酸ヶ湯温泉にある混浴情報を紹介!女性でも安心に入れるお風呂とは?

青森県八甲田山にある酸ヶ湯温泉は、混浴で有名な温泉宿です。酸ヶ湯温泉の混浴は女性でも安心して入ることができて、都会では味わうことができない体験をすることができます。国内で初めて国民保養温泉地に指定された酸ヶ湯温泉についてご紹介していきます。

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目次

  1. 1酸ヶ湯温泉に混浴できる旅館はある?
  2. 2酸ヶ湯温泉の混浴は大浴場!
  3. 3酸ヶ湯温泉の混浴には4つの温泉がある
  4. 4混浴攻略法とは?
  5. 5酸ヶ湯温泉の混浴で楽しんでみよう!

酸ヶ湯温泉に混浴できる旅館はある?

青森県の中心地にある酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)は、国内初の国民保養温泉地として指定されたことで注目を集める旅館ですが、酸ヶ湯温泉は混浴ができる旅館なのでしょうか?

今回は、酸ヶ湯温泉の混浴風呂の有無や詳細について説明していくので、青森へ旅行に行く方は参考にしてください。

酸ヶ湯温泉旅館の中に混浴がある!

酸ヶ湯温泉旅館の中にある温泉は混浴となっており、女性用と男性用に分かれた更衣室を抜けた先には広々とした大浴場があります。300年以上の歴史の中で様々な問題を乗り越えながら、混浴の温泉施設が減少しつつある昨今でも、存続しつづけています。

酸ヶ湯温泉旅館とは混浴で有名な温泉宿

酸ヶ湯温泉は、混浴がある温泉として全国的にも有名な温泉宿です。度々テレビや雑誌などのメディアでも混浴可能な温泉として取り上げられており、江戸時代から観光地としても湯治場としても人気が衰えません。

混浴ということ以外にも、全てヒバ材で造られたその光景は、まるで映画などのフィクションを思わせる幻想的な要素もあり、そんな雰囲気に魅了される人も少なくはありません。山の麓にある旅館なので、山岳やトレッキングに訪れる人たちからも愛用されており、混浴以外にも魅力溢れるのが酸ヶ湯温泉旅館です。

『酸ヶ湯温泉旅館』の基本情報

施設名 酸ヶ湯温泉旅館
住所 青森県青森市荒川字南荒川山国有林小字酸湯沢50
アクセス JR青森駅より十和田湖行JRバスで70分
営業時間 チェックイン15:00 (最終チェックイン:22:00)
チェックアウト10:00
駐車場 有り 150台 無料 先着順
URL 公式サイト

酸ヶ湯温泉の混浴は大浴場!

酸ヶ湯温泉は「ヒバ千人風呂」と呼ばれる大浴場が混浴になっています。国内初の国民保養温泉地に指定されたこと以外にも、混浴という話題性もあり、地元民だけでなく県外からの知名度も高く、混浴で有名な温泉として名前が挙がることも少なくはありません。

160畳もある「ヒバ千人風呂」

フロントの程近くにある混浴の大浴場「ヒバ千人風呂」。更衣室自体は男性用と女性用に分かれていますが、更衣室を抜けると160畳もの大きな空間を男女共用で使う混浴の温泉となっています。

「千人ほど入れそうな広さの総ヒバ造りの温泉」からその名が付けられ、また高さも4mもあるのにもかかわらず柱は1本も無く、国内でも見ない造りになっています。

男性用と女性用のスペースがある

混浴の温泉ですが、昔から男性用と女性用のスペースは分けられており、大浴場に入って左側は男性用、右側が女性用スペースになっています。衝立を設けて男女のスペースを分けており、女性も利用しやすいような工夫がされていますが、過去にはマナー違反が増えたことで女性利用者が減ったこともあります。

ヒバ千人風呂の利用が不安な場合、「玉の湯」という女性用と男性用が完全に分かれた温泉もあります。玉の湯については後述にて紹介するので、そちらも参考にしてください。

浴場のルールとは?

酸ヶ湯温泉のルールは、やはり混浴という点からそれぞれ倫理観や協調性を持って利用することが大切です。

前述した通り、マナー違反が増えたことで利用者が減ってしまうと、酸ヶ湯温泉を混浴の温泉として存続するのは難しくなってしまいます。男性も女性もそれぞれが気持ちよく利用できるように、心配りを忘れずに利用しましょう。

酸ヶ湯温泉の混浴には4つの温泉がある

源泉が5つある酸ヶ湯温泉は、源泉そのままのものや、源泉を2つ混ぜたものなど、4つの温泉を混浴で楽しむことができます。ここでは、4つの温泉の詳細を紹介していきます。

①少しぬるい「熱湯」

初めに紹介するのは、少しぬるい温度設定がされている「熱湯(ねつゆ)」です。大凡41度から42度を保っているため、長湯が好きな人におすすめの温泉です。

ぬるいのになぜ熱湯と言う名前がついたかと言うと、ぬるいお湯に長時間浸かることで体内温度が持続しやすいという、温泉の温度ではなく、身体を基準にした考えから熱湯と付けられました。

②少し熱めの「四分六分の湯」

次は「四分六分の湯」です。温度は43度で熱湯よりも少し熱くなっていますが、体の芯まで温まるまで長湯するのは難しいです。その様子を「四分から六分ぐらいの温まり具合になる」と表していたことから「四分六分の湯」と名付けられました。

また、四分六分の湯は、酸ヶ湯温泉が持っている5つの源泉の内2つを合わせた温泉になります。

③かぶり湯「冷の湯」

酸ヶ湯温泉の楽しみ方は浸かるだけではありません。「冷の湯」と呼ばれるかぶり湯があり、これはどこの温泉でもマナーになっている、入浴前に体から汚れを流すためのものです。

5つの源泉を持つ酸ヶ湯温泉ですが、その内の1つをかぶり湯専用として使用していて、全国的にもとても珍しい使い方をしています。

④打たせ湯「湯瀧」

最後は打たせ湯の「湯瀧」です。床から3m上から落ちてくる温泉は体に当たる時には結構な重さを兼ね備えており、マッサージのように肩や腰を刺激してくれます。

ただし、その高さ故にお湯が飛び散りやすいです。酸ヶ湯温泉は酸性度が高いので、口に入らないように気をつけましょう。

混浴攻略法とは?

酸ヶ湯温泉は気になるけど、混浴に抵抗がある人も多いかと思います。特に昨今では不穏なニュースも多いので、警戒してしまいますよね。酸ヶ湯温泉は、そんな人たちのために度々対策を考えてきた温泉です。

現在では撤去されていますが、過去にマナー違反が増えたことで温泉内に仕切りを設けたこともあり、今では「混浴を守る会」を発足し、湯浴み着の発案や女性用の入浴時間を設けたりと、様々な工夫が凝らされています。

女性のための「湯浴み着」アイテム

酸ヶ湯温泉では「湯浴み着」の着用を許可されており、売店で購入することができます。湯浴み着は太もも辺りまでの長さのため、見せたく無い部分をしっかりと隠すことができます。女性用だけでなく男性用のものもあるため、どちらにも配慮されたアイテムが湯浴み着です。

また、昨今ルール違反者が増えたことで女性の混浴使用率が減少していることを懸念し、酸ヶ湯温泉は「湯浴み着の日」と題して、男女どちらも湯浴み着必須で入浴をするイベントを開催しています。女性と男性どちらの意見も考慮しつつ、誰もがリラックスして混浴できるように取り組んでいます。

温泉の中で着用できる服

温泉の中で着用できるのは、酸ヶ湯温泉の売店で購入した湯浴み着のみです。水着や、自身が別の場所で購入した湯浴み着の持ち込みはできません。

過去には湯浴み着の汚れが浮いている、などのクレームが入ったこともあり、そういった意見を取り入れて作られたのが酸ヶ湯温泉の湯浴み着だという事や、多くの人が集うヒバ千人風呂などでは協調制を持ってルールを守りましょう。

女性専用の入浴時間がある

酸ヶ湯温泉は基本的に混浴がメインですが、一定の時間だけ女性のみ入浴可能な時間を設けています。朝の8時から9時までと、かなり限定された時間ですが、混浴の時間だとヒバ千人風呂に入りづらいという女性もゆっくりと楽しむことができます。

男女別の内風呂「玉の湯」

また、実は混浴だけでなく、男女別にされた「玉の湯」という内風呂もあります。どんなに工夫が凝らされていても、混浴に入る勇気が出ない事はおかしい事ではありません。そんな人たちは玉の湯でゆっくりと浸かってみてはいかがでしょうか。

ヒバ千人風呂とはちがう源泉で楽しめる

但し、玉の湯はヒバ千人風呂とは違う源泉になっています。ヒバ千人風呂に入った人にとっては、また違った温泉が楽しめる要素になりますが、ヒバ千人風呂が目的だったけど混浴が難しい人にとっては、少し残念な気持ちが残るかもしれません。

それでも酸ヶ湯温泉に変わりはないため、ヒバ千人風呂も玉の湯も効能に差は無く、観光としても湯治としても十分に満足できるでしょう。

酸ヶ湯温泉の混浴で楽しんでみよう!

混浴の温泉として有名な酸ヶ湯温泉にはたくさんの魅力が詰まっています。宿泊はもちろんのこと、大浴場と玉の湯のどちらも日帰り利用が可能です。他の温泉とは違った楽しさがある温泉なので、観光や湯治、山岳帰りなどに足を運んでみてください。

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この記事のライター
maki
スキューバダイビングのインストラクターであり、海外旅行好きの海好き女子です

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