牡丹の名産地!島根「大根島」の魅力を味わい尽くす観光ガイド!

島根から車でアクセスができる自然豊かな「大根島」ご存知でしょうか。牡丹と高麗人参の名産地である大根島の歴史を振り返りながら、その魅力に迫っていきます。パワースポットとしてもおすすめの大根島、アクセスポイントの情報を参考に大根島に行ってみませんか。

牡丹の名産地!島根「大根島」の魅力を味わい尽くす観光ガイド!のイメージ

目次

  1. 1魅力満点の小さな島「大根島」
  2. 2「大根島」の由来や魅力について
  3. 3「大根島」のおすすめ観光名所10選!
  4. 4「大根島」の宿泊施設&旅館3選
  5. 5島根「大根島」で自然の神秘を感じよう!

魅力満点の小さな島「大根島」

島根には、湖に浮かぶ小さな島「大根島」があります。初めてこの名前を聞く人も多いのではないでしょうか。大昔、火山が噴火してできた大根島は、現在は観光スポット、おすすめグルメスポットとして脚光を浴びる島になっています。魅力満点の「大根島」の名前の由来とおすすめスポットについて紹介します。参考にしてみて下さい。

噴火によってできた島

大根島ができた由来は19万年前に形成された火山島でした。島の大きさは東西に3.3km、南北に2.2km程度で面積は約6.78㎢です。噴火当時、大根島は海面の方が60mも低く陸地だったと考えられています。度重なる噴火によって現在の様な緩やかな丘の島になったと考えられています。

火山の噴火によってできた島にはいくつもの洞窟もできて、現在はその一部の洞窟が公開されています。貴重な生物も洞窟では発見されていておすすめ観光スポットにもなっています。

日本一低い火山島としても有名

大根島は最高地点が標高約42mという日本一低い火山島で火山噴火で無数の溶岩洞窟ができました。火山活動でできた溶岩洞窟は一部崩落の危険性があり入ることはできませんが、世界的にも珍しい生物が住んでいます。洞窟内の生物は5億年前から姿を変えずにそのまま生き続けている「コムカデ」がいます。

おすすめの国指定天然記念物の竜渓洞では洞窟内部を見学することもできます。火山活動でどのように洞窟が形成されたか、そして今現在洞窟内はどうなっているのかを知るチャンスです。また、海外の研究者も洞窟内の生物生態に高い関心を持つ人もいて洞窟内の研究が行われています。

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「大根島」の由来や魅力について

大根島なんて変わった名前だと思う方も多いでしょう。その名前には由来があります。名前の由来には大根島の歴史と深い関わりがあります。大根島という名前が付いた由来と大根島の魅力についてまとめました。

大根島の名前の由来は?

大根島の名前の由来ですが、大根島では昔、高麗人参の栽培が行われていました。高級な高麗人参を栽培していることが知れ渡ると盗まれる危険があります。そこで高麗人参を大根と偽って栽培していたというものです。このことから大根が採れる島、大根島という名前の由来になったそうです。その他にも名前の由来には諸説あります。

高麗人参と言えば韓国ですが、人参の栽培に適した環境である韓国でさえも栽培は難しいと言われています。現在でも大根島では高麗人参が栽培され世界でもその品質が認められ、韓国にも輸出されるほどです。なぜ大根時まで高麗人参が栽培されたのか、その由来は、松江藩の財政を支えるためだったようです。

牡丹の美しいスポットが多数

大根島に「由志園(ゆうしえん)」という庭園があります。ここにある池はボタンの花で埋め尽くされていて多くの品種が観賞できます。大根島は「牡丹大品評会」というボタンの品評会が開催されるほど街をあげてボタンの育成に力を入れています。

大根島は雲州人参の産地で有名

雲州人参は火山の島である大根島の黒ボク土から生まれ、滋養強壮、動脈硬化、糖尿病に効果があるとされる高麗人参です。雲州人参の栽培には大根島の土壌と水が最適なのですが、連作を嫌う雲州人参は一度栽培すると15年以上おかなければ同じ畑で作れない貴重なもので、人参の中でも最高級品として世界で珍重されています。

大根島の由志園などでは貴重な雲州人参を使った料理やスイーツ、高麗人参コーヒーや高麗人参ソフトクリームなど気軽に食べることができます。

「大根島」のおすすめ観光名所10選!

大根島は島根県では美しい自然とパワースポットが多くあるのでユニークな観光地として人気があります。大根島の厳選した観光スポットを解説するので、島根の観光に使って役立てて下さい。

①竜渓洞

大根島は、火山から噴出した溶岩が固まってできた小島で、大根島が誕生した課程を体感できるスポットとして有名なのが「竜渓洞」です。北西の方向に約100m近く道が続く洞窟で、その形が龍神様の住処のようだといわれたことから、この名前が付きました。竜渓洞に入るには、事前に市の自然観察指導員の方に連絡をすれば可能です。

竜渓洞内部は年間を通じて平均気温15度なので夏は涼しく、冬は暖かいので過ごしやすいです。洞窟に入る際には長靴と懐中電灯が必須なので忘れず携帯して下さい。

竜渓洞の基本情報

名称 竜渓洞
住所 島根県松江市八束町寺津
営業時間 9:00~17:00
電話番号 0852-76-2397
アクセス 松江市より車で約30分
境港市より車で約15分
URL 松江観光協会公式サイト

②弁天島(波入港親水公園)

島根県の宍道湖の東隣にある中海に浮かぶ島の一つ大根島は堤防道路などで本土から渡ることができて、その大根島の南にある波入港には弁天島と言う小島があり、遊歩道の橋が架けられていて親水公園として整備されています。

弁天島からは中海や大山が一望できます。 また、大山から昇る朝日は特に素晴らしいです。波入港親水公園には遊具もあって子連れの方はおすすめです。

弁天島(波入港親水公園)の基本情報

名称 弁天島(波入港親水公園)
住所 島根県松江市八束町波入
URL 松江観光協会公式サイト

③中国牡丹園

大根島は日本一を誇るボタンの生産地です。島の火山灰質の土がボタンの栽培に適しており、江戸時代から徐々に栽培が盛んになり、第二次世界大戦以降は全国に知られる存在になりました。今では年間約180万本を生産、海外にも輸出するほどになっています。

大根島がある八束町は、ボタンのさらなる品種改良を進めるため、平成元年から中国の山東省渮沢市と技術交流を行い、中国牡丹100品種、日本牡丹200品種、1万本のボタンが栽培されています。中国牡丹園は、明るい茶色の瓦屋根と中国風の門を構えた資料館になっています。

中国ボタンは日本のものよりも少し早めに咲き始めるので、その開花に合わせた4月中旬~5月上旬が開園期間となっています。

中国牡丹園の基本情報

名称 中国牡丹園
住所 島根県松江市八束町入江1077
営業時間 9:30~16:00
電話番号 0852-55-5232(松江市農政課)
アクセス JR松江駅より車で約40分
駐車場
URL 松江市公式サイト

④江島大橋

大根島最大の名物スポットと言えば、「江島大橋」通称「ベタ踏み坂」です。中空を切り裂くように延びる激坂が鳥取県と島根県の県境を結ぶ橋で、その急こう配が特徴でテレビCMにも登場しています。最上部は高さ約45mに達し、コンクリート製の桁橋としては日本最大です。

サイクリング道としてもひそかに人気で鳥取県側から登り、県境を越えて下りに差しかかった時に、眼前に広がる中海の風景が絶景です。

江島大橋の基本情報

名称 江島大橋
住所 島根県松江市八束町江島
電話番号 0852-61-5650(松江観光協会)
URL 島根県観光連盟 公式サイト

⑤大塚山公園

「大塚山公園」は、桜の名所としても有名で、毎年4月ごろになると樹齢60年を超える桜を愛でに来る花見客でにぎわいます。その他、こちらでは大根島の特産である牡丹が咲いている温室もあり、1年中鑑賞できるので、シーズン外でも牡丹が見られます。

家族やカップル、グループなどで桜の時期は賑わっています。夜間はライトアップされて幻想的な桜が楽しめます。公園にはアスレチック遊具広場もあるので子連れの方もおすすめです。

大塚山公園の基本情報

名称 大塚山公園
住所 島根県松江市八束町波入2214
URL 松江観光協会公式サイト

⑥日本庭園 由志園

大根島の観光地として人気が高い「日本庭園 由志園」は、ボタンの花で埋め尽くされる池を見れば誰でも感動します。ボタンでけでなく手入れが行き届いた日本庭園の素晴らしさは見る者を圧倒します。高麗人参の生産も有名なので、由志園には雲州人参(高麗人参)ミュージアムもあります。

由志園は、初代園主「門脇栄」が、大根島の観光開発を目的として、1975年に開園したもので、由志園の面積は、4万m2もあり、池を巡る形で造られた日本庭園です。

由志園にはマイナスイオン効果が期待できる滝もいくつかあります。散策しながら滝を見つけたら思い切り深呼吸してみて下さい。庭園内には食事処もありおすすめです。

日本庭園 由志園の基本情報

名称 日本庭園 由志園
住所 島根県松江市八束町波入1260-2
営業時間 9:00~17:00
電話番号 0852-76-2255
アクセス 米子駅から車で40分、松江駅から車で25分、境港駅から車で15分
料金 (レギュラーシーズン)一般800円、小中高生400円、幼児無料
URL 公式サイト

⑦大根島本陣

牡丹庭園「 大根島本陣」は、自然の溶岩庭園で牡丹の花を楽しみながら、屋外水槽の島根県の天然記念物金魚「出雲なんきん」を観たり購入したりできる専門店です。季節ごとに花が見られ、4月中旬から5月中旬には鮮やかな大輪のボタンが、10月から1月は寒ボタンが見頃を迎えます。高齢の方、お子さんにもおすすめです。

大根島本陣の基本情報

名称 大根島本陣
樹諸 島根県松江市八束町入江441-1
電話番号 0852-76-3399
営業時間 9:00~17:00(閉園、4・5月は8:00~18:00)
入園料 無料/(4月中旬~5月中旬のみ)500円
アクセス 東松江駅 車20分
uURL 松江観光協会公式サイト

⑧白華山 観音寺

白華山 観音寺臨済宗南禅寺派で、禅宗のお寺「白華山 観音寺」には、平成になって本堂を新築した際に描かれた天井画が有名です。八束町に住む画家・門脇政男氏に住職が依頼して同寺の山号「白華山」にちなんで、15種類の花々と、梅の枝にウグイスが1羽、20枚の杉板にアクリル絵の具で描かれています。

その他、江戸時代中期の作と言われる十六羅漢など貴重な作品もご覧になれます。

白華山 観音寺の基本情報

名称 白華山 観音寺
住所 島根県松江市八束町波入442
電話番号 0120-958-040
アクセス JR境線「高松町」駅 / JR山陰本線(米子~益田)「東松江」駅 /
JR境線「中浜」駅
URL 松江観光協会公式サイト

⑨中村元記念館

大根島出身でインド思想、仏教学、比較思想学の巨星であった中村元氏をの功績をたたえ生誕100周年を記念して、東洋思想・文化研究の啓発普及を目的として2010年10月10日、中村元の出身地島根県松江市に創立された記念館です。館内ではセミナー・講演などを通じて東洋思想文化に触れることができます。

中村元記念館の基本情報

名称 中村元記念館
住所 島根県松江市八束町波入2060
開館時間 10:00~17:30(入館は17:00まで)
休館日 月曜日、夏季休館日(8月13日~15日)
年末年始 (12月28日~1月4日)
収蔵品整理期間 (1月中旬から2週間程度)
入館料 無料
アクセス 松江駅から車、タクシーで25分
URL 公式サイト

⑩たこ神社

奈良時代に編纂された「出雲風土記」には、「杵築の御崎のたこを捕らえた大鷲がこの島に飛来したことにより『たこ島』と名付けられた」という記載があります。蜛蝫島(大根島)にあった神社が蜈蚣(むかで)島(江島)に移住を命ぜられた住民と一緒に移ったのではないかとも言われています。境内にある島の石(軽石)で造られた灯籠がみものです。

たこ神社の基本情報

名称 たこ神社
住所 島根県松江市八束町江島185
URL 松江観光協会公式サイト

「大根島」の宿泊施設&旅館3選

大根島には宿泊施設としてゲストハウスなど簡易旅館が充実しています。ゲストハウスに宿泊しながらサイクリングなどが楽しめるのでいい思い出を大根島で作ることができます。外国人観光客にも人気の体験学習ができる大根島の宿泊施設は魅力いっぱいです。
いくつかの宿泊施設を紹介しましょう。

①CocoReto ココリト大根島

大根島にある「ココリト大根島」は、中海や穴道湖周辺の観光スポットを楽しむために2018年春にオープンしたばかりです。島内サイクリングや料理、農業・創作体験などを提案してくれるので、ただのんびり過ごすだけでなく大根島で学び・考えるきっかけを作ってくれます。

CocoReto ココリト大根島の基本情報

名称 CocoReto ココリト大根島
住所 島根県松江市八束町遅江465-1
電話番号  0852-67-1533
アクセス JR境線・境港駅から、車で15分。バスで25分。
JR山陰本線・米子駅から、車で30分。
JR山陰本線・松江駅から、車で25分。 バスで40分
URL 公式サイト

②童心の小宿 なみ路

「童心の小宿 なみ路」では、築90年の古民家を改装したゲストハウスで宿泊客を迎えてくれます家庭的な雰囲気と薪のパチパチする音が囲炉裏から聞こえ懐かしさを覚えます。童心の小宿 なみ路は宿泊客に農業体験、BBQ体験、洞窟探検など様々な体験をさせてくれます。

オープンキッチンにある釜戸でナンを焼いたり、都会では絶対に体験できない貴重な経験ができます。

童心の小宿 なみ路の基本情報

名称 童心の小宿 なみ路
住所 島根県松江市八束町亀尻281
電話番号 0852-67-6769
受付時間 9:00~21:00
アクセス 鳥取県:境港駅から15分 島根県:JR松江駅から30分  
バス利用の場合 / バス停亀尻から徒歩で3分
URL 公式サイト

③さわみや旅館

「さわみや旅館」は、宿泊・仕出し・宴会を行う施設で、地元のおすすめの旬な季節の味を提供してくれます。家庭的なもてなしが、自宅にいるような雰囲気にしてくれます。

さわみや旅館の基本情報

名称 さわみや旅館
住所 島根県松江市八束町入江345-5
電話番号 0852-76-2142
URL 松江観光協会公式サイト

島根「大根島」で自然の神秘を感じよう!

度重なる火山噴火で誕生した大根島のおすすめ観光スポットいかがでしたか。火山噴火でできた島と言っても松江からは橋で渡れるので行きやすいのではないでしょうか。牡丹や大根島の由来にもなったとされる高麗人参の名産地、大根島の魅力お分かり頂けましたか。美しい自然がある大根島、是非訪れて下さい。

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この記事のライター
MASA
わんこと旅行が大好きな会社員です。皆さんにとって魅力ある旅情報を発信してして行きますのでよろしくお願いします。

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