鳥取砂丘は雨の日でも魅力満点！おすすめの楽しみ方を徹底解説！

鳥取県の鳥取砂丘は広大な砂地で有名な観光地です。障害物のない自然のスポットなので、雨が降ると楽しめないイメージがあるかもしれません。しかし、実際にはらくだ乗りや砂像の美術館など、雨の日でも楽しむ方法は数多くあります。雨の日における鳥取砂丘の楽しみ方をご紹介します。

鳥取砂丘は雨の日の風景も魅力的なスポットです。砂簾や砂柱など雨上がりにしか見られない景色も人気があります。雨が降っているからとがっかりせずに、いつもと違う鳥取砂丘の風景を楽しみに出かけてはいかがでしょうか。

鳥取砂丘は特殊な気候のため、雨の日に探索する場合は、晴れの日と服装を変える必要があります。また、雨で濡れた砂の上を歩くなら、靴についても考えなくてはなりません。雨の日の鳥取砂丘で、服装や靴の気をつけるべきポイントについて解説します。

雨の日の服装としては、傘よりもレインコートの方が過ごしやすいです。鳥取砂丘では強風が吹いたり、横殴りの雨が降ったりすることがしばしばあります。そうした場合、傘だと折れてしまうか雨を防ぎきれません。また、周囲に観光客が多いときに身動きがとりやすい点でも、レインコートはおすすめです。

鳥取砂丘では海から強い風が吹くので、防寒と防風対策をとった服装をしましょう。特に気温が下がりやすい雨の日は、夏であっても寒くなることがあります。上に羽織れる服を用意しておくと安心です。また、鳥取砂丘では強風で砂が舞い、体に当たりやすくなります。スカートやショートパンツなど肌を出す服装は避けた方が無難です。

雨の日の服装として、手持ちバッグよりもリュックがおすすめです。鳥取砂丘では濡れたり汚れなどで、着替えをするケースがあります。その際にリュックに服を出し入れすれば、周囲の観光客の邪魔になりません。

靴も気をつけるべき服装の一つに挙げられます。雨の日の鳥取砂丘は通常の靴では歩きにくいです。そのため、サンダルや長靴で歩くのが一般的になります。夏季であればサンダル、寒い季節であれば長靴といった風に使い分ければ良いでしょう。靴やサンダルを履いて汚れた足は、ビジターセンターの足洗い場で綺麗にできます。

長靴やサンダルを持っていない、または忘れてしまった場合も鳥取砂丘から近くの施設でレンタルができます。長靴は「砂丘会館」、サンダルはビジターセンターの隣にある建物などでレンタルできます。レンタルは無料なので、気軽に利用可能です。

雨の日のために靴を用意するなら、マリンシューズがおすすめです。マリンシューズは長靴と比べると蒸れない点で優れています。また、サンダルのように足が出ていないので、小石などが入る心配が少ないです。サンダルと長靴の両方の長所をもっているといえます。

ただし、季節によっては靴下を履かないと寒いので、靴下を履くなら汚れてもいいように予備の靴下を用意しましょう。

裸足で歩く場合は必ずタオルを用意しましょう。砂丘や海岸を歩いて足が汚れた場合、足洗い場を利用することになります。その際にタオルがないと非常に不便です。雨で濡れることも考えて、タオルを多めに用意しておくのもおすすめです。

鳥取砂丘には雨の日でも楽しめるスポットがたくさんあります。らくだ乗りのようなアクティビティから、室内での展示まで楽しみ方は様々です。雨の日はこれらの楽しみ方で過ごしてみてはいかがでしょうか。

鳥取砂丘には、日本では珍しいらくだに乗れる「ラクダライド」というアクティビティがあります。らくだには多少の雨なら乗ることができ、晴れの日と雨の日で共通の楽しみ方として人気です。

雨の日に長靴で鳥取砂丘を歩くのは見た目以上に大変です。そのため、らくだに乗って快適に砂丘を散策してはいかがでしょうか。ただし、らくだに負担がかかる雨や風が強い場合や、雪のときは中止となります。らくだ乗り体験の料金は一人乗りが1500円、二人乗りが2600円です。

雨の日の楽しみ方でおすすめなのが、砂像の展示を見られる「砂の美術館」です。砂像彫刻家として世界的に有名な茶圓勝彦さんがプロデュースしています。砂像についても、世界各地で活躍する砂像彫刻家が手掛けた大作です。

砂の美術館は、「世界旅行」をコンセプトに世界の建造物や動物を砂で表現しています。テーマとなる地域は年によって変わるので、毎年訪れるファンも多くいます。砂の美術館の料金は大人が600円、小学生から高校生が300円、小学生未満が無料です。

砂の美術館へ行く場合は、冬季限定のプロジェクトマッピングもおすすめです。これは砂像に3D映像を投影して、より美しく演出するイベントです。映像には毎年異なるテーマがあり、一本の物語としても楽しめます。ぜひライトアップされた砂像を一度は目にしてみてください。開催期間は12月の上旬からクリスマス頃までです。

鳥取砂丘の駐車場からすぐ近くにある「鳥取砂丘ビジターセンター」では、鳥取砂丘にまつわる展示を見学できます。鳥取砂丘がどのようにしてできたかや、砂丘の砂と一般的な砂漠の砂の違いについて学ぶことが可能です。さらに、鳥取砂丘で生息する動物や植物についても、展示されています。

ビジターセンターで特に人気が高いのが、「すなくら」です。すなくらでは鳥取砂丘の世界をダイナミックな映像で体験できます。鳥取砂丘の映像は時間の経過によって時間帯や四季が変化していくため、見ていて飽きません。

鳥取砂丘ビジターセンターでは、期間限定でイベントが開催されることがあります。イベントの内容は、世界の乾燥地について学べる真面目なものから、まつぼっくりでクリスマスツリーを作るといった子供が楽しめるものまで様々です。鳥取砂丘ビジターセンターへ行くならば、イベントが開催されているかチェックしましょう。

「鳥取砂丘センター」にはレストラン・売店・展望台といった施設があります。地元で獲れた魚の海鮮丼や鳥取名物のカニを挟んだカニバーガーを食べられるレストランは、観光客からも好評です。売店では、二十世紀梨などの名産品を使ったお土産を購入できます。

鳥取砂丘センターには鳥取砂丘まで移動できる観光リフトがあります。雨の日で徒歩の移動が大変な場合は、観光リフトを利用するのもおすすめです。快適なリフトで上空から見える鳥取砂丘の景色を楽しみましょう。

疲れたときには「砂丘会館」がおすすめです。砂丘会館にはレストランと売店があり、休憩や食事ができます。梨のソフトクリームなど、他では食べられないスイーツもあるので要チェックです。

雨が降った場合、翌日の砂簾や砂柱に注目するのも一つの楽しみ方です。砂簾とは雨で濡れた砂が乾くにつれて、斜面に沿って滑り。簾のような形になる現象を指しています。砂柱は雨の後に日本海側から風が吹くと、砂が柱のように盛り上がる現象です。どちらも雨が降った後にしか見られない珍しい景色なので、ぜひ見ておきましょう。

鳥取砂丘に車でアクセスする場合、鳥取自動車道の鳥取ICから約20分で到着します。公共交通機関の場合は、バス停の「砂岡会館」か「砂丘東口」が最寄りになります。また、鳥取砂丘には駐車場があり、駐車料金は1日につき500円です。

鳥取砂丘にはらくだ乗りを始めとした、雨の日の楽しみ方がたくさんあります。雨の中で砂丘を歩くのが大変な場合も、砂の美術館やビジターセンターなど室内で楽しく過ごせます。今回ご紹介した服装や靴も参考に、ぜひ雨の日の鳥取砂丘をお楽しみください。