全ての具材を混ぜ込んでから焼いていく大阪お好み焼きとは違って、具材を重ねてからじっくり焼き上げていくのが広島のお好み焼きです。この大阪お好み焼きと広島お好み焼きはお好み焼き界の中でも全国的に二分する勢力をもっています。

そして、広島県内にはやはり、広島お好み焼きを提供してくれるお店がひしめき合って存在しています。その中でも、広島お好み焼きの最高峰・人気店として名前を上げられるのが、銀山町「お好み焼き　八昌」です。

銀山町の八昌は2014年5月にオープンと、広島県内のお好み焼き店としては比較的新しい店舗ですが、お好み焼きの確かな味で評判を呼んでいます。そのため、次回の広島版・ミシュランガイドでは必ず掲載されると噂されていました。2018年4月のミシュランガイド更新版では、その噂通りにビブグルマンを獲得している名店です。

それでは、銀山町の「お好み焼き　八昌」の店内・予約などについて紹介していきます。特に営業時間について注意する点がありますので一緒に確認してからお店に足を運ぶことをおすすめします。

広島のお好み焼き店でおいしいとおすすめされるのが「八昌」を名乗るお好み焼き店です。実はこの八昌、「青八昌系」「赤八昌系」「だるま系」など、店舗にかけられているのれんの色で系統が分かれています。八昌を最初に名乗ったは「赤八昌」のお好み焼き店で「元祖八昌系」と呼ばれます。

そして、八昌を人気店に押し上げたとして名高いのは「青八昌系」と呼ばれる青い暖簾が目印の「八昌」です。本店と呼ばれているのは、ミシュランガイドにも掲載されている薬研堀「お好み焼き　八昌」で、こちらの八昌で修業した人たちが独立した際に青色の暖簾を掲げて店舗を営んでいます。

銀山町の「お好み焼き　八昌」、実はこの薬研堀「お好み焼き　八昌」でレジェンドとして名を馳せている大将・小川弘喜さんが腕を振るっています。小川さんは、薬研堀、五日市の順に八昌のお店を開いたのち、こちらの2店舗を弟子に譲りました。せっかくなら、小川さんの味を楽しみたい！と思う人は銀山町の八昌へ行きましょう。

銀山町の八昌は昼のみ営業のためか、比較的入りやすいお店と言われています。予約については可能のようですが、一度電話で確認することをおすすめします。絶対食べたいと思っている人は、予約をして方がいいでしょう。

他の青八昌では、夜のみの営業というのもあるためか、予約をとること自体が難しい店舗も少なくありません。とくに、青八昌本店といわれる薬研堀は、長時間待つ必要があるので予約をとる方がいいですが、4人以上でないと受け付けてもらえません。

広島県外にも青八昌の名を受け継ぐお好み焼き店が点在してます。近くにお店がないか、探してみてもおもしろいでしょう。近くにある八昌と本店の味を食べ比べして楽しむこともできます。

店内は、カウンター席が12席とテーブル席・座敷席20席の全部で32席です。ゆっくりしたいと思うのであればテーブル席や座敷せきの方がいいですが、連日満員必須の店舗です。数人で訪れたとしてもカウンター席に案内される可能性もあると想定しておくことをおすすめします。

一人で訪れるのであればカウンター席に案内される可能性は非常に高くなります。そこでおすすめするのがカウンター席で、お好み焼きを調理している様子をダイレクトに見ることがです。広島お好み焼き界のレジェンドといわれる大将・小川さんが腕を振るう様子をぜひ目に焼き付けてください。

銀山町の八昌で気を付けておかないといけないのが営業時間です。営業時間は10：00～15：00までとなっており、夜は営業していませんので気を付けましょう。銀山町の八昌は、昼のみの営業にはなります。

夜は、本店の薬研堀・八昌へ足を運ぶことをおずずめします。ちなみにこちらは夜のみの営業です。そして、こちらも銀山町同様にすでにミシュランガイドに掲載済の名店です。持ち帰りの予約電話も対応していますので、宿泊先で食べることもできます。

八昌では、お好み焼きを20分～30分かけてじっくり焼き上げてから提供されるため、待ち時間が長いことでも知られています。店の出入り口にも「おまたせするお店です」という注意を喚起する看板が出ているほどです。

人気店のため、お客が押し寄せる上に提供にも時間がかかるため、たとえ平日に行ったとしても並ぶことを想定してから足を運ぶ方がいいでしょう。ですが、それだけ待った先には、広島でも最高峰といわれるお好み焼きを味わうことができます。

食べるときに気になるのが、店内のメニューです。八昌のメニューは、品数が少なく、とてもシンプル。その中でも、絶品と言われている人気メニューがありますので、訪れた際はぜひ食べてみてください。数は少ないですが、サイドメニューもおいしいのでチェックしていきましょう！

「お好み焼き　八昌」に訪れた際に、ぜひ食べてほしいおすすめメニューが「そば肉玉」です。薄く延ばされた生地の上に、キャベツや豚バラの具材が乗せられます。暫くしてからひっくり返し、じっくりと焼かれていきます。

トッピングも可能ですが、ほとんどの人がシンプルなまま食べる人が多いようです。もし、トッピングしたお好み焼きを食べたいのであれば、2度目以降からにしておきましょう。

広島お好み焼き界のレジェンド小川さんは、長年の経験から焼き色や音で仕上がりを判断し、出来上がったお好み焼きが提供してくれます。たっぷりとかかった青のりの風味と生地が絶妙なハーモニーを生み出してくれます。好みでソースやマヨネーズを追加して食べても本来の味を損なうことなく楽しめる一品です。

お好み焼き以外におすすめするメニューが「すじポン」です。蒸した牛のアキレス腱をポン酢で仕上げたさっぱりとした味わいです。

コリコリとした食感が堪らないと、お好み焼きと同様にリピートする人が多い一品になっています。お好み焼きが提供されるまでの待ち時間や箸休めにぴったりの一品ですのでこちらも合わせて注文してみてください。

広島に訪れた際は、お好み焼きは絶対食べたいと思う人が多いと思います。ですが、観光スポットなどを回っていると、食べる時間が無くなってしまう場合も少なくありません。そこで、おすすめするのがお好み焼きの持ち帰りです。電話で事前に予約して持ち帰りすれば待たずに済みます。

お好み焼きの持ち帰りができる店舗としても、八昌はぜひ利用したいお好み焼き店です。持ち帰りのときは、お好み焼き専用の容器に入れられてから渡されるので、中身が崩れることなく安心して持ち帰りすることができます。

やはり、お好み焼きは広島を訪れた際に食べたいマストアイテムのようなものです。持ち帰りができれば、観光スポットを回って疲れていても、宿泊先でゆっくりと食べることができます。野菜と麺がたっぷりつまった広島のお好み焼きを持ち帰りして食べると、お店とはまた違う味わいを体験することができます。

銀山町の「お好み焼き　八昌」のアクセスについて紹介していきます。周辺には、三越などのデパートがあり、広島市内でも中心部に店があります。20分ほど歩けば平和記念公園などにも行けますので、食後に歩いていくのもおすすめです。

電車の場合は、JR広島駅より徒歩約14分です。広島電鉄の銀山町町駅からは、徒歩約3分、胡町駅からは徒歩約2分。そして八丁堀駅は、徒歩約5分となっています。車の場合は、JR広島駅より約6分で到着します。

残念ながら、専用の駐車場はありません。代わりに周辺にコインパーキングがありますので、そちらを利用することをおすすめします。

【近隣のコインパーキング】

• 三井のリパーク広島幟町第4駐車場
• 三井のリパーク広島幟町第7駐車場
• 三井のリパーク広島幟町第9駐車場
• 三井のリパーク広島幟町第10駐車場
• 三井のリパーク広島幟町第12駐車場　

一度食べると病みつきになる名店、銀山町「お好み焼き　八昌」しかも、広島お好み焼き界のレジェンドと呼ばれる人が腕を振るうのであれば、食べないわけにはいきません。地元民からも愛されているお店ですので、旅行者の人はぜひお店に立ち寄り、店内に入れなければ持ち帰りをするなどして食べてみてください！