「由志園」で庭園散策と極上の郷土料理を愉しむ!牡丹の絶景はまさに圧巻!

牡丹の生産地である大根島の由志園は、1万輪以上の牡丹が鑑賞できることで有名です。牡丹のイメージが強いですが、紅葉やダリアなども人気のほか、四季折々の花が育てられています。今回は由志園の絶景ポイントや食事処、売店などについて解説していきます。

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目次

  1. 1大根島の日本庭園「由志園」の魅力を紹介!
  2. 2「由志園」ってどんな場所?
  3. 3「由志園」で庭園散策を楽しもう!
  4. 4「由志園」で食事やおみやげも!
  5. 5「由志園」のアクセス&駐車場情報
  6. 6日本庭園「由志園」で四季折々の花と景観を楽しもう!

大根島の日本庭園「由志園」の魅力を紹介!

島根県の大根島にある「由志園」は山陰地方でも特に有名な日本庭園です。250種類以上の牡丹の花が咲き誇るほか、紅葉にダリア、夏と冬のイルミネーションなど様々な見どころがあります。そのため、地元の人のみならずたくさんの観光客が訪れます。

さらに、食事処・売店・まちの駅など施設も豊富です。今回はそんな由志園の魅力について紹介していきます。

庭園散策から郷土料理まで楽しめるスポット

由志園では美しい庭園の散策ができます。春は牡丹、秋は紅葉やダリアが見頃になるほか、園内では四季折々の花が咲くので、一年を通じて庭園の景観を楽しめます。また、園内にある食事処では、高麗人参などを使った大根島の郷土料理も味わえます。散策でお腹が空いたり、疲れたりした際はぜひご紹介するお店で一休みをしてはいかがでしょうか。

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「由志園」ってどんな場所?

由志園は大根島の名物である牡丹の花が咲き誇ることで人気を博しています。そのほかにもイルミネーション・紅葉・ダリアといった見どころがたくさんあります。由志園の特徴について解説していきます。

牡丹と高麗人参で有名な「大根島」

由志園の所在地である大根島は、牡丹と高麗人参で有名なスポットです。大根島は日本で最も多くの牡丹を生産していて、本数は約80万本、品種にして500以上の牡丹が栽培されています。また、日本における高麗人参の栽培地は大根島を覗くと2箇所しかありません

由志園でも様々な品種の牡丹を栽培していて、園内だけで250種類以上の牡丹を鑑賞できます。また、高麗人参についても売店で購入できるほか、食事処では高麗人参を使った料理を味わえます。

山陰一の規模の「回遊式庭園」

由志園は山陰地方でも随一の規模で有名な庭園です。敷地面積はサッカーグラウンドの4倍以上である12000坪を誇り、4種類の食事処と2種類の喫茶を有しています。また、由志園は回遊式庭園なので実際に歩いて回ることで景色の変化を楽しめます。出雲の風景を表現した湖や木々、滝も見どころです。

庭園を埋め尽くす牡丹は圧巻!

由志園でまず目を引くのが、庭園を埋め尽くすほどの牡丹です。由志園では独自に牡丹苗の生産や品種改良を行っていて、一年を通して牡丹の鑑賞ができます。牡丹園では250種類以上の牡丹が咲いており、まさに圧巻です。あらゆる種類の牡丹が揃っているため、大根島の行事である牡丹祭りの時期には、牡丹番付という人気投票も開催されます。

牡丹の見頃の時期?

最も多くの牡丹が咲く牡丹園は、4月上旬から5月下旬にかけてが見頃の時期になります。ただし、温度調整された室内で牡丹を育てている牡丹館があるので、見頃の時期以外でも牡丹は見られます。冬に花をつける冬牡丹の存在もあり、必ずしも見頃の時期にこだわる必要はありません。

芍薬の時期も見逃せない!

由志園で美しい花を見るならば芍薬が見頃になる時期も見逃せません。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉があるように、芍薬は牡丹と並んで美しい女性の例えに用いられる綺麗な花です。園内には芍薬も非常に多く咲いていて、その数は5000輪に上ります。芍薬は5月中旬から6月上旬が見頃です。

夏と冬のイルミネーションと秋のダリア&紅葉も絶景

由志園では夏と冬の一定期間中の日没後に、イルミネーションが見られます。池泉がライトアップされる水中イルミネーションや、七色に光輝く木々は日中の庭園とはまた違った美しさがあります。

また、紅葉とダリアが見頃になる秋もおすすめのシーズンです。見頃の時期には紅葉が美しいほか、池泉に10万輪のダリアが浮かびます。紅葉とダリアがライトアップされるイルミネーションも絶景です。

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「由志園」の入場料金は?

由志園の入園料金は1人につき800円です。ただし、イルミネーションや紅葉、ダリアなどが見られる時期の入園料金は1000円に値上がりします。また4月下旬から5月上旬の期間は1200円と最も料金が高くなります。小学生から高校生の料金は大人の半額、幼児料金は無料です。

年間パスポートもあり!

年会費を払うと、一年に何度でも入園できる年間パスポートがあります。年間パスポートには年会費1400円の「スタンダードプラス」と年会費2400円の「スウィート」があります。スタンダードプラスは2回の入園で入園料金の元が取れるほか、同伴者1人の料金が100円引きになります。

スウィートはスタンダードプラスより年会費が高い代わりに、同伴者の料金が10名まで100円引きになります。さらに、園内にある喫茶店や食事処の料金が割引になるサービスもあるので、おすすめです。

縁結びパーフェクトチケットがお得!

由志園へ訪れる場合は、「縁結びパーフェクトチケット」の利用がお得です。このチケットは山陰・出雲周辺を通るバスや電車が3日間自由に利用できるというものです。パーフェクトチケットを提示すると、由志園の料金が100円安くなります

チケットは大人が4000円、子どもが2000円かかりますが、他の施設の割引や交通機関を上手く使えば費用を安く抑えられます

「由志園」で庭園散策を楽しもう!

回遊式庭園である由志園では、園内の散策をしながら風景を楽しめます。牡丹や紅葉、ダリアといった名物以外にも見どころがたくさんあります。散策をする際に見ておきたいおすすめのスポットについて解説します。初めて由志園を訪れる方はぜひ参考にしてください。

出雲流で剪定された「黒松」

由志園には合計120本の黒松が植えられています。この黒松は葉が短く、出雲流に剪定されているのが特徴です。

大根島の石で作られた「築山」

園内で存在感を放つのが、大根島の石で作られた築山です。築山は大根島から見た大山をイメージしています。木の高さを利用して大山の標高を再現しています。

園内で最大の「竜渓滝」

「竜渓滝」は由志園で最も規模の大きい滝です。およそ7mの高さの溶岩から激しく水が落ちる姿は、とてもダイナミックです。水流は途中の石によって2つに分かれていて、まるで八岐の大蛇が滝を登っているかのようと例えられます。

牡丹を一年中楽しめる「牡丹の館」

「牡丹の館」は一年中牡丹の鑑賞を楽しめる施設です。温度・湿度・日照などを室内で細かく管理することで、館内では一年を通して牡丹が咲いています。チェルシーフラワーショーで有名な石原和幸さんがデザイナーを務めています。

圧巻の「牡丹庭園」

牡丹庭園の見どころで特に有名なのが、牡丹庭園です。およそ18000輪の牡丹が視界を埋め尽くすかのように咲いていて、庭園は上品な香りに満ちています。人気の品種である「島錦」や、綺麗な黄色で知られる「黄冠」など牡丹の品種は様々です。牡丹の鉢植えを販売する売店もあります。

期間限定の「三万輪の池泉牡丹」

ゴールデンウイークになると、期間限定で「三万輪の池泉牡丹」が開催されます。これは牡丹庭園の池泉に3万輪の牡丹が浮かべられるイベントです。牡丹は赤と白を基調に、中間の桃色や薄い紫色の花も見られ、とても鮮やかです。ゴールデンウイークの最終日は、黄色の牡丹である黄冠が浮かべられる「黄金の池泉牡丹」になります。

牡丹との競演「藤棚」

牡丹を鑑賞するのであれば、藤棚も見逃せません。藤棚は牡丹庭園の横に咲いていて、薄紫色の花が特徴的です。高い場所から垂れ下がる様子は、パーティーの飾りつけのようで華やかです。牡丹と同じく4月下旬から5月中旬が見頃で、牡丹との競演が楽しめます

庭園中央の「雄滝」

「雄滝」は庭園の中央にある滝です。滝が落ちる岩肌と黒松のコントラストが綺麗なことで知られています。マイナスイオンが溢れている滝の近くを歩けば、疲れた心も癒されるでしょう。料亭の近くにあるので、食事をしながら滝を眺めることもできます。

大根島の始まりがわかる「溶岩庭園」

「溶岩庭園」は大根島が生まれた当初にできた溶岩が見られる貴重な場所です。波紋のできた溶岩や、饅頭のような形の溶岩など、面白い形の溶岩がたくさんあります。変わった形の溶岩を探しても楽しいスポットです。

「牡丹観音菩薩」で参拝!

由志園へ訪れる際は、ぜひ「牡丹観音菩薩」で参拝をしましょう。牡丹観音菩薩は初代園主によって建立された像で、終戦後に牡丹の行商で全国を巡った大根島の女性たちを象徴しています。参拝をすると、家族への思いやりやご縁を受けられます。

大根島の湧き水を模した「雌滝」

大根島は川がなかったため、自然に湧き出した泉を大切にしてきた背景があります。「雌滝」はこの湧き水を再現した滝です。雌滝を始め、庭園で流れる水は大根島の地下水を利用しています。

島の風景を思わせる「枯山水庭園」

枯山水庭園は、大根島の湖岸の風景を再現したスポットです。黒松は新田松、島石は湖岸の岩肌を模しています。現在新田松は湖岸で見ることができないので、昔の大根島の風景を想起できる貴重な庭園です。

「由志園」で食事やおみやげも!

由志園には食事ができるお店や、おみやげを扱った売店が複数あります。由志園でおすすめの食事処と売店について解説します。さらに、まちの駅や休憩所についても触れていきます。散策に疲れて一息つきたいときは、これらのスポットを利用してみてください。

郷土料理を味わえる「日本料理 竹りん」

由志園で食事をする場合、まずおすすめしたいのが「日本料理 竹りん」です。大根島の蕎麦を始めとした郷土料理を、庭園を眺めながら食べられます。大根島名物の高麗人蔘豆腐鍋も人気メニューの1つです。竹りん弁当では高麗人参に限らず、大根島で採れた季節の野菜を食べられます。高級な食事を楽しみたい方には、うなぎ料理がおすすめです。

雲州人参ミュージアムの「茶房 一望」

由志園には雲州人参の歴史を展示した雲州人参ミュージアムがあります。この施設の中にある「茶房 一望」で食事が可能です。「一望」はその名が表すように、庭園の池泉を眺めながら食事やお茶を楽しめる喫茶店です。

コーヒーやジュースなどの飲み物が中心ですが、自家製ケーキに抹茶あんみつなどの軽い食事メニューもあります。さらに、高麗人参を使ったお茶やコーヒー、高麗人参ソフトクリームといった由志園ならではのメニューも見どころです。

売店もあり!

由志園にはお土産を販売している売店があります。売店では牡丹がモチーフのグッズや、高麗人参にまつわる食品を取り扱っています。特に牡丹の形をしているだけでなく、あんに牡丹を入れた「ぼたんまんじゅう」は代表的な商品です。あんこが苦手な方はカスタードも選べます。

売店・まちの駅の「牡丹と雲州人蔘の里 人蔘方」

由志園の門前にある「牡丹と雲州人蔘の里 人蔘方」は、売店とまちの駅の2つの面をもつ施設です。大根島で育てた高麗人参の集荷や加工を行っていて、高麗人参をその場で購入できます。もちろん売店には高麗人参以外の大根島の特産品もあります。

また、お手洗いや情報コーナーといったまちの駅の施設も備わっています。由志園へ入る前後にはぜひ立ち寄ってみましょう。

雑貨が揃う「お休み処 やまぼうし」

牡丹の館の周辺にあるのが、「お休み処 やまぼうし」です。焼き物や草木染めを始めとした雑貨の売店です。牡丹のエキスを使ったお香や牡丹の絵柄が可愛いカップなど、牡丹がモチーフのグッズもあります。おしゃれなお土産が欲しい方は、散策の休憩も兼ねてどんな雑貨があるか覗いてみてください。

庭園をゆっくりと眺める「お休み処 翠柳庵」

由志園には「お休み処 翠柳庵」という施設があります。翠柳庵では椅子に座布団が敷かれていて、園内を歩き疲れたときの休憩にもってこいです。庭園の中央と恵まれた位置にあり、くつろぎながら庭園全体を眺められます。屋根があるので、暑いときや雨の日に利用しやすいのも魅力です。

「由志園」のアクセス&駐車場情報

由志園のアクセスと駐車場情報をご紹介します。無料の送迎バス駐車場の料金などお金にまつわる情報もあるので、しっかりと確認をしましょう。紅葉やダリア、イルミネーションが見頃の時期は、アクセスにかかる時間が長くなりやすいので注意が必要です。

アクセス情報

車でアクセスする場合、米子ICからは40分、松江玉造ICからは30分、西尾ICなら12分で由志園に到着します。交通機関でアクセスするなら、松江駅から松江市営バスの第4路線に乗車すると45分ほどで到着します。どちらの方法でも簡単にアクセスできるので、自動車がなかったり交通機関を使いたくなかったりといった場合も安心です。

また、秋から冬のライトアップ期間は、松江駅から由志園までの送迎バスが出ています。土日・祝日の夕方から夜間までしか運行していませんが、無料で乗車可能です。ただし、定員が25人と少なめなので、紅葉やダリアが見頃の時期は早めに松江駅へ行くようにしましょう。

駐車場は?

由志園には無料の駐車場が備わっています。駐車場は300台まで駐車可能なので、満車となる心配も少ないです。そのため、基本的に周辺の駐車場を探す必要はありません。また、電気駐車場用の充電器も用意されています。

「由志園」の基本情報

住所 島根県松江市八束町波入1260−2
営業時間 9:00~17:00
定休日 無休
料金 レギュラーシーズン
大人 800円 小中高生 400円
ハイシーズン(ライトアップ・紅葉などの期間)
大人 900~1000円 小中高生 450~500円
ベストシーズン(ゴールデンウイーク)
大人 1200円 小中高生 600円
幼児は無料
アクセス 米子ICから40分
松江玉造ICから30分
西尾ICから12分
松江駅から市営バスで約45分
駐車場 無料駐車場あり(300台)
URL 公式サイト

日本庭園「由志園」で四季折々の花と景観を楽しもう!

今回は由志園の魅力についてご紹介しました。牡丹を始めとした季節の花郷土料理、イベントなど様々な見どころがあるとお分かり頂けたかと思います。ぜひ由志園へ実際に足を運んで、美しい景観を楽しんでください。

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この記事のライター
清純
食べることが好きで、旅行の際は観光よりも各地の美味しい飲食店巡りをよくしています。

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