広島のおすすめ水族館&動物園5施設を紹介！デートやお出かけに是非！

広島で水族館なんて…と思う方もいるかもしれません。首都圏や主要都市にある有名水族館に比べれば、確かに見劣りしてしまう事でしょう。しかし、それでも飼育員さんや学芸員さんの生き物たちに対する愛は本物です。

地方だからと言って負けていない。工夫を凝らした展示方法や手書きの解説看板で独自のアピールを続けています。そんな中から今回は2つの動物園と3つの水族館をピックアップしました。さくっと読めるように短めではありますが、情報収集にお役立て下さい。

一味違う水族館とはこの事ではないでしょうか。ツイートの画像はマリホ水族館の10月の展示水槽です。ただ見せるだけでなく、こういう遊び心は新鮮です。これをきっかけに子供ならば中の魚に興味を持つかもしれません。

デートで訪れれば話の種にもなってくれる事でしょう。広島県内の水族館及び動物園はふれあい体験ができる施設が多い事が特徴です。普段なかなか触れない生き物たちに触れて、未知の体験にいい刺激を貰って下さいね。

宮島にある水族館、通称みやじマリンは厳島神社の南西にあります。水族館としては小規模ですが、コツメカワウソやイルカ、アシカにクジラといった有名どころが揃っており、ショーの開催スペースもある為割と満足度の高い水族館となっています。館内には瀬戸内海に住む生き物を中心におおよそ350種類が展示され、休憩スペースも広く取られています。

２階にあるみやじキッチンでは瀬戸内海を眺めながらのお食事が可能です。カキフライに焼アナゴ、じゃこの乗ったみやじマリン丼1100円を筆頭に、ラーメンやカレーライス、シラス入り揚げたこ焼き6個入500円もおすすめです。お弁当持参でしたら広場がご利用頂けます。

そして宮島水族館の人気者の一人がこのスナメリです。人懐っこく来館者に近寄り挨拶してくれることもあるのだとか。こちらのスナメリは『ダーウィンが来た!』でも取り上げられ、現在はハッチとセトという名の２匹を見る事ができます。

さらに広島ならではの展示として牡蠣の展示があるのも面白い所です。なかなか見られない牡蠣の生態を水槽と水槽近くのパネルで解説しています。厳島神社からも近く神社に飽きた子供さんに最適です。意外と知られていないので、平日であればゆったりと過ごせるかと思います。

見所の一つともいえる宮島水族館のショープログラムは、通常であれば平日でも多数のイベントを開催しています。10:00からのペンギンのお食事に始まり、鉄砲魚の水を飛ばす姿が見れるテッポウウオシューティングやアシカライブと見所満載です。

ペンギンとのふれあいタイムは子供の見らなず、デート中のカップさんにもおすすめのイベントです。見るだけでなく、体験できる水族館をコンセプトとしているみやじマリンです。お帰りの際はグッズショップも充実していますので、記念に何か購入頂けると水族館も潤います。

猫ではありません、サーバルです。お耳が大きいのが特徴のこのサーバル・かえでが見られるのが、この福山市立動物園です。この他にもアムールトラやカピバラ、マレーヤマアラシなど定番から珍しいものまで見る事が出来ます。

ただ、一つ気になるのは屋根が少ない事です。サイクルボートがあり、お天気の日はサイクルボートでデートスポットとしても絶好の立地となっていますが、雨が降ると途端に状況は逆転します。

芝生広場には屋根はなく野外テント位しかありません。サンダルやヒールなどのくつは汚れてしまうかもしれませんのでデート先とするには注意が必要です。ただ、この広場にはステージもあり、イベントが行われるなど悪い事ばかりではありません。

特に目を惹くのが、学芸員さん手書きの説明看板です。来園者に少しでも興味を持って頂けるよう工夫しており、来園者にもその頑張りが伝わっているようで好評だという事です。ブログも写真多めで見ていて楽しいものになっています。

ここでしか見られない一匹としてはこのボルネオゾウがあげられます。アジアに生息する象の中では一番小さい種類にあたり、ボルネオ島のごく限られた地域にしか生息しておらず、今でも正確な生態は謎のままなのだそうです。

しかもこのボルネオゾウのふくちゃんは結核にかかっていた事があり、一時はかなり痩せてしまっていました。けれど、クラウドファンディングで資金を募り治療を行った事で今では完治し、元気な姿を見せてくれている奇跡の象です。

マリホ水族館は広島にある商業施設『マリーナホップ』内に併設されている水族館です。その目印なるのが、建物前にぶら下げられている青いクジラではないでしょうか。商業施設内という事もあり、デートスポットにおすすめというのは言うまでもありません。

季節によってツイートのようなお着替えがあるのも素敵です。館内はそこまで広くはありませんが、こちらの水族館は展示の工夫が特徴的です。この後紹介する部分以外にも冒頭で紹介しました通りハロウィンシーズンであれば、ドクロが水槽に沈んでいたりとユニークです。

館内のゾーンは主に8つに分けられており、サンゴゾーンでは穏やかな海中が再現される一方で、うねる渓流の森ゾーンでは激しい水流を再現した川魚の展示が注目スポットとなっています。そこでは広島の天然記念物であるゴキも飼育されており、渓流さながらの泳ぎを見る事が出来ます。

広島らしくカープ鯉を愛でる事の出来るゾーンもあり、夏季であればナイトアクアリウムも実施しています。魚朱印の販売しているのも個性的なところではないかと思います。

マリホ水族館のプロデューサーは中村元氏となっています。この方は日本で唯一の水族館プロデューサーで知られ、サンシャイン水族館も手掛けた方です。そんな彼がマリホで力を入れたのが、水流展示でした。

川魚の展示は地味になりがちですが、うねる水流を作る事で川魚の力強い泳ぎを見れるように工夫しました。その甲斐あって小さいながらもわくわくする水族館に仕上がっています。ですので、こちらに来た際は魚のみならず展示方法にも注目してみて頂けたらと思います。

広島市安佐動物園は低学年に魅力的な動物園です。それは敷き地の広さもさることながら動物科学館が併設され、象の骨格標本を元に哺乳類の進化の過程や基本構造について勉強できるからです。

さらに小さいお子様にはふれあいゾーンも設けられており、間近で色々な動物触ることができます。バックヤードツアーやクイズラリーなどのイベント事も豊富に実施されていることから1日中楽しめます。

デートには少し不向きかもしれませんが、動物好きのカップルであれば十分楽しめる事でしょう。加えて、こちらの広島市安佐動物園は人気アニメ「ヒーリングプリキュア」の動物園に行く回でモデルになったのではという噂があります。

その理由はケープハイラックのカットがこちらの動物園の展示風景とよく似ていたからだそう。真偽は判りませんが、もしそうだとすると行きたくなってきませんか。オオサンショウウオは標本の展示などもされています。

こちらの動物園の魅力は先程述べた通り、動物との距離が近い事です。餌やりタイムではかなり近くでどのように食べるのかを見る事が出来ますし、びーちくパークでは土日祝日のみですが無料でポニーに乗る乗馬体験が出来たり(ただし年齢、人数制限あり)、小動物達と触れ合う事ができます。

広島市安佐動物園の公式Twitterには動画も上がっていますので、写真だけでなく動く姿を飼育員さん目線で見る事も出来ます。加えて、珍しい鳥類や爬虫類が多く、こちらの種類が好きな方にもおすすめです。

福山大学の海洋生物化学科の学生さん達の手による水族館がここ、福山大学マリンバイオセンターです。研究の為に飼育している水槽から来場者に向けてのタッチ水槽など大凡20の水槽が展示されています。

大学の施設という事もあり、紹介した中ではかなり小さい水族館になりますが、ゆっくり見る事ができますし、料金がかからず手軽に魚が楽しめる場所としておすすめです。

珍しいお魚がいる訳ではありません。けれども、学生さん達が大切に育てているお魚ばかりです。説明書きも手作りという事もあり、味があるものになっています。文化祭や行事ごとの折は休館している事も多い水族館ですが、チャンスがあれば覗いてみて下さい。子供も大人も楽しめます。

ここで子供に人気なのはタッチングプールです。海が近い事もあり、子供達が興味を持ちそうなヒトデやムラサキウニ、ナマコなどに触れる体験ができます。ここで一度触れておけば、海岸で出会っても安心です。

大人も触った事がない方はおっかなびっくりでチャレンジしてみましょう。大人になるとなかなか味わえない初体験がここでは味わうことができます。

如何でしたでしょうか。紹介した数は少ないものの、広島には個性的な水族館と動物園が揃っています。規模はそこまで大きくはなくとも、動物や魚を見るだけで癒されるものです。

休日の家族サービスに、はたまた大切な人とのデートに足を運ぶ場所としてはおすすめです。お気に召しましたら、ぜひ年パス購入もご検討下さい。