岩手県に跨る八幡平にある温泉郷の一部として、厚生省から国民保養温泉地の指定を賜りました。

この温泉は年中無休ではなく、毎年4月から11月頃まで運営をしている温泉施設です。冬季は休業していて、11月の閉館時には次回の営業再開日を提示してくれます。再開日はその都度違うので、来館前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。

日本一の湧出量と日本一の強酸性の温泉

玉川温泉は秋田焼山という活火山の麓にあり、日本一強酸性泉が湧き出る地域です。濃度はpH1.05で毎分9000Lもの源泉が湧き出ており、いずれも日本一を誇ります。さらに温度も98度という高熱で、日本一熱いと言われる小浜温泉の105度と比べてもあまり差はありません。

強酸性の泉質は世界的にも珍しいですが、セメントや鉄を溶かす有害なものであり、先人達が除毒の工事や研究を繰り返すことで、浴治・湯治場として愛される温泉となりました。玉川温泉にはラジウムも含まれており、微量のため体に害を与える事はなく、むしろ人が持つ自然治癒力を促して元気な体づくりの手伝いをしてくれます。

ただし、やはり注意点も出てきます。名前通り強い酸性のため、長湯はしないようにした方が良いです。特に子供の場合、皮膚が薄いので痒みや痛みなどが出てくる可能性があります。また、目も皮膚のような防御力が無いので、入らないように気をつけてください。ゆっくりと治していく、というイメージを持つと良いでしょう。

注意さえ守れば効能への期待は大きく、現在では『湯治のふるさと』をコンセプトとして、湯治や浴治を目的とした長期の滞在者に安心して玉川温泉をゆっくりと利用できる環境を目指し、日々多くの人をもてなしています。

玉川温泉は外で岩盤浴ができることも大きな特徴の一つです。これは天然岩盤浴とも言われ、そこら中に熱を持つ岩場があるので、ゴザを敷いて寝転べば青空の下で岩盤浴を楽しむことができます。日焼けが嫌だけど天然岩盤浴がしてみたい人は、テント小屋もあるので利用してください。

但し、天然岩盤浴は特別な気分を味わえる分、気をつけることも多いです。低温火傷や、活火山の麓のため火山性ガスが噴出することもあります。低温火傷に関しては、1日2回以内で1回30分から40分を目安にすることが最善のようです。調整が不可能な天然だからこその良さと、危ない点を弁えて挑戦してください。

ちなみに、秋田焼山は登山可能な火山です。有害な毒が検出されると通行止めになりますが、もし興味がある人はタイミングを見て挑戦してみてください。

侘しい風景の頂上と、頂上から見る大自然の景観は温度差が激しく、古参の登山家からは「天国と地獄を一度に見るようだ」と言われた景色です。登山をしてから玉川温泉に浸かるのも乙な楽しみ方ではないでしょうか。

玉川温泉と新玉川温泉は姉妹宿

玉川温泉の南西方向には、姉妹宿の『新玉川温泉』があります。浴治を目的とした温泉施設なので、要所に手すりを配置していたり、床の段差に極力配慮した構造となっており、体が不自由な人も年配の人も安心して利用できるようになっています。

玉川温泉と新玉川温泉間は車や公共交通機関でも行き来できますが、山の中の舗装された道を通ると15分程度で着くことができるので、浴治目的ではない人は温泉を梯子して楽しむこともできます。そんな新玉川温泉についても、記事の後半に紹介するので参考にしてください。

『秋田の玉川温泉』の基本情報

玉川温泉は入浴を楽しむ以外にも、散策でも玉川温泉を満喫できるように歩道が整備されています。散策のルート沿いには、いくつもの源泉の噴出口があり、大地が生きている姿を目の当たりにできるので、ぜひそちらも体験してみてください。

施設名 秋田の玉川温泉
住所 秋田県仙北市田沢湖玉川渋黒沢
アクセス JR田沢湖駅前から路線バスで約70分
営業時間 チェックイン15:00 (最終チェックイン:18:00)
チェックアウト10:00
駐車場 宿から5分ほど離れた場所にあり
URL 公式サイト

玉川温泉の日帰り温泉について

玉川温泉は中期から長期の浴治や湯治に向いていますが、日帰りとしても利用ができます。観光ついでや、少しでも心身を癒したい人にもおすすめな点を紹介していきます。

①温泉の効能・効果

玉川温泉は、浴治と飲泉と蒸気吸入の3つの方法から効能や効果が期待できます。何が向いているかや期間については個人差があり、入浴して治すというよりは、入浴することで温泉の力を借りて自己治癒力や免疫力を高めることに期待ができるので、様々な方法を試してみてください。

浴治

浴治とは、入浴して治癒していくことを指し、一般的には湯治と言われます。玉川温泉で浴治をすることで得られる効能と効果は多く、神経系・血圧や循環器の疾患や、赤血球や白血球増加の促進、免疫力や抗菌力を上げる働きや、疲労回復・若返りなど、他にもたくさんの効果が期待できます。

特に玉川温泉や新玉川温泉では、源泉そのままでの入浴や半分に薄めての入浴、寝湯や気泡湯など、効果がそれぞれ違う浴槽に入浴できます。湯治場としてこだわりを持ち、多くの人の手助けができるよう工夫が凝らされているので、自身にあった入浴方法を探ってみてください。

但し、多くの効果をもたらす浴治ですが、その効果と効能は全てが直ぐに右肩上がりになるというわけではなく、一時的に悪化した後に効果が見られるということもあります。

これは、ワクチンを打った際に高熱が出るのと同じように、効果をもたらすために副作用のようなことが起きている状態なので、徐々に良好な状態にするという気持ちで浴治を行ってください。前述した通り、長湯や過剰な入浴回数は逆効果になります。普段の生活で利用する程度の浴治を心がけるようにしてください。

飲泉

玉川温泉は飲泉も可能で、浴治とは違った効果が見込めます。飲む事で体内を中心的に癒すことができ、主に器官や胃などの臓器の病状に力を発揮し、さらに温かい状態と冷たい状態で飲むのとは効果が違ってくるので、病状に合わせた飲泉をしてください。

また、源泉のままでは絶対に飲まないようにしてください。源泉と水の割合は1:9まで薄めても酸っぱさを感じるほどで、濃い状態だと長湯と同じように逆効果となります。吐き気に襲われたり胃炎になることもあるので、飲用方法をしっかりと確認してから飲むようにしてください。

温かいものを飲む場合、胃潰瘍や下痢症など、胃の分泌や運動を調整して症状を和らげる効果が期待できます。新陳代謝を上げる作用もあると言われ、糖尿病の改善においても効果が期待できると言われています。

冷たいものの場合は、胃腸の分泌や働きを高めてくれるので、便秘気味の人や貧血で悩んでいる人にはおすすめです。胃酸や胃液の調整も期待できるので、食習慣が乱れがちな人も試してみてはいかがでしょうか。

蒸気吸入

玉川温泉は、温泉そのものだけでなく蒸気を吸うだけでも効果があります。元々硫化水素ガスは有害なものですが、蒸気に含まれる微量の硫化水素ガスであれば、気道を刺激して粘膜の再生や喘息の改善にアプローチしてくれます。

これは蒸気に含まれる微量の硫化水素ガスだからこそ期待できる効果なので、外などの調整されていない蒸気などは体に害が及ぶ可能性が高く、最悪死に至ります。硫化水素は腐った卵のような臭いがするので、強く感じた場合は吸わないでください。

玉川温泉と新玉川温泉では、蒸気湯や箱蒸し湯など、蒸気や成分を調整した入浴方法があるのでそちらを利用してください。衛生管理は万全で、指示さえ守れば危険性の少ないものを用意してくれているので、そちらを利用した方が効率が良いです。

②温泉のマナー

温泉には、その施設によって独特なルールが存在する場合があります。入浴時以外にも、館内の設備を使用する際にどういったことに気を付けるべきか、玉川温泉のマナーを紹介します。

入浴方法と注意

玉川温泉では、源泉100%の浴槽もあることから特徴的な方法が推奨されています。まずはどの温泉でも基本的な「かけ湯」で、1分ほど体の汚れを落としながら泉質が体に染み込みやすいように慣らしていきます。この時、立ってかけ湯をすると、飛沫が他の人にかかって不快に思われるので、屈んで浴びることをおすすめします。

源泉を50%に薄めた浴槽への入浴時間の目安は3分から5分ほどで、浸かった時間と同じぐらいの休憩を挟む工程を、体調に合わせて2回か3回繰り返すと良いでしょう。一気に肩まで浸かるのではなく、最初は胸元まで浸かり、お湯の温度に馴染んだ頃に肩まで、その次に顎や耳の付け根まで浸かるという順番が効果的です。

国内でも珍しい源泉100%の浴槽に入浴する時は注意点があります。効能や効果への期待が高い一方、身体への負担も大きく、強い刺激のため人によっては痛みを感じることもあります。特に傷がある人は、傷部分が強く痛む可能性があるので気をつけてください。

こちらも源泉50%の浴槽と同様、3分から5分程度温まって休憩を挟むという順番で2回か3回ほど繰り返してください。温度は39度のぬるめの設定にされているので、ゆっくりと患部を動かしたりさすったりと刺激を与えましょう。

ぬる湯という50%に薄め、40度以下の温度で設定されている浴槽があります。ここでは、胸元までゆっくりと浸かることで、血圧の上昇を抑えたり心疾患に効果的になります。5分ほど入浴して、5分ほど休憩する流れを3回ほどしてみましょう。

ぬる湯とは反対に、43度から44度のお湯に設定されているあつ湯という浴槽があります。源泉50%ですが、温度が高いため刺激は強めです。起きてから間も無い時間帯での利用や3分以上の長湯は、心拍や血圧に異常を起こす原因となるので避けてください。

全身の力を抜いてゆっくりと楽しめる、浸頭湯と寝湯も用意されています。どちらも仰向けになって寝てしまいたくなりますが、基本的には1分から3分利用し、同じ時間分体を休める流れを2回か3回ほど繰り返す程度がちょうど良いです。

玉川温泉といえば強酸性ですが、刺激が強いのが苦手な人には弱酸性の湯もあります。こちらは肌への負担が少ないので、特に入浴時間の指定はありません。最初に胸まで浸かり、温度が体中に行き渡ったら肩、次に顎や耳の付け根あたりまで浸かって全身に温泉を浸透させましょう。

マッサージのような感覚にもなる打たせ湯は、老廃物を上から下へと流していく感覚で体に当てていくと良いでしょう。直接肌に当てると炎症を起こす危険性があるので、タオルの上から当てるようにしてください。5分以上の利用は控え、動脈と静脈には当てないように注意しましょう。

玉川温泉の泉質は蒸気吸入でも効果が得られますが、その特性を活かした蒸気湯と、効率よく全身に蒸気を当てることができる箱蒸し湯があります。

蒸気湯はサウナに似ていますが湿度が保たれた環境のことで、体を温めながら蒸気を吸って気道の繊毛を活性化させます。3分から5分を目安に浴びるのがおすすめですが、血圧や心臓の疾患がある人は利用しないでください。

他にも気泡湯がありますが、入浴方法としては源泉50%と同じ入浴の仕方で大丈夫です。体に合った温泉を楽しんでください。

また、玉川温泉には「湯治相談室」というものを設けており、いつでも体の具合や浴治についての相談ができるよう看護師が常駐しています。5月から11月半ばまでは、正しい温泉の知識を持ち、物理療法の指導ができる温泉療法医も月に2日ほどいます。これは新玉川温泉にも設けている施設で、どちらも無料で受けられるようになっています。

自炊部サービスカウンターついて

玉川温泉には自炊ができる環境が整っています。客室は2種類あり、1つは旅館部といって客室と食事が付いた旅館ならではのスタイルですが、宿泊施設としては珍しく、素泊まりとは違う食事の付かない客室のみの利用となる自炊部があります。
 

療養を目的とする中期〜長期の利用者が多いため、そんな人たちのために自分で食事を作る環境が整えられています。手間はかかりますが、食べたいものや、それぞれの症状にあった食材を使える点では有用な環境です。

自炊部の部屋は旅館部の旅行らしい華やかな雰囲気とは違い、長く居て落ち着けるアパートの一室のような空間で生活します。日帰りも良いですが、体の心配がある人は、ぜひ機会を見つけて自炊部に泊まってみてください。

全室禁煙化ついて

玉川温泉は禁煙です。2015年の営業開始日と同時に、健康増進法に基づき全室禁煙となりました。旅館としても湯治場や療養と謳っていたり、元気で健康になってほしいという願いもあり、全室禁煙化にする運びとなりました。

ですが、喫煙者にも寄り添えるように各所に喫煙室を設けているので、喫煙の有無で利用を悩んでいる人もお立ち寄りください。愛煙家の人たちにも、おもてなしの精神を忘れずに向き合っていくのが玉川温泉です。

玉川温泉の日帰り温泉施設

玉川温泉内で、日帰りでも利用できる館内施設を紹介します。近隣から来た人も遠方から来た人にも、ゆっくりと気軽に楽めるように迎えてくれます。ここで紹介する設備もぜひ利用してみてください。

①屋内岩盤浴

玉川温泉といえば岩盤浴が有名ですが、外に出なくても屋内でゆっくりと過ごすことができます。玉川温泉は外で岩盤浴ができる「天然岩盤浴」があるのが特徴ですが、観光のついでや日帰りだと、汚れてしまいそうで躊躇う人も多いです。そんな人におすすめなのが「屋内岩盤浴」です。

屋内岩盤浴の5つの利点

屋内岩盤浴の利点は多く、ここでは5つの利点を紹介します。まずは室内と室外での圧倒的な差は天候に振り回されないということです。小雨が降って移動するか迷ったり、天気予報が当たらなくて雨に降られたりすることが全く無いのは大きな利点です。

さらに天候を気にする必要が無い上に、効能や効果は天然岩盤浴と変わることがありません。むしろ、室内であれば量の調整もされており、過剰に浴びてしまう危険性が格段に減る点は2つ目の良い点と言えるでしょう。

3つ目は天然の岩盤浴同様、免疫力や自己治癒力の向上が見込めます。深部体温と代謝の上昇は比例しており、体温が1度上がれば基礎代謝は10%上がるとされています。そして、人の潜在的な免疫力や治癒力が50%から60%程も上昇するのです。

岩盤浴は体内の温度を上げることによって発汗を促すことができます。発汗作用が上がれば新陳代謝も良くなり、全身に血液が廻るため、肌だけでなく内部を含んだ全身にアンチエイジングの効果が期待できる点が4つ目です。

最後は4つ目と繋がりますが、発汗作用が上がることによりデトックス効果にも繋がります。体内の毒を吐き出すデトックスは、じんわりと体が熱を吸収することによって効果の性能が上がります。

岩盤浴は予約制ですが、7時から19時50分まで利用できるので、日帰りでもじっくりとゆっくりと体を整えることができます。温度も中温と高温で選ぶことができるので、その日の気分に合わせて楽しんでください。

②足湯

足湯では、ラジウム以外にも多くのマイナスイオンが放出されているので、足だけでも癒されることでしょう。同行者だけでなく、その場に居合わせた人達と交流もできる出会いの場でもあります。日帰り旅行で疲れた足を癒してみてはいかでしょうか。

玉川温泉の日帰り温泉の館内施設

玉川温泉内には、日帰りでも館内施設の利用が可能です。浴治以外にも、個性豊かなお土産や豊富な食事メニューは玉川温泉での思い出をより色濃くしてくれます。ここでは5つの施設を紹介するので、来館前に参考にしてください。

①売店

玉川温泉の本館C棟の1階には売店があります。玉川温泉はいくつかの建物に分かれており、全体の北東側の建物がC棟に当たります。その建物の右端には売店があり、特産の入浴剤や石鹸などの消耗品や、滞在者向けの食料品や日用品など、風変わりなスーパーのような感覚なので、日帰りで来た方も楽しく見ることができます。

岩盤浴などで汚れた服を洗濯したい人は、売店で洗剤を買ってからランドリーに行きましょう。また、花のようにアイスが盛られている、秋田名物の「ババヘラアイス」も売られているので、さっぱりとした懐かしい味わいのアイスを、ぜひ食べてみてください。洗濯の待ち時間も美味しい思い出にして、より良い日帰り旅行にしましょう。

②食堂・屋台

売店の隣には屋台があり、玉川温泉のバス乗り場の目の前には食堂があります。屋台と言っても売店に近いもので、定番のソフトクリームや秋田の名物「きりたんぽ」が販売されています。香ばしい味噌の香りに食欲がそそられること間違いなしです。たくさん汗をかいた後に食べると身に染みます。

バス乗り場目前の食堂では、朝食はバイキング、夕食はカフェテリアスタイルと言って、定食形式でメインは肉か魚を選ぶことができます。栄養バランスの取れた食事量で調整していますが、オプションで追加することもできるので、量が足りない人はスタッフに相談してください。

また、日帰りで利用するであろう昼食は食券制です。秋田名産の稲庭うどんや比内地鶏を使ったメニュー、きりたんぽ鍋といった地元名産だけでなく、十割そばやカレーなどの食堂らしいものもあり、品揃えが豊富なので子供連れでも満足できるラインナップです。

要予約で金額も高めですが、比内地鶏の陶板焼きや秋田錦牛ステーキもあるので、ぜひ挑戦してみてください。玉川温泉だけで秋田の美味しいものをたくさん食べられます。

③憩い室

憩い室と銘打った読書ルームや、大型テレビで番組を見ながらゆっくりとできるシアタールーム、囲碁や将棋を打てるスペースなど、用途が様々な休憩室が要所にあります。日帰りは運転などで疲れも溜まります。温泉の後はゆっくりと休み、帰りに備える場所として利用してください。

④ランドリー

館内には3ヶ所ランドリーが設置されています。天然岩盤浴や屋内岩盤浴では洗濯の必要なものも出てくるので、帰る前に綺麗にしたい人は日帰りでも利用できます。洗濯機自体は無料で開放されていますが、乾燥機は40分100円というリーズナブルな金額設定です。

但し、洗剤は売店で買う必要があるので気を付けてください。待ち時間に食事をしたり、憩い室や整体室でゆっくりと過ごしましょう。

⑤整体室

自炊部1階には整体室があります。10時から21時の受付で、金額は2200円から6200円までのコースがあり、内容としては足つぼと整体の2つがあります。温泉に浸かり、より体を癒したい人にはうってつけの施設です。

姉妹宿・新玉川温泉の日帰り温泉について

新玉川温泉は1998年に開業し、新玉という愛称で親しまれています。新しい施設なので、玉川温泉よりも観光向けの外観や内装をしており、日帰り利用のしやすい雰囲気のため初めての人にはおすすめの温泉施設です。

①温泉施設

一番気になるのは、メインである温泉がどんなものかですよね。ここでは、玉川温泉との違いも含めて、新玉川温泉の温泉施設について説明します。

大浴場

新玉川温泉の大浴場は、開放感のある広々とした空間が特徴的です。浴槽は14つもの種類があり、玉川温泉とほぼ変わりません。泉質は同じなので、各浴槽への入る時間や回数の目安は、玉川温泉の事項で述べたものを参考にしてください。

雰囲気は安心感や懐かしさを重んじる玉川温泉に比べ、明るい照明で爽快且つフレッシュさを感じることができます。多少の違いはありますが、玉川温泉同様に心も体も癒されること間違いなしです。

露天風呂

新玉川温泉には露天風呂が存在します。実は、浴治が主な玉川温泉には露天風呂が無いので、両者との大きな違いは露天風呂があるかどうかです。

季節ごとに違った表情を見せる庭を眺めながら、清潔感と安らぎを感じる広々とした浴槽に浸かる時間は至福そのものです。浴治だけでなく、観光として思い出を残せる場所として訪れてみてはいかがでしょうか。日頃仕事などで疲れている目も、自然豊かな環境に癒されることでしょう。

室内岩盤浴

玉川温泉同様、屋内には温度調整や衛生管理が施されている岩盤浴があります。床数は男女それぞれ14床ずつあり、さらに予約制にすることによって、「行ったけど空いていなかった」というロスを無くしています。

また、新玉川温泉は冬季休業を行わないので、基本的に年間を通して営業していて利用しやすいという利点もあります。予約は前日の昼前頃からフロントで受付を行なっているので、スタッフにお声掛けください。

②営業期間:夏期(4月中旬~11月30日)

新玉川温泉は夏期と冬季で営業形態が違っているので、日帰りで来訪する際は気を付けてください。また、アクセス方法も変わってくるので、その辺りも含めて案内します。

営業時間

夏期に分類されされる、4月から11月までの間の営業時間は10時から15時です。但し、最終受付は14時半なので、できるだけ早めに向かう方が賢明です。

夏はアクセスがしやすく、バスだけでなく車やタクシーの通行も可能ですが、夏期営業の初めと終わりの時期には、道路凍結や安全面を考慮して一部道路の夜間通行が不可能なことがあります。新玉川温泉の公式サイトには、新幹線とバスの時刻表がまとめられているので、バス利用の人はそちらも参考にしてください。

入館料

入館料は区分があり、日帰りで大人は800円で小人は400円、幼児以下は無料で利用することができます。夏期の間だけ休憩室は別料金になるので、下記を参考にしてください。

有料休憩室

新玉川温泉には一休みできるスペースを広間に設けていて、その広間を有料休憩室としています。夏期営業の間だけ有料で開放されており、使用料は大人1500円、小人800円となり、幼児は入館料同様無料です。一見高いですが、入浴料を含む料金となります。

また、休憩室は相席・相室で個室や仕切りなどはありません。人気の時期ということもあり、満室の場合は利用できない可能性もあるので気を付けてください。

③営業期間:冬期(12月1日~4月中旬)

12月から4月の半ばまでは冬期営業です。玉川温泉は過去に雪崩が起こったことで冬期は休業する方針となりましたが、新玉川温泉はルートが少し違うので、営業時間を調整することで年中営業しています。

日帰りだと少し不便もありますが、冬に入る温泉は格別なのでぜひ利用してみてください。寒さの中で入る温泉は、夏よりも身に染みてより癒されることでしょう。

営業時間

冬期営業中の営業時間は10時から13時半までです。国道が通行止めになるので、アクセス方法は路線バスのみとなります。その路線バスも12時35分が最終で、さらに13時39分に新玉川温泉に着く予定なので、閉まっている可能性も高いため午前中の便に乗ることをおすすめします。

時刻表についてはこちらを参考にしてください。山の麓という立地もあり、天候によっては運休する可能性もあるので出発前にバス運営会社の羽後交通に問い合わせてみると安心です。

入館料

入館料は夏期と変わらず大人800円、小人400円、幼児以下は無料です。冬期は交通の不便さも影響して人が少ないので、休憩室に金額は設けられていません。せっかくの日帰り旅行でゆっくりと過ごしたい人は、冬の新玉川温泉は穴場ではないでしょうか。

玉川温泉の日帰り温泉で身体を癒そう!

緑に囲まれて自然豊かな秋田を存分に味わうことができる玉川温泉で、日本一の泉質に浸かり心身ともに癒してみてはいかがでしょうか。日帰りでも日帰りじゃなくても満足度の高い玉川温泉は、旅行におすすめの温泉施設です。

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この記事のライター
maki
スキューバダイビングのインストラクターであり、海外旅行好きの海好き女子です

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