大迫力の大断層!萩市「須佐ホルンフェルス」で縞模様の奇岩の絶景を鑑賞!
中国地方山口県の日本海側に位置する萩市の、絶景がスポット「須佐ホルンフェルス」は大自然が育んだ奇岩と大断層がみられるとても貴重な場所です。歴史を育んだ地層は感動的な美しさです。大迫力の絶景スポット「須佐ホルンフェルス」をの見どころを徹底的にご紹介します。
目次
地球の神秘を感じる「須佐ホルンフェルス」
山口県の日本海側に位置する萩市で、話題の絶景スポットが「須佐ホルンフェルス」です。何層にも重なる大断層は、地球の歴史や神秘を感じずにはいられません。山口県を訪れたらぜひ足を運びたい、須佐ホルンフェルスを徹底的にご紹介します。
萩市の不思議な地層の奇岩
山口県萩市で話題の景勝地「須佐ホルンフェルス」は、大自然の神秘を感じられる大人気の絶景スポットです。日本海の荒波が作り出した何層にも重なる地層は地球の歴史を感じずにはいられません。
珍しい形の奇岩も見られる、とてもおすすめスポットです。地球の歴史が育んだ不思議な地層を目の当たりにすると、言葉にできない感動に包まれます。山口県を訪れたらぜひ足を運びたいおすすめの景勝地です。
「須佐ホルンフェルス」の歴史や成り立ち
白、黒、灰色の縞模様の地層が美しい須佐ホルンフェルスの歴史や成り立ちについてご紹介していきます。ホルンフェルスは変成岩と呼ばれる奇岩の一種で、須佐ホルンフェルスは日本国内で最も有名なフォルンフェルスと言われています。
変成岩と呼ばれる奇岩の中でも高温のマグマの熱ので熱せられた地層で出来た岩をホルンフェルスと言います。地球が誕生してから何万年もの歴史を積み重ねて出来た、神秘的な大断層は圧巻です。
ストライプ柄の大断層の成り立ち
今からおよそ1400万年前、高温に熱せられたマグマの影響を受けて誕生したのが須佐ホルンフェルスです。日本の地層百選にも選ばれていて、地球の歴史の神秘を感じられる景勝地として人気があります。
マグマの温度によって白、黒、灰色の地層となって積み重なった高さ12mもの大断層は、縞模様が美しい大自然の造形美を見ることが出来ます。マグマの熱、地球変動の圧力、そして化学反応といった偶然が重なり形成された神秘的な大断層なのです。
ホルンフェルスの意味
なかなか聴き慣れない「ホルンフェルス」ですが、ドイツ語で「角石」という意味があります。ドイツ語の角(ホーン)とフェルセン(岩や崖)という言葉を掛け合わてホルンフェルスとなりました。
なぜホルンフェルス(角石)と呼ばれているかというと、ホルンフェルスを砕いてみるとその断面が角ばった形になるからです。須佐ホルンフェルスは日本屈指のホルンフェルスの景勝地として人気があります。
国の天然記念物に指定!
萩市須佐ホルンフェルス pic.twitter.com/LX2dWca3pT
— スナフキン (@zOqDPWZA7WWinOR) October 30, 2020
日本国内で最も有名な須佐ホルンフェルスは、昭和11年に国の天然記念物に指定された「須佐湾」に位置しています。さらに須佐ホルンフェルスのある須佐湾は、国指定名勝地にもなっていて山口県の観光では欠かせないスポットです。
大自然が生み出した大断層、須佐ホルンフェルスは「日本の地層百選」や「21世紀に残す日本の風景遺産100選」などにも選ばれています。また、須佐ホルンフェルスを含む「萩ジオパーク」は2018年に日本ジオパークに認定されて注目を集めています。
事故報告はなし!十分な注意は必要
萩市の須佐ホルンフェルス。
— 隼ヨーコ (@harapeko_mie) July 18, 2020
美しい地層に見入ってしまいました✨ #山口県の魅力をつぶやきませんか pic.twitter.com/78S8GlkE2X
須佐ホルンフェルスの魅力の一つが絶景です。大断層の上から眺める雄大な日本海の波しぶき、そして遊歩道を歩いて崖の下まで降りて見上げる美しい地層と、見る場所で全く違った印象が楽しめます。
現在まで事故の報告はありませんが、須佐ホルンフェルスの遊歩道には柵などがありません。天然の岩肌を歩くことになるので歩きやすいスニーカーなどで細心の注意を払って歩くのがおすすめです。
遊歩道で間近に観察可能
海沿いを気持ちよく走っていると、「須佐ホルンフェルス」という看板があったので、横道にそれて立ち寄る。駐車場に車を置いて遊歩道を歩いて降りると、層状になった断崖が現れた。地層マニアのタモリ氏が喜びそうな崖である。海からの風も心地よい。 pic.twitter.com/8dIQIF7bwn
— 備後東城のYAPPON (@yappon_tojyo) August 12, 2016
駐車場から遊歩道を500mほど下って行くと須佐ホルンフェルスの崖の下にたどり着きます。遊歩道と言っても柵はなく岩肌を歩いていきます。柵がない分、手がかりは断層の壁となります。
自分の手で何千年もの歴史をかけて積み重ねられた断層に触れることが出来るので、とても貴重な体験となります。小さなお子様や足が不自由な方は特に慎重に下っていくことを強くお勧めします。
「須佐ホルンフェルス」のある須佐湾の観光情報
須佐ホルンフェルスは、国の天然記念物に指定されている「須佐湾」の一部に位置します。須佐ホルンフェルスを訪れたらはずせない須佐湾の観光情報をご紹介していきます。
西の松島とも呼ばれている須佐湾は日本海の荒波が生んだ奇岩の数々、そして圧巻の須佐ホルンフェルスを遊覧船を使って全く別の角度から眺めることが出来ます。遊覧船の情報も合わせてご紹介します。
別名「西の松島」と呼ばれる絶景
午前中、萩市「須佐ホルンフェルス(須佐湾)」へ行って来た😃
— Makoゾン (@maqueen000) May 17, 2019
霞んでたのが残念だったけど、見島がかろうじて見れました🤗 pic.twitter.com/sS3sLis7GD
須佐湾はその名の通り湾になっているので、日本海特有の荒波がなく海が穏やかです。そして地殻変動を繰り返して出来た大小様々な奇岩の数々やおよそ70の島々が浮かび、西の松島とも呼ばれています。
遊覧船が運行しているので、船に乗って奇岩や島々を間近に見たり、須佐ホルンフェルスの大断層を海から間近に見ることができるので、須佐ホルンフェルスを訪れたらぜひ須佐湾観光も楽しんでみてください。
吉田松陰が開港に携わる
須佐湾の開港には幕末期、明治維新の多くの志士を育てた吉田松陰が携わっていました。吉田松蔭は萩市で幕末期に私塾を建て多くの下級武士や庶民の子供を教育し育て上げた偉人で、現在も松陰神社に祀られています。
吉田松陰はその際、須佐湾開港にも携わり須佐湾の発展に大きな影響を与えた人物として讃えられています。
須佐湾観光は遊覧船がおすすめ!
須佐湾遊覧船はホルンフェルス断層以外にも大変優れた景観が多いので非常にお勧めしておきます。1800円です。 pic.twitter.com/TuE7nL2PJM
— 川西まどか (@Happy_Kawanishi) August 20, 2018
須佐湾観光で最もお勧めなのが遊覧船です。須佐湾の遊覧船は地元の現役の漁師が操縦する漁船や渡し船に乗って海側から須佐湾の絶景や須佐ホルンフェルスを眺めることができます。感動的な景色は必見です。
遊覧船は全て小型船なので定員が10名から15名となっています。遊覧船にはガイドが同乗するので、須佐湾誕生の歴史や須佐ホルンフェルスについて詳しく解説をしてくれます。遊覧船は所要時間1時間で大人1,800円、小学生900円です。
休憩&お土産スポット「つわぶきの館」
今日は山口県萩市にある、【ホルンフェルス断層】に行って来ました!断崖絶壁から見る海は絶景で、ストライプ模様の断層は圧巻です!近くで売ってるイカ墨アイスもウマウマ♪山口の隠れた名所なので、未見の人は歩きやすい靴で是非!(柵も何もないので滑ったら死にますw)#山口県 #絶景 #バイク pic.twitter.com/seM3rrbSNE
— YOSHIO (@CB_rider_ver3) November 4, 2018
須佐ホルンフェルスの遊歩道を利用する際に便利なのが休憩&お土産スポットの「つわぶきの館」です。無料の駐車場が利用できるので須佐ホルンフェルスの散策にとても便利な施設となっています。
お店にはお手洗いや休憩所、お土産物売り場もあるのでほっと一息休憩をすることが出来ます。名産品のお買い物をしたり、萩市の観光情報を入手することもできるので須佐ホルンフェルスを訪れたらぜひ立ち寄りたいスポットです。
いか墨アイス&赤米アイスが人気
須佐ホルンフェルス散策の際に立ち寄りたい「つわぶきの館」で、外せない人気商品がいか墨アイスと赤米アイスです。須佐名物グルメ須佐男命いか、そして須佐の特産品の赤米を使ったつわぶきの館のオリジナルアイスです。
いか墨アイスはその名の通り真っ黒なアイスでインパクト抜群です。いか墨の味というよりは色を楽しむ商品となっています。赤米アイスは赤米の粉末が使われていてお米のほのかな甘さを感じることのできる一品です。
つわぶきの館の基本情報
【住所】 | 山口県萩市大字須佐7905-1 |
【電話】 | 08387-6-2266 |
【営業時間】 | 3~10月 9:00~17:00、11~2月 9:30~16:30 |
【定休日】 | 年末年始、11~2月は木曜日 |
【参考サイト】 | 萩市観光協会公式サイト |
須佐の必食グルメ「須佐男命いか」
天気のいいこの時だから出来る、この作業。須佐 つわぶきの館そばの男命イカの一夜干し作業 pic.twitter.com/L0du41bisA
— Katsu (@katsumi0856) October 19, 2015
須佐湾観光で外せないグルメが、「須佐男命いか」です。須佐では一年を通してケンサキイカ漁が盛んで、須佐の年間漁獲高のほとんどがケンサキイカとなっています。須佐で獲れる新鮮なケンサキイカは須佐男命いかという愛称で親しまれています。
とれたて新鮮な須佐男命いかの身はコリコリとして弾力があり、噛めば噛むほどいかの甘さが口の中に広がる絶品のいかです。須佐を訪れたら外せない絶品グルメです。
須佐高山には不思議な磁石石が!
#山口県
— コロコロあんこ (@Koro_Ankon39235) May 10, 2020
山口は本当にいい所だよ~
個人的に言って良かったなぁって思ったところは、須佐ホルンフェルスと高山の磁石石、畳ヶ淵かな?
長門に住んでたから萩のほうにしか行かないんよねw pic.twitter.com/NnZvxutFdV
須佐湾の絶景が一望できる人気スポットの須佐高山(すさこうざん)は須佐の北部の半島の標高532mの高台です。山頂には様々な巨石があり、どれも磁気を帯びていて「高山磁石石」と言われ国の天然記念物に指定されています。
高山磁石石の磁力はとても強く、方位も狂わせるほどだと言われています。不思議で神秘的なパワースポットです。須佐ホルンフェルスを訪れたらぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「須佐ホルンフェルス」のアクセス&駐車場情報
ホルンフェルス pic.twitter.com/F4GgJn6PKt
— saigou@MT09-TRACER&SEROW250 (@saigou0923) August 30, 2020
山口県萩市でおすすめの景勝地「須佐ホルンフェルス」へのアクセス情報を気になる駐車場情報と合わせてご紹介していきます。
アクセス情報
大自然が生み出した縞模様が特徴的な大断層が魅力の須佐ホルンフェルスは、JR山陰本線の須佐駅から車で10分ほどでアクセスが出来ます。駅にはタクシーも在中しているので、電車で訪れた際はタクシーを使うのが便利でおすすめです。
駐車場は?
須佐ホルンフェルスへ車で訪れた際には、休憩とお土産ものが買えるつわぶきの館の駐車場をご利用ください。無料で利用が可能で、普通車30台、大型バスも3台ほど停めることができるほどの広い駐車場なので安心です。
須佐ホルンフェルスの基本情報
【住所】 | 山口県萩市須佐高山北海岸 |
【問い合わせ】 | 須佐観光協会 08387-6-2219 |
【アクセス】 | JR須佐駅より車で10分 |
【参考サイト】 | 萩市観光協会公式サイト |
「須佐ホルンフェルス」はぜひ間近で鑑賞を!
山口県萩市の須佐ホルンフェルスは、大自然が生み出した絶景の大断層が見られるおすすめの景勝地です。何層にも重なった地層は白、黒、灰色の縞模様で形成されて圧巻の光景を見ることができます。
遊歩道で崖の下まで行って見上げる景色、遊覧船で海側から間近で見る景色と様々な角度から絶景を楽しむことができます。山口県を訪れたらぜひ足を運んで地球の神秘に触れてみてはいかがでしょうか。